河西枝折之塚梓
じゃあ理性さんに先に行ってもらおうかな。
斬島 理性
1d12 カモン!シーン! (1D12) > 10
斬島 理性
10 アトリエ。よくわからない絵画作品や彫刻が飾られている。少し不気味だ。
荊木 ここみ
風呂を一足先に終え、屋敷のなかをうろちょろと探検する。
荊木 ここみ
ちょうど掃除をしていた使用人が忙しそうにアトリエから出ていく姿。
荊木 ここみ
ひらいた扉の先にはなにやら見慣れないものがたくさんあって。
荊木 ここみは部屋へと入り込む。
荊木 ここみ
ぽけーっとした顔でアトリエに立ち並ぶ品々をながめている。
斬島 理性
休んでいていいと言われてもやっぱり新天地はそわそわと落ち着かない。この男も風呂上がりに屋敷の中をうろちょろする事にしたらしい。
斬島 理性
部屋をひょこひょこと覗き見て……そうしてやってきたのはここみの佇むアトリエ。
斬島 理性
「やっほ~ 美を嗜んでる~?」声を掛けつつ己もアトリエに入っていく。
荊木 ここみ
ニュアンスだけを理解したのかまねをする
斬島 理性
「荒野でなにもないと思ったけど、こういうのもあるんだねえ……ちょっとセンスが ちょっとなんだけど。」
荊木 ここみ
「あたしでも作れそうなのとかあるよ。これとか」
荊木 ここみ
なんとも……めごっとした感じの彫刻だ。
斬島 理性
前衛芸術寸前の彫刻にぼんやりと目を通し。
斬島 理性
「荊木ちゃんが作ってみたら案外売れたりして」
斬島 理性
「いいね~そういうお手伝いもいいかも~!」
斬島 理性
「それっぽいフレーバーをつければ意外と売れるもんだからさぁ~」
荊木 ここみ
「いっぱい作ったら楽しそう。いっぱい作ってここに置くのかな」
斬島 理性
「高名な誰々さんがつくりました~って言うんだよ」
荊木 ここみ
「あたしじゃなくてきゅうせいしゅ様が作ったことにするの?」
斬島 理性
「かなり売れそう~! "ちょっと"手伝ってもらえば嘘ってワケでもないしぃ」
荊木 ここみ
「お店屋さんだ!あたしおっきいのも作りたい!これとか!」
荊木 ここみ
それはどこか西欧の有名な美術館にありそうな石の彫刻。
荊木 ここみ
そう言いながら少し狭い隣の空間に足を踏み入れる。
斬島 理性
ウオオオッと内心で一声叫ぶと彫刻の反対側に飛び込む!
荊木 ここみ
重心が偏った動きではなく、土台が床と擦りあわされながらズッ!と動いた
斬島 理性
万が一を思い構えたが…… この子供、できる……!!
斬島 理性
ここでかんたんなクイズだよ 人は重い彫像と壁に挟まるとどうなるかな?
斬島 理性
「いばらぎぢゃん あ”のね”え ぼぐが はざまっでる”」
荊木 ここみ
いつのまにか彫刻と壁にはさまった斬島をみてキャハハ!と笑っている
斬島 理性
斬島は考える……!サンドイッチを回避しつつ像を救う方法を……!!!
荊木 ここみ
キャヒキャヒ笑いながら、それでも彫刻を動かそうと立ち上がって掴む。
斬島 理性
*荊木ちゃんの『力加減』を舐めます。才覚!ティーセット!
斬島 理性
2d6+2+3>=7 (2D6+2+3>=7) > 7[5,2]+2+3 > 12 > 成功
[ 斬島 理性 ] ティーセット : 2 → 1
斬島 理性
「いばらぎぢゃん 彫刻のねえ そこと そごを もっでぇ」
斬島 理性
プレスサンドカエルの声を出しつつ、挟まって居ない腕で指を指し……ここみに適切な力の掛け方を教える。
荊木 ここみ
斬島の苦しげな声におかしさを隠し切れないながら、言われた場所をぐっと掴む。
斬島 理性
……先程の化け物とのやりとりや像の押し方を見るに、この子供には異常なほどの力がある。それならば力が無くても持てるポイントではなく……彫刻を倒さない持ち方をさせればいい。
斬島 理性
「ぞうぞう、ぞご~ ぞごをもっで 引ぐ~~」
荊木 ここみ
思い切りぐっと力を込めかけたが、ゆっくりと言われるとちょっとずつ引っ張っていく。
ちょうどベッドに飛び込まなかったときのように慎重に。
斬島 理性
「えら~い!」開いた隙間から、ちょっと薄くなった斬島が這い出した!
斬島 理性
ここみの様子に目を留める ……なるほど、この子供もどうやら自分の力のことがわかっているらしい。
荊木 ここみ
「やった!おにーさんが獲れた!」テッテレー
斬島 理性
「はい!おにいさんゲットで~す!荊木ちゃんすごいねえ!こんな重いの持てるんだもん!」
荊木 ここみ
「すごいでしょ!でもねー、やっちゃダメって言われてた……言われてた気がする!」
荊木 ここみ
「なんでも壊しちゃうからそっとしてって。でも途中からやっちゃダメって」
斬島 理性
「なるほどねえ。荊木ちゃん力持ちなんだねえ?」
斬島 理性
「ここのお掃除のお手伝いとかできるねえ!」
荊木 ここみ
「今みたいにやったらおこられない?」
荊木 ここみ
「やっちゃダメとかさわっちゃダメとか言われないかなぁ」
斬島 理性
「重いものとか運び方僕が教えるからさあ」暗く、雑然とものが置かれた室内を見回す。物とものの隙間に落ちた埃の層。そこそこ掃除しがいのありそうな部屋だ。
斬島 理性
この子供の力なら、一般人が腰をいわす持ち方でも容赦なく持てるだろう。
荊木 ここみ
はっきりとした記憶ではないが、さわることも許してもらえず嫌だった感情がその頭には確かにあった。
荊木 ここみ
できなかった、そしてできないと決めつけられ挑むこともできなくなったことを、斬島はお手伝いできると言ってくれたのだ。
荊木 ここみ
お手伝いができることを心底喜んでいるのだった。
[ 荊木 ここみ ] 力加減 : 0 → 1
斬島 理性
素直そうな子供でよかった。扱いやすいというのはよいことだ。
銃は人を殺すだけではない。害獣を殺すことだってできる。
力というものは使いようだ。
斬島 理性
いつだって人は従順なのがいい。自分も人に従順であり、他者もそうすべきだ。
斬島 理性
そのように人は助け合っていけるんだから、これってとっても素晴らしいよね!
GM
屋敷のアトリエには、薄く広がる雲の向こうから、やわらかい光が差し込んでいた。
GM
はい!では今日はこのへんで終わりにしましょうか。
GM
お疲れ様でした!また明日よろしくお願いしま~す!
GM
では2日目。ありすちゃんの手番からやっていきます。
GM
どうしよっかな~。箱庭だしごはんシーンあってほしいからごはん食べましょうか。
河西枝折之塚梓
ええ~っ、このなかに裏切者が~!?
GM
2 食堂。幾つかのテーブルと椅子。誰かのために、何人分かの料理が用意されている。
GM
という訳で、しばらくするとメイドさんから食事に呼ばれます。
GM
食堂に行くと、なんか豪華な家によくあるながーいテーブルにありすが座っていました。
河西枝折之塚梓
じゃあ、救世主さまの近くに座っちゃお~っ。
荊木 ここみ
左右をとられてしまったので斬島側に座った。
天宮 在主
「大したものは出せないけれど、心ばかりの食事を用意したよ。一緒に食べよう」
河西枝折之塚梓
歓声を上げつつも、けっこうドキドキしてます。
河西枝折之塚梓
いまから出てくる料理……どんな感じなのかな……!?
白兎の末裔
薄いスープに、野菜の切れ端が浮かんでる感じの皿を置きました。
河西枝折之塚梓
歓声のボリュームが自然に下がった。
河西枝折之塚梓
「ご、ごめんなさい。せっかく用意してもらったのに……」
荊木 ここみ
良い食事というものが特にわからないが、想像していたごちそうとかけ離れていた。
荊木 ここみ
こころなしか眉がやる気をなくしている。
天宮 在主
「いやぁ、いいんだよ。仕方ないからね」
斬島 理性
「まあしょうがないですよね、周りも荒野だしぃ」
天宮 在主
「なんかこう……、屋敷がこうだからね。ちょっと落差がね」
荊木 ここみ
「もしかして、全然ごはんない……?」
天宮 在主
「望むなら、亡者の肉料理なら出せるが……。そっちも結構キツい」
斬島 理性
内心で溜息を吐くが、ここがとんでもない世界という事は察せられる……
天宮 在主
「亡者というのは、さっきの兎の化け物みたいなやつだね」
斬島 理性
「亡者……あー、なるほど、えーあれ、食べれるんですかぁ……肉むき出しみたいな色なのに……」
河西枝折之塚梓
もうじゃ、亡者。頭の中で漢字を当てる。
河西枝折之塚梓
そんなの絵本ぐらいでしか見たことない言葉だよ~。
荊木 ここみ
ワインの香りを思い出すとますますむくれっつらになる。
天宮 在主
「体が食べ物じゃないって認識してる反応をする」
河西枝折之塚梓
「つまり……そんなものでも食べなきゃいけない……って、コト……!?」
斬島 理性
しかしまあ、こんなものばかり食っていたらそんな肉でも贅沢に思える日が来るかもしれない……
河西枝折之塚梓
「救世主さまは、どれぐらいここにいるんですか?」
天宮 在主
「さぁ、どれくらいだろう。もう時間の感覚がなくて、わからないな」
荊木 ここみ
「すっごい長くって、一年くらい?すごーい」
天宮 在主
「君たちは……、皆同じ感じの所から来たのかな。2021年くらいの日本?」
天宮 在主
「君たちがどういう生活をしていたのか聞きたいな」
天宮 在主
「できるだけ不便がないように、元の世界と同じ環境に整えてあげたいしね」
荊木 ここみ
オウム返しに言葉の裏のニュアンスをなんとなく理解する。
斬島 理性
「どういう生活、ですか~!」
思い出されるパチ屋の開店待ち……彼氏のゲーム機でゲーム三昧……
河西枝折之塚梓
「ボクはふつうの男子高校生って感じです!」
河西枝折之塚梓
「はい! 勉強はそんなに得意じゃないけど~」
河西枝折之塚梓
「友達と話すのは楽しいし~、みんなでよく遊んだりして~」
斬島 理性
彼氏のゲームソフトクリアしたから売ってその金でパチスロ行ったら殴られたんだよなあ……
斬島 理性
「結構、インドア派っていうか~」ふわふわ
斬島 理性
勝てば新しいゲームも買えると思ってはいて……
河西枝折之塚梓
「青春です! 部活とかは入ってないけど……」
荊木 ここみ
「お外で遊んで、学校でお勉強してー……」
天宮 在主
「インドア派かぁ、家で過ごすのも楽しいよね」
荊木 ここみ
ぼんやりとした記憶はあるが細かいところまで思い出すことができない。
斬島 理性
「はい、家で家事手伝いって感じでぇ……」
斬島 理性
彼氏のキレるギリギリのタイミングで掃除をするのがうまいです。とは言わない。
天宮 在主
「家事手伝いか、実家に住んでいたのかい?」
河西枝折之塚梓
あんな感じで毎日いろんなところに登ってたのかな……と想像しています。
河西枝折之塚梓
就職してなかったのかな?と思ってます。
荊木 ここみ
もしかすると漠然とした楽しかったことしかはっきりと覚えていないのかもしれないが、ここみ自身が気にしている様子はない。
斬島 理性
「その~……付き合ってた人の家で……」
しゅんとしてみせる。
斬島 理性
「家事手伝いっていうのはねえそれも大事な仕事だよぉ」
話題のすり替え、欺瞞である!
河西枝折之塚梓
「仲のいい人と暮らしてたんだって」
天宮 在主
「付き合っていた人と離れ離れになったのか。辛いね」
荊木 ここみ
「斬島おにーさんはお家でお手伝いしてたの?じゃあここといっしょ?」
斬島 理性
「はい……」
俯き、しょんぼりとした様子を見せる。
斬島 理性
「そうかも……」
子供レベルの家事手伝いかも……
天宮 在主
「残念だが、堕落の国から元の世界に戻る方法は見つかっていない」
天宮 在主
「付き合っていた人とは……もう会えないと思った方がいいだろう」
河西枝折之塚梓
うすうすそうじゃないかって思ってたけど……そっかあ……
荊木 ここみ
「じゃあパパもママも先生も?カナちゃんやゆうたくんも?」
天宮 在主
「そうだね……、会えないと思った方がいい」
天宮 在主
「会えたとしても、向こうがこの世界にやってきた時だ」
荊木 ここみ
嫌がるでも泣くでも暴れるでもなく、足をぷらぷらと揺らしている。
斬島 理性
「…………」しょんぼりと肩を落とし、不安そうに目を細める。
河西枝折之塚梓
泣かないんだ、とここみの方を見ている。
斬島 理性
ここいらで涙の一つでも見せるか、と目を潤ませつつ。
河西枝折之塚梓
まーしょーがないなーなんだなあ……
斬島 理性
「き、切り替えが早い~」涙を堪えた少し震える声。
河西枝折之塚梓
こっちが泣きそうだ、と理性の方に目を移す。
荊木 ここみ
「うーんだって、よくわかんない……」
荊木 ここみ
かなりの広範囲を巻き込んだ『よくわからない』だ。
河西枝折之塚梓
この大人…………ウソ泣きでは…………!?
天宮 在主
「付き合っていた人は、どんな人だったか聞いてもいいかい?」
斬島 理性
「えっ、僕のですか!?」わっと弾むような声。
斬島 理性
「彼はですねぇ……とっても優しいんですよ、(実家が太いから)余裕があって、(年下ではあるけどカウントするなら)大人で……とっても大事にしてくれて……」
斬島 理性
「はい!……はい……でも、もう会えないんですね……」
斬島 理性
「優しいだけじゃダメみたいな事言うけど、やっぱり優しいのが一番ですよぉ~」
天宮 在主
「君の眼帯は、その人のせいかと思ったけれど、そうじゃないのかな?」
斬島 理性
「あっ、違うんですよお、これは僕のせいでぇ~」
斬島 理性
「でもちょっと行き違いがあって、彼もその日はいろいろあってイライラしてたみたいでぇ」
斬島 理性
聞く人が聞けば彼氏を庇っての言葉に聞こえるのかもしれない。だがおおよその原因は、この男にある。
河西枝折之塚梓
暴力を振るう彼氏から離れられなかったかわいそうな人なんだな~と思ってます。
斬島 理性
「ほら、自分で言うのもなんですけど僕顔が可愛いから。彼いつも顔は手を出さないでいてくれるんですよお!」
天宮 在主
「顔は?ということは、それ以外は手を……?」
斬島 理性
「だからその日は彼、手がすべっちゃって……」
斬島 理性
へへへ、と笑って目をそらし、己の身をかばうような仕草。
荊木 ここみ
「斬島おにーさん叩かれてたの?叩いてたひとはダメってされなかったの?」
河西枝折之塚梓
びりびりと膚に緊張が走っています。
荊木 ここみ
あたしはいつもダメってされたのにー。
河西枝折之塚梓
この男……ッ、あからさまに救世主様の同情を引こうとしているっ……!
天宮 在主
心配するような表情で、じっと理性の顔を見ている。
荊木 ここみ
斬島をみて、なぜかウソ泣きが上手だったエリちゃんのことを思いだした。
天宮 在主
「きみは、殴っていた相手を庇うんだね」
斬島 理性
その実この男は、前の彼との『愛情』を反芻して悦に浸りつつ……横の救世主に、期待している。
斬島 理性
「だって、僕の事が好きだから、悪いところ直してほしいから殴るんですよ、きっと」
河西枝折之塚梓
同情するような顔で理性を見つつ、ちらちらとありすさまの方を窺っています。
天宮 在主
「暴力は愛の裏返しだと、そう、言うのか」
斬島 理性
「何もされないで見捨てられるよりはよくないですか?」
天宮 在主
軽く理性の腕を引いて、立ち上がらせる。
天宮 在主
みぞおちに拳を叩き込んだ。成人男性の力。
斬島 理性
「わ」
見た目通りの軽い体は、救世主の力であっさりと立ち上がらされる。
斬島 理性
くの字に体が折れ曲がり、慣れ親しんだ痛みが体をつらぬく。
荊木 ここみ
一瞬毛が逆立つかのように小さく体を飛び上がらせてびっくりした。
河西枝折之塚梓
ぽかん、とした顔でそれを見上げている。
天宮 在主
* 斬島 理性の日常的な暴力を抉ります
荊木 ここみ
”いい者”からかけ離れた天宮の行動にぽかんとしている。
河西枝折之塚梓
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
河西枝折之塚梓
2d6+3=>7 愛 (2D6+3>=7) > 4[1,3]+3 > 7 > 成功
斬島 理性
腹をかばうようにうずくまり、床に向かって目を見開いて、息を止める。痛みで汗が吹き出るのを感じながら思う──
河西枝折之塚梓
1d6 愛の力で妨害だ! (1D6) > 4
河西枝折之塚梓
でもヤリイカはないのでこのままです
天宮 在主
2d6+4=>7 うおお届け、私の愛! (2D6+4>=7) > 7[4,3]+4 > 11 > 成功
河西枝折之塚梓
愛バトルで……ボクが……負けた……!?ってフライングするところだった
河西枝折之塚梓
ティーセットも使わず素振りなら、2d6+3-4ですね。
河西枝折之塚梓
もしかして……ボクが一緒に殴った……ってコト!?(いいえ)
天宮 在主
ティーセット忘れてたけど、ティーセットあっても横槍成功だな
河西枝折之塚梓
ティーセットあったらたぶん8で抉り成功しとる。
荊木 ここみ
ティーセットがあると出目7+3愛-4横槍+2茶器ですね
河西枝折之塚梓
ふふ……大丈夫だよ……落ち着いて……ボクたちに身を任せて……
斬島 理性
愛で判定するなら愛が乗るんじゃ(天才任意能力博士)
荊木 ここみ
なので抉り宣言の時に何で宣言が要りますね
天宮 在主
えー じゃあティーセット乗せたことにしてもいい?
斬島 理性
横やりはランダムだが抉りや舐めは好きな判定値でいいんだぜ!こうやって人に言うときだけ記憶が蘇るんだよな。
河西枝折之塚梓
え~っ、どうしよっかな~?(ぃぃょっ)
[ 河西枝折之塚梓 ] HP : 21 → 20
河西枝折之塚梓
だって……疵抉れないの……ありす様も悲しいと思うし……
荊木 ここみ
水が流れるように全部処理すすめちゃったしいいんじゃないかな
河西枝折之塚梓
そんな…………愛バトルで僕が負けるなんて…………
河西枝折之塚梓
かわいいだけじゃ……ダメってコト……!?
河西枝折之塚梓
思う存分ありすさまにメロメロになってくれよな。
斬島 理性
「ひっ ひっ ひっ……」呼吸を取り戻すような、ともすれば狂った笑いにも聞こえる引き攣れた息の音。
斬島 理性
うつむいて、床に倒れ込んで、顔を伏せて、この男は笑っていた。
荊木 ここみ
目の前の展開についていくことができずただ見つめるばかり。
斬島 理性
こんな、自分の誘発してきたことを、望みを叶えてくれるなんて。
天宮 在主
「はっきり言ってもらわないと分からないな」
斬島 理性
「できるだけ、前の、暮らしをって、言いましたもんねぇ!」
斬島 理性
痛みに脂汗を垂らし、額に前髪を貼りつかせながら笑う。
天宮 在主
「私は君が暮らしやすいように、できる範囲のことをする」
河西枝折之塚梓
おかしい、おかしい。常軌を逸したやり取りが
河西枝折之塚梓
ふたりの間で当然のように行われている。
斬島 理性
「……とっても、うれしいです!僕が、さみしく、ないように……」
天宮 在主
足をどけて、理性の服を掴んで持ち上げる。
斬島 理性
救世主というものは狂っている。たとえコインが無くても。
斬島 理性
きらきらと、純粋な喜びを湛えた目でありすを見ていた男。その体がまた跳ねる。
天宮 在主
体を強引に引き寄せて、壁に叩きつける。
斬島 理性
ほんとうに、真に自分を思いやってくれているのだ!
斬島 理性
そのように錯覚するに十分相応しい痛み。
荊木 ここみ
例え堕落の国へと堕ちてきたとて、その年端に対して豊富な言葉の意味がわかるようになったとて、目の前の出来事を理解できるはずもない。
河西枝折之塚梓
目の前で起こっている光景を、呆然と見守るしかない。
斬島 理性
肺が押しつぶされて息が強制的に漏れる音。
荊木 ここみ
ここみにはただ『するな』と言われてきた禁忌の思い出が目の前で展開されている。
斬島 理性
げう、と不格好な音が漏れ、涎を零し、目が衝撃に見開かれる。
斬島 理性
ぎゅ、と頭が膨らんで詰まるような感覚。
天宮 在主
頸動脈を締めるような首の締め方ではない。殺すためではなく、苦しめるための締め方。
斬島 理性
指が反射的に、首を掴むありすの手に回る。
河西枝折之塚梓
ふつうだったら目にすることのない、明確な暴力が、人から人に対して行われている。
斬島 理性
衝動で殺そうとした彼とは違う、なんて優しい手付き!
天宮 在主
「私は君のために、できることはなんでもするよ」
河西枝折之塚梓
化け物をバラバラにするのとはまた違う、異常な光景。
天宮 在主
「だから、君も私のためにできることをしてくれるね?」
斬島 理性
思考の片隅にある喜びと、本能に従って暴れる体。
斬島 理性
声は出ない。ただ、口と目が媚びる犬のように笑顔を作って笑った。
天宮 在主
コインの力が乗った一際強い一撃が、理性を吹き飛ばした。
斬島 理性
その軽い体は食堂の端まで吹き飛んで、ばらばらになったと錯覚するような衝撃を受け、出来損ないの人形のように床に崩れ落ちた。
天宮 在主
「道に迷ったら、いつでも私の所に来なさい」
斬島 理性
脳が揺れて、酸素もなくて、ただありすの声だけが聞こえている。
ありすの導く声だけが脳に届く。
斬島 理性
きっとこれはすばらしい日々になる、きっと。
斬島 理性
斬島は動かない。動けない。痛みと喜びで、何の反応も返せずに床に落ちていた。
河西枝折之塚梓
殴打音と、起こった事実で、全身の毛が警戒に逆立っている。
天宮 在主
2人が戻ろうが戻るまいが、ありすはそのまま食事を続ける。
河西枝折之塚梓
次は自分が殴られるのでは、という恐怖が、我知らず指を組ませる。
荊木 ここみ
天宮と斬島のやりとりと、目の前で起きた暴力がまったくかみ合わない。
河西枝折之塚梓
何事もなかったかのように、ありすは食卓に戻る。
斬島 理性
斬島は、喜悦を抱えたまま気絶していた。
荊木 ここみ
混乱したここみは天宮が暴れたせいでチリやほこりが舞っていることや天宮が手を洗っていないことを気にしている。
[ 斬島 理性 ] 日常的な暴力 : 0 → -1
河西枝折之塚梓
化け物と会って、荒野を歩いて、腹は空いている。
河西枝折之塚梓
食べなければ、と思ってスープを口に運んだけれど、味がしなかった。
荊木 ここみ
出来れば最後で抉りがいいな~と思っています
河西枝折之塚梓
じゃあ…………舐めるか………………………
河西枝折之塚梓
4 寝室。簡素だが大きめのベッドと、暖かい毛布が用意されている。
斬島 理性
システムの都合に外堀を埋めさせられてねえか?
河西枝折之塚梓
ぼこぼこにされて気絶しただろうから、部屋で会話します。
河西枝折之塚梓
食事のあと、ここみを伴って三人部屋に戻る。
河西枝折之塚梓
理性は先に部屋に戻っている、ということだったので、……恐る恐る、扉を開ける。
斬島 理性
斬島は簡素なベッドのひとつで、鼻血の拭われた跡以外はおおよそきれいな顔で眠っています。
河西枝折之塚梓
あんなにぼこぼこに殴られたあととは思えない。
斬島 理性
息をするとまだ腹が痛むのか、時々身じろぎしている。
河西枝折之塚梓
安らかな顔で寝てるなと思ったけど、近くに寄ったらやっぱり苦しそうだ。
河西枝折之塚梓
ありすのメイドたちは、鼻血は拭いてくれたみたいだけど、ちゃんと手当はしてくれたのだろうか?
河西枝折之塚梓
手当されたって言っても、あれだけ殴られたら、すぐ痛くなくなるって感じじゃないよね……
河西枝折之塚梓
なんかめっちゃ喜んでてヤバかったけど……………
GM
メイド達はできる範囲での治療はしています。
でも湿布なんかはないので、打撲はどうしようもないね。
河西枝折之塚梓
内臓とかにも響きそうな勢いだったもんな。
河西枝折之塚梓
よかったならよかっ……いや、引くわ(素直)
斬島 理性
まあ内臓がヤられてはいないので、何度かの痛みの後……斬島の目が薄く開かれます。
斬島 理性
こともなげに。しかしすぐに痛みに顔を顰める。
河西枝折之塚梓
動揺する。殴られて恍惚とした後の人とどうコミュニケーションを取っていいかぜんぜんわからないので……
斬島 理性
痛みを落ち着けるように、ゆっくりと深呼吸しながら。
河西枝折之塚梓
「ねっ、寝てていいよ~。苦しいよね?」
斬島 理性
お恥ずかしいところを、というような顔だ。
斬島 理性
秘め事を見つかってしまったひとのように、どこか恥ずかしげな笑顔。
斬島 理性
「ありす様はさぁ、アレ僕のためにやってくれたんだよ」
河西枝折之塚梓
ここみの言葉に、しまった、というような顔をする。
河西枝折之塚梓
そうだ……子供に……しかも女児に…………
荊木 ここみ
「えーっ!」
斬島と梓の間で頭をぶんぶんと忙しそうに動かす。
河西枝折之塚梓
殴られるのが嬉しいなんて価値観……今のうちから植え付けるのは……
斬島 理性
荊木が喜んで殴るようになった時の事を思い、慌てて取り繕う。
河西枝折之塚梓
でも、人の性癖を否定するのもな……
斬島 理性
ここみのパワーで殴られれば……それ即ち死!
斬島 理性
「そうそう、そんなかんじ」ふわっふわっ
荊木 ここみ
「そうなんだー……じゃあ大人になったらダメっていわれないんだ」
斬島 理性
「それはなんかこう、アクセサリーって感じでぇ」
河西枝折之塚梓
待って、待って待って。よくないことを学習させてる。
斬島 理性
彼に作ってもらったアザはプレゼントじゃねえんだ。
荊木 ここみ
「いいなーっあたしもはやく大人になりたいな」
荊木 ここみ
言葉をそのままうのみにするように、素直とはまたすこしちがう。
河西枝折之塚梓
こんな大人になるな……ここみちゃん……!
斬島 理性
照れるように首を傾げ、己の首に指先で触れる。そこに残る痛みは愛だ。
河西枝折之塚梓
と思っていますが、表立ってそれを言うのは躊躇われます。
斬島 理性
「なぐる側となぐられる側で需給の一致があることがあるんだよお」
荊木 ここみ
斬島自身が嬉しそうにしていることや、振る舞いがあまりかわらないことを見ると
河西枝折之塚梓
確実に教育によくない存在と化したこの大人をどう黙らせようか、なぜかわいいかわいいボクが悩まなければいけないのか懊悩しています。
荊木 ここみ
「ねーねー、あたしお外で遊んできていいかな?」
河西枝折之塚梓
「遊んできなよ~、ボク、おなかいっぱいでもう疲れちゃったからさ」
斬島 理性
「いいよぉ 壊れそうなものがあったらシュッと避けながらあそぼうね」
河西枝折之塚梓
そこは注意すんの? この大人……納得いかないな…………
荊木 ここみ
「わーい!やったー。メイドさんに遊んでもらおー」
河西枝折之塚梓
いってらっしゃ~い。と手を振ります。
斬島 理性
「うんうん、いっぱいあそんでもらいな~」
斬島 理性
「なにをですかぁ~……なぁんて、そうですねえ、わかりますよぉ~」
河西枝折之塚梓
「ていうか……ボクの前でもやめてほしいんだけど………………?」
斬島 理性
「でもつい、やっちゃったんですよね~」
河西枝折之塚梓
「救世主さまに気に入られようとしてたもんね~」
斬島 理性
「こんなとこで、彼氏はいないし、スマホも使えないし、環境も悪いし、食べるものすら危うい」
河西枝折之塚梓
ベッドの端に腰かける。遠慮しなくて良さそうな気がしたので。
斬島 理性
わからなさそうで、カマトトぶった笑い。
河西枝折之塚梓
「分かってるでしょ。できるだけ前の暮らしをさせてくれるってさ~」
河西枝折之塚梓
「ボクたちみんなに言ってたじゃん、あのひと」
斬島 理性
「そうですかねぇ~?」へらへらと笑う。
斬島 理性
「……あのひとねぇ、多分寂しい人ですよ」
斬島 理性
「そうでもなければ、あんな常軌を逸した行動、あなたたちの前でします?」
斬島 理性
「そうやればつなぎとめられると思ったから『ありす様』はしただけで」
斬島 理性
「まあ……荊木ちゃんやあずあず~をどうするかは彼の手腕だと思いますけど」
斬島 理性
「元の暮らしをくれるっていうのに、僕ほど要求レートの低い人間はいないと思うんですよね~」
斬島 理性
「この屋敷、なんかうさみみばっかりだし、人間にいてほしいのかな~?」
河西枝折之塚梓
「いつから来たか分かんないって言ってたし」
斬島 理性
「そこにやってきた何もしらない3人!」
河西枝折之塚梓
「そんで、殴ってって誘って、殴られて喜んでるワケ」
斬島 理性
「ど~します?何も知らないとこで、人間じゃないのに囲まれて、どれだけ居るかもわかんないのに、そこに3人も同じ国の人間が現れたら!」
斬島 理性
「なんとしても引き止めたくなりますよね~!」
斬島 理性
猛烈アプローチを食らってうれしい、なんて顔をする。
河西枝折之塚梓
「利用されて捨てられる都合のいいやつの代表選手」
河西枝折之塚梓
「あんなのさあ、求められてるからやっただけでしょ」
河西枝折之塚梓
「その眼帯、これ見よがしにしてさあ~」
河西枝折之塚梓
「見抜かれてるのはそっちのほうだっての~」
斬島 理性
「ま、こっちでこれ付けててもあんま意味ないな。元カレいねーし」
斬島 理性
「ま~実際、罪悪感ってやつはいいアクセになりますから。ありす様はそんなの無さそうでただのサービスっぽいですけど」
斬島 理性
「でもそのサービスには確かに僕を思う気持ちがあるってことですよぉ~」
斬島 理性
ニコニコと嬉しげに笑って、走る痛みに身をよじる。
河西枝折之塚梓
話しているとイライラする。この男の思考回路は歪んでいる。
河西枝折之塚梓
言動も。意図的にも無意識にも両方。タチ悪い。
河西枝折之塚梓
*理性の『恋の虜』を愛で舐めます。
河西枝折之塚梓
2d6+3+2=>7 愛+ティーセット (2D6+3+2>=7) > 7[1,6]+3+2 > 12 > 成功
河西枝折之塚梓
指のあとが痛々しく残る、首元に触れる。
河西枝折之塚梓
理性の痛みが少しずつ、和らいでいく。
河西枝折之塚梓
首の痛みも。身じろぎするたびの痛みも、軽くなる。
斬島 理性
新しい痛みを期待していないと言えば嘘になるが──消えていったプレゼントの感触に、眉をひそめた。
河西枝折之塚梓
知らない世界に放り出されて、元の世界から切り離されて。
河西枝折之塚梓
今この館は、ひとりの大人が支配する狭い狭いこの世界。
河西枝折之塚梓
だから、みんなの目があのありす様を見るのは当然だ。でも。
河西枝折之塚梓
「殴られるのがいいなんて、嘘だよ」
河西枝折之塚梓
指先を滑らせる。優しく首筋を撫でる。
斬島 理性
指先が与える、痛みでないものに眉根を寄せる。
河西枝折之塚梓
あのありす様まで含めて、ボクを見ていない人間がいることが。
河西枝折之塚梓
「痛くってさ、苦しくってさ、それがイイなんてさあ」
河西枝折之塚梓
首の後ろを撫ぜて、鼻先が触れるほど顔が近づいていく。
斬島 理性
笑顔が遠のいて、冷たくすらある目。
出会ってから初めてする顔。
河西枝折之塚梓
「あんただってガキみたいなもんだろ」
斬島 理性
「だ~って、働かなくていいなら働きたくないんだも~ん」
斬島 理性
「そうじゃない?楽なことして好きな人が家で帰ってくるの待つの、たのしいよ~」
斬島 理性
「新鮮味がほしい時は外に出りゃいいし」
河西枝折之塚梓
「それで殴られて繋がり感じて? 罪悪感煽って縛り付けて?」
河西枝折之塚梓
「まあ、シュミのことはいいけどさ」
斬島 理性
与えられたものは取り上げられ、心の表面にちいさないらつきが残った。
河西枝折之塚梓
「そんなもの、わざわざリクエストしてしてもらっただけでしょ」
河西枝折之塚梓
「ほんとに愛されてるんだったら、誘わなくたってねだらなくたって、向こうから縋ってくるよ」
斬島 理性
応えてくれるってことは、こっちを向いてるってことなんだから。
斬島 理性
暴力も彼らなりの縋り方、であるはずなのだが。
斬島 理性
痛みの取り払われた今、それを主張することは憚られた。
河西枝折之塚梓
「痛みを後生大事に抱えて愛されてるなんてバカみたい」
河西枝折之塚梓
「怪我させられたらまた治してやるから、いくらでも殴られたら?」
斬島 理性
「ま~!そんなこと言えるなんて!あずあずはさぞかし手厚く愛されていたんでしょうねえ!」
河西枝折之塚梓
「ボクは誰からも愛される、学園のアイドルだったからね」
斬島 理性
「アイドル様にんなこと頼んでね~~~よ。あー、そうだ。荊木ちゃん見に行ってきたら?あの子が家財道具壊してないかさ、心配でさ~」
斬島 理性
ひとりにしろ、もしくはほっとけ、というつっけんどんな態度。
河西枝折之塚梓
ひらひら手を振って、部屋を出ていく。
河西枝折之塚梓
「ボクならもっとうまく愛すし、愛されるよ」
河西枝折之塚梓
ばかにするように笑って、今度こそ去っていった。
斬島 理性
梓の去ったあとを、しばらくへらへらとした笑顔のまま見張っていた。
斬島 理性
痛みのない関係は嫌いだ。そんなものは信じられない。
つなぎとめるものがないのに、そんなものを信じられるはずもない。
斬島 理性
痛みなく与えられたものに飛びついて、それを取り上げられてしまったら僕はどうすればいい?
前の男たちのように泣いて縋り付けばいいのか?そんな惨めなことができるもんか。
斬島 理性
せっかく人がうれしく持っていたものを取り上げる、あいつは腹の立つ男だ。
斬島 理性
なんにも残さない首元に触れる。
──そこはもう、何も残さないはずなのに、なにかがあるように思えてならない。
GM
指の跡も、拳の跡も、きれいに消えてしまった。
GM
どうしよっかな あと10分くらいはありますね。
GM
早めに終わってもいいし、あと1シーンやってもいいな。
荊木 ここみ
アリスくんの手番だろうからどっちでもOKではあるな
斬島 理性
うんうん 私は無限の日程を持つのでいかようにもなる
河西枝折之塚梓
日程あるし急ぐぐらいなら明日ゆっくりやってもいい気がするな。
GM
じゃあゆっくりやりましょうか。抉りの予定なんも考えてないの思い出したし
[ 斬島 理性 ] 恋の虜 : 0 → 1
荊木 ここみ
キャットファイトに見入ってるから……
GM
今回抉りと舐めが逆みたいなリアクションだった
GM
というわけで、ちょっと早いですが本日はこれまで!
斬島 理性
弊社キャラメイクの段階で倒錯MOD毒が入っている
河西枝折之塚梓
舐めても傷に指突っ込まれて抉られても傷に指突っ込まれる男を作った人は言うことが違う。
GM
2d6 (2D6) > 12[6,6] > 12
GM
12 玄関。ちょっとしたホールになっていて、応接間も兼ねているようだ。
GM
ちょっと考えるのでまってね お茶とかトイレとかお願いします
河西枝折之塚梓
このままでは一日足らずでこんな場所にいられるか!する連中になっちゃうからな。
GM
というわけで数日後です。
あずあずが玄関のあたりにいると、ありすが外から帰ってきた所のようでした。
河西枝折之塚梓
「あっ、ありすさまおかえりなさ~い」
河西枝折之塚梓
アイドルだけど掃き掃除します。荒野のど真ん中で玄関は砂がたまるから……
天宮 在主
ありすの足は汚れており、遠くまで外出していたようです。
天宮 在主
「途中で亡者が出るからね。私が直接行くしかないんだ」
河西枝折之塚梓
荒野の外。この狭い、ありすが支配する箱庭の外。
河西枝折之塚梓
想像を巡らせたあとで、そっかあ、と小さく息をこぼす。
天宮 在主
「ここにいる使用人達も、大体はそこの街の出身だ」
天宮 在主
「街よりもここの方が安心できると、私を頼ってくれている」
河西枝折之塚梓
「『この世界を救ってくれる』って信じて……」
河西枝折之塚梓
「……ありすさま、大変じゃないですか?」
河西枝折之塚梓
脳裏によみがえるのは、殴られて喜んでいる理性の姿だ。
河西枝折之塚梓
使用人ひとりひとりにも望みがあって、それを満たしているのだとしたら……
天宮 在主
「でも、誰かが喜んでくれるなら頑張れる」
河西枝折之塚梓
「わかります……って言いたいところだけど、やっぱりすごいなあ」
河西枝折之塚梓
「こんな場所でひとりで、みんなのこと守ってるなんて」
天宮 在主
「すごくなんかないさ。私もみんながいないと頑張れない」
天宮 在主
「……わかるって言ったね。梓くんも、みんなが喜ぶなら頑張れるタイプかな?」
河西枝折之塚梓
「はい。……って言っても、ボクはありすさまみたいに強くないし……」
河西枝折之塚梓
「……あんなことも、できないですけど」
河西枝折之塚梓
「ありすさま、無理しないでくださいね」
河西枝折之塚梓
「頑張りすぎちゃうのは、よくないですよ」
河西枝折之塚梓
「ボクはありすさまに、そんなにわがまま言いませんから」
天宮 在主
「でも、少しくらいはわがままを言ってもいい」
天宮 在主
「私は君にも、少しでも過ごしやすくしてもらいたい」
天宮 在主
「君は、私に何か望むことはないかい?」
河西枝折之塚梓
「ありがとうございます。でも──」
河西枝折之塚梓
粗末な箒を握ったまま、じっとありすを見上げる。
河西枝折之塚梓
ボクだけが愛されたい。ボクがいちばんに愛されたい。
河西枝折之塚梓
そのためには、ここで愛されてるありすさまにまず愛されることから。
河西枝折之塚梓
「今のボクの望みは、ありすさまのために頑張ることかな~」
河西枝折之塚梓
「いっしょだから、助けたくなっちゃうんです」
河西枝折之塚梓
本当の望みを叶えてもらうのは、もっと信頼されて、もっと愛されてからでいい。
河西枝折之塚梓
おなじであることを喜ぶように、微笑んでみせる。
天宮 在主
「誰だって人に好かれたいものだし、喜んでもらいたいものだろう?」
天宮 在主
「……本当はね、大変なんだ。亡者はいくらでも出てくるし、食べ物も水も、本当に無いし」
天宮 在主
「皆のために頑張りたくても、私一人にできることは限られている」
河西枝折之塚梓
少し真剣な顔をして、頷いた。それは全くその通りだろう。
天宮 在主
「不安なんだよ。君たちが、ここの生活に嫌気がさして出ていかないか、って。そしてそのまま、死んでしまうんじゃないかって」
河西枝折之塚梓
「……ありすさまがみんなのために頑張ってるのに、出て行ったりなんかしませんよ」
河西枝折之塚梓
「ここみちゃんはちょっと心配ですけど。あの子、うろうろするのが好きだから」
河西枝折之塚梓
「でも、ありすさまが心配しないように、ボクもお手伝いします」
天宮 在主
「いやぁ、よくないな。君にはどうも話しすぎてしまう」
天宮 在主
* 梓くんの底なしの愛され願望を抉ります
荊木 ここみ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
斬島 理性
愛され願望しまえ チョイスに悪影響出てんぞ
荊木 ここみ
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 3[1,2]+2 > 5 > 失敗
[ 荊木 ここみ ] HP : 18 → 16
[ 荊木 ここみ ] HP : 16 → 17
河西枝折之塚梓
わかんないならしょうがないなぁ~!
天宮 在主
2d6+3=>7 (2D6+3>=7) > 4[2,2]+3 > 7 > 成功
[ 河西枝折之塚梓 ] 底なしの愛され願望 : 0 → -1
河西枝折之塚梓
ガードまだ下げ切ってなかったけど抉られちゃった……
河西枝折之塚梓
このひとは、ひとのために頑張るひと。
河西枝折之塚梓
ボクと同じ。だから、特別なひとを愛したりしない。
河西枝折之塚梓
お願いされたら望みを叶えるけど、それは特別扱いしてるからじゃない。
河西枝折之塚梓
そう思ってたからこそ、かれの口から出てきた『特別』という言葉にどきりとする。
天宮 在主
「実はね、元の世界で結婚していたんだ」
天宮 在主
「がむしゃらに頑張ってきたのは、妻を忘れたかったからかもしれない」
天宮 在主
「髪の色も、目の形も、私の力になろうとしてくれる所も」
天宮 在主
「それと、周りをよく見ているところだとか、寂しがり屋な所とかもかな」
天宮 在主
「……なんて、勝手に言われても困るよね」
河西枝折之塚梓
「奥さんの、大切な人の代わりに、なんて、そんなこと簡単には言えませんけど」
河西枝折之塚梓
「でも、なんだか嬉しいです。それでありすさまの役に立てるなら」
河西枝折之塚梓
「……だから、ボク、がんばりますね」
河西枝折之塚梓
「ありすさまが、少しでも寂しくないように」
河西枝折之塚梓
頬を包み込まれたまま、わずかだけ顎を引いた。
河西枝折之塚梓
愛されたい。僕だけが愛されたい。いちばんに愛されたい。
河西枝折之塚梓
その気持ちを見透かされたように、わずか満たされるのを感じる。
河西枝折之塚梓
相手の心の中に入り込み、その愛を得てわがものにしようとするのは諸刃の刃だ。
河西枝折之塚梓
自分も相手を、相手より愛してしまうなんてこと。
河西枝折之塚梓
いちばんに愛される人間にはあってはならないんだから。
河西枝折之塚梓
ありすの言葉は、触れ方は、梓の心にするりと入り込んできた。
GM
ありすはそのまま自室に向かい、しばらく休んだ。
GM
どうしよっかな ここでマスターシーンを入れてもいいんですが
GM
ここみちゃんのターン先がいいような気もしています
GM
この直後にあの話を!?って気持ちがあるので、ここみちゃんにお願いしちゃおっか。
荊木 ここみ
2 食堂。幾つかのテーブルと椅子。誰かのために、何人分かの料理が用意されている。
天宮 在主
4人で食卓を囲んで、メイドが給仕をしています。
荊木 ここみ
食卓はいつもと変わらない感じですかね
天宮 在主
変わらない感じですね。例によって質素な食事です。
天宮 在主
ありすは、今日あったことをよく聞いてきます。
荊木 ここみ
屋敷に来た当初の楽しそうな輝きはとっくになくなり、薄くなったスープを前にカチャカチャと食器を弄ぶ。
荊木 ここみ
「えー、今日はねー……つまんなかった」
天宮 在主
「つまんなかったか……、それはよくないな」
天宮 在主
「ここみちゃんは、どうやったら楽しくなれるかな?」
荊木 ここみ
「ケーキ食べたーい。もっと楽しいところに遊びにいきたい!お友達もつまんないしー……お手伝いばっかり楽しくない」
天宮 在主
「う~ん、困ったな。なかなか難しいことばかりだ」
天宮 在主
「砂糖は高級品だし、外は危険だし、歳が近い子もいないしなぁ。お手伝いは、少しくらいなら休んでもいいんだけど」
荊木 ここみ
「なんであたしたち外にいっちゃいけないの?きゅうせいしゅの一緒だったらダメなの?」
天宮 在主
「申し訳ないが、外は危険なんだ。君を守りきれる保証がない」
白兎の末裔
メイドがちょっとはらはらした顔で見ています。
河西枝折之塚梓
スープを食べながら、ふたりのやり取りを見つめている。
白兎の執事
少し離れた所にいる執事は、じっとテーブルの方を見ています。
河西枝折之塚梓
ありすさまが大変だからわがままやめとこ~とか、そういうことを考える歳でもないもんな……
荊木 ここみ
「そればっかり。なんでなんで!なんでまたダメってされてるの?」
荊木 ここみ
「さいしょの怪物だってあたしなら倒せたもん!きゅうせいしゅじゃなくても強いのに!」
河西枝折之塚梓
ありすを困らせるわがままを、ちょっと煩わしく感じてしまう。
荊木 ここみ
根拠も理屈も何もないただの子供の尊大な自意識。
天宮 在主
「私は君たちを守りたいんだ。分かって欲しい」
河西枝折之塚梓
子供はちょっと苦手だった。与えたから返してくれるってわけでもないからだ。
斬島 理性
まあ化け物に対抗できそうな力はある子ではある、と思いながらギリギリのスープを一口。
河西枝折之塚梓
登ってたもんなあ、あのうさぎ?に……
河西枝折之塚梓
そういえばあの帽子どうしたんだろ。捨てちゃったのかな。
天宮 在主
出来ることは限られている。いつでも客人が出ていくことに怯えている。
天宮 在主
他の2人に迷惑をかけたくないから、この場で頼ることはしない。
荊木 ここみ
「つまんないつまんないー。あたしだけつまんない」
斬島 理性
きっとありすなら説得できるだろう、と信じる表情を向けている。
河西枝折之塚梓
いつでも頼ってくれていい、と言ったこの梓も、黙って見守るだけだ。
荊木 ここみ
そんなことはないはずだ。できる限りのことをここみはされている。
天宮 在主
「つまらない思いをさせてすまない。とはいえ、外にも面白い所はないんだ」
天宮 在主
「君たちも見たように、荒野が続くばかり」
斬島 理性
子供のわがままでありすにストレスが溜まるのなら自分が慰めればいいし、うまく宥めれば褒め称える理由ができる。二人の話をうんうんと聞く。
天宮 在主
「……そうだ、君と歳が近い子を探してみよう。どこかに末裔の子がいるだろう」
河西枝折之塚梓
街のことを伏せている、とちらっと思うけれど、自分も口に出したりはしない。
河西枝折之塚梓
だって、それはここみのわがままを加速させるだけだ。黙っている理由はよく分かる。
荊木 ここみ
「やだー。お友達はあたしが決めるの!」
荊木 ここみ
少しでも歳を重ねればなくなるはずの理不尽な要求が続く。
天宮 在主
困りながらもなんとか宥めようとするが、それにも限界がある。
荊木 ここみ
「おにーちゃんたちとは楽しそうにしてるのに!きゅうせいしゅはあたしとじゃ楽しくないんだ!」
天宮 在主
「そんなことはないよ。どうしてそう思うんだい?」
荊木 ここみ
「だってきゅうせいしゅはお話しかしてくれないもん。パパもママも先生も先生も先生もお友達もあたしとお話してご本読んでくれて遊んでくれて楽しそうだったもん」
荊木 ここみ
「きゅうせいしゅはお仕事みたいにお話ししかしてくれないもん」
荊木 ここみ
荊木 ここみは記憶の多くを失っている。
荊木 ここみ
しかしそれでも楽しかった、幸せだったという印象だけはたくさん持っている。
荊木 ここみ
天宮 在主と話していても、それを感じないという理不尽な理由。
荊木 ここみ
「本当にきゅうせいしゅならはやくここを救ってよ!つまんないつまんないつまんない!」
天宮 在主
ティーセットどうしよっかな~~~~~~~素でいっか
天宮 在主
横槍しないマンだったのですごすごと引き下がります
荊木 ここみ
2d6+3+2>=7 (2D6+3+2>=7) > 6[4,2]+3+2 > 11 > 成功
[ 天宮 在主 ] 救世主妄想 : 0 → -1
天宮 在主
「君には、本当にすまないと思っているよ」
天宮 在主
「もっと君は、君たちは幸せになれるはずなのに」
天宮 在主
堕落の国を見ていると、いつもそれを思う。
天宮 在主
記憶は全て楽しく、美しい。
最愛の妻と、娘の笑顔が瞼の裏にちらついた。
天宮 在主
「……ご本読んでくれて、か。そんなこと、思いつかなかったな」
天宮 在主
「私は……、万能の救世主とはいかないようだ」
荊木 ここみ
きっと接し方を変えても、本を読んでも遊び相手になっても、たとえ新しいお友達を連れてこようとも。
荊木 ここみ
どこかでここみはかんしゃくを起こすだろう。
荊木 ここみ
荊木 ここみにとってのパパもママも先生も友達も、記憶にしかおらず、もう記憶にもいない存在だ。
天宮 在主
どこかでかんしゃくを起こすと分かっていても、それを何とかしたかった。
天宮 在主
できるだけ、楽しく、幸せに過ごして欲しいと思っていた。
天宮 在主
それができないことを、はじめから少しだけ気が付いていた。
天宮 在主
全ての人を幸せにするには、力が、コインが足りない。
天宮 在主
天宮在主は、この世界に大勢いる救世主の一人で。
白兎の末裔
見かねたメイドが、ここみに声をかける。
気を逸してやりながら、食堂の外に連れ出す。
GM
時間あるから、今日マスターシーンもやっちゃうか
GM
3人が部屋に戻って休んでいると、ドアがノックされました。
河西枝折之塚梓
ありすさまの後ろでいつも胃が痛そうにしてる人だ。
白兎の執事
そう言って、6ペンスコインを差し出します。1人10枚。
河西枝折之塚梓
何だろ、と思いながら、立ち上がる。
白兎の執事
「こちらは、堕落の国への招待状に同封されていたものです」
斬島 理性
特に気にも留めていなかったものだが……改めて渡されるということは意味があるんだろうか?
河西枝折之塚梓
いつの間にか消えたと思ってたけど……
河西枝折之塚梓
なんでこれがこうして渡されるんだ? と目を瞬かせています。
白兎の執事
「6ペンスコイン……、これこそが、救世主の力の源です。
ありすさまの奇跡の力も、全てコインによって成されている」
白兎の執事
「本来、あなたがたは全員、ありす様と同等の力をお持ちなのです」
白兎の執事
「それを……ありす様は教えず、コインを奪ってしまわれました」
河西枝折之塚梓
「どうして返してくれるんですか?」
白兎の執事
「それが使命、と言えば聞こえはいいですが。まぁ、基本的に救世主が好きな種族なんです」
白兎の執事
「子供の子供の、ずーっと子供、ということです」
白兎の執事
「私は、ありす様のやりかたに賛同できない」
白兎の執事
「救世主様は、一人ひとりがこの世界を救う可能性がある」
荊木 ここみ
チャラチャラと6ペンスコインを遊ばせる。
河西枝折之塚梓
手の中のコインを弄びながら、ありすさまの話と執事の話を反芻している。
河西枝折之塚梓
「……でもボクたち、世界を救うなんて……」
白兎の執事
ルールブックの、基礎知識にあるような情報を説明します。
堕落の国がどんな感じだとか、救世主がめっちゃ末裔に期待されてるとか、そういうあたりを中心に。
白兎の執事
「我々が救世主様に期待を寄せるのも、仕方がないと言えるでしょう」
斬島 理性
「別にありす様はこの世界のナンバーワンってワケでもないんですね」
荊木 ここみ
「わーいあたしもきゅうせいしゅだ!」
白兎の執事
「ええ、ナンバーワンではないどころか、駆け出しと言っても過言ではありません」
河西枝折之塚梓
「荒野の向こうには街があるって、ありすさま言ってた」
荊木 ここみ
「じゃあそこにもきゅうせいしゅはいっぱいいるんだ」
白兎の執事
「そこには他の救世主もいます。脅威度2や、それ以上の方もたまに」
斬島 理性
「そして殺し合いをやっていると。やべ~世界ですね」
白兎の執事
「媚を売るにしても、もっと適切な相手がいるのですよ」
河西枝折之塚梓
嘆息して、自分の唇に手を当てている。
白兎の執事
「もっと北に行けば、もっと大きな街がある。遠い南の方には、大学や、食べ物が豊富な村もあるそうです」
荊木 ここみ
よくわかっていない顔をしている。
媚びなど……売らぬ!
荊木 ここみ
「変なお祭りしてる村とか?」
ゲームや本を世界を想像している。
白兎の執事
「そうですね、そんな村もあるかもしれません。
もっとも、大体はここと同じくらい貧しいか、それ以下だと思いますが」
河西枝折之塚梓
「…教えてくれてありがとうございます」
白兎の執事
「ありす様は外は危険だと仰られていましたが、あなた方と、ありす様でリスクは変わりません」
斬島 理性
他にも街があるってことは、ゴミのようなスープに飽きてもいいってことだ……
河西枝折之塚梓
もっともっと、たくさんボクを愛してくれる人がいるってコト。
白兎の執事
「ありす様も、いつ他の救世主に倒されるか分からない。
外に出ることを、お勧めいたしますよ」
河西枝折之塚梓
この狭い世界にこだわらなくっていいってコトだ。
河西枝折之塚梓
「ありすさまがボクたちのために、救世主として頑張ってるのはほんとだし……」
斬島 理性
出ていくタイミングがあるとすれば……ここみだ。
河西枝折之塚梓
「ありすさまも、執事さんが導きたい救世主のひとりなんですよね?」
白兎の執事
「はい、私はありす様に恩義があります」
白兎の執事
「私にできるのは、コインをお返しすることと、真実をお伝えすることくらい」
河西枝折之塚梓
「ありすさまは、みんなのために頑張りたいひとだから」
河西枝折之塚梓
「間違って、みんなを悲しませて、空回りしてるのってかわいそうだし」
河西枝折之塚梓
それに、荒野を越えてくんだったら準備もしなきゃだしな……
河西枝折之塚梓
「遠足には準備が必要ってことだよ~」
河西枝折之塚梓
「ありすさまは嫌がるかもしれないから、こっそりね」
荊木 ここみ
夕食の時にあれほどだだをこねかんしゃくを起こしたにもかかわらず機嫌よく返事をした。
白兎の執事
「……必要なものがあれば用意します。例によって、大したものは準備できませんが」
河西枝折之塚梓
つまり、時間が経てばまたかんしゃく起こすかも……ってコト!
斬島 理性
新人の白兎末裔とか居たら貸してもらおうかなあ~
河西枝折之塚梓
「ボク、ありすさまのためにもちゃんと何かできるように、がんばりますからね」
白兎の執事
少しだけ、安心したように表情を緩めた。
河西枝折之塚梓
「執事さんはボクたちのために、ありすさまのために」
河西枝折之塚梓
「そう、いいことをしたんだから、苦しそうな顔しないで」
斬島 理性
こいつ……って思いますが特に突っ込みません。
白兎の執事
「救世主様にそう言って頂けるだなんて、思ってもいませんでした……。
今夜はよく眠れそうです」
白兎の執事
全員に軽く礼を返して、今度こそ出ていく。
斬島 理性
梓の背にちらりと視線を送るが、ここみの手前特に何か言うこともなく白兎が出ていくのをただ見守った。
GM
銀貨は鈍く光っている。
手にすれば、確かに何かの力を得た実感がある。
GM
明日ありすの手番が入って、多分裁判開始まで行くと思います。
GM
ここみちゃんが言うとかなりしゃれにならない感じがある
荊木 ここみ
よろしくお願いします!
減らしてなかったティーセットを減らします
[ 荊木 ここみ ] ティーセット : 2 → 1
[ 荊木 ここみ ] ティーセット : 1 → 0
[ 河西枝折之塚梓 ] ティーセット : 2 → 1
河西枝折之塚梓
そういえばボクも舐めの時に使った気がする(曖昧な記憶)
斬島 理性
私は舐めに1回使っただけなので多分大丈夫なはず
GM
私もちょっと自分のティーセット自信ないので確認します
GM
理性くん 1
ありす 1
梓くん 1
ここみちゃん 1
って感じか
荊木 ここみ
うん、ここみが2回であとはみんな1回
GM
キャラシにあるPC人数による追加分の解釈を完全に間違えていたな
ティーセット一個余っちゃった
GM
PC有利な分にはまぁいっかと思うので、まぁいっかということにします。
河西枝折之塚梓
はずかしい そんなことを知られるなんて
GM
最後のありすの手番やっていくぞ。よろしくお願いしまーす!
GM
2d6 (2D6) > 4[3,1] > 4
GM
4 寝室。簡素だが大きめのベッドと、暖かい毛布が用意されている。
GM
ここみとありすがすれ違った翌日。
執事がコインを持ってきた翌朝。
白兎の末裔
時間は朝食の時間より少し遅い。
ここみだけ、起こされなかった。
白兎の末裔
「ここみ様、ここみ様、おはようございます」
白兎の末裔
「ここみ様、今日はお手伝いはお休みにしましょう」
荊木 ここみ
寝起きのふにゃふにゃとした喜びの声をあげる。
白兎の末裔
「皆様、ずっとお休みがありませんでしたからね。
特にここみ様は、まだこんな歳なのですから、もっと遊びませんと」
白兎の末裔
「お友達でなくて申し訳ないのですが、私が一日お相手をさせて頂きます」
荊木 ここみ
「おにーさんたちはお休みじゃないの?」
荊木 ここみ
「ありすおにーさんも斬島おにーさんも梓おにーさんもおしごと?」
白兎の末裔
「そうですね……、ありす様は様子を見に来られるかもしれませんが、理性様と梓様はおしごとです」
白兎の末裔
「そうですか、では、朝食を済ませてしまいましょう」
白兎の末裔
「ここみ様、ひとつお願いがあるのですが……」
白兎の末裔
いつもと違う場所で、いつもと違う相手と囲む食卓。
荊木 ここみ
耳を澄ませば遠くから屋敷を掃除する音や誰かが廊下を歩く音。
白兎の末裔
「なんだか、お仕事おさぼりしちゃったみたいな感じしますね」
白兎の末裔
「悪いことしちゃったな」
楽しそうに笑う。
荊木 ここみ
「メイドさんもお休みにしたらいいよ!あたしと遊んでご飯食べてお風呂入ってー、寝るだけの日。日曜日だ!」
白兎の末裔
「じゃあ、今日は日曜日ですね。
明日は金曜日だから、その次の次にまた日曜日」
荊木 ここみ
「やった!メイドさんだけほかのみんなより日曜日が増えるね」
白兎の末裔
「得しちゃいましたね。ここみ様のおかげです」
白兎の末裔
やったぁ、と普通の娘らしく喜んで見せる。
荊木 ここみ
「でしょ~~!あたしもきゅうせいしゅだから、メイドさんをちょっと救っちゃったー」
荊木 ここみ
えっへへーん、と流石に子供でもわかるくらいわざとらしく胸をはる。
白兎の末裔
「……そういえば、昨日ありす様とちょっとケンカ……してましたね」
白兎の末裔
「ここみ様は、ありす様がお嫌いですか……?」
荊木 ここみ
叱られるのかとバツが悪そうにしていたが違う質問に間の抜けた声をあげる。
荊木 ここみ
「でもぉー……ここに居るだけなのはつまんない!」
白兎の末裔
「よかったぁ。嫌いだったらどうしようかと思いました」
白兎の末裔
「そうですよね、ここにずっといるのも窮屈ですものね」
荊木 ここみ
「メイドさんとか執事さんとかはお外でないの?ずっとお仕事?日曜日も?」
白兎の末裔
「お休みの日はありますよ。屋敷からは出ませんけどね」
白兎の末裔
「お外には、こわ~い亡者が出ますから」
荊木 ここみ
「亡者はやっつけてもいなくならないの?」
荊木 ここみ
どこか嬉しそうなよくわからない笑顔を見せながら体を揺らす。
荊木 ここみ
「亡者がいなくなったらお外に出られるけど、いなくなっちゃったらつまんないかもーって」
白兎の末裔
「つまんないですか?私はいなくなった方がいいですけれど……」
荊木 ここみ
「うーんとね、あたしがやっつけてて面白くなくなったらいなくなってもいいかなー」
白兎の末裔
「そんな、やっつけるなんて無理ですよ」
白兎の末裔
「ありす様みたいに、特別な力がある方でないと亡者は倒せないのです」
荊木 ここみ
執事さんは昨日秘密にしてとは言わなかった。
ありすおにーさんには秘密にしておこうって、梓おにーさんが言ってただけ。
荊木 ここみ
だから、このメイドさんに言っても大丈夫!
荊木 ここみ
「だって昨日ね、あたしも斬島おにーさんも梓おにーさんも、ありすおにーさんとおんなじきゅうせいしゅだよって教えてもらったもん!」
荊木 ここみ
「だからあたしでも亡者をやっつけられるんだよ!」
白兎の末裔
「じゃあ、コインも受け取ったんですか?」
荊木 ここみ
コインはポケットに、布に包んで入れてある。
天宮 在主
「途中から話聞いてたよ。コインを手に入れたんだってね」
天宮 在主
「隠さなくてもいい。怒ったりはしないからさ」
天宮 在主
後手を組んで、テクテクと部屋に入ってくる。
天宮 在主
「知らないなら、知らないということにしてもいい」
天宮 在主
「ただ、君は自分が手に入れた力を知るべきだ」
天宮 在主
「人喰い三月と"遊んで"いたのを見ていたよ。それと屋敷での暮らしもね。
君はコインを持っていない状態でも、力が強いみたいだ」
天宮 在主
「そんな君が救世主の力を手に入れて、制御できるのか?」
荊木 ここみ
「できるもん!斬島おにーさんにもほめられたもん!」
荊木 ここみ
「パパもママも先生もよくできたねって褒めてくれるもん!」
荊木 ここみ
「きゅうせいしゅになってもできるよ!」
天宮 在主
メイドの手を取り、ふわりと立ち上がらせる。
天宮 在主
腰を引き寄せて、ダンスを踊るようにくるくると回る。
片手を繋いでターン。最後に抱き上げてポーズ。
天宮 在主
「そのままじゃなくていい。似たような感じでやってみたまえ」
荊木 ここみ
語気とは裏腹におそるおそるそっと手を伸ばす。
河西枝折之塚梓
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
河西枝折之塚梓
2d6+0+2=>7 才覚+ティーセット (2D6+0+2>=7) > 8[3,5]+0+2 > 10 > 成功
河西枝折之塚梓
1d6 効果量 (1D6) > 6
天宮 在主
2d6+3-6=>7 愛 (2D6+3-6>=7) > 5[3,2]+3-6 > 2 > 失敗
[ 天宮 在主 ] ティーセット : 2 → 1
河西枝折之塚梓
きょとんとした顔で部屋の中を見回す。
天宮 在主
部屋にはありすと、メイドと、その手を取るここみ。
河西枝折之塚梓
自分たちの部屋に戻ってきたわけだから、ノックもなく。
荊木 ここみ
メイドの手をそっととったところでぽけーっと梓を見る。
河西枝折之塚梓
「遊んでもらってたんだ? ここみちゃん」
荊木 ここみ
状況のなにもかもが後ろめたく感じられ、どこか声に覇気がない。
河西枝折之塚梓
「ボクも混ぜてもらっちゃおうかな~」
白兎の末裔
困惑した様子で、救世主達の顔を見ている。
河西枝折之塚梓
「仕事に行くところだったけど……」
河西枝折之塚梓
「ちょっとぐらいならいい、かな~?」
天宮 在主
「君は、自分の力について考えておいた方がいい」
河西枝折之塚梓
「……それで、何して遊んでたの?」
河西枝折之塚梓
誤魔化すように、問いを投げかけた。
荊木 ここみ
素直に返事をする。
ここみとしては隠せているつもりでも、在主の言葉に乗った時点で自白したも同然だった。
荊木 ここみ
「いまはねー、メイドさんとちゃんとダンスできるか見てもらうとこ!」
白兎の末裔
「ええと……、では、ダンスの練習をしましょうか」
河西枝折之塚梓
「わ~。オトナなの教えてもらってるねえ~」
白兎の末裔
「ここみ様は手をこうして……、ここです」
白兎の末裔
「そうそう、お上手です。前に歩きますよ。
ワン、ツー、ワン、ツー」
白兎の末裔
ダンスの練習と言えるほどしっかりしたものではないが、ダンスのようには見えるお遊戯。
河西枝折之塚梓
それを笑みを浮かべて見つめている。
荊木 ここみ
メイドに促されるままたどたどしい足運びで、お遊戯のステップを刻む。
荊木 ここみ
動きや力具合にぎこちなさはない。
在主の言葉に興奮していた時とは違い、在主や梓に見てもらうために力が抜けている。
天宮 在主
メイドに、あとは頼んだよ、と告げて踵を返す。
河西枝折之塚梓
「ありすさま。今度、踊ってくださいね」
天宮 在主
「……やれやれ、隠していたことが、すっかりバレてしまっているようだ」
斬島 理性
角の向こう、物陰で一部始終を聞いていた。
天宮 在主
「困ったな、ここみちゃんは出て行ってしまうかもしれない」
天宮 在主
「梓くんは愛想よくしているけれど、どこまで信じていいのだろう」
斬島 理性
「そりゃもちろん、ありす様が僕が必要だって言うならぁ!」
斬島 理性
きゃっきゃと犬のような人懐っこい笑み。
天宮 在主
「私は君を信じたいんだ。信じさせてくれよ」
斬島 理性
「うれしいです、そう言ってもらえて、とってもうれしいです」
斬島 理性
肩に残った手の感触に、自らの手を重ねる。
斬島 理性
「いっぱい信じて、いっぱい僕の事を考えてくれるとうれしいです」
斬島 理性
「そしたら僕も、できることをがんばれますから」
天宮 在主
ありすはそのまま立ち去る。
今日やらなければならないことは、まだたくさんある。
斬島 理性
それを手を振って、がんばってくださいねえ、と見送る。
斬島 理性
時間はいくらでも……というわけではないが、やる事だってこちらにもある。
斬島 理性
まあ、その辺は彼らの動き次第なんだが、と斬島は自分たちの部屋に歩いていく……
白兎の末裔
部屋には、ここみに梓、そしてありすを見送ったメイドがいる。
白兎の末裔
「私、実はさっき、ちょっと怖かったんです」
白兎の末裔
「でも、全然心配しなくてよかったですね」
荊木 ここみ
「そうだよ!きゅうせいしゅだもん、あたしはちゃんとできるんだもん!」
白兎の末裔
「はい。ここみ様は、ちゃんとできる方なんだなって思いました」
白兎の末裔
メイドはありすに仕える末裔だが、白兎の末裔である以上、救世主全般に思う所はある。
荊木 ここみ
体を変にかたむけながら照れと喜びを表す。
白兎の末裔
メイドは何事もなかったことを、心から喜んでいた。
斬島 理性
和やかな雰囲気に斬島がにょきっと部屋に入ってくる。
斬島 理性
「救世主だもんね、救世主コインでこれから荊木ちゃんの力が細かく制御できるようになるかもしれないね~」
荊木 ここみ
「あー斬島おにーさんだ!もっとできるようになるかなぁ?」
荊木 ここみ
「気を付けないでもいいようになるかなぁ?」
河西枝折之塚梓
「ダンスだってうまくできたもんね~」
斬島 理性
「でも実際、このコインがあれば……色々できるようになるみたいだからね」
斬島 理性
「そういうこともできるようになるのかもしれない」
斬島 理性
……そしてそういう事を試すには、この屋敷は狭すぎるのかもしれない。
荊木 ここみ
「おにーさんたちもなにかもっとできるようになるよ!」
河西枝折之塚梓
心の疵というものが、いまだにピンと来てないところはあるけれど。
斬島 理性
「僕の地団駄力がもっと上がるとかかなぁ」
斬島 理性
正直アレなんで止まったんだろうな~って思ったんだよなあ。
荊木 ここみ
「地団駄したら……おなかがいっぱいになるとか……?」
河西枝折之塚梓
「受け入れなよ……自分の力だろ……」
白兎の末裔
地団駄の力を使う救世主様……?という顔をしている。
荊木 ここみ
「うーんだってお外の方がおもしろそうだし……」
白兎の末裔
「ありす様が何を考えていらっしゃるかは分かりません。
ですが、保管していたコインはなくなっていました」
白兎の末裔
「この屋敷は救世主が好きな白兎ばかりですから……、誰かが皆様に渡したと想像できます」
白兎の末裔
「それなら、出ていくと考えるのは自然でしょう」
河西枝折之塚梓
「ありすさまとお話ししないといけないかもしれない、かな~」
荊木 ここみ
「そっかー。ありすおにーさんは、どうするかな?ダメっていうのかな」
斬島 理性
「まあ正直さ、外には出ておいてもうちょっと知っておいたほうがいいとは思うんだよね、この世界のこと」
斬島 理性
「全部が全部ありす様に頼ってやっていくのは多分キツいよ、ありす様がね」
白兎の末裔
「お話するのなら、今夜がいいでしょう。
月が明るい夜ですから、旅立つにも悪くありません」
斬島 理性
コインを多く持った1人と、均等に分けた大人数のどちらが生きやすいのか……それは多分、外に出てやってみなけりゃわからなさそうだ。
斬島 理性
「じゃ、一回それでやっていきますか~?おはなし~」
GM
堕落の国で、救世主達は生きなければいけない。
GM
生きる方法を模索して、前に進まなければいけない。
GM
はい、という感じで なんか時間かかっちゃったな。
GM
明日はお休みで、土曜日から裁判やっていきます!
[ 河西枝折之塚梓 ] HP : 20 → 19
河西枝折之塚梓
(前回横槍分を削っていなかったため、削りました)