お茶会 1ラウンド

GM
お茶会パートに入ります。
GM
お茶会MODにより亡者は5回行動、横やりなし。
クエスト『火鼠の皮衣』
目標値 10
消滅条件 達成、もしくはお茶会終了と同時に消滅。
成功 『火鼠の皮衣』を獲得する
失敗 小道具をひとつ失う
放置 なし
クエスト『仏の御石の鉢』
目標値 12
消滅条件 達成、もしくはお茶会終了と同時に消滅。
成功 『仏の御石の鉢』を獲得する
失敗 小道具をひとつ失う
放置 なし
アイテム『火鼠の皮衣』
裁判において、亡者『弱竹の吸血令嬢』の攻撃をひとりに対し、一度だけ無効化する。
アイテム『仏の御石の鉢』
判定の達成値を一度だけ+5することができる。
GM
クエストは挑戦する場合に宣言してください。
GM
GM
お茶会1ラウンド
GM
ルディ=ホワイトの手番
ルディ=ホワイト
余は令嬢の『求婚者は何処』を狙い、『火鼠の皮衣』のクエストに挑戦する予定であるぞ。
GM
了解しました!
GM
シーン表振る場合は1d6か、なんか好きなシチュエーションで
GM
大丈夫です
ルディ=ホワイト
1d6 (1D6) > 5
GM
5 風が強く吹いている
ルディ=ホワイト
今日は風が強いな…………
ルディ=ホワイト
風が強いが、さて、亡者への道が開くのは七日七晩先。
ルディ=ホワイト
どうやって疵を抉ったものか。
GM
ビョウ、ビョウと風の吹く。
GM
高く伸びる竹はしなり、揺れる。
ルディ=ホワイト
亡者のにおい。
ルディ=ホワイト
どこもかしこも気配に覆われている。
GM
それは、微笑んでいるような
GM
さわさわとした音。
ルディ=ホワイト
天に目を向ければ陽光が降り注ぐ。
GM
その様子を見て、歩み寄るもの一人。
ルディ=ホワイト
堕落の国ではほとんど見ることのできない暖かな光を竹の葉が遮り揺らす。
イモムシの末裔
「やあ、これは。救世主の」
ルディ=ホワイト
「お前は……」
ルディ=ホワイト
「ああ、宿の前にいた末裔か」
イモムシの末裔
「うむ、いかにも。シトロンと言う。」
ルディ=ホワイト
「ずいぶんと落ち着いている」
シトロン
「まぁ、なあ。」
ルディ=ホワイト
「七日七晩。夢を見たものは亡者に招かれ、『求婚』をせねばならない」
ルディ=ホワイト
「恐らくは死ぬ、という話だが」
シトロン
「うむ」
ルディ=ホワイト
「この村では、何度このようなことが行われてきた?」
シトロン
「さぁてな」
シトロン
緑の髪を指先に巻き付けたりなどして
シトロン
「毎年、ずっとだよ」
ルディ=ホワイト
「この村の定めか」
シトロン
「そうだろうなぁ」
ルディ=ホワイト
「定めであるから、恐れない」
シトロン
「順番が来たというだけのことだ」
シトロン
「そちらは災難だったがね」
ルディ=ホワイト
「ふむ。であるなら、その定めが覆った時」
ルディ=ホワイト
「お前はどんな顔をする?」
シトロン
「さぁなぁ」
シトロン
「この村から出たことがない」
シトロン
「ここで生まれ、ここで育った」
シトロン
「で、あるからして……」
シトロン
「想像もできぬなぁ」
ルディ=ホワイト
「埒外か」
ルディ=ホワイト
「余は亡者を殺す」
ルディ=ホワイト
「亡者がこの村に根を張るならば」
ルディ=ホワイト
「あるいは……」
ルディ=ホワイト
「……」
シトロン
「…………天は閉ざされ、地は枯れて」
シトロン
「飢餓、苦しみが村を覆うか」
ルディ=ホワイト
「余を指し示し、道を開けると言ったのはあの亡者」
ルディ=ホワイト
「そうなるならば、それが定めであろう」
シトロン
「ふむ」
シトロン
「初めてだと思うかね」
ルディ=ホワイト
「いいや」
ルディ=ホワイト
「救世主が死んだ話は聞いた」
シトロン
「うむ」
ルディ=ホワイト
「だが、余が来た」
シトロン
「ほう」
シトロン
「たいそうな自信だ」
ルディ=ホワイト
「うむ」
ルディ=ホワイト
「余はこうして生きている」
ルディ=ホワイト
「この先も、死なぬであろう」
シトロン
「さぁて」
シトロン
「前の救世主も生きていたよ」
シトロン
「死んだがね」
ルディ=ホワイト
わずかに手を振るう。
ルディ=ホワイト
手のうちには小さな木の枝。
ルディ=ホワイト
「余の死の定めはここにある」
ルディ=ホワイト
「とはいえ」
ルディ=ホワイト
「結果を見てみぬことには信じぬだろう」
ルディ=ホワイト
「七日七晩先になるな」
シトロン
「ああ」
ルディ=ホワイト
「楽しみにしているといい」
シトロン
「そうだなぁ」
シトロン
「それまでに、求婚の作法でも」
シトロン
「学んでおくさ」
ルディ=ホワイト
「それまでは、余はお前の疑い深さを許そう」
シトロン
「寛大なことだ、アリス」
ルディ=ホワイト
『求婚者は何処』を狙い、『火鼠の皮衣』のクエストに挑戦する
ルディ=ホワイト
*ティーセットを使用
GM
横やりないのでどうぞ!
ルディ=ホワイト
2d6+5+2=>10 判定(猟奇) (2D6+5+2>=10) > 11[6,5]+5+2 > 18 > 成功
GM
成功です。
[ ルディ=ホワイト ] ティーセット : 2 → 1
[ ルディ=ホワイト ] 火鼠の皮衣 : 0 → 1
ルディ=ホワイト
指を振るうとヤドリギは消え失せる。
シトロン
「知っておるかね」
[ 弱竹の吸血令嬢 ] 求婚者は何処 : 0 → -1
ルディ=ホワイト
「うん?」
シトロン
「かぐや様とは、もとは2人の救世主であったと聞く」
ルディ=ホワイト
「ほう」
ルディ=ホワイト
「独りに見えたがな」
シトロン
「うむ」
シトロン
「この……竹藪」
シトロン
「これが、輝夜」
シトロン
「夢に出てきた女が神楽耶」
ルディ=ホワイト
「ふたりのかぐや」
シトロン
「うむよ」
GM
ザワザワと、竹のゆれる
ルディ=ホワイト
「御伽衆というやつか」
シトロン
「であろうな」
ルディ=ホワイト
ぐるりを見回し、目を細める。
ルディ=ホワイト
降り注ぐ木漏れ日よりもこの男は輝いている。
ルディ=ホワイト
「惜しいな」
ルディ=ホワイト
「この竹林も、村のもてなしもよいものであった」
ルディ=ホワイト
「そう考えれば、七日七晩」
ルディ=ホワイト
「最後の歓待を受けるのもより愉しくはなろう」
シトロン
「ははは」
シトロン
「ではな、アリス」
ルディ=ホワイト
「うん」
ルディ=ホワイト
「お前もしたり顔などせず」
ルディ=ホワイト
「もっと阿呆のように愉しむといい」
シトロン
「ふふん」
シトロン
「……ひとつ助言をやろう」
ルディ=ホワイト
「許そう」
シトロン
「輝夜が待つのは『誠実なる求婚』」
シトロン
「それには、土産が必要と聞く」
ルディ=ホワイト
「ふうん」
シトロン
「特別なやつだ」
ルディ=ホワイト
「宝物か」
シトロン
「おう」
シトロン
「そのひとつ『火鼠の皮衣』がな」
シトロン
「宿の、一番奥の部屋」
シトロン
「寝台の、板と板の隙間に」
シトロン
「隠されておるよ」
ルディ=ホワイト
「なぜ隠す?」
シトロン
「さぁてな」
ルディ=ホワイト
「『求婚者』に持たせてやればよいだろうに」
ルディ=ホワイト
「ふむ」
シトロン
「ひとつじゃあ足りんのさ」
シトロン
「まあ、しかし……」
シトロン
「『目』は奪えようよ」
ルディ=ホワイト
「ああ」
ルディ=ホワイト
「なるほど、覚えておこう」
シトロン
「うむ」
ルディ=ホワイト
グライかルーパートにやらせるか。
ルディ=ホワイト
宝物というなら喜ぶだろう。
ルディ=ホワイト
では、戻ろう。
GM
イモムシの末裔、シトロンはその後ろ姿を見送る。
ルディ=ホワイト
光り輝くその姿はしばらく目立つ。
ルディ=ホワイト
キラキラキラ……(SE)
GM
隠されてきたもの、守られてきたもの
GM
今、救世主の輝きによってその姿が照らし出される。
GM
かつて、化生のつくりし『火鼠の皮衣』。
GM
それは、火にくべると雪のように白く、美しく
GM
輝くのだという。
GM
GM
お茶会1ラウンド
GM
PKの手番
弱竹の吸血令嬢
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
ルディ=ホワイト
余である。
GM
その、晩のことである。
GM
深い、深い眠りの奥に。
GM
その女はいる。
弱竹の吸血令嬢
「…………」
ルディ=ホワイト
「…………」
ルディ=ホワイト
「かぐや」
弱竹の吸血令嬢
「ほう、妾の名を呼ぶか」
ルディ=ホワイト
「名を聞いたものでな」
ルディ=ホワイト
「夫を求める亡者であると」
神楽耶
「いかにも」
神楽耶
「妾は亡者である」
ルディ=ホワイト
夢の中で五体を確かめる。
ルディ=ホワイト
指先を動かして、足を動かし、女の方へと向かう。
神楽耶
「ふむ」
神楽耶
「救世主にしては良い見目をしておる」
ルディ=ホワイト
こちらからもまた、そのかんばせを覗き込む。
ルディ=ホワイト
「美しいものが好きか」
神楽耶
「好きか?」
神楽耶
「好き、嫌いの問題ではない」
神楽耶
「美しきは妾の傍にあるが定めよ」
ルディ=ホワイト
「なるほど、定めか」
ルディ=ホワイト
そのおとがいへ指先を伸ばす。
神楽耶
「無礼な男だ」
ルディ=ホワイト
「ふむ」
神楽耶
さりとて動きはしない。
神楽耶
竹のように滑らかで冷たい肌。
ルディ=ホワイト
顎を取り、少しだけ指先で撫ぜて離した。
ルディ=ホワイト
「余は『求婚者』であろう」
神楽耶
「そうだな」
ルディ=ホワイト
「ならば、このようなことをすることもあろう」
ルディ=ホワイト
「そなたが余の夢を訪ったのだ」
ルディ=ホワイト
「余を検分しにきたか、それとも──」
GM
竹の揺れる音
ルディ=ホワイト
「余に触れに来たか」
神楽耶
「その顔」
神楽耶
「潰れる前によく見ておこうと思ってな」
ルディ=ホワイト
「潰すか」
神楽耶
「妾ではない」
ルディ=ホワイト
「もうひとりのかぐや」
神楽耶
「忌々しきはあの女よ」
神楽耶
「せっかく顔がいいのを選んでやっておるというのに、片端からつぶしやがる」
ルディ=ホワイト
「宝物を求めている、と言っていたな」
神楽耶
「らしいなぁ」
神楽耶
「亡者となってなお、閉じ込められておる妾には」
神楽耶
両手を首へとのばす。
ルディ=ホワイト
身じろぎもせず見つめている。
神楽耶
冷たい指先が血管をなぞる。
神楽耶
「こうして、夢に入り込み」
ルディ=ホワイト
人の体温で、その冷たさを味わう。
神楽耶
身を寄せる
神楽耶
胸元へ
ルディ=ホワイト
抱きとめ、腰にそっと触れる。
神楽耶
「束の間の逢瀬を……」
神楽耶
首筋へ……
神楽耶
*ルディ=ホワイトの過保護を猟奇で抉ります
ルーパート
*横槍します
ルーパート
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
ルーパート
2d6+5>=7 (2D6+5>=7) > 11[5,6]+5 > 16 > 成功
ルーパート
1d6 効果量 (1D6) > 2
神楽耶
2d6+5-2>=7 (2D6+5-2>=7) > 9[6,3]+5-2 > 12 > 成功
ルディ=ホワイト
何……だと……!?
ルーパート
起こせなかったようです。
ルディ=ホワイト
スヤ…………
ルーパート
すや……
神楽耶
「楽しむしかなくてな」
GM
そういうと、女は大きく口を開き……
ルディ=ホワイト
「!」
GM
首筋に鋭い牙を立てた
ルディ=ホワイト
牙があたたかな皮膚を抉り、血が溢れる。
神楽耶
舌先が皮膚を撫でる。
神楽耶
あふれだす血液を啜り、喉を鳴らす。
ルディ=ホワイト
その舌先の冷やかさ。
ルディ=ホワイト
腰を抱いたまま、驚きに目を見開く。
神楽耶
両手を腕の下から背に回し、強靭な力で抱きしめ、逃がさない。
神楽耶
「キハハハハハ!」
神楽耶
真っ赤に染まった唇を舐め、笑う。
ルディ=ホワイト
「かぐや……」
ルディ=ホワイト
「そなたは、血を吸うのか……」
神楽耶
「そうさ」
神楽耶
「妾の美貌を保つ糧となり」
神楽耶
「傍らに控えることを許そうぞ」
ルディ=ホワイト
「潰れた顔で、か……?」
神楽耶
「潰れるまでさ」
ルディ=ホワイト
「そうか……」
ルディ=ホワイト
「亡者になってもなお囚われ、哀れと思ったが……」
ルディ=ホワイト
夢の中、血が滲むのを感じながら、小さく息を吐く。
神楽耶
「哀れ?」
ルディ=ホワイト
「まさか、余がこのように傷を受けるとはな」
神楽耶
「妾が哀れというか」
神楽耶
「キィ!」
神楽耶
「哀れなのはお前の方だ」
神楽耶
「あの女には誰一人勝てぬ」
神楽耶
「振られて、潰れて」
神楽耶
「吸われつくしてしまうのだ」
ルディ=ホワイト
「それが『求婚者』の定めか」
神楽耶
にんまりと笑う
ルディ=ホワイト
じっと女を見つめている。
ルディ=ホワイト
白い衣を赤い血が濡らす。
神楽耶
「そうだ。求婚者など……いや、ここに住む末裔など、家畜と変わらん」
神楽耶
「せいぜい肥えて、共に参るがいい」
神楽耶
「キハハハハハ!」
GM
ごう、と強い風が吹く。
ルディ=ホワイト
眉を寄せる。
ルディ=ホワイト
気配が風の中に消える。
ルディ=ホワイト
空には月。
ルディ=ホワイト
男の輝きを覆うように満月が輝いて、眠りの中くらりと気が遠くなる。
ルディ=ホワイト
女の甲高い笑い声が、いつまでも耳に残っていた。
GM
ザワザワと竹が揺れる。
GM
あざ笑うように揺れる。
GM
期待するように揺れる。
GM
私はここよと人を呼ぶ。
GM
男が目覚めたとき、その首筋には
GM
確かに、牙で肌を貫いたような痕がくっきりと残っていた。
[ ルディ=ホワイト ] 過保護 : 0 → -1
[ ルーパート ] HP : 26 → 25
GM
GM
お茶会1ラウンドPCの2手番目
ルーパート
*グライの疵舐めに行きます
ルーパート
1d6 シーン表 (1D6) > 5
GM
5 風が強く吹いている
GM
ビュウ、ビュウと
GM
風が吹き、窓を揺らす。
GM
日の落ちた宿屋の部屋で、油灯のあかりが揺れる。
グライ
風呂に入ってほかほかの鳥。
ルーパート
じゃあ、最後にお風呂を頂いて。ルーパートが部屋に戻ってきます。
ルディ=ホワイト
寝てます。
グライ
「おっ、おか~」
ルーパート
「ただいま戻りました」 ほかほか。
グライ
窓辺で空を眺めていたが、戻ってきたルーパートに気づくと手をひらひら振る。
グライ
「イイ出汁出た?」
ルーパート
「だから、40℃のお湯で出汁は出ません」
ルーパート
なんとなく窓辺に寄っていく。
グライ
「でもなんかあるらしいじゃ~ん?湯に浸かってたらなんか……溶けて……みたいな……」手をわやわやさせる 
グライ
「まあま、無事でなによりだわ」
ルーパート
「まあ……ぼく結構出歩くほうなんで」
ルーパート
「マジでやばいひとの目つきは割とわかりますね」
グライ
「兄貴さっさと寝ちまって寂しかった~」両手を広げて抱き着くジェスチャー。
ルディ=ホワイト
寝付きがめちゃくちゃよく、早寝です。
グライ
「あ~、マジでやばいやつ。捕食者的な」
グライ
夜はこれからだってのにさ~
ルーパート
「マジでやばいひとはこう……」
ルーパート
「そろっ、とした目をしてますね……」
ルーパート
ふわふわの表現。
グライ
「ソロッとした目……」
グライ
指を使って目を見開いて見せる。
グライ
「ギラギラしてるんじゃなく?」
ルーパート
「なんか……イケる!みたいな瞬間を待つ目というか」
グライ
「こわ~」
ルーパート
「ギラギラしてるタイプはあんま怖くないですね」
グライ
「へえ?」
ルーパート
「ぼくの救世主さま、お強いので」
ルーパート
「大学でご一緒してるんですけど……」
ルーパート
「ギラギラしてるタイプに会ったら、とっとと逃げればいいので」
グライ
「あ~なるなる!!逃げりゃい~のか!モーテンだったわ~」
グライ
と、笑ったのち、周囲をうかがうように声を潜める。
グライ
「ギラギラといえばあの……夢のなかにでてきたやつもなんつかギラギラしてたよな……」
ルーパート
「あれはでも……」
ルーパート
「どっちかっていうと人を舐めてるほうじゃないです?」
グライ
「え!?!?そう!?!?」
グライ
「おれっちあれマジでダメで……ダメだった……こわかった……」
ルーパート
「なんか……おれさまいちばーん!みたいな……」
ルーパート
「ていうかグライさん、そんなに女の人ダメなんですか?」
ルーパート
「女の人とすれ違うたびにぼくに隠れるのやめてほしいんですけど……」
グライ
「そう……女ダメ……怖くて……いやで……」
グライ
「いやなんていうか……あの……木とかだと思えばなんとかいけるんだけど……」
ルーパート
「木」
グライ
「木……生えてるやつ……」
グライ
「でもあれってなんか話しかけてきたじゃん」
グライ
「マジで最悪悪夢だったわ……」頭を抱えてウワー!になりました。
ルーパート
「ぼくは単にめんどくさそうなひとだなって思いました」
グライ
「ま?感想それだけ?ルーちゃんやべ~」
ルーパート
「ぼく結構ああいう……なんていうんですか?上から目線?の人よく見るんですよ……」
グライ
「あ~。そいえばルーちゃん大学のほうから来たんだっけ?確かにいそう、上から目線」
ルーパート
「しかも代用ウミガメの末裔って、それだけですごい舐められる時あるんで……」
ルーパート
「めんどくさいな~って思ってるんですけど、救世主さまと一緒に色々するようになってからはマシですね」
グライ
「いやそれはちょっとわかる。おれっちも兄貴についてくようになって結構なんとかなるようになったっていうか~。いやパねえよね救世主~」
グライ
「あとはこ~いうことにならなきゃ最高なんだけどなあ!」
ルーパート
「なんでそんなに女の人ダメなんです?」
グライ
「いやそれが……」
グライ
「おれっちの地元、マジでメスしかいなくて……しかもどいつもめっちゃデカくて怖くてぇ~……ガキの頃からめっちゃどつかれて育って……」
グライ
「地元逃げて旅に出てからなんてーの?PTSD……てきな……」
グライ
「まあそれだけならまだよかったんだけどさあ、兄貴には敵わんけど、おれっちそこそこ顔が良いじゃん?寄ってくんのよ、女……」
ルーパート
「あー」
ルーパート
「まあ……そういう……そういう食いつかれ方……」
ルーパート
「ぼくそういうのわかんないですね」
グライ
「わかんないか~」
グライ
「まあそういうわけよ……」
グライ
しみじみ。
ルーパート
「代用ウミガメの末裔は顔より肉ですよ」
ルーパート
「生まれがそういう種族なんでしょうがないですね」
グライ
「え~?そんなサガるこというなよ~」
グライ
肩を組む。
グライ
「だいじょぶだって」なにが?
ルーパート
「だいじょうぶじゃないです……」
ルーパート
「まあいいですけど」
ルーパート
「どっちかっていうと同じ種族でダメな相手のいるほうがめんどくさそうですしね」
グライ
「わかってんじゃんル~ちゃ~ん!」
グライ
「グリフォンの女なんかぜって~関わんないほうがいい!」
ルーパート
「グライさん他の種族でもダメじゃないですか……」
グライ
「それはそう……」
ルーパート
「まあだいじょうぶですよ」 何が?
ルーパート
*『女が怖い』を愛で舐めます
GM
どうぞ
ルーパート
2d6+5>=7 (2D6+5>=7) > 5[1,4]+5 > 10 > 成功
グライ
「あ~、ルーちゃんやさし……心強……」
グライ
「好きになりそ!」
ルーパート
「それはルディさんにしておいてください」
グライ
「いや~、兄貴はもう好きだから。マジでリスペクトだから」
ルーパート
「いや、まあぼくも、出汁飲もうとかしなければ最低限いいですけど……」
ルーパート
最低限。
ルーパート
「そうですね」
ルーパート
「甲羅の影に隠れるくらいはまあいいです」
グライ
「やった~!!」
グライ
「じゃあ遠慮なく隠れよ」
グライ
安心!
ルーパート
「ルディさんもいますしね。あの人マジで光ってるじゃないですか」
グライ
「やべえんだよな兄貴はマジで。なんかあれだよ、オーラがちげーのオーラが」
ルディ=ホワイト
スヤ……スヤ……ピカ……ピカ……
グライ
「ほら寝てても光ってる!!」爆笑
ルディ=ホワイト
うーんうーん
ルーパート
「同室で安眠するには向かないですね……」
ルーパート
「でもほら、人目は引いてくれるでしょうし」
グライ
「おれっちもう一緒に寝るの慣れたもんね」
グライ
「ルーちゃん救世主リスペクト足りね~!やべ~」笑っている
ルーパート
「リスペクト……」
ルーパート
ルディをチラ見して。
ルーパート
「まあ、あの夢の女だけしばいちゃえば、またこう、そっと隠れてられますよ」
ルーパート
「たぶん」
ルーパート
リスペクトについてはスルーした。
GM
フ、と。
GM
油灯の炎が消える。
GM
しかし、部屋が暗闇に閉ざされることはない。
ルディ=ホワイト
輝いています。
グライ
便利~
ルーパート
光ってるな~
GM
村を行きかうのは女ばかり。
GM
女の亡者が支配する村で。
GM
ここに、確かに、男の友情が結ばれたのであった。
GM
[ グライ ] 女が怖い : 0 → 1
GM
*お茶会1ラウンド:PKの手番
神楽耶
Choice[才覚,愛] (choice[才覚,愛]) > 才覚
GM
夜。
GM
さわさわと笹のこすれる音の中
GM
救世主たちは眠りにつく。
GM
いつの間にか、グライは竹やぶにひとり立っている。
グライ
「あれ……」
GM
高く伸びた竹の間に月がでている。
グライ
風の中。見慣れない黒い空に浮かぶーー煌々と丸い、なにか。
グライ
「…………なんだっけ」なんだっけ?
グライ
兄貴に似てるな~とか何とか思った。
グライ
じっとしていられないので、とりあえず周囲を歩いてみる。
神楽耶
「…………」
神楽耶
女が立っている。
グライ
「ヒッ!!」
グライ
ぶわ、と背中の翼が開いた。全身鳥肌。たとえじゃなく。
グライ
「あ”、おあ”、っ………ストップ!ストッププリーズ!ドントムーブ!!」
グライ
なぜかカタコトになりながら後ずさる。ここには盾になりそうなものがない。
神楽耶
「むぅ?」
神楽耶
「なんだ、その引けた腰は」
神楽耶
「妾を恐れているのか?」
グライ
「アイキャントスピーック……!」
神楽耶
「……騒がしい男だ」
グライ
じわじわと後ずさる。距離をとる。
GM
足元から細い竹が生え、足に絡みつく。
神楽耶
「何処へ逃げようというのか」
神楽耶
「ここはアレの腹の中ぞ」
グライ
「……!!!」更に後ろへ下がろうとしたところで、足に絡みついた竹に引っかかって、しりもちをついた。
グライ
「にっ、ににに、逃げるっていうか……いやっ……腹ァ……?」
神楽耶
目の前にしゃがみ込む
神楽耶
「ほう」
グライ
ひぃ~……と情けない声を上げている……
神楽耶
指先が顎に伸びる
グライ
最大限顎を引き、背を反らせてその指から逃れようとする。
背中の羽は可哀そうなほど膨らみ逆立っている。
神楽耶
「引き裂かれたいのかい?」
グライ
そうしてその白い指先を見て……そうだ、夢だ。
ここにきてすぐに見た、夢の女だ。それを思い出す。
グライ
音が鳴るほど首を振る。
神楽耶
膝をついて割り込む。
神楽耶
首を掴んで押し倒す。
神楽耶
「まったく……」
神楽耶
「騒がしいなぁ」
グライ
それ以上は後ろに下がれない。されるまま倒される。
自分よりもずっと軽く、弱そうな女に!
神楽耶
「侵されたいのかねぇ」
神楽耶
ざわりと、髪がなびく。
グライ
「……………………っ……」
グライ
ーー目の前の”女”そのものよりも。
グライはその姿に、故郷の女どもを見る。
男のくせにだの、男だからだの、勝手を言ってきた女どもの。
グライ
「喰わないで……」弱弱しく口にする。
神楽耶
「それは喰ろうてほしいということか」
グライ
首を振る。小さい子供のよう。
神楽耶
手をずらし、さらした首に顔を近づける。
神楽耶
舌先で頬をひと撫で。
グライ
「ぴッッ!」
グライ
伊達に唯一候補を謳われるほどの救世主の太鼓持ちー果たして鳴っているかは定かではないがーをしているわけではないのだが。
いかんせんこの男の疵は、深くない代わりに広かった。
神楽耶
グライの『女が怖い』を猟奇で抉ります。
ルーパート
*横槍するぞ!
ルーパート
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
ルーパート
*てぃーせっと!
ルーパート
2d6+1+2>=7 (2D6+1+2>=7) > 7[4,3]+1+2 > 10 > 成功
ルーパート
1d6 効果量 (1D6) > 5
ルーパート
*ラストヤリイカを乗せて-9だ!
神楽耶
2d6+5-9>=7 (2D6+5-9>=7) > 2[1,1]+5-9 > -2 > 失敗
神楽耶
キィ!
[ ルーパート ] ティーセット : 1 → 0
[ ルーパート ] ラストヤリイカ : 1 → 0
神楽耶
その指先が唇にかかった、その時。
神楽耶
グらり、と。視界がゆがむ。
神楽耶
「ちぃ……」
グライ
「ぴぃぃーーーーっ……!」
ルーパート
遠くから声がする。どこともないどこかから。
グライ
体が動かない。どんなに抵抗しようとしても、夢の中では心の疵の力さえまともに発揮できないのか、情けない声が上がるばかり。そこに。
グライ
「ルーちゃん…………?」
GM
女の姿が消え、
GM
目を開ければ、宿屋の天井。
ルーパート
「……起きました?」
グライ
静かな客間にほとんど悲鳴のような声が響き渡ると同時、飛び起きる。
グライ
「はあっはあっはあっはあっ……えああ……?」
ルーパート
「おはようございます。まだ夜明け前ですけど」
グライ
汗びっしょりだし全身鳥肌だし、羽はばっさばさに膨らんでいる。
ルーパート
「どうしました?なんかぴぃぴぃ言ってましたけど……」
グライ
「…………女。……が……また……」
グライ
自分で言った女という言葉に、おお、と震えて肩を抱く。
グライ
「……喰うってえ~~……」へなへな。
ルーパート
「グリフォン食うんですかあの女?」
グライ
「ほっぺ舐められたもん……」
ルーパート
「……それはそれは……」
グライ
「あっ、でもおれっちルーちゃんのこと売ってないからね!あっちのがおいしいですとか言ってないから!」謎弁明。
グライ
「とりあえず…………起こしてくれてありがと……」
ルーパート
「ええまあ、こっちもグライさんがぴぃぴぃ言ってて起きたので……」
グライ
「それはまじでごめん…………ってか兄貴起きてない?だいじょぶ?セーフ?」
ルディ=ホワイト
うーんうーん……ピカ…ピカ……
ルーパート
「……あっちもなんか魘されてません?」
グライ
「あっでも光ってる!」なんか安心した。
ルーパート
「えっ、光ってれば大丈夫です?」
ルディ=ホワイト
光っている。
グライ
「えっ、安心するでしょ、光ってると、なんか。
おれっち鳥目だけど兄貴がいると暗くても安心だし」
ルディ=ホワイト
ちゃけた話大丈夫ではないのだが、余の輝きは失われてはおらぬ。
グライ
ちゃけちゃった
ルーパート
「適当だなあ……」
グライ
「ま、さんきゅ!ルーちゃんも夢で襲われてたらがんばって助けっからなんか、鳴けよ!」
ルーパート
「ぴぃ……」
グライ
「その調子!」
ルディ=ホワイト
うーんうーん
GM
竹藪から見張られているような気配。
GM
ここは亡者の腹の中。
GM
救世主たちに安眠の日はない。
GM
GM
*第1ラウンド:グライの手番
グライ
1d6 (1D6) > 3
GM
3 小川の水は透き通っている
ルディ=ホワイト
良い天気だ。
グライ
水がちょーきれい!やべえ!竹藪!
ルディ=ホワイト
笹の葉の擦れる音、合間から降り注ぐ陽光、水の匂いに穏やかな風。
ルディ=ホワイト
亡者の気配が引き延ばされてずっと感じているのを除けば、堕落の国では考えらえれないほどの良い気候だ。
ルディ=ホワイト
もっとも、太陽の暖かさはこの国のものにはなじまないかもしれんが。
グライ
「兄貴について来てからいろいろ見てきたけど、ここはなんてか、やべえな~」
ルディ=ホワイト
「よほどの亡者なのであろう」
ルディ=ホワイト
「強力な亡者の心の疵の力は、これほどのことを為す」
グライ
「亡者って破壊しかしね~と思ってたけど、こーゆーのだったらちょっとくらいいても……いやヤだな、やっぱねえわ」女だし。
ルディ=ホワイト
「この村は亡者のおかげで栄えている、と言ってもいい」
ルディ=ホワイト
「我々があの亡者を殺せば、この村は滅びるかもしれぬ」
グライ
「そっれっは~…………確かに……でもまあ、良い方にバランス保ててるのって今だからっていうか……」
ルディ=ホワイト
小川の水へ手を浸す。
ルディ=ホワイト
「うん。そのために、『求婚者』を差し出し続けてきたというわけだ」
グライ
さわさわと揺れる笹の葉の間から差し込む光にまぶしそうに眼を細めて。
グライ
「犠牲を強いるのは~見逃せねっすねえ」
ルディ=ホワイト
グライの言葉にほのかに笑い、川の流れから指先を引き上げる。
ルディ=ホワイト
輝く指先からしずくがきらきらと零れ落ちる。
ルディ=ホワイト
「見逃そうとすれば、我々も顔を潰され、亡者に殺されることになろうな」
ルディ=ホワイト
濡れた指先を己の首筋に触れさせた。夢の中で牙を突き立てられた痕がそこにはまだありありと残っている。
グライ
「うぇ~、勘弁……」こちらもまた、昨晩の夢を思い出して身震いしながら。
ルディ=ホワイト
「むろん、そうはならぬ」
ルディ=ホワイト
「余があの『かぐや』たち奴(め)を斃そう」
ルディ=ホワイト
「そなたにも手伝いをしてもらう」
グライ
「…………」
グライ
「かあっけ~~~!!!」
グライ
「流石兄貴!」
グライ
「今なんか、鳥肌!鳥肌立った!ぜって~お役にたちますよおれっち!」
ルディ=ホワイト
「うん。そなたは余が供に選んだ末裔だ。必ずや余の力になるだろう」
グライ
「いや~。この……太陽?もやべえけど、やっぱ兄貴がいちばんやべえよ。
昨日ルーちゃんにも言ったんすけど、兄貴が光ってるとそれだけでおれっち安心するし」
グライ
「やっぱおれっちには、兄貴が救世主(アリス)だな!うん!」
グライ
*ルディの心の疵『純真』を才覚で舐めます。
ティーセット使用。クエスト『仏の御石の鉢』も挑戦。目標値12!
GM
どうぞ
グライ
2d6+5+2>=12 (2D6+5+2>=12) > 8[2,6]+5+2 > 15 > 成功
GM
クエストも含め成功です
ルディ=ホワイト
あるかなしかの笑みを浮かべて、男はいつものように鷹揚に肯いた。
ルディ=ホワイト
その立ち居振る舞いには、己の力を疑うことのない揺るぎのない自信がある。
グライ
「やっぱ救世主ってのもまあまあいろいろ見てきたけど、兄貴はなんていうか、オーラ?が違うんだよな~。絶対デキる救世主~ってかんじ……」
空を仰ぎ、また己の主人たる救世主に目を移し。
グライ
昨日起こさなかったくせにけっこう調子のいいことを言っているぞ。
ルディ=ホワイト
昨日は輝きながらうなされていました。
ルディ=ホワイト
噛まれてびっくりした……
グライ
かわいそう……
グライ
「兄貴に拾ってもらえて、おれっち始祖の白兎みたいにラッキーだな~!っておもうわけっすよ」
ルディ=ホワイト
「ああ」
ルディ=ホワイト
「そなたは幸運な末裔だ、グライ」
グライ
太鼓がいい調子で鳴っている。ポンポン!
ルディ=ホワイト
「この世の根幹にある御伽──アリスは余の国にはない物語であったが」
ルディ=ホワイト
「国を救う存在こそが救世主(アリス)ならば」
ルディ=ホワイト
「余はそうであろう」
グライ
「間違いねっス!」
ルディ=ホワイト
調子のよいやり取り、太鼓持ちと担がれている旦那、という風情ではあるものの。
ルディ=ホワイト
男の持つ力が強力であるのは紛れもない事実だ。
ルディ=ホワイト
堕落の国に落ちてあと、己の力に確信を持って、男は裁判を繰り返してきた。
ルディ=ホワイト
「であるならば、グライ」
ルディ=ホワイト
「そなたもまた救世主(アリス)」
ルディ=ホワイト
「余が選んだ、余の供だ」
グライ
びりびりびり!と電流が走ったように羽が震える。
……感動しているのである。
ルディ=ホワイト
「余のために働き、かの女たちをともに屠ろう」
ルディ=ホワイト
「そなたは疑いなく勇士である」
グライ
この頭の中まで羽で出来ていそうなグリフォンなりに、
主人に対する敬いがあり、畏れもある。
グライ
「……もちろん!どこまでもお供させてください、兄貴!」
グライ
麗らかな空の下、高らかに(概念的な)太鼓の音が鳴らした。
ルディ=ホワイト
他の救世主を殺し、亡者を狩り、あまた血を流して、この男の輝きに翳りはなく。
ルディ=ホワイト
生き残ってきてなお擦り減らず、濁らぬまま此処にある。
ルディ=ホワイト
それはまさに救世主としての異常性。
ルディ=ホワイト
「散歩はこれぐらいにして、村に戻ろうか」
ルディ=ホワイト
「ひとりでいては、ルーパートも不安だろう」
グライ
「っス!」
グライ
「今頃泣いてるかも」
ルディ=ホワイト
「うん」
GM
その、足元に。
GM
河原の石の間に、苔の生えた鉢がある。
グライ
「なんかいい感じの石落ちてる!」爆笑しながら拾って帰りました。
[ グライ ] ティーセット : 1 → 0
[ ルディ=ホワイト ] 純真 : 0 → 1
[ ルーパート ] HP : 25 → 24
[ グライ ] 仏の御石の鉢 : 0 → 1
GM
川は流れ、時は流れ。
GM
求婚の日は迫っている。
GM
白きは汚れず、穢れず
GM
賑やかな従者を伴い行く。
GM
GM
*お茶会1ラウンド:PKの手番
神楽耶
残るはルーパート!
ルーパート
来ないどいてもらえたりしません?
神楽耶
えぐるぞえぐるぞ
GM
光さす竹藪。
GM
ルーパートは気が付けば、ざわざわと強い風のふく開けた場所に立っている。
GM
取り囲むように、竹やぶの。
GM
見ている。見ている。何者かの気配。
ルーパート
周囲を見回し。
ルーパート
「……やだなあ……」
ルーパート
見られるのには慣れている。
ルーパートに向けられるそれがどういう種類のものか。
ルーパート
視線の持つ色合い。
ルーパート
品定めの目。
GM
ぱちり、ぱちりと。固い何かのはぜるような音。
GM
瞬きの音。
GM
風が止む。
GM
そろりそろりと、竹の動く音。
ルーパート
「はあ~……」
GM
……と。
GM
ぎりぎりぎり
GM
軋むような音を立てて
GM
竹がゆがむ。
GM
その先端が……
GM
ルーパートに襲い掛かる
ルーパート
「うわ」
GM
頭上から槍のように鋭く、地面に向けられる突き
ルーパート
「ああっ、あー、ええっ」
ルーパート
びゅん、とくうを裂く音に飛び退いて、走って。
GM
声を発することはない。
GM
ただ、追い求めるように次々と
GM
竹が倒れ、薙ぎ、突き刺さり。
GM
ルーパートを捕らえようと追いかける、
ルーパート
「うわあ、あああ、えっ、さいあく!!」
ルーパート
走って、転がって、起き上がって、走って。
GM
ぐるぐるとまわる視界。
ルーパート
ごろんごろん。
GM
昼が夕暮れになり、夜になり、朝になり。
GM
ぐるぐると変化していく。
神楽耶
それを女が見下ろしている。
ルーパート
「あっ、おま……おまえ!」
神楽耶
「キヒヒ」
ルーパート
「性格最悪か!?」
神楽耶
「ほれ、逃げぬとペーストになってしまおうよ」
ルーパート
「おまえ、性格の悪さがツラに出てっからな!」
神楽耶
「何を、末裔風情が」
ルーパート
ぐるぐるごろごろびゅんびゅん。
神楽耶
「さぁて、どこから喰えるかなぁ」
神楽耶
「遠慮はいらぬぞ?」
ルーパート
「うるせえ最悪女!」
ルーパート
「あーもうやだ~~」
神楽耶
「キィ!」
神楽耶
降りて行って、袖を引く。
ルーパート
「ぐえ」
ルーパート
「ほら~~~性格が悪い~~~」
ルーパート
「さいあく~~~~~」
神楽耶
ひょいと寄せれば、そこにひときわ太い竹が叩きつけられ、土が舞う。
ルーパート
「あうっ」
ルーパート
ぽろぽろ泣き始めた。
神楽耶
「おうや、泣きおった」
ルーパート
「だってこいつマジでさいあくだもん……」
神楽耶
「失礼な小僧だなぁ」
神楽耶
にやりと笑うと、その口から牙が伸びる。
神楽耶
「やはり腕の一本……いや、耳でも」
神楽耶
「かじり取ってやろうか」
ルーパート
「ええ……」
ルーパート
代用ウミガメの末裔であるということ。
ルーパート
それだけで生きるのがこんなにつらい!面倒くさい!
GM
ばん、と
GM
目まぐるしく変わっていた天気が月夜に固定される。
神楽耶
「おうおう」
神楽耶
「おちつけや輝夜」
神楽耶
「こやつ、身包み剥いでおろすがよいなぁ」
ルーパート
「あああっ」
神楽耶
ルーパートの希死念慮を猟奇で抉ります
ルディ=ホワイト
*横槍
ルディ=ホワイト
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
ルディ=ホワイト
そのまま振るか
ルディ=ホワイト
2d6+3=>7 (才覚) (2D6+3>=7) > 4[1,3]+3 > 7 > 成功
ルディ=ホワイト
1d6 (1D6) > 5
ルディ=ホワイト
ラストヤリイカを載せる
[ グライ ] ラストヤリイカ : 1 → 0
ルディ=ホワイト
効果量は-9である
神楽耶
2d6+5-9>=7 (2D6+5-9>=7) > 5[4,1]+5-9 > 1 > 失敗
神楽耶
甲羅に手をかけ、追いすがる。
神楽耶
「大人しくせい」
ルディ=ホワイト
夜闇に光。
神楽耶
「殺しはせぬわ」
ルディ=ホワイト
星の瞬きとも月の光とも違う輝きが、ふと視界の端に走る。
神楽耶
「ち……」
ルーパート
「うるせえこの暴食女……、っ、あ」
GM
暗き月夜にさす光。
ルディ=ホワイト
男は悠々と歩いてきたかのように、指先を伸ばす。
ルディ=ホワイト
ルーパートを背に、神楽耶の手を取った。
ルディ=ホワイト
「かぐやよ」
ルディ=ホワイト
「余たちを所望するのは、もう少し先の夜ではなかったか」
神楽耶
「わざわざ乗り込んできていうがそれか」
神楽耶
「なぁに、退屈しのぎよ」
ルディ=ホワイト
「とはいえ、いささか風情を損なう」
ルディ=ホワイト
「この男も怯えていよう」
ルディ=ホワイト
穏やかに言って、指先をするりと放した。
神楽耶
「ふん」
神楽耶
「また喰らわれに来たのかと思うたぞ」
ルディ=ホワイト
微笑む。
ルディ=ホワイト
「少し前までは、陽の光が照っていた」
ルディ=ホワイト
「月も明々と差しているが、今度は太陽の下でお前の姿を見てみたかったな」
神楽耶
「ほう……」
ルディ=ホワイト
「もっとも、月の下でも佳いものだ」
ルディ=ホワイト
目を細めて女を見つめた男は、ルーパートを振り返った。
ルディ=ホワイト
「そろそろ昼餉の時間だ。またずいぶん、豪勢な食事が待っているぞ」
ルーパート
「うー……」
神楽耶
「…………」
ルディ=ホワイト
「泣くことはない。余が来た」
GM
その、背後で。
GM
女の気配が消えた。
ルディ=ホワイト
よもや本当に泣いているとは思わなかった。
ルーパート
泣いていますが。
ルーパート
「あっ、あのクソ女しれっと消えやがった!」
ルディ=ホワイト
「ふふ」
ルディ=ホワイト
「そなたはなかなか口が悪いな」
ルーパート
「あ?」
ルディ=ホワイト
「まあ、そう悪し様に罵ることもない」
ルディ=ホワイト
「己の思う侭に振る舞える範囲でそうする女だ」
ルディ=ホワイト
「なかなかに好ましい。手折るのが惜しいほどに」
ルーパート
「ルディさんだいぶ趣味悪いですね……」
ルーパート
ぐしぐしと涙を拭って。
ルディ=ホワイト
「いずれにせよ、女は良いものだ」
ルディ=ホワイト
「食欲はあるか?」
ルーパート
「びみょう……」
ルディ=ホワイト
「水でも飲んで落ち着くといい」
ルディ=ホワイト
「災難であったな」
ルーパート
「そうですね。マジで最悪でした」
ルディ=ホワイト
「余も血を吸われた」
ルーパート
「えっ、ルディさん食用になるタイプの種族じゃないですよね?」
ルディ=ホワイト
「あれがそういう女なのだろう」
ルディ=ホワイト
「そういう意味では、そなたが特別に食事扱いされることもない」
ルディ=ホワイト
「……もっとも、そなたの方が味は良いのかもしれないが」
ルディ=ホワイト
「難儀な種だな」
ルーパート
「うい……」
ルディ=ホワイト
「グライにももう少し、そなたへのそうしたからかいを抑えるように言っておこう」
ルディ=ホワイト
「あれは少し、調子に乗りすぎるところがあるからな」
ルディ=ホワイト
男は輝きながら微笑んでいる。
ルーパート
「……そうですね……まあ……」
ルーパート
「グライさんは目つきそういう感じじゃないんで、ま、いいですけど」
ルディ=ホワイト
「目つき、か」
ルディ=ホワイト
思わず、といった調子で、己の目元に指先をやった。
ルディ=ホワイト
「あの女が血を啜るとは、気がつかなかったな」
ルディ=ホワイト
「では、戻ろう、ルーパート」
ルディ=ホワイト
「女将が首を長くして待っている」
ルーパート
「はあい」
GM
ここは亡者の腹の中。
GM
朝昼夜も思いのまま。
GM
中に入った御馳走は
GM
未だ、形を保ったまま。