GM
http://ssproject.lsv.jp/cgi-bin/doa_sheet_gm.html?id=zOGcws0hPv1UU-BR7dUfBCnlxclzoGA84ngXnKCfbGU
GM
今回はPKは2回しか行動しません。安心だね。
GM
また、今回のお茶会では専用のシーン表を使用します。
GM
1 中央通り。昼夜を問わず村人たちが行き来している。彼らの片割れは今、どこかで眠っている。
2 水汲み小屋。沼の水を濾過・蒸留する小屋。ゆるやかに水車が回る傍らには、水樽が積まれている。
3 酒場。小さなカウンターに村人が肩を寄せあっている。この村では酒よりも水が安い。それでも人生に酒は必要だ。
4 桟橋。沼に漕ぎ出すための小舟が繋がれている。沼には誰の姿もない。水面は底を見通せないほど濁っている。
5 墓場。村の外れにある共同墓地。最近できたものと思しき墓がいくつも立ち並び、寂しい空気が漂う。
6 空き家。ごく最近まで誰かが住んでいた気配がする。戸棚の中には何もないが、テーブルやベッドは残されているようだ。
7 裏路地。ひと気のない細い道。表通りからかすかに流れてくる人の声と、水のにおい。
8 商店。堕落の国では珍しく、水の在庫が豊富。他の品揃えもほどほどだ。救世主が求めるような物資でも、運が良ければ手に入るだろう。
9 沼のほとり。緑色に濁った水が小さく波立っている。かすかに霧が出て、足元を危うくさせている。
10 広場。村の中央。隅のほうでは、いつでも子供が何人か遊んでいる。親の姿は見えない。
11 教会。ごく小さな教会。砂塵に汚れたステンドグラスの内側で、小さな明かりは絶えることがない。
12 ココの棲家。中は薄暗く、どこか甘いにおいがする。ココはいるだろうか?
GM
PCからの手番となります。どちらが行動するか自由に決めてね。
GM
5 墓場。村の外れにある共同墓地。最近できたものと思しき墓がいくつも立ち並び、寂しい空気が漂う。
ウォーリ
「……」連れを追いかけた先。気づけば、ひと気のより少ない場所。
ウォーリ
「アイツ、こんなところに居るんですかね……」
ヤミー・ヤミー
「ウオオオオオ!!!!!」
ドカバキドカバキ
ヤミー・ヤミー
墓石を破壊してHP回復アイテムなどを入手しています(無駄回復)
GM
恐らく、ココが振りまいた呪い、『ハッピーマリッジ』の犠牲者たちだろう。
ヤミー・ヤミー
「どうやら墓石の裏には隠れておらんようだな」
ウォーリ
「もっと先に探す場所もあったと思いますが……」
ウォーリ
「アンタが壊した分、オレは弁償しませんからね」
ヤミー・ヤミー
「せせこましいことを言うな。
熾烈な裁判の結果ということにしておけば、問題なかろう」
ウォーリ
墓石の破片を眺め、邪魔な分は爪先で小突く。古いものだけでないらしい。
ヤミー・ヤミー
「にしても、奴はこんなに死者を作って、それで満足しているのか?」
ウォーリ
「これで満足するにしては、やり方が回りくどい気もしますけどね」
ヤミー・ヤミー
「うっかりソロで来てしまったものとかの理不尽さはひとしおだろうに」
ウォーリ
損傷の少ない墓石の前に座り込む。
刻まれた名を指で拭うようなぞった。
ヤミー・ヤミー
「ま、にんげん、自分の正しい望みなど得てしてわからんものだからな……」
ヤミー・ヤミー
「そんな状態で、有り余る力だけ与えられてしまえば、こうもなるかもしれん」
GM
景気よく跳ね跳び、墓石同士がぶつかって乾いた音を立てる。
ウォーリ
「なあ。なんていうか……アンタ、バチ当たりだよな」
ウォーリ
普段やっていることを思えば、別に自分も言えたことではないが。
ヤミー・ヤミー
「死ねは土塊だよ、みんな。
私もおまえもね」
ヤミー・ヤミー
「それに……墓というのは遺されたもののためにあるわけだろう?
通りすがりの私達には何の価値もないものだ」
ウォーリ
「言えてますね」誰もが皆、死ねば等しい。
ウォーリ
「ただ。そうですね。
昔、自分が作った墓のことを思いだしていました」
ウォーリ
「だから、墓を残すようなヤツの気持ちはわからなくはない。
だからってコレを大事にするつもりはないですが」
ウォーリ
「アンタにはそういうの、なかったんですか」
ヤミー・ヤミー
ふぅむ、と相槌を打って、
近くの墓石に向けてかがみ込む。
ヤミー・ヤミー
「頑張って思い出そうとしているが……
全然出てこないな。
喉元すぎれば、というのかな?」
ウォーリ
故人を悼むもの。あなたがそれへ視線を向けるのを、ただ眺めている。
ウォーリ
「アンタが言うと洒落にならないですね、ソレ」
ヤミー・ヤミー
「私には、そういうのはわからないな……
故人を覚えておこうという気持ちは」
ヤミー・ヤミー
「ヤミー・ヤミーには、常に現在と未来しかないよ」
ウォーリ
かつりかつり。崩れた石を足先にぶつけながらその傍へ。
ヤミー・ヤミー
「私にとって、覚えておきたかった者がいるとすれば
それはすべて私の腹の中に収めてしまったものだろうからな」
ウォーリ
「……それじゃあ。アンタ自身、墓みたいなモノなのかもしれないな」
ヤミー・ヤミー
「ふふ。言い得て妙だな。
墓碑銘はないけどね」
ウォーリ
「良いんじゃないですか。
もとより、名が残らないことも承知だったんでしょう」
ウォーリ
「アンタが覚えておきたいと思うような人なら。
それだけ、アンタのことも知ってたと思うしな」
ウォーリ
*ヤミー・ヤミーの心の疵「大好きだった誰か」を舐めます。
ココ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
[ ココ ] ティーセット : 3 → 2
ココ
2d6+0+2=>7 才覚 (2D6+0+2>=7) > 8[5,3]+0+2 > 10 > 成功
ウォーリ
2D6+3>=7 (2D6+3>=7) > 9[3,6]+3 > 12 > 成功
[ ウォーリ ] ティーセット : 1 → 0
ウォーリ
「大体、アンタに食われるような物好きですよ」
ウォーリ
「忘れられても、ソレを気にするようなヤツではなかったと思いませんか」
ヤミー・ヤミー
「ひょっとして、それは慰めているつもりなのかな?」
ヤミー・ヤミー
小さく身体を揺すっていたが、その手を握ってぶらぶらと振る。
ヤミー・ヤミー
「それがお前の望む物語というわけか、なるほど」
ウォーリ
「オレは死んでいませんし。だから、そういう物語は必要ない」
ヤミー・ヤミー
「おや、そういうつもりで言ったわけじゃあなかったが」
ヤミー・ヤミー
「虚無への懐旧に時間を費やしてしまったな。
行くとするか。我々の未来のために」
ウォーリ
束の間あなたと結んだ絆しを、そうして緩やかに解いた。
[ ヤミー・ヤミー ] 大好きだった誰か : 0 → 1
GM
『ハッピーマリッジ』によってつながったふたりの人生。
一人が死ねばもう一人もまた永遠の眠りに落ちて死に至る。
GM
砕かれた墓石を本当に必要とするものは、同じように墓の下。
砕かれても問題はないのかもしれない。
GM
けれど、だれかのための墓石が、何かを考えるならば話は別だ。
GM
その墓石は過去を忘れ、現在と未来を見つめている。
GM
PKはここの手番はスルーします。連続してPCの手番。
GM
12 ココの棲家。中は薄暗く、どこか甘いにおいがする。ココはいるだろうか?
ヤミー・ヤミー
(十字キーで近づき、決定キーで持ち上げ、もう一度決定キーで投げる)
ウォーリ
「流石に、そうすぐ戻っては来ないみたいですね」
ヤミー・ヤミー
「腹いせに備蓄でも見つけて食い荒らしちゃうか」
ウォーリ
「何か食糧があるなら、幾らか腹ごしらえもできそうですが……」
ウォーリ
とりあえず先の椅子に腰を下ろす。小休憩。
GM
野菜は貴重だからか、それとも別の理由からか、肉多め。
ヤミー・ヤミー
「みずみずしい果物とか野菜とかに期待してたんだが……」
ウォーリ
「特産品、ほんとに水だけなんですね~」またこれかあ。
ヤミー・ヤミー
「ウォーリもいいかげん……緑黄色野菜とか食べたいだろ?」
ヤミー・ヤミー
「髪のつやをよくしたいだろ……?」
ヤミー・ヤミー
「お前はいいかもしれないが、私はよくないな」
ヤミー・ヤミー
「見た目は大事だよ。見た目がいいと食欲も増す」
ヤミー・ヤミー
腰掛けた背中から近づいて、後ろ髪を指で撫でる。
ウォーリ
「オレこそ、そういう気持ちはわかりません。
オレは食えればなんでもいいので」
ウォーリ
なんでもない風に取り繕って、ついと視線を逸らす。
ヤミー・ヤミー
「つくづく考えが合わんなぁ~」 指で髪の端をつまむ。
ヤミー・ヤミー
「希少なる素晴らしい食事の体験を、より良いものにしたい……
そんな切なる私の願いがわからんか……」
ウォーリ
髪が揺れるのを感じる度、体の筋が強張る。
ヤミー・ヤミー
「食えればなんでもいい……
命がつなげればそれでいい……
お前は、本当にそれでいいと思っているのか」
ウォーリ
子供の髪は世辞にも綺麗とは言えない。
手入れも、最低限の汚れを流している程度だ。
ヤミー・ヤミー
「この世界は残酷だが、
望みさえすれば、より素晴らしいものを得られるのかもしれんというのに」
ヤミー・ヤミー
素知らぬ様子で、つまんだ毛先を指先でもてあそぶ。
ウォーリ
「……。かもしれない、という可能性の話でしょう。それは」
ウォーリ
「アンタの言う通り、世界は──此処に限らず残酷です。
理想だけじゃ生きていけない」
ウォーリ
「アンタは望み通り、何かを得たことがあるかもしれない。
でもオレはそうじゃない。あるとするなら、そういう違いです」
ヤミー・ヤミー
「お前はもうすでに、手に入れているものがあるんじゃないか?」
ウォーリ
びく、とテーブルに置かれていた手が振れる。
ヤミー・ヤミー
「そうだよ。お前はただ、気がついていないだけ」
ヤミー・ヤミー
テーブルに置かれた手の甲に、自分の掌を重ねる。
ココ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
ココ
2d6+0=>7 才覚 (2D6+0>=7) > 10[4,6]+0 > 10 > 成功
[ ココ ] ヤリイカ : 1 → 0
[ ヤミー・ヤミー ] ティーセット : 1 → 0
ヤミー・ヤミー
2d+3+2-3>=7 (2D6+3+2-3>=7) > 6[3,3]+3+2-3 > 8 > 成功
ウォーリ
いつかは、それを不快に思ったかもしれない。
ウォーリ
「……そういう聞き方、もうちょっとなんとかしてくれませんかね」
ヤミー・ヤミー
「そっちこそ、望むことはハッキリ言ったらどうだ?」
ウォーリ
振り払わない。温もりに、安堵する己が存在してしまっているから。
ウォーリ
「アンタが困りたいなら。考えてやっても良いですけどね」
ヤミー・ヤミー
「ほう。私を困らせる自信があるか」
ウォーリ
「……」あなたの温みを感じながら、小さく息を吐いた。
ヤミー・ヤミー
「では、楽しみにしておこう。
一番の皿は後回しというのも、悪くない」
[ ウォーリ ] 接触恐怖症 : 0 → 1
GM
生きている限り何かを失うことが避けられないように、
何かを得てしまうこともまた不可避である。
GM
認めたくなくても手の中にするりと入り込んでしまったもの。
確かめたくなくても、その価値が分かってしまうもの。
GM
生きている限りひとは変わっていく。
心の疵もそれは例外ではない。不変ではあり得ない。
GM
それが残酷なのか救いなのかはまだ分からない。
GM
隣にいる相手が、あなたに分からなかった価値を教えていく。
ココ
ではティーセットとヤリイカを使っても横槍に2連続失敗した恥ずかしいPKが動きます。
ココ
12 ココの棲家。中は薄暗く、どこか甘いにおいがする。ココはいるだろうか?
ココ
壺の破片が蹴られる硬い音が、薄暗い家の中に響く。
ココ
開け放たれた扉の陰から、小さい影があなたたちを見つめている。
ウォーリ
咄嗟に後ろにくっついていたものを剥がす。
ヤミー・ヤミー
「よう。邪魔してるぞ」 ~部屋は荒らされ放題~
ヤミー・ヤミー
「不本意ながら、結婚前夜だからな」
ココ
「よかった。これでずっと一緒にいられるもんね」
ウォーリ
何からツッコミを入れれば良いのか分からないな……。
ヤミー・ヤミー
「しかし、お前の方から姿を見せてくれるとはな……」
ウォーリ
「本当、面倒なことをやってくれましたからね」
ココ
「何にも言わないで行っちゃったから、様子を見に来たんだ」
ココ
「これでもう、離れたりしなくなるもんね。その方がいいもんね」
ヤミー・ヤミー
「この呪い解いてくれないか?
一日とかいう時間制限をどうにかしてくれたら
もっと仲良くなってみせる自信があるんだが」
ココ
「だって、仲良くなるかもしれないけど、仲悪くなっちゃうかもしれないもの」
ココ
「仲が悪くなっちゃうかもしれないの、悲しいよね。嫌だよね?」
ヤミー・ヤミー
「で、なんだ。まさか本当に様子見に来ただけか?」
ヤミー・ヤミー
「こっちとしては、今すぐ救世主流のやりかたでケリをつけてやりたいところなんだが……」
ココ
「本当に、ぜったい仲悪くならない、って思う?」
ウォーリ
「さあ。そういう人もいるかもしれませんけど」
ウォーリ
「……大体。
仲良いとか悪いとか。そもそもオレはそういうつもり一切ないので」
ココ
「だから、ぜったいぜったい離れない方がいいんだよ」
ココ
「今は仲良くても、これから仲が悪くなるかもしれない」
ココ
「いくら大事に思っても、忘れちゃうかもしれない」
ココ
「特別だって言っても、特別じゃなくなっちゃうかもしれないんだよ」
ココ
「でも、これなら、ふたりともずっと一緒なんだよ、お兄さん」
ココ
嬉しそうに、言い聞かせるように、ココは言う。
ウォーリ
その問いへの答えを、口に出すことはできない。
ココ
「こうすれば、ずっとふたりで一緒なんだ。変わることはないんだ」
ウォーリ
そうだと、分かっているのに。
紡がれる言葉から、意識を背けることができない。
ココ
真にそれを信じているように、ココは言葉を紡ぐ。
ココ
あなたにもそれを理解できるはずだ、と、信じる眼差しを向ける。
ココ
*ウォーリの『世界にひとつだけ』を、愛で抉ります。
[ ヤミー・ヤミー ] HP : 21 → 20
ヤミー・ヤミー
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
ヤミー・ヤミー
2d+2>=7 (2D6+2>=7) > 7[1,6]+2 > 9 > 成功
[ ヤミー・ヤミー ] ヤリイカ : 1 → 0
ココ
2d6+2-6+2=>7 愛 (2D6+2-6+2>=7) > 7[5,2]+2-6+2 > 5 > 失敗
[ ココ ] ティーセット : 2 → 1
[ ココ ] HP : 21 → 19
ココ
*横槍分をGMがすっかり忘れていたのでその分を減少させています
ヤミー・ヤミー
口を挟まずに沈黙していたが、
出し抜けにカトラリーをココへ向け、立て続けに投擲した。
ココ
言葉を連ね、じっとウォーリを見つめていたココは、
ココ
いつの間にか首輪の周りに凝っていた黒いもやが、散じて消えた。
ヤミー・ヤミー
「仲がこじれる? いつか忘れる?」
ヤミー・ヤミー
「それがどうした。
それで、何が失われるというのだ」
ココ
何を言っているか分からない、という顔をしている。
ココ
「大切だったことも、ぜんぶなかったことになっちゃうよ」
ヤミー・ヤミー
「食事は、ひとたび食えば、失せるのが道理」
ヤミー・ヤミー
「おまえは、吐き戻しをいやしく延々と舐めているだけだ」
ウォーリ
力なく垂らした腕。
連れに調子を合わせることもできず、その光景を見守っている。
ココ
大きく浮かんだ動揺は、喋っているうちに幾分か落ち着いていく。
ヤミー・ヤミー
「では、確かさとは、なんだろうな……」
ココ
「これで『末永く、二人は幸せに』いられるんだから」
ウォーリ
目を逸らして立ち上がる。そうして、傍らの人影を指す。
ウォーリ
──分かっている。そんなこと。初めから。
GM
あっという間に、小さな姿は闇に紛れて見えなくなった。
ヤミー・ヤミー
「あれは、駄々をこねているだけさ、ウォーリ」
ヤミー・ヤミー
「私達に駄々をこねても何にもならん。哀れな話さ」
ヤミー・ヤミー
「ウォーリは私にいくらでも駄々をこねてもいいぞ」
ヤミー・ヤミー
「私が駄々を先んじることによってお前がこねやすくなる……
そういう……配慮だぞ」
ウォーリ
「早いうちに追いかけた方が良いでしょうか」
ヤミー・ヤミー
「浸ってる場合ではなかったな。行くぞ~」
GM
それは特別ではないし、いくらだって替えが利く。
GM
特別になれると少年は言う。
特別になれる呪いをかけたのだと言う。
なくならないものがあるのだと。
GM
なくなることは悪くはない、とヤミー・ヤミーは言う。
失せるのが道理であるのだと言う。
目覚めたままなら、自分たちはもっと仲良くなれると。
GM
確かなことはまだ闇の中。
かけられた呪いもまだ確かではない。