GM
お茶会MODにより亡者は5回行動、横やりなし。
     
    クエスト『火鼠の皮衣』
目標値 10
消滅条件 達成、もしくはお茶会終了と同時に消滅。
成功 『火鼠の皮衣』を獲得する
失敗 小道具をひとつ失う
放置 なし
    クエスト『仏の御石の鉢』
目標値 12
消滅条件 達成、もしくはお茶会終了と同時に消滅。
成功 『仏の御石の鉢』を獲得する
失敗 小道具をひとつ失う
放置 なし
    アイテム『火鼠の皮衣』
裁判において、亡者『弱竹の吸血令嬢』の攻撃をひとりに対し、一度だけ無効化する。
    アイテム『仏の御石の鉢』
判定の達成値を一度だけ+5することができる。
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
余は令嬢の『求婚者は何処』を狙い、『火鼠の皮衣』のクエストに挑戦する予定であるぞ。
     
    
    
    GM
シーン表振る場合は1d6か、なんか好きなシチュエーションで
     
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
風が強いが、さて、亡者への道が開くのは七日七晩先。
     
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
どこもかしこも気配に覆われている。
     
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
堕落の国ではほとんど見ることのできない暖かな光を竹の葉が遮り揺らす。
     
    
    
    
    
    イモムシの末裔
「うむ、いかにも。シトロンと言う。」
     
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「七日七晩。夢を見たものは亡者に招かれ、『求婚』をせねばならない」
     
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「この村では、何度このようなことが行われてきた?」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「ふむ。であるなら、その定めが覆った時」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「余を指し示し、道を開けると言ったのはあの亡者」
     
    
    ルディ=ホワイト
「そうなるならば、それが定めであろう」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「結果を見てみぬことには信じぬだろう」
     
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「それまでは、余はお前の疑い深さを許そう」
     
    
    
    ルディ=ホワイト
『求婚者は何処』を狙い、『火鼠の皮衣』のクエストに挑戦する
     
    
    
    
    ルディ=ホワイト
2d6+5+2=>10 判定(猟奇) (2D6+5+2>=10) > 11[6,5]+5+2 > 18 > 成功
     
    
    [ ルディ=ホワイト ] ティーセット : 2 → 1
    [ ルディ=ホワイト ] 火鼠の皮衣 : 0 → 1
    
    ルディ=ホワイト
指を振るうとヤドリギは消え失せる。
     
    
    [ 弱竹の吸血令嬢 ] 求婚者は何処 : 0 → -1
    
    
    シトロン
「かぐや様とは、もとは2人の救世主であったと聞く」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
降り注ぐ木漏れ日よりもこの男は輝いている。
     
    
    
    ルディ=ホワイト
「この竹林も、村のもてなしもよいものであった」
     
    
    
    ルディ=ホワイト
「最後の歓待を受けるのもより愉しくはなろう」
     
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「もっと阿呆のように愉しむといい」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「『求婚者』に持たせてやればよいだろうに」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    GM
イモムシの末裔、シトロンはその後ろ姿を見送る。
     
    
    
    
    
    GM
今、救世主の輝きによってその姿が照らし出される。
     
    
    
    
    
    
    
    
    弱竹の吸血令嬢
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
指先を動かして、足を動かし、女の方へと向かう。
     
    
    
    
    ルディ=ホワイト
こちらからもまた、そのかんばせを覗き込む。
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
顎を取り、少しだけ指先で撫ぜて離した。
     
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「ならば、このようなことをすることもあろう」
     
    
    
    ルディ=ホワイト
「余を検分しにきたか、それとも──」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    神楽耶
「せっかく顔がいいのを選んでやっておるというのに、片端からつぶしやがる」
     
    
    ルディ=ホワイト
「宝物を求めている、と言っていたな」
     
    
    
    神楽耶
「亡者となってなお、閉じ込められておる妾には」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルーパート
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
     
    
    ルーパート
2d6+5>=7 (2D6+5>=7) > 11[5,6]+5 > 16 > 成功
     
    
    
    神楽耶
2d6+5-2>=7 (2D6+5-2>=7) > 9[6,3]+5-2 > 12 > 成功
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
牙があたたかな皮膚を抉り、血が溢れる。
     
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
腰を抱いたまま、驚きに目を見開く。
     
    
    神楽耶
両手を腕の下から背に回し、強靭な力で抱きしめ、逃がさない。
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「亡者になってもなお囚われ、哀れと思ったが……」
     
    
    ルディ=ホワイト
夢の中、血が滲むのを感じながら、小さく息を吐く。
     
    
    
    ルディ=ホワイト
「まさか、余がこのように傷を受けるとはな」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    神楽耶
「そうだ。求婚者など……いや、ここに住む末裔など、家畜と変わらん」
     
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
男の輝きを覆うように満月が輝いて、眠りの中くらりと気が遠くなる。
     
    
    ルディ=ホワイト
女の甲高い笑い声が、いつまでも耳に残っていた。
     
    
    
    
    
    
    
    GM
確かに、牙で肌を貫いたような痕がくっきりと残っていた。
     
    [ ルディ=ホワイト ] 過保護 : 0 → -1
    [ ルーパート ] HP : 26 → 25
    
    
    
    
    
    
    
    
    GM
日の落ちた宿屋の部屋で、油灯のあかりが揺れる。
     
    
    
    ルーパート
じゃあ、最後にお風呂を頂いて。ルーパートが部屋に戻ってきます。
     
    
    
    
    
    グライ
窓辺で空を眺めていたが、戻ってきたルーパートに気づくと手をひらひら振る。
     
    
    
    ルーパート
「だから、40℃のお湯で出汁は出ません」
     
    
    
    グライ
「でもなんかあるらしいじゃ~ん?湯に浸かってたらなんか……溶けて……みたいな……」手をわやわやさせる 
     
    
    
    
    ルーパート
「マジでやばいひとの目つきは割とわかりますね」
     
    
    グライ
「兄貴さっさと寝ちまって寂しかった~」両手を広げて抱き着くジェスチャー。
     
    
    ルディ=ホワイト
寝付きがめちゃくちゃよく、早寝です。
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルーパート
「なんか……イケる!みたいな瞬間を待つ目というか」
     
    
    
    ルーパート
「ギラギラしてるタイプはあんま怖くないですね」
     
    
    
    
    
    ルーパート
「ギラギラしてるタイプに会ったら、とっとと逃げればいいので」
     
    
    グライ
「あ~なるなる!!逃げりゃい~のか!モーテンだったわ~」
     
    
    グライ
と、笑ったのち、周囲をうかがうように声を潜める。
     
    
    グライ
「ギラギラといえばあの……夢のなかにでてきたやつもなんつかギラギラしてたよな……」
     
    
    
    ルーパート
「どっちかっていうと人を舐めてるほうじゃないです?」
     
    
    
    グライ
「おれっちあれマジでダメで……ダメだった……こわかった……」
     
    
    ルーパート
「なんか……おれさまいちばーん!みたいな……」
     
    
    ルーパート
「ていうかグライさん、そんなに女の人ダメなんですか?」
     
    
    ルーパート
「女の人とすれ違うたびにぼくに隠れるのやめてほしいんですけど……」
     
    
    
    グライ
「いやなんていうか……あの……木とかだと思えばなんとかいけるんだけど……」
     
    
    
    
    
    グライ
「マジで最悪悪夢だったわ……」頭を抱えてウワー!になりました。
     
    
    ルーパート
「ぼくは単にめんどくさそうなひとだなって思いました」
     
    
    
    ルーパート
「ぼく結構ああいう……なんていうんですか?上から目線?の人よく見るんですよ……」
     
    
    グライ
「あ~。そいえばルーちゃん大学のほうから来たんだっけ?確かにいそう、上から目線」
     
    
    ルーパート
「しかも代用ウミガメの末裔って、それだけですごい舐められる時あるんで……」
     
    
    ルーパート
「めんどくさいな~って思ってるんですけど、救世主さまと一緒に色々するようになってからはマシですね」
     
    
    グライ
「いやそれはちょっとわかる。おれっちも兄貴についてくようになって結構なんとかなるようになったっていうか~。いやパねえよね救世主~」
     
    
    グライ
「あとはこ~いうことにならなきゃ最高なんだけどなあ!」
     
    
    
    
    グライ
「おれっちの地元、マジでメスしかいなくて……しかもどいつもめっちゃデカくて怖くてぇ~……ガキの頃からめっちゃどつかれて育って……」
     
    
    グライ
「地元逃げて旅に出てからなんてーの?PTSD……てきな……」
     
    
    グライ
「まあそれだけならまだよかったんだけどさあ、兄貴には敵わんけど、おれっちそこそこ顔が良いじゃん?寄ってくんのよ、女……」
     
    
    
    ルーパート
「まあ……そういう……そういう食いつかれ方……」
     
    
    
    
    
    
    
    ルーパート
「生まれがそういう種族なんでしょうがないですね」
     
    
    
    
    
    
    
    ルーパート
「どっちかっていうと同じ種族でダメな相手のいるほうがめんどくさそうですしね」
     
    
    
    グライ
「グリフォンの女なんかぜって~関わんないほうがいい!」
     
    
    ルーパート
「グライさん他の種族でもダメじゃないですか……」
     
    
    
    
    
    
    ルーパート
2d6+5>=7 (2D6+5>=7) > 5[1,4]+5 > 10 > 成功
     
    
    
    
    ルーパート
「それはルディさんにしておいてください」
     
    
    グライ
「いや~、兄貴はもう好きだから。マジでリスペクトだから」
     
    
    ルーパート
「いや、まあぼくも、出汁飲もうとかしなければ最低限いいですけど……」
     
    
    
    
    ルーパート
「甲羅の影に隠れるくらいはまあいいです」
     
    
    
    
    
    ルーパート
「ルディさんもいますしね。あの人マジで光ってるじゃないですか」
     
    
    グライ
「やべえんだよな兄貴はマジで。なんかあれだよ、オーラがちげーのオーラが」
     
    
    
    
    
    ルーパート
「同室で安眠するには向かないですね……」
     
    
    ルーパート
「でもほら、人目は引いてくれるでしょうし」
     
    
    
    グライ
「ルーちゃん救世主リスペクト足りね~!やべ~」笑っている
     
    
    
    
    ルーパート
「まあ、あの夢の女だけしばいちゃえば、またこう、そっと隠れてられますよ」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    GM
ここに、確かに、男の友情が結ばれたのであった。
     
    
    [ グライ ] 女が怖い : 0 → 1
    
    
    神楽耶
Choice[才覚,愛] (choice[才覚,愛]) > 才覚
     
    
    
    
    
    GM
いつの間にか、グライは竹やぶにひとり立っている。
     
    
    
    
    グライ
風の中。見慣れない黒い空に浮かぶーー煌々と丸い、なにか。
     
    
    
    
    グライ
じっとしていられないので、とりあえず周囲を歩いてみる。
     
    
    
    
    
    グライ
ぶわ、と背中の翼が開いた。全身鳥肌。たとえじゃなく。
     
    
    グライ
「あ”、おあ”、っ………ストップ!ストッププリーズ!ドントムーブ!!」
     
    
    グライ
なぜかカタコトになりながら後ずさる。ここには盾になりそうなものがない。
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    グライ
「……!!!」更に後ろへ下がろうとしたところで、足に絡みついた竹に引っかかって、しりもちをついた。
     
    
    グライ
「にっ、ににに、逃げるっていうか……いやっ……腹ァ……?」
     
    
    
    
    
    
    グライ
最大限顎を引き、背を反らせてその指から逃れようとする。
背中の羽は可哀そうなほど膨らみ逆立っている。
     
    
    
    グライ
そうしてその白い指先を見て……そうだ、夢だ。
ここにきてすぐに見た、夢の女だ。それを思い出す。
     
    
    
    
    
    
    
    グライ
それ以上は後ろに下がれない。されるまま倒される。
自分よりもずっと軽く、弱そうな女に!
     
    
    
    
    
    グライ
ーー目の前の”女”そのものよりも。
グライはその姿に、故郷の女どもを見る。
男のくせにだの、男だからだの、勝手を言ってきた女どもの。
     
    
    
    
    
    
    
    
    グライ
伊達に唯一候補を謳われるほどの救世主の太鼓持ちー果たして鳴っているかは定かではないがーをしているわけではないのだが。
いかんせんこの男の疵は、深くない代わりに広かった。
     
    
    
    
    ルーパート
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
     
    
    
    ルーパート
2d6+1+2>=7 (2D6+1+2>=7) > 7[4,3]+1+2 > 10 > 成功
     
    
    
    
    神楽耶
2d6+5-9>=7 (2D6+5-9>=7) > 2[1,1]+5-9 > -2 > 失敗
     
    
    [ ルーパート ] ティーセット : 1 → 0
    [ ルーパート ] ラストヤリイカ : 1 → 0
    
    
    
    
    
    ルーパート
遠くから声がする。どこともないどこかから。
     
    
    グライ
体が動かない。どんなに抵抗しようとしても、夢の中では心の疵の力さえまともに発揮できないのか、情けない声が上がるばかり。そこに。
     
    
    
    
    
    
    グライ
静かな客間にほとんど悲鳴のような声が響き渡ると同時、飛び起きる。
     
    
    グライ
「はあっはあっはあっはあっ……えああ……?」
     
    
    ルーパート
「おはようございます。まだ夜明け前ですけど」
     
    
    グライ
汗びっしょりだし全身鳥肌だし、羽はばっさばさに膨らんでいる。
     
    
    ルーパート
「どうしました?なんかぴぃぴぃ言ってましたけど……」
     
    
    
    グライ
自分で言った女という言葉に、おお、と震えて肩を抱く。
     
    
    
    
    
    
    グライ
「あっ、でもおれっちルーちゃんのこと売ってないからね!あっちのがおいしいですとか言ってないから!」謎弁明。
     
    
    グライ
「とりあえず…………起こしてくれてありがと……」
     
    
    ルーパート
「ええまあ、こっちもグライさんがぴぃぴぃ言ってて起きたので……」
     
    
    グライ
「それはまじでごめん…………ってか兄貴起きてない?だいじょぶ?セーフ?」
     
    
    
    
    
    
    
    グライ
「えっ、安心するでしょ、光ってると、なんか。
おれっち鳥目だけど兄貴がいると暗くても安心だし」
     
    
    ルディ=ホワイト
ちゃけた話大丈夫ではないのだが、余の輝きは失われてはおらぬ。
     
    
    
    
    グライ
「ま、さんきゅ!ルーちゃんも夢で襲われてたらがんばって助けっからなんか、鳴けよ!」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
笹の葉の擦れる音、合間から降り注ぐ陽光、水の匂いに穏やかな風。
     
    
    ルディ=ホワイト
亡者の気配が引き延ばされてずっと感じているのを除けば、堕落の国では考えらえれないほどの良い気候だ。
     
    
    ルディ=ホワイト
もっとも、太陽の暖かさはこの国のものにはなじまないかもしれんが。
     
    
    グライ
「兄貴について来てからいろいろ見てきたけど、ここはなんてか、やべえな~」
     
    
    
    ルディ=ホワイト
「強力な亡者の心の疵の力は、これほどのことを為す」
     
    
    グライ
「亡者って破壊しかしね~と思ってたけど、こーゆーのだったらちょっとくらいいても……いやヤだな、やっぱねえわ」女だし。
     
    
    ルディ=ホワイト
「この村は亡者のおかげで栄えている、と言ってもいい」
     
    
    ルディ=ホワイト
「我々があの亡者を殺せば、この村は滅びるかもしれぬ」
     
    
    グライ
「そっれっは~…………確かに……でもまあ、良い方にバランス保ててるのって今だからっていうか……」
     
    
    
    ルディ=ホワイト
「うん。そのために、『求婚者』を差し出し続けてきたというわけだ」
     
    
    グライ
さわさわと揺れる笹の葉の間から差し込む光にまぶしそうに眼を細めて。
     
    
    
    ルディ=ホワイト
グライの言葉にほのかに笑い、川の流れから指先を引き上げる。
     
    
    ルディ=ホワイト
輝く指先からしずくがきらきらと零れ落ちる。
     
    
    ルディ=ホワイト
「見逃そうとすれば、我々も顔を潰され、亡者に殺されることになろうな」
     
    
    ルディ=ホワイト
濡れた指先を己の首筋に触れさせた。夢の中で牙を突き立てられた痕がそこにはまだありありと残っている。
     
    
    グライ
「うぇ~、勘弁……」こちらもまた、昨晩の夢を思い出して身震いしながら。
     
    
    
    ルディ=ホワイト
「余があの『かぐや』たち奴(め)を斃そう」
     
    
    
    
    
    
    グライ
「今なんか、鳥肌!鳥肌立った!ぜって~お役にたちますよおれっち!」
     
    
    ルディ=ホワイト
「うん。そなたは余が供に選んだ末裔だ。必ずや余の力になるだろう」
     
    
    グライ
「いや~。この……太陽?もやべえけど、やっぱ兄貴がいちばんやべえよ。
昨日ルーちゃんにも言ったんすけど、兄貴が光ってるとそれだけでおれっち安心するし」
     
    
    グライ
「やっぱおれっちには、兄貴が救世主(アリス)だな!うん!」
     
    
    グライ
*ルディの心の疵『純真』を才覚で舐めます。
ティーセット使用。クエスト『仏の御石の鉢』も挑戦。目標値12!
     
    
    
    グライ
2d6+5+2>=12 (2D6+5+2>=12) > 8[2,6]+5+2 > 15 > 成功
     
    
    
    ルディ=ホワイト
あるかなしかの笑みを浮かべて、男はいつものように鷹揚に肯いた。
     
    
    ルディ=ホワイト
その立ち居振る舞いには、己の力を疑うことのない揺るぎのない自信がある。
     
    
    グライ
「やっぱ救世主ってのもまあまあいろいろ見てきたけど、兄貴はなんていうか、オーラ?が違うんだよな~。絶対デキる救世主~ってかんじ……」
空を仰ぎ、また己の主人たる救世主に目を移し。
     
    
    グライ
昨日起こさなかったくせにけっこう調子のいいことを言っているぞ。
     
    
    ルディ=ホワイト
昨日は輝きながらうなされていました。
     
    
    
    
    グライ
「兄貴に拾ってもらえて、おれっち始祖の白兎みたいにラッキーだな~!っておもうわけっすよ」
     
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「この世の根幹にある御伽──アリスは余の国にはない物語であったが」
     
    
    ルディ=ホワイト
「国を救う存在こそが救世主(アリス)ならば」
     
    
    
    
    ルディ=ホワイト
調子のよいやり取り、太鼓持ちと担がれている旦那、という風情ではあるものの。
     
    
    ルディ=ホワイト
男の持つ力が強力であるのは紛れもない事実だ。
     
    
    ルディ=ホワイト
堕落の国に落ちてあと、己の力に確信を持って、男は裁判を繰り返してきた。
     
    
    
    
    
    グライ
びりびりびり!と電流が走ったように羽が震える。
……感動しているのである。
     
    
    ルディ=ホワイト
「余のために働き、かの女たちをともに屠ろう」
     
    
    
    グライ
この頭の中まで羽で出来ていそうなグリフォンなりに、
主人に対する敬いがあり、畏れもある。
     
    
    グライ
「……もちろん!どこまでもお供させてください、兄貴!」
     
    
    グライ
麗らかな空の下、高らかに(概念的な)太鼓の音が鳴らした。
     
    
    ルディ=ホワイト
他の救世主を殺し、亡者を狩り、あまた血を流して、この男の輝きに翳りはなく。
     
    
    ルディ=ホワイト
生き残ってきてなお擦り減らず、濁らぬまま此処にある。
     
    
    ルディ=ホワイト
それはまさに救世主としての異常性。
     
    
    ルディ=ホワイト
「散歩はこれぐらいにして、村に戻ろうか」
     
    
    ルディ=ホワイト
「ひとりでいては、ルーパートも不安だろう」
     
    
    
    
    
    
    
    グライ
「なんかいい感じの石落ちてる!」爆笑しながら拾って帰りました。
     
    [ グライ ] ティーセット : 1 → 0
    [ ルディ=ホワイト ] 純真 : 0 → 1
    [ ルーパート ] HP : 25 → 24
    [ グライ ] 仏の御石の鉢 : 0 → 1
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    GM
ルーパートは気が付けば、ざわざわと強い風のふく開けた場所に立っている。
     
    
    
    
    
    
    ルーパート
見られるのには慣れている。
ルーパートに向けられるそれがどういう種類のものか。
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルーパート
びゅん、とくうを裂く音に飛び退いて、走って。
     
    
    
    
    
    
    
    ルーパート
走って、転がって、起き上がって、走って。
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    神楽耶
「ほれ、逃げぬとペーストになってしまおうよ」
     
    
    ルーパート
「おまえ、性格の悪さがツラに出てっからな!」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    神楽耶
ひょいと寄せれば、そこにひときわ太い竹が叩きつけられ、土が舞う。
     
    
    
    
    
    ルーパート
「だってこいつマジでさいあくだもん……」
     
    
    
    
    
    
    
    
    ルーパート
それだけで生きるのがこんなにつらい!面倒くさい!
     
    
    
    GM
目まぐるしく変わっていた天気が月夜に固定される。
     
    
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
     
    
    
    ルディ=ホワイト
2d6+3=>7 (才覚) (2D6+3>=7) > 4[1,3]+3 > 7 > 成功
     
    
    
    [ グライ ] ラストヤリイカ : 1 → 0
    
    
    神楽耶
2d6+5-9>=7 (2D6+5-9>=7) > 5[4,1]+5-9 > 1 > 失敗
     
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
星の瞬きとも月の光とも違う輝きが、ふと視界の端に走る。
     
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
男は悠々と歩いてきたかのように、指先を伸ばす。
     
    
    ルディ=ホワイト
ルーパートを背に、神楽耶の手を取った。
     
    
    
    ルディ=ホワイト
「余たちを所望するのは、もう少し先の夜ではなかったか」
     
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「とはいえ、いささか風情を損なう」
     
    
    
    ルディ=ホワイト
穏やかに言って、指先をするりと放した。
     
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「少し前までは、陽の光が照っていた」
     
    
    ルディ=ホワイト
「月も明々と差しているが、今度は太陽の下でお前の姿を見てみたかったな」
     
    
    
    ルディ=ホワイト
「もっとも、月の下でも佳いものだ」
     
    
    ルディ=ホワイト
目を細めて女を見つめた男は、ルーパートを振り返った。
     
    
    ルディ=ホワイト
「そろそろ昼餉の時間だ。またずいぶん、豪勢な食事が待っているぞ」
     
    
    
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
よもや本当に泣いているとは思わなかった。
     
    
    
    ルーパート
「あっ、あのクソ女しれっと消えやがった!」
     
    
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「まあ、そう悪し様に罵ることもない」
     
    
    ルディ=ホワイト
「己の思う侭に振る舞える範囲でそうする女だ」
     
    
    ルディ=ホワイト
「なかなかに好ましい。手折るのが惜しいほどに」
     
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    ルーパート
「えっ、ルディさん食用になるタイプの種族じゃないですよね?」
     
    
    
    ルディ=ホワイト
「そういう意味では、そなたが特別に食事扱いされることもない」
     
    
    ルディ=ホワイト
「……もっとも、そなたの方が味は良いのかもしれないが」
     
    
    
    
    ルディ=ホワイト
「グライにももう少し、そなたへのそうしたからかいを抑えるように言っておこう」
     
    
    ルディ=ホワイト
「あれは少し、調子に乗りすぎるところがあるからな」
     
    
    
    
    ルーパート
「グライさんは目つきそういう感じじゃないんで、ま、いいですけど」
     
    
    
    ルディ=ホワイト
思わず、といった調子で、己の目元に指先をやった。
     
    
    ルディ=ホワイト
「あの女が血を啜るとは、気がつかなかったな」