調停者
一応場に出ているハンドアウトは誰かしらがしっていたりいなかったり、みたいな感じですね。
調停者
クライマックスフェイズですが、「煌めく青い歯車」の【秘密】を獲得しているPCは、望むなら「調停者」を戦闘に参加させられます。
調停者
また、藍色の歯車が崩壊していくのですけども、その崩壊に伴い、毎ラウンド終了時に「速度」が一つずつ消滅します。
調停者
消滅は「1」から順に始まり「6」が消えた段階で戦闘は強制的に終了されます。リミットは実質6ということですね。
調停者
消滅する速度にいるキャラクターは自動的に一つ上の速度へ押し出されます。これによるバッティングはありません。
調停者
【戦場移動】を使用した場合、残った速度の中からプロットします。
調停者
戦闘勝利の条件は、「勝者」が決まるか、参加しているキャラクター全員が脱落するか、6ラウンドが経過することです。なお、6ラウンドが経過した場合や、「調停者」が勝利した場合、どの歯車が「破壊」されるかはGMが決定します。
黒松比折牟
調停者を参加させるメリットってあったっけ。調停者が参加してないと煌めく青い歯車を壊せなかったりするか?
花見川隆史
聞きたかったことを人が聞いてくれる。ありがたいな。
調停者
というかまあ、任意で参加させなくても、現在の状況だと調停者も参加しますので、参加します。
花見川隆史
あとバッティングかな。消える速度に2人いる場合はバッティングがその時点で発生するけど、速度が消えて押し出されて、って時には発生しないって事であってますか?
調停者シノビガミじゃない
「忍術バトルRPG シノビガミ」では毎ラウンドプロットを行う。
のでプロットは基本初めの1回だけですね。
黒松比折牟
【戦場移動】使わない限りはバッティングも1回ですね。
調停者
だから【戦場移動】しなければ速度が消えるのはプロットに関係しないですね
クヌート・ペルレ
バッティングありで毎ラウンドプロット、死だよ。
花見川隆史
あまりにも常人離れしたシナリオなのでおのれがシノビではないことを失念していました。
調停者【斎垣】
シノビガミに登場する忍法。プロット時に数字を宣言し、そのプロットにいたものに1点のダメージを与える。
かな。
黒松比折牟
調停者が毎ラウンド戦場移動してきたら泣けるな。先に調停者を排除すべきなのか?
黒松比折牟
いや、でも私はさっそく判定をしたいところだな。
クヌート・ペルレ
歯車消費の改変が支援行動だから、改変をしようと思ったらさっさと行ったほうがいい
調停者
まあ6ラウンドのうちに全滅させられないで全部改変して調停者倒してねってことですね。
花見川隆史
あ、でも黒松さん鎮痛剤もってるから3、3、2か。
黒松比折牟
あとクヌートさんはバッティング回避の可能性はある。
調停者
【戦場移動】されたら当然、みんなプロットしますからね。
調停者
あとなんか調停者のキャラシに書いてあることすごいので、がんばってね。
*
調停者
藍色の歯車が蠢動し、端からボロボロと崩れていきます。
調停者
「さてさてさてさて、クライマックスですよ~~!! 運命の瞬間! 分岐点です!」
調停者
「精々人間ごときの力でめいっぱい、見苦しくあがいて、さいっこうの未来にしましょうね~!!」
黒松比折牟
「フン。やるべきことは明かされている。あとはやるだけだ」
黒松比折牟
「ついでにピオリム・レオ理論に改名させてやる」そうだろうか?
調停者
「みんなはどの歯車壊す? どの歯車壊す? 歯車壊さないの~?」
調停者
まあみなさんが目指してるルートだと壊さなくていいんですが。
黒松比折牟
「壊す前に、改変すべきことがまだあるようだからな」
調停者
「え~? これまで一緒に助け合った仲間たちの誰かにしわ寄せを押しつけあう様、見れないの~?」
黒松比折牟
「ははは、ゲームと言いながら事実を伏せていたのが無駄になったようだな!」
花見川隆史
「そんな! 僕、調停者さんと争う事になるんですか?」
黒松比折牟
もしかして、最初はこっそり内ゲバするふりしておいた方がよかったか…?! つい勝ち誇ってしまったな……
*
調停者
2D6>=5 (判定:機械) (2D6>=5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(判定成功。【生命力】1点か【正気度】1点回復)
【トラップルーム】
プロットを行うときに使用できる。指定特技の判定に成功すると、速度を決めるサイコロを一つ増やす。ダイス目の公開後、片方のダイス目を自分の速度とし、もう片方のダイス目の速度にいるキャラクター全員に2点のダメージを与える(2人以上が同時に使用した場合、1D6を振って、高い目を出した者から順番に処理を行う)。
黒松比折牟
もしかしてこれ、バッティングとは違う効果?
クヌート・ペルレ
クヌートはバッティングしなくても被ったら一撃で落ちますので祈ってください。
クヌート・ペルレ
こんなに嫌なプロット久しぶりだよ。
調停者
シノビガミくらいガチのクライマックスフェイズ。
黒松比折牟
生命点1で【斎垣】読まなきゃいけない時の顔してます。
ラウンド1
[ 花見川隆史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
[ 黒松比折牟 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ クヌート・ペルレ ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 調停者 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
[ 調停者 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 花見川隆史 ] 生命力 : 3 → 1
クヌート・ペルレ
まあ落ちなくてよかった……よかっ……本当かよ!?
調停者
虚空から歯車が飛び出し、花見川の身体を切りつける。
クヌート・ペルレ 狂気:暴力衝動
トリガー:自分と同じシーンにいるキャラクター(自分も含む)がダメージを受ける。
血だ! とにかくお前は誰かを傷つけたい。
この【狂気】が顕在化したシーンに登場している好きなPCの中から1人を選び、1点のダメージを与える。
黒松比折牟
あっ、これ、自分にもダメージ与えられるか?
調停者
まあバッティングで落ちますしね、危険感知なしだと。
[ クヌート・ペルレ ] HP : 2 → 1
クヌート・ペルレ
避け得ぬ戦闘の気配に、クヌートの雰囲気がぎりりと尖る。
クヌート・ペルレ
他の面々からは見えぬくちびるの内側で。
クヌート・ペルレ
血の出るほどに、頬の肉が噛みちぎられた。
調停者
暴力と狂気が渦巻く中、花見川さんの行動ですね。
ラウンド1 花見川隆史
黒松比折牟
逆に全員一撃で落ちる可能性がデカすぎるので、判定はこのラウンドで済ませたほうがいいかも。
クヌート・ペルレ
改変が先かな……全改変終わっててPCが居残ってれば勝ちの目は残る、と、思う……
黒松比折牟
マジでキツイけど、改変できないで次でバッティングして落ちる方がきついのと、1ラウンドでは落とせない可能性もある。
黒松比折牟
3人で10点ダメージだから、最低3、3、4と出さなきゃいけない。
クヌート・ペルレ
出目によっては4回以上いるからな……
花見川隆史
僕たちは攻撃的なアビリティ持ってないしな。
花見川隆史
いけるんじゃないかな、全員で回想切ればさすがに……
花見川隆史
でもあんまりこれ以上生き残れる気しないです。
クヌート・ペルレ
とりあえず初手改変行ってみて様子見する?
黒松比折牟
まあここで頭取って調停者倒さないと全体攻撃で死ぬとかだったら、もう諦めるしかないとこある。
[ 花見川隆史 ] 時の歯車 : 3 → 1
黒松比折牟
マリナを助けるなら、宇宙人を何とかする必要がある。
黒松比折牟ああっ、UFOの音~!
セッション中はUFOの音が鳴っていた。
調停者
では時の歯車を消費すると、花見川隆史は、UFOが逃げ去ろうとしている現場に飛ばされます。
花見川隆史
切り裂かれた腕をかばいながら、自転車を漕ぎ追いかける。
「待て! この宇宙人ー!!」
宇宙人
「~O()I'U&Y%T$R#E"(意訳:なんだあの自転車は!)」
宇宙人
「こんな技術、まだこの星にはなかったはず……!」
花見川隆史
どうしよう。普通に判定すればいいんですか?
花見川隆史
なんかここだけ12出さないとダメとかないですか?
調停者
あのときやったように、好きな特技で好きに判定してください。
調停者
ないですが、失敗すると失敗ですね。一人だし。
調停者
好奇心で振った方が良いでしょう。また情景でふるってことなんですけど……。
花見川隆史
「思い出せ!! お前たちにもお母さんお父さん……ペットのイヌ……親戚などがいるはずだ!」
花見川隆史
「宇宙の命はみんな平等なんだーーっ!! こんな風にいたずらにもてあそぶなーーーっ!!」
花見川隆史
2D6>=5 (判定:情景) (2D6>=5) > 2[1,1] > 2 > ファンブル(判定失敗。山札から【狂気】を1枚獲得)
花見川隆史
ふざけるなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[ 花見川隆史 ] 正気度 : 3 → 2
花見川隆史
2D6>=5 (判定:情景) (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
花見川隆史
ふざけるなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
花見川隆史
お前!!! わかってんだろうな!!!!!!
花見川隆史
マリナちゃんを救うんだろうが!!!!!!!!!!!
花見川隆史
成功しろーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
調停者
情景パワー使いすぎて出がらしの情景しか出てないんじゃないの。
花見川隆史
まだいける!!!! まだいける!!!!!!
[ 花見川隆史 ] 時の歯車 : 1 → 0
花見川隆史
2D6>=5 (判定:情景) (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
調停者
では隆史の情景パワーで、よくわからない色々な生き物の情報が流し込まれ、宇宙人が発狂しました。
調停者
宇宙人が悪さすることはなくなったので、マリナちゃんに宇宙生物が埋め込まれたりはなくなりました。「脈動する白い歯車」の未来は回避されました。
花見川隆史
「これで……マリナちゃんはきっと……っ!」
花見川隆史
予備の歯車まで使ってしまったのはいけないです。
ラウンド1 調停者
調停者
次のラウンドも【トラップルーム】プロットをしてもらうぞ。
クヌート・ペルレ
選択肢がどんどん減っていく【トラップルーム】やばすぎる。
ラウンド1 クヌート・ペルレ
クヌート・ペルレ
歯車を2個消費して、歪んだ赤い歯車へ。
[ クヌート・ペルレ ] 時の歯車 : 2 → 0
調停者
クヌート・ペルレは一人、暴走トラックの事故が防がれた街に降り立ちます。
調停者
ビルの屋上で、赤い鷹のタトゥーをした人物が、その場を去ろうとしている。
クヌート・ペルレ
《兵器》で判定。シンプルに……射殺するぞ!
クヌート・ペルレ
2D6>=5 (判定:兵器) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
調停者
超人的な力とは関係なく、慣れ親しんだ兵器の暴力。
調停者
これで赤い鷹が危険な活動を行うことはなくなり、シオンが影響を受けることはありません。
調停者
少し無感動なまでに、あっさりと事はなされ、元の世界に戻ってくる。
ラウンド1 黒松比折牟
黒松比折牟
時の歯車を使って過去改変を行う。焼け焦げた銅の歯車の過去へ向かうぞ。
[ 黒松比折牟 ] 時の歯車 : 2 → 0
調停者
撤退を始めている「黄金の蛇の国家」の主力軍、その上空にあなたはいます。
黒松比折牟
なぜ一介の研究者である私が軍隊を何とかせねばならんのだ……?
調停者
止めなければ、レオがブラックホールを作っちゃって世界が飲み込まれますからね。(公開されてないけどやんわりわかられてるでしょう)
黒松比折牟
まあいい、化学者の力を見せてやろう。《化学》を使って判定し、主力軍を壊滅させてやる。
黒松比折牟
2D6>=5 (判定:化学) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
黒松比折牟
本当に爆発させることも可能なんだよな。爆発しました。
調停者
化学的なすごいあれで、すごい爆発が起きました。
調停者
主力軍がすさまじい爆発で壊滅し、これでレオが超科学の研究と実験を強いられることはなくなりました。
黒松比折牟
「いい気になってなどいない。まだお前が残っているからな」
クヌート・ペルレ
「あとはお前を制圧すればいいんだろう」
調停者
「私がお前達をぶちのめして、歯車を壊してやる」
花見川隆史
「戦いはイヤだけど……マリナちゃんのいない未来のほうがもっとイヤだ!」
調停者
すべての「転換点」で「もう一つの『改変』」が行われたため、【管理者権限】をアンロックします。
【管理者権限α】 装備
このエネミーはアビリティを使用する際、判定にプラス2の修正を得る。また、回避を含めた判定にスペシャルで成功した場合【生命力】が2点回復する。
【管理者権限β】 装備
このエネミーに与えるダメージは半分(端数切り上げ)となる。また、このエネミーは顕在化した【狂気】によるダメージ上昇の効果を受けない。
【管理者権限γ】 装備
セッションで一度だけ【生命力】が0になっても脱落せず、自動的に【生命力】を1D3点回復する。
調停者
パキパキパキ、と何かが割れる音を立てながら、調停者の身体から無数の歯車が飛び出している。
調停者
「歯車は壊される、都合のいいハッピーエンドなんて許さない」
調停者
足元で回転している藍色の歯車は崩壊していき、その範囲を狭める。
ラウンド2
調停者
2D6+2>=5 (判定:機械) (2D6+2>=5) > 5[1,4]+2 > 7 > 成功
花見川隆史
(泣)じゃない 決めるしかないんだよ……
[ 花見川隆史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 黒松比折牟 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ クヌート・ペルレ ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 調停者 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 調停者 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
黒松比折牟
いや、もうどうしようもない、ほぼすべて埋まっているから。
[ 花見川隆史 ] 生命力 : 1 → 0
[ 黒松比折牟 ] 生命力 : 2 → 1
狂気:パニック
トリガー:自分がダメージを受ける。
あなたは、暴力が恐ろしい。戦闘になると、その心はひどく動揺してしまう。
自分が新たに【狂気】を公開するまで、戦闘中のファンブル値が1上昇する。
黒松比折牟
さっきは軍隊を相手取っていたのだ、この程度のことで恐怖心を覚えるなど馬鹿らしい。
黒松比折牟
そう思いながらも、息は上がり、頭と体の動きを鈍らせる。
クヌート・ペルレ
「……クロマツは、まだいけるか!?」
花見川隆史
横倒しになった自転車のタイヤがむなしく空回りする。
ラウンド2 調停者
調停者
調停者は5を自分の速度とし、そのまま【戦場移動】を宣言。
ラウンド2 クヌート・ペルレ
クヌート・ペルレ
2D6>=5 (判定:兵器) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
調停者
2D6>=9 (2D6>=9) > 10[4,6] > 10> 成功
調停者このシナリオ、インセインでめちゃめちゃシビアな戦闘させるぞって気持ちありすぎる。
インセインではどちらかというとシビアな戦闘よりもどうしようもない秘密をぶつけられて苦しんだりして辛酸を舐めさせられてきた。
クヌート・ペルレ
まあとりあえず、ライフルが火を吹きました。
調停者
身体から生えた無数の歯車が停止するとともに、弾丸もまた宙に静止する。
黒松比折牟
銃弾を止めるようなやつに勝てるのか……!?
調停者
「それとも今から仲間で殺し合って、壊す歯車を選んだっていいんですよっ」
調停者
「ほら、このメガネはもう倒れてるんだし、歪んだ赤い歯車とか……」
黒松比折牟
「はっ、はは、そうだ。まずは第一に、貴様の思い通りになるのが癪だからな!」
ラウンド2 黒松比折牟
黒松比折牟
人類の叡智であるところの「鎮痛剤」を使用して生命点を1点回復し、調停者に《怒り》の基本攻撃します。
[ 黒松比折牟 ] 鎮痛剤 : 1 → 0
[ 黒松比折牟 ] 生命力 : 1 → 2
黒松比折牟
2D6>=5 (判定:怒り) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
調停者
2D6>=9 (2D6>=9) > 10[4,6] > 10 > 成功
調停者
シン・エヴァンゲリオン劇場版のゲンドウみたいに量子テレポーテーションを繰り返したりします。
黒松比折牟
怒りの化学者パンチが避けられたため、たたらを踏みました。
ラウンド3
調停者
2D6+2>=5 (判定:機械) (2D6+2>=5) > 7[2,5]+2 > 9 > 成功
[ 黒松比折牟 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ クヌート・ペルレ ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 調停者 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 調停者 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ クヌート・ペルレ ] HP : 1 → 0
調停者
超時限的なトラップが発動し、虚空から現れた歯車がクヌートの身体を引き裂く。
クヌート・ペルレ
弾丸を止める相手に、人間の戦うすべでは足りない。
黒松比折牟
自分ではなく花見川が、クヌートが歯車に引き裂かれたのは運でしかない。あるいはなにかの勘か。
黒松比折牟
冷や汗が滲み、息が上がり、パニックの発作に冷静な思考が働かない。
調停者
「とうとうあなた一人になっちゃいましたね~」
調停者
「どう? 一人になってしまえば、歯車選び放題!」
調停者
「それでも私を倒すなんて馬鹿なことを考える?」
黒松比折牟
倒せるわけがない。わずかな可能性があるなら賭けるなどという夢見がちな人間では元来ない。
黒松比折牟
もし冷静であれば、ここでほかの歯車を破壊したかもしれない。
調停者
「それじゃあ、またまた運命のルーレット、回してみましょう~」
ラウンド3 調停者
ラウンド3 黒松比折牟
黒松比折牟
パニックの発作が、今までの判断に比折牟をしがみつかせる。
黒松比折牟
2D6>=5 (判定:怒り) (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
調停者
2D6>=8 (2D6>=8) > 3[1,2] > 3 > 失敗
PC2 秘密 ショック:なし
異空間に来る直前、あなたはある独裁国家に身柄を拘束されていた。黄金の蛇を旗にあしらったその国家は、超常的な兵器の開発を行うため、世界中で科学者を拘束しているらしい。もし過去を変えても十数年後にはレオも自分も連れ去られてしまうのか……? あなたの【本当の使命】は「レオを救い出す」こと、および「レオと自分が未来においても平穏を手に入れる」ことである。
黒松比折牟
ここに、レオを取り戻して得た記憶がある。
黒松比折牟
自分にとって、あの男はなくてはならない存在だ。
レオを喪うわけにはいかない。
黒松比折牟
なぜ私はあの二人にも、それを味わわせたくないと思っている!
調停者
出会ったばかりの、本来であれば知り合うことすらありえない隣人達!
黒松比折牟
振り上げた拳。構えも振りもなっていないそれが、奇妙に強い力でもって調停者を殴りぬける!
黒松比折牟
2d6 ダメージ (2D6) > 11[5,6] > 11
【管理者権限β】 装備
このエネミーに与えるダメージは半分(端数切り上げ)となる。また、このエネミーは顕在化した【狂気】によるダメージ上昇の効果を受けない。
[ 調停者 ] 生命力 : 10 → 4
黒松比折牟
そして、ダメージを与えたので狂気が顕在化します……
狂気:血への渇望
トリガー:自分が誰かにダメージを与える。
あなたは思う存分、残虐に振る舞いたいと思っている。
この【狂気】が顕在化したシーンに登場している自分以外のPC全員が、暴力の分野からランダムに特技1つを選び、恐怖判定を行う。
黒松比折牟
パニックは収まり、代わりに暴力的な衝動……と言うのも生易しい残忍な欲望が湧き上がってくる。
調停者
油断か、慢心か。その一撃は歯車にも、時間の停止にも止められることはなかった。
調停者
「あは、あはははは!! 痛いな~!! 痛い痛い、死んじゃうよ~」
黒松比折牟
拳は届く。希望が胸に沸くのもばかばかしい。
黒松比折牟
冷静な判断は、こんなものを一人で何とかするのは無理だと言っている。
調停者
「それで? あははは、それで? もう一度殴ってみる?」
調停者
「あなたの目的は何? 何のためにここにいるの?」
黒松比折牟
あの冷たく暗い部屋。何の情熱も感じられない研究。
調停者
「頷くだけ。頷くだけで、あなたは暗黒の未来から遠ざかることができる」
黒松比折牟
この言葉に頷いて、忸怩たる気持ちを抱きながら帰り、あの男に顔向けができないと思うとして。
黒松比折牟
それは果たして、レオを喪うのとどちらがましか、そう思ってしまう。
調停者
「結果は変わらないと思わない? まかり間違えて、私を倒せたにしたってさ」
調停者
「きっと二度と会うこともない誰かの、運命が変わるってだけなんですよ?」
黒松比折牟
それでも、価値があったはずだった。そのために、ともに力を尽くしてきたはずだった。
*
黒松比折牟
皮肉にも思える言葉に拳を握りしめるが、返す言葉はない。
調停者
「歪んだ赤い歯車か、発光する山吹色の歯車か、焼け焦げた銅の歯車か」
調停者
「どれか、選んでもらいましょうか、黒松比折牟」
調停者
「どれを破壊するのか。誰を、なかったことにするのか」
クヌート・ペルレ
ごろり、仰向けになって、ただ黒松を見る。
黒松比折牟
それを分かり、しかしふたりと視線を合わせないまま。
クヌート・ペルレ
「…………」 察して、目を閉じた。
調停者
がたん、がたん、がたん、がたん、と、どこからともなく巨大な機械音が鳴り響く。
黒松比折牟
これ、自分が持ってる冷たい銀の歯車の秘密公開しても大丈夫ですかね。
冷たい銀の歯車 秘密 ショック:PC3
成長した「シオン」はテロリストの指導者となり、世界中を恐怖に陥れる。その後は、シオンもまた軍事国家の独裁者となり、狂信的な軍団を組織して世界を蹂躙し、人類を破滅へと導いてしまうのだ。PCは全員《終末》で恐怖判定を行う。この歯車は「破壊」することができない。「焼け焦げた銅の歯車」を破壊した場合、シオンは存在しなかったことになり、この未来は回避される。
調停者
いくつかの歯車が高速で回転し、凄まじい衝突音が響き渡ると――
調停者
「焼け焦げた銅の歯車」は粉々に破壊され、虚空へとかき消える。
クヌート・ペルレ
そのさまを見なかった。見れば、きっと。
調停者
「本当によく頑張りましたね。あなたたちは、人類の未来を救ったのですよ」
調停者
「それではゲーム終了となります。お疲れ様でした」
調停者
「最後にそれぞれ、ご感想を賜りましょうか?」
調停者
「ふーん、あなたは、選びも出来ずに、棚ぼた的に、マリナちゃんを助けてもらっちゃったのに?」
花見川隆史
「でも調停者さんだっていきなり歯車生やしてずるかったじゃん!……じゃなくて」
調停者
だって私管理者だもーん。負けイベントだもーん。
花見川隆史
「こんな……変えられたはいいけど、全部よくなるようにみせかけて、全部はよくなってないじゃないか」
花見川隆史
「早々に転がされた僕が言うことじゃないけどさあ!」
調停者
「まあ、クヌートさんは文句をいいたいかもしれませんけど?」
クヌート・ペルレ
「最後に残ったのがクロマツだったことを喜ぶんだな」
クヌート・ペルレ
深く、重い、どろりとした溜息をつく。
花見川隆史
「それでクヌートさんの気が済むなら僕の矛盾した所をいくらでもギタギタに突きまくってくれ!」
クヌート・ペルレ
「いや……それでも気は済まないだろうな」
クヌート・ペルレ
「いまさら撃ってどうにかなるのか? それで何が変わるわけでも、自分の気が済むわけでもないのに」
調停者
「さてさて、それでは、お開きにいたしましょうか」
調停者
「ゲームクリア! 人類の未来は救われ、愛するものは救われました、約二名!」
調停者
「おめでとうございます、おめでとうございます、シーユーアゲーン!」
GM
笑い声とぱちぱちという拍手の中、あなたがたの記憶は途切れる。