GM
遥かな山河。青髭公の過去を垣間見せる、その扉の向こう。
GM
みなで食事をした木の丘も。流れ行く川も、鋭い山も。
GM
血の色の雲は、真夜中にも変わらず、ごく静かに流れている。
玄椎 貞女
まずは真夜中に至るその少し前、夕暮れの妻が登場する。
玄椎 貞女
いつも通りに、一糸まとわぬ体に黒い槌だけを携える。
玄椎 貞女
堕落の国に落ちてより、失われた家族の形をこの城に見出して、
玄椎 貞女
その在りように罅が入ったことに、誰よりも分かりやすく憤っていた。
玄椎 貞女
今はただ静かに、すべての見渡せる場所に立って、その時を待っている。
玄椎 貞女
すなわち、お茶会を終えた先、裁判の時を。
日々の行く先の在り方を決定する分水嶺を。
プリシラ
救世主さまの供として恥じぬよう、自ら仕立てた一張羅を纏うて進む。
プリシラ
堕落の国で末裔として生まれ、その末裔の中でさえ爪弾きにされていたこの娘は、
プリシラ
愛する男に選ばれたその事実を誇りに、彼らに尽くすことをよしとした。
プリシラ
……正直なところ。
わたくしの我慢してきたことを恥ずかしげもなくやってのけみせたあの女のことは、心底好きませんけれど。
プリシラ
わたくしたちをも選んでくれるなら、はぐれものには致しません。
プリシラ
処刑逃れを乞うて、酌量を差し上げてもよろしいのですのよ!
夜明けの妻
真昼を遡れば夜明け。丘に姿を表すは夜明けの妻。
夜明けの妻
水飛沫、波を纏う。水面のきらめきのように薄明るい最初の妻。
夜明けの妻
ただ一人何も変わらぬことのように受け止める顔をしていたけれど、この女もまた己の心に気づいたのだ。
夜明けの妻
狂おしいほどの愛情が全てを壊す前に、我々にはやらねばならないことがあると。
夜明けの妻
真夜中の妻を受け入れるために、真夜中の妻が我々を受け入れるために。
夜明けの妻
彼が我々を愛し続けられるように、真夜中の妻にはそれを理解する時間が必要なのだ。
『真夜中の妻』
自らを見出した男の手に引かれ、ようやく、七つめの扉の外へと。
プリシラ
ドレスを摘んで軽く頭を垂れ、夜明けの君の言葉に応える。
玄椎 貞女
「これでこの城で暮らす全員が、ここに揃ったというわけだ」
『真夜中の妻』
この女もまた、今。この場に立つことがどういうことかは、わかっている。
プリシラ
真夜中へと向ける視線に敵意が籠もらないのは不可能だが、
玄椎 貞女
この女もまた、お茶会の最初に公を問い詰めたときに見せた、苛烈な怒りは収まっている。
玄椎 貞女
だがしかし、救世主の在り方に背くことなく。
夜明けの妻
見据える女の微笑みは暖かいものではなく、少し冷えたもの。
夜明けの妻
ただそれは軽蔑や嫌悪ではない。これから行う事への……僅かな謝意。
夜明けの妻
「ここからは、言葉だけでは語り尽くせぬものを出す時間」
『真夜中の妻』
じっと、見つめる。望むと望まざるとに拘らず、この女も救世主。
『真夜中の妻』
わかっていて。けれど、どうしようもなく。
プリシラ
夕暮れと夜明けの狭間に、末裔の娘もひとつ頷く。
プリシラ
*ありがとうございます。
プリシラの所持するフライパンを貞女に譲渡します。
玄椎 貞女
*このフライパンに最後のひと仕事をやろう。
[ 玄椎 貞女 ] フライパン : 0 → 1
[ プリシラ ] フライパン : 1 → 0
[ プリシラ ] 日刻みの時計 : 1 → 0
プリシラ
1D6+3+2+1 才覚 日刻みの時計 着慣れた衣装 (1D6+3+2+1) > 1[1]+3+2+1 > 7
[ 『青髭公』 ] 日刻みの時計 : 1 → 0
『青髭公』
1d6+2+2 (1D6+2+2) > 5[5]+2+2 > 9
GM
クエストに成功しているので、『真夜中の妻』のHPが-4。
[ 『真夜中の妻』 ] HP : 19 → 15
『真夜中の妻』
*配下の行動から。奉仕を使用。対象は青髭公
幸福な日々の幻影
2d6+1>=7 (2D6+1>=7) > 7[5,2]+1 > 8 > 成功
[ 玄椎 貞女 ] HP : 18 → 15
『青髭公』
2d6+2+2>=7 愛+奉仕 (2D6+2+2>=7) > 6[2,4]+2+2 > 10 > 成功
夜明けの妻
2d6+3>=7 (2D6+3>=7) > 5[3,2]+3 > 8 > 成功
[ 夜明けの妻 ] HP : 20 → 19
玄椎 貞女
堕落の国でおのれの身を護るのは心の疵の力。
玄椎 貞女
しかし、貞女の持つ力は守りではなく研ぎ澄まされた猟奇の力だ。
玄椎 貞女
救世主の攻撃に対しては、ほとんど無防備と言っていい。
夜明けの妻
そこに夜明けの君の手──水の壁が二人の間に割り込む。
夜明けの妻
あなたに傷つけさせはしない。けれどどうか乗り越えて。
夜明けの妻
矛盾した心で、けれどその愛はどうしようもなく青髭公に向いている。
プリシラ
プリシラに発現したその特性は、貞女の暴力とも、夜明けの妻の守りの力とも異なる、
プリシラ
張り巡らした糸でもって戦場を掻き乱す力だ。
プリシラ
2D6+3+1+1+1+2 才覚 多彩な凶器 万能 精確 援護 (2D6+3+1+1+1+2) > 9[3,6]+3+1+1+1+2 > 17
『青髭公』
2d6+2+2+1>=20 (2D6+2+2+1>=20) > 9[6,3]+2+2+1 > 14 > 失敗
玄椎 貞女
2d6+3+3+2-4>=7 猟奇判定 (2D6+3+3+2-4>=7) > 7[4,3]+3+3+2-4 > 11 > 成功
玄椎 貞女
2d6+3+1+4+2 鋭利な凶器+鋭気+殺意+闇雲+援護 (2D6+3+1+4+2) > 2[1,1]+3+1+4+2 > 12
[ 『真夜中の妻』 ] HP : 15 → 3
玄椎 貞女
堕落の国に落ちてくる前より持っていた、呪力のこもる槌である。
『真夜中の妻』
それに対抗するすべは、ユディットにはない。
玄椎 貞女
防がれ得る。槌を構えながら、さらに踏み込む。
プリシラ
「…………!」
愛する夫の苦しげな声に、眉を寄せるが、縫い止めた糸を緩めることはない。
玄椎 貞女
青髭公に見出された愛、妻たちは助け合ってきた。
玄椎 貞女
互いのやりようは分かり、そして信頼している。
『真夜中の妻』
高く悲鳴を上げることすらままならない。
玄椎 貞女
だがその手ごたえが、打ち倒すまでにはいかないことを知り、
玄椎 貞女
『助け合いなさい』『守ってやらねばならない弱い女だ』
『真夜中の妻』
よろよろと、というにも覚束ない所作で顔だけを起こす。
玄椎 貞女
守ってやるつもりはあった。家族に迎え入れるつもりはあった。
玄椎 貞女
それを拒んだのはお前だ。だが、それを責めるつもりはない。
玄椎 貞女
そうせざるを得なかったのだろうという理解はある。
夜明けの妻
2d6+3>=7 (2D6+3>=7) > 6[1,5]+3 > 9 > 成功
[ 幸福な日々の幻影 ] HP : 18 → 17
夜明けの妻
*回復対象はユディット。そこに狂愛 c7
[ 『真夜中の妻』 ] HP : 3 → 0
夜明けの妻
青髭公をプリシラが食い止めるその間に、ざ、と水の音がする。
夜明けの妻
皆の間を縫って指向性の濁流が真夜中に迫る。敵を打ち倒すに足る圧倒的な水量が──けれどそれは外から来た敵に対するものよりも幾ばくかの加減を持ったもの。
夜明けの妻
ユディット、あなたを歪めようとは思いません。
夜明けの妻
ただ、公を愛しているのなら。あなたにもそれを示してほしいだけ。
夜明けの妻
皆で織った幸せな日々。その中にあなたもあってくれるようになれば。
『真夜中の妻』
それを受け容れられなかった女が、水の流れにひととき没する。
『真夜中の妻』
そして、水去った後も倒れ伏したまま。
夜明けの妻
変わらないのは姿かたちばかりで、心は揺れ動いて波を立てる。
GM
*以後、PKに逆境と窮鼠が発動。青髭公の手札が+1、主動作の回数が+1
幸福な日々の幻影
2d6+1>=7 (2D6+1>=7) > 5[1,4]+1 > 6 > 失敗
『青髭公』
2d6+2+1>=7 (2D6+2+1>=7) > 7[6,1]+2+1 > 10 > 成功
『青髭公』
2d6+2+1>=7 (2D6+2+1>=7) > 7[2,5]+2+1 > 10 > 成功
玄椎 貞女
そう言いながら、渋面を作りながらも立っている。
プリシラ
貞女さまのように言葉で語りはしませんが……
玄椎 貞女
覚悟を決めて裁判に至ったんだろ!という視線が痛いぐらいに公に突き刺さる。
『青髭公』
2d6+2+1+6>=7 (2D6+2+1+6>=7) > 7[4,3]+2+1+6 > 16 > 成功
プリシラ
2D6+3+1+1+4+2>=18 才覚 多彩な凶器 万能 精確 援護 (2D6+3+1+1+4+2>=18) > 5[4,1]+3+1+1+4+2 > 16 > 失敗
プリシラ
c(3+2) 威力+援護 c(3+2) > 5
[ 幸福な日々の幻影 ] HP : 17 → 10
『青髭公』
2d6+2+1>=7 (2D6+2+1>=7) > 6[3,3]+2+1 > 9 > 成功
夜明けの妻
2d6+3>=10 (2D6+3>=10) > 7[4,3]+3 > 10 > 成功
夜明けの妻
1d6+5 (1D6+5) > 2[2]+5 > 7
[ 幸福な日々の幻影 ] HP : 10 → 3
幸福な日々の幻影
2d6+1>=7 (2D6+1>=7) > 6[1,5]+1 > 7 > 成功
[ 玄椎 貞女 ] HP : 15 → 12
『青髭公』
2d6+2+1>=7 (2D6+2+1>=7) > 9[4,5]+2+1 > 12 > 成功
玄椎 貞女
2d6+3+3>=12 猟奇判定 (2D6+3+3>=12) > 8[5,3]+3+3 > 14 > 成功
玄椎 貞女
2d6+3+1 鋭利な凶器+鋭気+殺意
(2D6+3+1) > 12[6,6]+3+1 > 16
[ 幸福な日々の幻影 ] HP : 3 → 0
玄椎 貞女
「この女は弱い。お前がそのために戦ってやらねばならない。そうだな?」
『青髭公』
2d6+2+1>=7 (2D6+2+1>=7) > 6[4,2]+2+1 > 9 > 成功
夜明けの妻
2d6+3>=7 (2D6+3>=7) > 6[5,1]+3 > 9 > 成功
[ 夜明けの妻 ] HP : 19 → 18
『青髭公』
2d6+2+1>=7 (2D6+2+1>=7) > 10[6,4]+2+1 > 13 > 成功
[ 玄椎 貞女 ] HP : 12 → 7
『青髭公』
来いと言われたその通りに、男の刃が閃く。剥き出しの肌に向かって。
夜明けの妻
そしてまた水の壁が押し寄せ、二人の間に割り込む。
『青髭公』
しかし、互いの手管は知っている。互いに。
玄椎 貞女
深手を避けるために退く。血が尾を引いて舞う。
玄椎 貞女
妻の膚を傷つけることに対して、この男が苦しまないはずはない。
玄椎 貞女
だからこそおのれの異常性をむき出しに、猟奇を見せて女は叫ぶ。
玄椎 貞女
あなたが見出した夕暮れは、その靭さのある女である。
『青髭公』
2d6+2+1>=7 (2D6+2+1>=7) > 11[5,6]+2+1 > 14 > 成功
プリシラ
2D6+3+1+1+6+2>=18 才覚 多彩な凶器 万能 精確 援護 (2D6+3+1+1+6+2>=18) > 4[1,3]+3+1+1+6+2 > 17 > 失敗
プリシラ
c(3+2) 威力 援護 c(3+2) > 5
プリシラ
Choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》] (choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]) > 《指切り》
[ 『青髭公』 ] HP : 19 → 15
プリシラ
張り巡らした糸を掻い潜られ、その動きを縫い留めることがかなわない。
プリシラ
一方で、やはり、彼の動きはよく知っている。
プリシラ
貞女へと剣を振るうたあなたの背をめがけて、
プリシラ
空間を縫い留めるのではなく、そのはだを刺し穿ちて阻害する、わずかな痛みをもたらす針が。
プリシラ
あなたさまにとっては、それだけではないのでしょう。
『青髭公』
2d6+2+1+2>=7 (2D6+2+1+2>=7) > 9[4,5]+2+1+2 > 14 > 成功
玄椎 貞女
2d6+3+4+2>=14 猟奇判定 (2D6+3+4+2>=14) > 8[6,2]+3+4+2 > 17 > 成功
玄椎 貞女
3d6+3+1+2+2 鋭利な凶器+鋭気+殺意+援護+看破 (3D6+3+1+2+2) > 6[4,1,1]+3+1+2+2 > 14
[ 玄椎 貞女 ] フライパン : 1 → 0
[ 『青髭公』 ] HP : 15 → 0
『青髭公』
2d6+2+1-2 第二ボタン・終幕 (2D6+2+1-2) > 10[6,4]+2+1-2 > 11
GM
12~ 無罪!HPが0となる際に受けた不利な効果を無効とし、HPは0になる前の値に戻す。前科は増える。
[ 『青髭公』 ] HP : 0 → 15
[ 『青髭公』 ] 前科 : 0 → 1
[ 『青髭公』 ] 免罪符 : 1 → 0
玄椎 貞女
動きの鈍った青髭公へ向かい、血を垂れながら女が奔る。
玄椎 貞女
長い柄に重さを乗せて、大振りにも見える貞女の一撃は、
『青髭公』
その声に応えて刃を持ち上げ、貞女を見据える。
玄椎 貞女
気合の声と共に槌は振り抜かれ、青髭公の体を捉えた。
玄椎 貞女
ただの人間、力を持たぬ末裔相手ならば、致命にも値する一撃。
『青髭公』
身体の芯までに響き渡る痛みと衝撃に、大きく吹き飛ぶ。
夜明けの妻
手が動きそうになってしまう。けれど、まだ。
玄椎 貞女
この罅割れた場に意志を持って立とうというのだから、
玄椎 貞女
そう己に言い聞かせるように頭の中だけで言い、槌を強く握り直す。
夜明けの妻
2d6+3>=7 (2D6+3>=7) > 6[5,1]+3 > 9 > 成功
夜明けの妻
1d6+5 (1D6+5) > 6[6]+5 > 11
[ 玄椎 貞女 ] HP : 7 → 18
夜明けの妻
わたくしたちがこれしきで倒れぬことを、あなた様は知っている。
『青髭公』
2d6+2+1>=7 (2D6+2+1>=7) > 3[1,2]+2+1 > 6 > 失敗
プリシラ
2D6+3+1+1+4+2>=7 才覚 多彩な凶器 万能 精確 援護 (2D6+3+1+1+4+2>=7) > 9[6,3]+3+1+1+4+2 > 20 > 成功
『青髭公』
2d6+2+1>=20 (2D6+2+1>=20) > 4[3,1]+2+1 > 7 > 失敗
『青髭公』
2d6+2+1>=7 (2D6+2+1>=7) > 11[5,6]+2+1 > 14 > 成功
[ 玄椎 貞女 ] HP : 18 → 13
『青髭公』
針の巡らせる糸を、わずか、刃で手繰ろうとする。
玄椎 貞女
もっとも前に出て敵を叩き伏せる救世主でありながら、
玄椎 貞女
脆いために守られる必要がある救世主でもある。
『青髭公』
己の見出した妻たちの力が、今まさに目の前にあった。
『青髭公』
2d6+2+1+6>=7 (2D6+2+1+6>=7) > 8[3,5]+2+1+6 > 17 > 成功
プリシラ
2D6+3+1+1>=18 才覚 多彩な凶器 万能 (2D6+3+1+1>=18) > 6[5,1]+3+1+1 > 11 > 失敗
玄椎 貞女
2d6+3-4+3+2>=7 猟奇判定 (2D6+3-4+3+2>=7) > 8[4,4]+3-4+3+2 > 12 > 成功
玄椎 貞女
2d6+4+2+1+2 鋭利な凶器+闇雲+殺意+援護+看破 (2D6+4+2+1+2) > 11[6,5]+4+2+1+2 > 20
[ 『青髭公』 ] HP : 15 → 0
『青髭公』
2d6+2-1+1 (2D6+2-1+1) > 6[5,1]+2-1+1 > 8
GM
6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHPを1点回復して立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
『青髭公』
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
『青髭公』
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 6[3,3]+2 > 8 > 成功
[ 『青髭公』 ] HP : 0 → 1
[ 『青髭公』 ] 前科 : 2 → 2
夜明けの妻
2d6+3>=7 (2D6+3>=7) > 7[4,3]+3 > 10 > 成功
『青髭公』
2d6+2-2+1 (2D6+2-2+1) > 7[4,3]+2-2+1 > 8
GM
6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHPを1点回復して立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
『青髭公』
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
『青髭公』
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 10[4,6]+2 > 12 > 成功
[ 『青髭公』 ] 前科 : 2 → 3
夜明けの妻
*では回復を青髭公に、ここに改めて狂愛d7
[ 『青髭公』 ] HP : 1 → 0
『青髭公』
2d6+2-3+1 (2D6+2-3+1) > 6[3,3]+2-3+1 > 6
GM
6~8 ランダムな能力値で判定し、成功すればHPを1点回復して立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
『青髭公』
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
『青髭公』
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 5[2,3]+2 > 7 > 成功
[ 『青髭公』 ] HP : 0 → 1
[ 『青髭公』 ] 前科 : 4 → 4
玄椎 貞女
刃でつけられた傷も厭わず、女は槌を再び振るう。
玄椎 貞女
傷つけられた妻は、傷つけるあなたを見て、
玄椎 貞女
間違いなく愛を感じている。奇妙なことに。
『青髭公』
その奇妙な愛を、男も感じている。同じように。
玄椎 貞女
骨を砕き、肉を潰すような一撃を、愛でもって与える。
『青髭公』
それを受けて、ぎりぎりの傷を負いながらも。
玄椎 貞女
愛しているからこそ、まだここで終わりではない!
夜明けの妻
女を越えて波が襲い来る。いつか見たような荒れ狂う水が、愛の奔流が。
夜明けの妻
普段はあなたを癒やすさざなみが、今はその体を打ち据えるように愛を叩きつける。
夜明けの妻
それでも膝をつかぬあなたに、返す波がまた打ち寄せる。
『青髭公』
その愛の強さ激しさを、我が身に叩きつけられる。
夜明けの妻
わたくしたちの愛を受けて、愛で受け止めて、愛を持って立ち上がって。
プリシラ
2D6+3+1+1+1+2>=7 才覚 多彩な凶器 万能 精確 援護 (2D6+3+1+1+1+2>=7) > 7[2,5]+3+1+1+1+2 > 15 > 成功
『青髭公』
2d6+2+1>=16 (2D6+2+1>=16) > 10[4,6]+2+1 > 13 > 失敗
玄椎 貞女
2d6+3>=7 猟奇判定 (2D6+3>=7) > 6[3,3]+3 > 9 > 成功
[ 『青髭公』 ] HP : 1 → 0
『青髭公』
2d6+2-4+1 (2D6+2-4+1) > 11[6,5]+2-4+1 > 10
[ 『青髭公』 ] HP : 0 → 1
『青髭公』
2d6+2+1-3>=7 (2D6+2+1-3>=7) > 9[5,4]+2+1-3 > 9 > 成功
玄椎 貞女
2d6+3+6>=9 猟奇判定 (2D6+3+6>=9) > 8[2,6]+3+6 > 17 > 成功
[ 『青髭公』 ] HP : 1 → 0
『青髭公』
2d6+2-5+1 (2D6+2-5+1) > 12[6,6]+2-5+1 > 10
[ 『青髭公』 ] HP : 0 → 1
[ 『青髭公』 ] 前科 : 5 → 6
『青髭公』
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 4[3,1]+2 > 6 > 失敗
プリシラ
2D6+3+1+1+2>=7 才覚 多彩な凶器 万能 精確 (2D6+3+1+1+2>=7) > 11[6,5]+3+1+1+2 > 18 > 成功
『青髭公』
2d6+2+1>=18 (2D6+2+1>=18) > 11[5,6]+2+1 > 14 > 失敗
玄椎 貞女
それさえも満身創痍の男には致命的になってもおかしくないにかかわらず、
プリシラ
張り巡らされた糸は、いつしかその由縁を導くように伸びていた。
玄椎 貞女
2d6+3>=7 猟奇判定 (2D6+3>=7) > 8[2,6]+3 > 11 > 成功
玄椎 貞女
2d6+3+1+2 鋭利な凶器+鋭気+殺意+看破 (2D6+3+1+2) > 7[5,2]+3+1+2 > 13
[ 『青髭公』 ] HP : 1 → 0
『青髭公』
2d6+2-6+1 (2D6+2-6+1) > 12[6,6]+2-6+1 > 9
[ 『青髭公』 ] HP : 0 → 1
[ 『青髭公』 ] 前科 : 6 → 7
夜明けの妻
2d6+3>=7 (2D6+3>=7) > 5[3,2]+3 > 8 > 成功
[ 『青髭公』 ] HP : 1 → 0
『青髭公』
2d6+2-7+1 (2D6+2-7+1) > 7[3,4]+2-7+1 > 3
玄椎 貞女
わかっていても、こうして槌を打ち込むことしかできはしない。
玄椎 貞女
槌を振るう腕は小さく畳まれ、振りはコンパクトになり、
玄椎 貞女
相手の力を削ぐのではなく、とどめを刺し、打ち倒すものに変わっている。
玄椎 貞女
殺さないように加減している? そんなことはない。
玄椎 貞女
裁判でそれはあり得ない。心の疵同士の力がぶつかっているからだ。
玄椎 貞女
もういい、という言葉を飲み込めなくなる寸前だ。
プリシラ
ひび割れた幸福の縫い合わさることを祈りながら。
夜明けの妻
押し留め、いなし、それを乗り越える公をまた打ち据える。
夜明けの妻
愛がある限り止められない男。こうなるまで止められなかったのに、それでも愛を示し続ける男。
夜明けの妻
でも、だから皆こうしてあなたに愛を打ち明け続けていられる。
夜明けの妻
だから、私達が幕を引かなければならない。
夜明けの妻
水はあなたの側に留まる。青髭公の体に纏わりつき、包み込む。
夜明けの妻
愛ゆえに立ち上がる。その生命の続く限りに何度でも立ち上がってしまう。
『青髭公』
まだ、と立とうとする男の、もはや限界を迎えた身体。
夜明けの妻
受け止め、抱え、青髭公はついに横たわる。
『青髭公』
「…………、」 あなたがたを見上げる指先が、ようやく、堪えきれず刃を手放す。
『青髭公』
くちびるの動きだけが。声にならない、吐息のように。
『青髭公』
愛しているよ、と言い残して、目を閉じた。