お茶会 1ラウンド

ショチについて:ショチは協力傾向の救世主です。手番を持ち、PC同様に行動の処理を行います。クエストへの挑戦も可能です。
亡者のHP計算などでPC人数を参照する場合や、裁判におけるPCのみに関わる処理(逆転、切り札、クリティカルとファンブルなど)、その他MODなどにおいても、すべてPCと同様に扱われます。
貢献度について:お茶会パートでは、ダンスで活躍することによって「貢献度」を増やすことができます。
裁判フェイズ前に最も貢献度が高いPCには、価値10以下の宝物をプレゼント! レッツ、ダンスバトル!
※お茶会パート終了時点でPC同士の貢献度が並んだ場合は1d100を振り、数字の大きい方を貢献度の高いPCとします。
クエストNo.1
6ペンスコインの力を駆使して、情熱的なダンスを魅せつけろ!
概要:踊って場を盛り上げる。1人で踊ってもいいし、仲間を誘うのもいいかもしれない。
目標値:6
消滅条件:お茶会2ラウンド目終了と同時に消滅。
成功:自身のHPを1点回復(HPの上限を超える)し、達成値と同値の「貢献度」を得る。さらに共に踊ったキャラクターのうち任意の1名にも同値の「貢献度」を与えてもよい(対象はこれを拒否できる)。
失敗/放置:なし
GM
ラウンド1:ショチ
ショチ
「よし、それじゃ行くか!」
ショチ
外へ。
チトセ
「わーっ」
チトセ
点滴台をかついでついていく。
ロルドゥラ
あわわ……
ショチ
1d12 サルサの昼 シーン表 (1D12) > 3
GM
3 踊り。故郷の踊り、救世主の能力、閃き……持てる全てを駆使して踊る。
ディエス
わいわい
ショチ
救世主を連れて広場へと出る。
末裔たち
\わー/ \わー/
ディエス
ワ~ワ~
ショチ
広場に集まった末裔たちに手を振る。
ショチ
「さて……それじゃあ、お手本ってヤツを見せてやりますか!」
チトセ
わ~っ
ロルドゥラ
わあ……
ショチ
「だーれーにー、しようかな~」3人の仲間たちを順番に指さして。
ショチ
「よし決めた、お前だ! 一緒に踊るぞ!」
ショチ
*チトセの疵「快楽主義」を舐め クエスト1に挑戦 ティーセットを使用
ショチ
2d6+3+2=>7 判定(+愛)+ティーセット (2D6+3+2>=7) > 7[2,5]+3+2 > 12 > 成功
[ ショチ ] 貢献度 : 0 → 12
[ ショチ ] HP : 21 → 22
[ チトセ ] 貢献度 : 0 → 12
ショチ
チトセの手を引く。
チトセ
わ~っ。
チトセ
「リハビリからいきましょう」
チトセ
「いきなり動くと死ぬかもしれませんからね」
チトセ
ほんとか?
ショチ
「オメーは死なねーから安心しろ」
チトセ
「えぇ~っ」
チトセ
言いながら身体をうごかしはじめる。
ショチ
「リードしてやる」
ショチ
手を引き、腰に手を回し。
チトセ
「あんっ」
チトセ
「大胆なんですから~」
ショチ
「今更ぁ?」
チトセ
「いやぁ」
チトセ
「知ってましたけど」
ショチ
「『一日の花を摘め』」
ショチ
「オレたちは明日にでも死んでるかもしれねえから、今を大事に楽しもうって意味だ」
ショチ
「このクソ世界で過ごすにはいい言葉だろ?」
チトセ
「そうですねえ」
チトセ
「走馬灯で流れるくらいにはいい言葉」
ショチ
「おうおう。死ぬ時はオレの顔と声と一緒にその言葉でも思い出しときやがれ」
チトセ
「いいですね!」
チトセ
「いい死に方だと思います」
ショチ
「だろ?」
ショチ
くるりと回ってステップ。抱き寄せて離れて、石畳に赤いヒールを鳴らし。
ショチ
踊りを終えて、末裔たちへ手を振る。
ショチ
「はい、終わり」
チトセ
「わあ~」
チトセ
「うまいですねえ、おかげで私まだ倒れてないですよ」
チトセ
「この3ヶ月ずっと踊ってたんです?」
ショチ
「いや、逆さ」
ショチ
「亡者が来ちまうからな。踊りたくてもなかなか踊れなかったんだ」
ショチ
「踊る時は必要に迫られて、亡者をおびき寄せるために。だからまあ、なんだ」
ショチ
「久しぶりに楽しかったなあ!」
チトセ
「ふふふ」
チトセ
「私も人生で一番楽しい踊りでした」
チトセ
「昔いたところじゃ、踊るどころか歩くのも大変でしたからね」
チトセ
「身体が動くっていいですねえ!」
ショチ
「いいぞ! 楽しんでけ楽しんでけ!」
ショチ
「ダンスでのセッションは初めてだけど、動かし慣れた体だからやりやすかったわ~」
[ チトセ ] 快楽主義 : 0 → 1
GM
* * *
GM
ラウンド1:ロルドゥラ
ロルドゥラ
シーン表の10をチョイスします。
GM
10
踊りを終えて一休み。別れてから再会までの3ヶ月の空白。どうしていただろうか。
ロルドゥラ
「しょ、ショチ……あの」
ロルドゥラ
踊りを終えて、一息ついているショチにおずおずと声をかける。
ショチ
「おん?」
ロルドゥラ
「ええと、あの、なんていうか……話が……」
ショチ
「はあーん? いいだろう、聞いてやろうじゃねえか!」
ロルドゥラ
「あ、あの時……」
ロルドゥラ
「私、ショチを……」
ロルドゥラ
むにゃむにゃ。
ショチ
「置いてった?」
ロルドゥラ
「……ごめん」
ショチ
「このヤロー! あのあと大変だったんだからな!」
ロルドゥラ
「ごっ、ごめんなさい!」
ロルドゥラ
「た、助けるのが間に合わなかったら、どうしようって、迷って……それで……」
ショチ
「ガッタガタに揺さぶられて吐きながら知らん街に流れ着いた時の気持ちがわかるか!?」
ロルドゥラ
あわわわ……
ショチ
「終わった……」
ショチ
「だよ!」
ロルドゥラ
「ほ、ほんとに、無事で……よかった」
ロルドゥラ
「ショチ、ひとりじゃ、戦えないから」
ショチ
「そうだぞ」
ロルドゥラ
「三か月も……」
ショチ
「そうだ」
ロルドゥラ
「ごめん……」
ショチ
「オレにはオメーが要るのだ」
ロルドゥラ
罵倒されるショチを前に縮こまるが、一方で安心してしまう。
ロルドゥラ
ショチがわざとらしく怒ってくれて、問題を軽く見せようとしてくれている。
ロルドゥラ
あの時ショチを置いて馬車を降りてしまったことは、こんな怒られ方じゃたぶん済まないのに……
ロルドゥラ
「ううう」
ショチ
「……まあ、悪い事ばっかじゃねえ」
ロルドゥラ
「えっ」
ショチ
「普段だったら絶対踊りそうにないヤツを躍らせるのは、ちょっと楽しいな」
ロルドゥラ
「あわわ……」
ロルドゥラ
あわわ…………
ロルドゥラ
「わっ、わたしは、でも」
ロルドゥラ
「チトセとかショチみたいに、きれいな体じゃないし、柔らかくもないし」
ロルドゥラ
「踊っても、たぶん、亡者も……」
ショチ
「だまれ!」
ロルドゥラ
「ひえっ」
ショチ
「踊れと言っているのだから踊れ!」
ショチ
「踊れ!!!!!!!!!!!!!!!」
ロルドゥラ
「ひええっ」
ロルドゥラ
「はっ、はいっ」
ショチ
「よし」
ロルドゥラ
「がんばる……」
ロルドゥラ
「亡者とも、戦う」
ショチ
「そうだ」
ショチ
「ちゃんと全力でやれよ」
ロルドゥラ
「うっ、うん……」
ロルドゥラ
「わ、私、しょ、ショチの……みんなの役に立つよ」
ショチ
「頼んだぞ」
ロルドゥラ
「うん」
ショチ
「お前もオレが何か変なことしたら、怒っていいからな」
ロルドゥラ
「えっ」
ロルドゥラ
「うっ、うん……わかった」
ロルドゥラ
「怒るのは、苦手で……」
ロルドゥラ
「こ、殺すほうが得意で、……お、踊りは苦手だから」
ロルドゥラ
「踊りのことは、ショチが教えてくれる……?」
ロルドゥラ
*ショチの『臆病』を猟奇で舐めます。
ロルドゥラ
*クエスト1を選択して踊ります
ロルドゥラ
2d6+3=>7 (2D6+3>=7) > 5[1,4]+3 > 8 > 成功
[ ロルドゥラ ] 貢献度 : 0 → 8
[ ショチ ] 貢献度 : 12 → 20
ショチ
「任せろ」
ショチ
「いつもお前にもっと大変な事やらせてっからな」
ロルドゥラ
「えっ」
ロルドゥラ
「そっ、そんなことないよ」
ロルドゥラ
「私ができるのは、殺すことぐらいだから……」
ショチ
「いやあ、その足ならジャンプも映えそうだ。素足でいい足音も鳴らせそうじゃねえか」
ロルドゥラ
「そ、そうなの……?」
ショチ
「わからん! オレは人の踊りしかやってねえ!」
ショチ
「今から……創るぜ! 常識の向こう側を!」
ロルドゥラ
常識の……向こう側を!?
ショチ
「ロルドゥラとオレにしか出来ねえダンスをやってやるぞー!」
ロルドゥラ
「うっ、うん……!」
ショチ
ショチの祈りの力で。
ショチ
「跳んで舞うんだ!」
ショチ
「手足を好きに動かして、全身を使って表現するんだ!」
ロルドゥラ
「あわわ……!」
ロルドゥラ
好きに動かしてと言われても、どう動かしたらいいか、どう動かすのが「好き」なのかもまだ見当がつかないド初心者だ。
ショチ
「ルールは無い……とは言わねえ! ある! まずはその1! 縮こまらねーことだ!」
ロルドゥラ
「はっ、はい!」
ロルドゥラ
言葉に、曲がっていた背筋を気持ち伸ばす。
ショチ
「姿勢を維持したまま、自分のステップを意識しろ!  1,2,3,4!」
ロルドゥラ
「いっ、1,2,3,4……」
ロルドゥラ
単なる復唱でも、足は無意識に言葉通り足踏みをする。
のっぽのマカ
リズムに合わせて、歌と手拍子。
ちびのモリー
楽器を鳴らす。
ショチ
「よし、あとはノれ!!!!!!」
ロルドゥラ
「のっ……ノる!?」
ロルドゥラ
未知の言語だ!
ショチ
「ウソだろ!? 音楽を聴いた時にこう……体を上下に振りたくなったりとか……ないのか!?」
ロルドゥラ
「なっ……あっ……ある……!? ない……!?」
ロルドゥラ
あわわわわ……
ショチ
「足を踏み鳴らして歩くだけでもいい! とりあえず動いてみろ!」
ロルドゥラ
「わわわ、分かった!」
ロルドゥラ
とりあえず口で数字を繰り返しつつ、歩いてみる。
ロルドゥラ
背を伸ばして、音楽に合わせて。
ロルドゥラ
これだけでも、ロルドゥラにとっては初めての経験だった。
ショチ
「そうだ、いいぞいいぞーっ」
チトセ
いいぞー。ひゅーひゅー。
ショチ
ショチもそれに合わせて簡単な動きを繰り返す。
ロルドゥラ
あっ、緊張してきた。末裔のみんなは私の姿を見て、気持ち悪いと指をさしたりしないだろうか……!?
末裔たち
その姿を見て楽しそうに体を揺らしている。
ロルドゥラ
わあ……
ディエス
わからないなりに周りに合わせてぴょんぴょんしている。
ショチ
音楽に即興の歌を合わせる。高く透き通った声が響く。
ロルドゥラ
手を伸ばしたり曲げたりして、だんだん振り付けのようなものができ始める。
ロルドゥラ
さっきのチトセとショチは、どう踊ってたっけ?
ロルドゥラ
とにかく、思い出して体を動かすしかない!
ショチ
先ほどの二人はペアで踊っていた。息を合わせて、同じ方向へ、同じリズムで、手を取り合って。
ロルドゥラ
「しょ、ショチ!」
ロルドゥラ
ショチのほうへ手を差し出す。
ショチ
「おう!」
ショチ
同時に手を差し出す。触れ合った手を握る。
ロルドゥラ
手を握って、ぎこちなく動かし始めて、音楽に乗って踊りめいたものが始まる。
ロルドゥラ
「しょ、ショチ」
ロルドゥラ
「私、がんばるから」
ショチ
「うん」
ロルドゥラ
「ごめんね……」
ロルドゥラ
謝って済む話ではない。
ショチ
「……」
ショチ
首を振る。
ショチ
「あんなの……小さい事だ」
ロルドゥラ
「そんなことないよ」
ロルドゥラ
「だから、次は、ちゃんとやるから……」
ロルドゥラ
「今度は、ちゃんとショチを助ける」
ショチ
「……」
ショチ
「オレみたいな手を下せねえ奴は、きっと仲間候補としちゃ売れ残る物件だ。敵に回すにもやりやすいだろうよ」
ショチ
「だから……ずっと助かってるよ、ロルドゥラ」
ショチ
「あんなのは、本当に小さいことなんだ」
ショチ
「そう思っててくれ。そっちの方が気が楽だ」
ロルドゥラ
「……」
ロルドゥラ
「わかった」
ロルドゥラ
「がんばる……」
ショチ
「それより、ちゃんと踊れたじゃねえか!」
ロルドゥラ
「あ」
ロルドゥラ
「ほ、ほんとだね……」
ロルドゥラ
話すうちに、音楽に合わせてステップ、ステップ。
ロルドゥラ
ひとまずは、なんとなく形にはなっている。気がする。
ショチ
「見てみろよ。アイツらも楽しんでる」
末裔たち
\キャッキャッ/
チトセ
わーわー
ディエス
わあ~っととりあえず手足を動かしている。
ロルドゥラ
「よかった……」
ショチ
「夜まで頑張ってもらうぜ!」
ロルドゥラ
「夜まで!?」
GM
* * *
[ ショチ ] 臆病 : 0 → 1
[ ロルドゥラ ] HP : 20 → 21
GM
ラウンド1:ディエス
ディエス
1d12 (1D12) > 1
GM
1
踊り。汗に濡れた末裔たちが脱ぎ始める。大変だ!
末裔たち
\わー/ \わー/
末裔たち
場が盛り上がる。会場は熱気に満ちてゆく。
ディエス
その熱気を遠巻きに眺め……眺め……
ディエス
「わあ~」
ディエス
どんぶらと末裔に流されている。
ロルドゥラ
「あっ、でぃ、ディエス」
ディエス
「あっロルドゥラ様!」
ロルドゥラ
どんぶらと流されているのをあわあわと見ている。
ディエス
末裔のモッシュピットの上からわぁ~っと手を振っている。
ショチ
「ぎゃははは! どこ行くんだよディエスぅ-!」
ロルドゥラ
手を振ってる……
ロルドゥラ
恐る恐る手を振り返した。
ディエス
ああ~~っと旗を振って末裔の流れを先導する。
ディエス
ロルドゥラたちの方へ流れてきて、着地!
ロルドゥラ
ワアッ……
ディエス
「皆さん踊っておられます!」
ディエス
「ロルドゥラ様も踊っておられますね……よかったですね!」
ロルドゥラ
「えっ、あっ」
ロルドゥラ
「ううう、うん、ごめんね。見苦しいかもしれないけど、がんばるから」
ディエス
「ロルドゥラ様はうまく踊れるのか心配で……先程ショチ様を見ておられたのでしょう?」
ディエス
名推理......という顔をしている。概ねいつも笑顔だが。
ロルドゥラ
絞められた鶏のような声が出た。
ロルドゥラ
「い、いや、ええと」目が泳ぎまくる。
ディエス
「見苦しいなんていうことはありません!見苦しいというのがどういう状態かもぼくはよくわからないのですが……」
ディエス
「皆様とおなじように踊っておられると思います!」
ロルドゥラ
「あわわ……」
ロルドゥラ
「そそそ、そうかな……そうだったかな……」
ディエス
「はい!」
ロルドゥラ
力強い断言に視線がまた泳ぐ。
ロルドゥラ
ディエスは本当に、見苦しいということは『わからない』のだ。
ディエス
「皆様おなじように……」見回す。皆思い思いに脚を動かし、手を振る。
ディエス
そこにどのような機微が、思いがあるかはわからない。けれどそれが"周りとどのぐらい違うのか"ということはわかる。
ロルドゥラ
自分の羽根がぼろぼろで醜くて、同族たちとは比べるべくもないできそこないであることが、ディエスにはピンとこない。
ディエス
ロルドゥラの同族を知らないからか、それともロルドゥラも"救世主"という大きな括りに入れているからなのか。
ロルドゥラ
「おなじだったかな……」
ロルドゥラ
それでも、みんな同じという言葉には、自分の心の柔らかいところが撫でられている感じがする。
ディエス
「はい!踊っておられます!ロルドゥラ様も!」
ディエス
周りの末裔が熱気で衣服を投げ捨て乳を放り出しにして踊っているところまで一緒だとは言えないが、ディエスにとって衣服のあるなしは動きほど重要ではないらしい。
ロルドゥラ
どこか助けを求めるように、ショチのほうへ視線を向けたり、目の前のディエスに目を向けたりする。
ショチ
二人を見ている。音楽が流れ、熱気あふれる場。話の内容までは聴こえていないだろう。
ショチ
楽しそうな顔で、遠巻きに眺めるのみ。
ディエス
周りを見て……平均を真似るように両手足を動かしつつロルドゥラの方へ末裔の波をかき分けてもりもり流れてくる。
ロルドゥラ
「わっ、わあ……」
ロルドゥラ
身構えるさまはどこか怯えるように、末裔のなかで身の置き所をなくして身じろぎをする。
ディエス
その怯えの意味を理解はしないが、周りと何か違うということはわかる。
ディエス
「ロルドゥラ様!わたしには踊るということがよくわかりません、よくわかりませんが……」
ディエス
「踊りましょう!!!!」
ディエス
声がデカい。
ロルドゥラ
ひいっ……!
ディエス
*ロルドゥラの『私は醜い』を才覚で舐めます。才覚って?
ディエス
*クエスト1もやりますしティーセットも使っちゃうぜ!
ディエス
2d6+3+2>=7 (2D6+3+2>=7) > 5[3,2]+3+2 > 10 > 成功
[ ディエス ] 貢献度 : 0 → 10
[ ロルドゥラ ] 貢献度 : 8 → 18
[ ディエス ] 貢献度 : 0 → 11
[ ディエス ] 貢献度 : 11 → 10
[ ロルドゥラ ] 私は醜い : 0 → 1
[ ロルドゥラ ] 貢献度 : 18 → 28
[ ロルドゥラ ] 貢献度 : 28 → 18
[ ロルドゥラ ] 私は醜い : 0 → 1
[ ディエス ] HP : 17 → 18
[ ディエス ] ティーセット : 2 → 1
ロルドゥラ
ディエスの大きな声に、どきどきと胸が高鳴る。
ロルドゥラ
躊躇い、びくつきながら、踊る周囲を見回した。
ロルドゥラ
それから、目の前のディエスを見つめる。
ディエス
どりどりと末裔に揉まれながら踊るディエスも、末裔も、あなたの故郷の人々のような目は向けない。
ロルドゥラ
てらいなく、この楽しい踊りに誘ってくれようとしている。仲間に入れてくれようとしている。
ロルドゥラ
それは少なくともこの瞬間は、元の世界になかった自分の居場所──で、あるような気がした。
ロルドゥラ
「う、うん……!」
ロルドゥラ
一歩足を踏み出し、──
ロルドゥラ
「ああああああ」
ロルドゥラ
末裔たちにどりどりと揉まれる。
ディエス
「わああああ」自分も声を出してみる。
ロルドゥラ
この末裔たちの踊り……激しすぎる!
ディエス
末裔の乳に挟まれたりしながら無心で踊りの真似事をする。
ディエス
「これが楽しいということなのですか?ロルドゥラ様!」
ロルドゥラ
「そそそっ……そうかも……」
ディエス
「なるほどーっ」
ロルドゥラ
「ああああああ」
ロルドゥラ
どりどり……
ディエス
どりどりと揉まれながら踊りゆくのであった……
GM
* * *
GM
ラウンド1:チトセ
チトセ
1d12 (1D12) > 3
GM
3
踊り。故郷の踊り、救世主の能力、閃き……持てる全てを駆使して踊る。
末裔たち
末裔の波が、ディエスを流しながらチトセの元へ。
ディエス
「わあ~」わっしょいわっしょい
チトセ
チトセも踊ってたりとか、末裔を口説いたりとかしていました。わー。
チトセ
「あら」
末裔たち
くちゃくちゃくちゃ~
ディエス
「あ!チトセ様だ!チトセ様ー!」そんなに遠くないのに大声。
チトセ
「あらあらあら、くちゃくちゃになってますね」
ディエス
まあ喧騒の中にあってはちょうどいいのかもしれない。
チトセ
手を引いて末裔の群れから引っ張り出します。
ディエス
「くちゃくちゃになりました!」
ディエス
軽い体が末裔の波からひょいと救い出される。
ディエス
「皆様踊っておられますね!」
チトセ
そのままくるくる、ステップを踏む。
チトセ
「そうですねえ」
ディエス
「なんで踊って亡者がくるのでしょうか?」チトセの真似事をしながら。
チトセ
「ダンスパーティーが好きとか聞きましたねえ」
チトセ
「亡者になっても、まだ本能的な楽しさを覚えてるんでしょうか」
ディエス
「覚えているってすごいですねえ!生前はダンスパーティーが人生だったのでしょうか?」
ディエス
ふと、
ディエス
「亡者にも楽しいということがわかるのでしょうか……?」
チトセ
「うーん」
チトセ
「亡者になったらわかんないんじゃないでしょうか」
ディエス
「なるほどー!」
チトセ
「なんていうか、たぶん、惰性?」
ディエス
「惰性!じゃあ……生前楽しかったということなのですか?」
チトセ
「生前の楽しみがダンス的な何かだったんでしょうねえ」
チトセ
となると私は亡者になったらレイパーになるのかな。
チトセ
それはそれで楽しみな気がする。
ディエス
「ダンス……楽しいのですか?チトセ様もダンスは楽しいですか?」
ディエス
チトセ様は亡者になったらセックスを惰性でするのかな?
ディエス
救世主様が亡者になるのはこわいな~っ!
チトセ
「そうですねえ」
チトセ
「楽しいですよ」
チトセ
「やってみましょうか」
ディエス
「はい!」
チトセ
手を取る。
チトセ
「私は右足を出すので」
チトセ
「ディエスさんは左足からですよ」
チトセ
そのまま、一歩、二歩。ステップを踏む。
ディエス
周りを見回す。こうしている末裔はいない。これは周りと違う踊り方。だからつまり、チトセに教わるしかない。
ディエス
「左足から!」元気よく復唱し、鏡合わせのように。
チトセ
鏡合わせ、同じ動き。
ディエス
真似て、足を出す。
チトセ
それから、繋いだ腕を持ち上げて、くるくるとディエスを腕の中にくぐらせてターンさせる。
ディエス
くるくる回るのを学習して、自分も相手をそのように誘導してみせる。
ディエス
「こう?こうですか?」
チトセ
一回転。ふわりとカーディガンが揺れる。
チトセ
「お上手です」
ディエス
ターンして、流れに任せて手を上げて。
ディエス
「これが楽しいということなのですか?」
チトセ
「そうですねえ」
チトセ
「違う人なのに、動きがピッタリ合ったり」
チトセ
「相手がやりたいことをわかって、動いたり」
チトセ
「そういうことができると、楽しいです」
チトセ
セックスもおなじだね。
ディエス
故郷の村の中では教わらなかった事と、自分を見るかれらと違う、人々の顔。笑顔。
ディエス
「なるほど、なるほど……」
ディエス
何かを咀嚼するような復唱。
ディエス
「……むずかしいです!」
ディエス
「でもなんとなく、いいです!」
チトセ
「いいですね!」
チトセ
「そのなんとなくがいいんですよ」
ディエス
相手を見て、同じことができる。
チトセ
「よくわかんないけど、なんとなく、でいいんです」
ディエス
それは今までできそこないであった自分にとって、ようやく人と同じになれる第一歩であるような気がした。
チトセ
*ディエスの「なりそこない」を愛で舐めます。
チトセ
*クエストもするしティーセットもつかう!!!!!
[ チトセ ] ティーセット : 2 → 1
チトセ
2d6+3+2=>7 判定(+愛) (2D6+3+2>=7) > 11[5,6]+3+2 > 16 > 成功
[ ディエス ] 貢献度 : 10 → 27
[ ディエス ] 貢献度 : 27 → 26
[ チトセ ] 貢献度 : 12 → 28
[ ディエス ] なりそこない : 0 → 1
[ チトセ ] HP : 22 → 23
ディエス
きっと故郷の村の人々からすれば、今のディエスを見ても何者でもない者の真似事のままごとあそびだと断ずるだろう。
ディエス
けれどディエスは、ほんの僅かながら、この踊りという行為になにかの片鱗を見ていた。
チトセ
よかったなあ!
チトセ
よかったなと思いました。
ディエス
いつか……セックスも学ぶぞ~!
チトセ
よくないなあ!
GM
楽しそうな笑い声と音楽が鳴り響く。
GM
皆、踊る、踊る。
GM
踊って、時は進んで。
GM
進んで、進んで。
GM
陽は沈む。
GM
やがて少しずつ人気も疎らになって。
GM
ショチは救世主たちを連れて、最初の小屋へと戻っていた。
ディエス
「ゼエ……ハア……」
ショチ
「はー踊った踊った!」
チトセ
「超踊りましたね」
ショチ
「いい感じにハラも減ってきたなあ!」
ディエス
周りの汗などで湿ったディエスがやってくる。
ショチ
「あれ、ロルドゥラは?」
ディエス
「まだみたいですね」
チトセ
「えっ」
ディエス
「おどってらっしゃる?」
チトセ
「疲れてないんでしょうか」
ディエス
「すごいなあ~」
ショチ
「うっかり置いて先に戻ってきちゃったか」
ショチ
「呼んでくるわ。待ってろ」
ディエス
「はーい」
GM
ロルドゥラが少し休んでいる間に。
GM
いつのまにか周囲からは人気が消えていた。
GM
特に不思議なことではない。みな自由に動いていただけだ。
ロルドゥラ
思ったよりも、踊りに夢中になっていたのかもしれない。
GM
ショチたちも居なかった。小屋へと戻ったのだろうか。
ロルドゥラ
はぐれてしまった。小屋の場所はなんとなく覚えているから、自分も戻るべきだろうか。
ロルドゥラ
すっかり暗くなり、人の気配のなくなった周囲を見回す。
GM
誰もいないかと思った闇の中に、一人。
GM
末裔が立っている。
GM
背を向けたまま動かない。
ロルドゥラ
「……?」
ロルドゥラ
なにか、違和感。
GM
その小さな体つきは、集落の入口で皆を迎えたモリーだろうか。
GM
様子がおかしい。
ロルドゥラ
視線をそちらへ向けて、目を凝らす。
GM
首が、ぐにゃりと伸びて。
GM
伸びて、伸びて、赤い髪を逆さに垂らし。
GM
異形がその姿を現す。
GM
紫に膨れた皮膚、振り乱した髪。その形は、唐辛子によく似ていた。
ゴーストペッパー
亡者『ゴーストペッパー』は踊りに惹かれて現れる。
ゴーストペッパー
ガタガタと全身を揺らしながら、ロルドゥラへと近づいてくる。
ロルドゥラ
「えっ、あっ」
ロルドゥラ
「えっ?」
ロルドゥラ
さっきまで、末裔たちといっしょに踊っていた。
ゴーストペッパー
その末裔が。
ゴーストペッパー
亡者となって、ゆらゆらとリズミカルに近づいてくる。
ロルドゥラ
まるで、踊っているかのように。
ショチ
「ロルドゥラ」
ショチ
背中から聴きなれた声。
ロルドゥラ
「しょっ、ショチ!」
ショチ
「こっちだ。早く小屋に戻るぞ」
ロルドゥラ
慌てて振り返る。
ロルドゥラ
「えっ、あ……」
ロルドゥラ
でも、と言いかけて飲み込む。あるのはショチの姿だけだ。
ロルドゥラ
亡者と相対するにしても、ほかの二人と合流しなければならないだろう。
ロルドゥラ
それに……
ロルドゥラ
「わ、分かった」
ショチ
ショチからも、その亡者の姿は見えている。
ゴーストペッパー
顔こそ原型を留めておらずとも、その身体つきから末裔の面影を見出すのは難しくはない。
ショチ
それを見ても何も顔色を変えずに。
ショチ
ロルドゥラの手を引いて、小屋へと戻っていった。
ロルドゥラ
おとなしく、ついていく。
ショチ
「戻ったぞ」
ディエス
わあ~っ
チトセ
「おかえりなさい」
チトセ
わ~。
ショチ
手際よく扉を締める。
ディエス
「?」なんか変な雰囲気は察する。
GM
重い木の扉に閂をかけると、外からドンと扉を叩く音が聴こえた。
ディエス
「はーい!」元気な返答!
ロルドゥラ
「ま、待って」
ロルドゥラ
そのままだと扉さえ開けかねないので、ディエスに声をかける。
ディエス
「?」
ロルドゥラ
「た、たぶん、亡者……かも」
チトセ
「亡者?」
チトセ
「ゴーストペッパーですか?」
ディエス
「ムッ......!!」
ディエス
スチャ、と旗を構える。
チトセ
「こんな夜に……?」
ロルドゥラ
「……」
ロルドゥラ
「そ、そうだと、思う……けど……」
チトセ
けど……?
ロルドゥラ
むにゃむにゃと含みを持たせて、ショチのほうをうかがう。
ショチ
「……」
ショチ
視線が交わったのに気付きながらも、すぐにそっぽを向いた。
ディエス
「?」
ディエス
ショチの方を見て、逸らされる視線に首を傾げる。
チトセ
おや……?
ロルドゥラ
「ショ、ショチ」
ロルドゥラ
「あれは……」
ショチ
「あん?」
ロルドゥラ
「……ま、末裔の子、だった……よね?」
ショチ
「あー、よく見たらそうだったような」
ディエス
「ええっ……?」
チトセ
「…………」
ロルドゥラ
「昼、の、一緒に踊ってた、だれか……」
ロルドゥラ
「わ、わかんないけど、その子が、……」
ショチ
「ま、いいだろ。ンな事は」
ショチ
遮る。
ショチ
「一休み入れたし、そろそろ踊りを再開しようや」
ロルドゥラ
「えっ」
ディエス
「えーっ、でももう亡者が……いるんですよね?」
ショチ
「知らねーよ」
ショチ
「夜まで踊るって言ったよなあ?」
チトセ
「…………」
ロルドゥラ
「そっ、う、だけど……」
チトセ
こないだ乱交パーティをしたときに聞いた情報を思い出す。
チトセ
あれから3ヶ月? 辻褄は合う。
ディエス
「ショ、ショチ様~?」疑問を浮かべる時の顔で。
ショチ
「しかし参ったなぁ。BGMがなくなっちまった」
ショチ
「ま、いっか。ノリで行こう、ノリで!」
ディエス
ひゃわわわ……
ディエス
「そう言うのであれば~……?」
ディエス
こ、これは楽しい……になるのかな!?
チトセ
「そういえば」
チトセ
「私達以外の救世主っていないんですか?」
ショチ
「なんだ急に」
チトセ
「いえ、なんとなく」
ショチ
「たまに来るけど、すぐに去っちまうよ」
ディエス
「……」
チトセ
「ダンスパーティのたびに亡者が来るんなら、救世主がいないと大変だなあと思って」
ショチ
「だーから言ったろ。亡者来ちゃうから迂闊に踊れねえんだって」
ショチ
「たまに救世主サマが来るときに、こんな感じで手伝ってもらうんだよ」
チトセ
「なるほど~」
ディエス
話の辻褄は合うけれど……
ディエス
よくわかんない~っ
チトセ
「私達とはぐれてから、2回くらいやってます?」
ロルドゥラ
「…………」
ショチ
「……」
ショチ
「踊るのか、踊らねえのか、どっちなんだよ?」
ディエス
「…………」
チトセ
「じゃ、踊りましょっか」
ロルドゥラ
「……」
ロルドゥラ
「うっ、うん」
ディエス
「はい!」
チトセ
「いずれにせよ」
チトセ
「ゴーストペッパーが出たなら倒さないといけませんしね」
ロルドゥラ
「うん……」
GM
明らかにおかしい空気。誰もが違和感に気付いている。
GM
ショチの態度も頑なで、今起こっていることを教えてくれそうにない。
GM
それを調べる術も、この小屋には。
GM
━━一つしかない。
チトセ
「ゴーストペッパーって、なんか」
チトセ
「すごい亡者らしくて」
チトセ
「踊りで場を沸かせない救世主は死ぬらしいんですよ」
ロルドゥラ
「え」
ショチ
「あ……?」
ディエス
「えーーー!?」
チトセ
「だから、多分、踊らないとヤバいですね」
チトセ
「誰か歌とか歌えます? リズムはこのゴーストペッパーの扉を殴る音でいいとして……」
ショチ
「……」
ショチ
「じゃ、オレが歌ってやるよ」
ディエス
「やったー!」
チトセ
「それはよかった」
チトセ
いや、何もよくないな。
ロルドゥラ
「……」
ゴーストペッパー
どん。どん。
ディエス
「踊らないとヤバいということは……踊らなくてはなりまウワーッ!」
ゴーストペッパー
たたく音が。聴こえる方向が。
ゴーストペッパー
少しずつ、増えていく。
チトセ
ショチとはぐれてから3ヶ月。聞いたところによると、救世主が死亡したのは2回。
ディエス
「もしかして、朝まで踊り続けなきゃいけない~っ!?」
チトセ
そして、ゴーストペッパー討伐の依頼をしているのはショチ。
ディエス
朝になったらゴーストペッパーが末裔に戻るとかないかなぁ~っ
チトセ
先程のゴーストペッパーを見たというロルドゥラの慌てぶりに対して、あの反応。
チトセ
つまり……
ディエス
……ショチ様が生きてるっていうことは、そういうことなんだろうな!
ショチ
「で。それじゃ死ぬ気でやってくれるわけだ」
ショチ
「いいぜ。誰から行く?」
チトセ
「じゃあ、私から」
ショチ
「おっ。いいねえ」
ディエス
ワーッと旗を振ります。
チトセ
「せっかくですし、倉庫とかに何か、踊りに使えるものがないか見てみましょうか」
チトセ
「パーカッションだけじゃ寂しいでしょうし」
ショチ
「あん? あー……」
ショチ
「そうだな。何か鳴らすものとかあるかも」
チトセ
ショチの手を取る。
チトセ
「案内してくださいね」
ショチ
「おうおう。任せとけ」
ショチ
二人、その場を後に。