導入

GM
こんにちは、みなさん。
此処は素敵な堕落の国。
GM
荒野には新鮮な緑もなく、小鳥も子ネズミも子犬もなく。
GM
水もなく、食べ物もなく。
GM
突然ですが。
そんな場所を皆さんは、まる2日くらい歩いています。
GM
それでは、軽く自己紹介をお願いいたしましょう。
GM
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
GM
眼鏡の方からどうぞ。
海獣
はい……
海獣
これはえーと……分類名というか、苗字のようなものです。
海獣
このへんの人、誰もこういう……刺青みたいなのないでしょ?
海獣
私たちの世界では、生まれつきこういう刺青を持った連中は、
海獣
こういうなんか中二病っぽい名前を付けられて、研究所に押し込められる運命なのです。
海獣
かぶってる刺青の人間が大量にいるので、番号もつけられてます。私は一五七七九。
海獣
研究所で教育を受けて、優秀な成績を収めていたので、研究者として働いていました。
海獣
ですが、実験体が暴走して……
海獣
凄惨な光景でした。目の前で、仲間が食われていくんです。
海獣
しかも、この印がある場所だけ!
海獣
次は私の番、と思っていたら……いつの間にかこの国に。
海獣
なので、外に出たことがあんまなくて、死にそうです。
海獣
砂っぽい。
海獣
疵の説明もした方がいいかな?PC・PKには『心の疵』と呼ばれるデータが存在する。トラウマ、もしくは異常性。PCを表現する重要な要素であり、2ラウンドに渡るお茶会ではこの心の疵をお互い舐めたり抉ったりする。
海獣
『被食願望』──あり得ざることだけど、もしあの時食べられていたら、と、そう思うことがあります。
海獣
『罪悪感』──ほかの仲間が食われたにもかかわらず、自分が生き残っていることに対する罪悪感です。
海獣
以上になります。
GM
ありがとうございます。
GM
では、次は……
GM
Choice[才覚,愛] (choice[才覚,愛]) > 才覚
GM
まちがっちゃった
悪魔
猟奇ということで
GM
悪魔の方で
悪魔
じゃあ紹介を。
悪魔
我だ。
悪魔
名前?なぜ教えてやらねばならんのだ。私を見て思い浮かんだ賛辞の言葉で我を呼ぶ事を許そう。
悪魔
見ての通り傲慢な悪魔です。
悪魔
悪魔なので人間と契約して何かしらを捧げられ何かしらを叶えてやり、それで破滅したりもっとよりデカい災害を起こす人間を見たり、人間から捧げられた珍品を家に飾ったりして遊ぶことを生業にしています。
悪魔
適当な人間に対価として貰った珍品としてもらった黒い招待状。ただならぬ気配があったので読んでみたら堕落の国に落ちてきてさあ大変。
悪魔
地元じゃなんでも出来る超ヤバヤバ最強高級悪魔として存在していましたが、今では人間の形を保つのも頑張らなきゃいけません。堕落の国の救世主の振るえる力は所持している六ペンスコインの枚数に縛られる。元の世界でどんな強大な存在であろうと関係はない。
悪魔
疵wikiの時間だぞ
悪魔
果てしなく傲慢。
見ての通り傲慢です。
その傲慢さは全能にも等しい力を持っていたが故の態度だったのですが、今はそのような力を大体失っています。
悪魔
でも我偉大な悪魔なんであまねく人間、いや生命、いや物体レベルで我を称えるべきなんだが?
悪魔
契約。
悪魔なので契約をすると契約を履行しなければなりません。
もっともこんな世界でうかつに契約をするわけがないのだが……
悪魔
契約をするには色々と保険会社の約定よりもクソ長めんどくさ長文を掻い潜って交渉せねばなりませんが、心臓でもある本に名前を書くと所有できます。
悪魔
もっとも我は心臓をメチャクチャ守っているのでそんな低級悪魔みたいなことされんが……
悪魔
とりあえずそんな感じです。人間を虐げたいぞ。
GM
虐げられるといいですねぇ
GM
では、子ヤギさん
ナナギ
田舎で六匹のおにいちゃんおねえちゃん、そしておかあさんと暮らしてたの
ナナギ
でもね、ある日おかあさんがお買い物にいったの
ナナギ
そのときおかあさんは「誰が来ても、決してドアを開けてはいけませんよ」って言ってたの
ナナギ
だけど、狼がナナギたちを騙しておかあさんのフリをして扉を開けてって言ってきたの
ナナギ
最初は、騙されないぞ!っておにいちゃんもおねえちゃんも言ってたんだけど
ナナギ
結局開けちゃった、騙されちゃった
ナナギ
みんないろんなとこに隠れたんだ、机の下とか、棚の中とか
ナナギ
ナナギは、柱時計の中に隠れたの
ナナギ
そこで、おにいちゃんとおねえちゃんが狼の口の中に入っていくのを見てたの…
ナナギ
ナナギは震えてたんだけどね、時計の中になんか封筒があるのを見つけたんだ
ナナギ
それを読んだら、ここに堕落の国は奇跡の力を使い、異世界から救世主を招待し続けている。読んでしまったが最後拒否権はない。いたの
ナナギ
どこ、ここ
ナナギ
心の疵は「嘘偽り」と「無力」
ナナギ
嘘をつく者、騙す者、それらはみんな狼だよ。扉を開けちゃダメ、絶対ダメ。
ナナギ
六匹の兄姉が狼の腹に入っていくのを見て、何もすることができなかった。ナナギは無力。
ナナギ
ちなみに、なんかこっちきたら時計と合体してたの
ナナギ
なんで?
ナナギ
こんな感じだよ
GM
ありがとうございます。
GM
GM
DoA『エルヴンミオレの奴隷商』
GM
開幕
GM
GM
見渡す限り、一面の荒野。堕落の国は滅びかけており、空は雲に覆われて日はほとんど差さず、土地も死んでいるため荒野が多い。
GM
食料も水も、亡者さえ見当たらない。
GM
果たして、最後に何かを口にしたのはいつだったろうか。
GM
そう、考えることも億劫になるほどの飢餓が救世主たちを襲う。
GM
何かを口にしたいという欲求。
GM
それは、抗いがたい衝動となって襲いかかる。
GM
まるで、心を貪る怪物のように。
GM
ゆらり ゆらりと視界が揺れる。
GM
その、先に。
GM
建物の影。
GM
――続いて
GM
甘い香りが、迷い人達の鼻腔をくすぐる。
悪魔
どちらかをそろそろ食うか……と思っていたところ、甘い匂いに気づき視線を向ける。
GM
それは、焼き立てのアップルパイか。薄く焼いた焼き菓子か。はたまた……
GM
レープクーヘン、たっぷりの砂糖。
GM
おいかければたどり着くだろう。
GM
荒野にポツンと建てられた、『お菓子の家』に。
GM
その建物は、レンガの壁に囲まれていた。
GM
そうして、立て札。
GM
『これより先、コインを放棄した者だけが侵入可能』
海獣
「…………」
GM
コインをいれる箱がある。
悪魔
我は知っている。こういうものはおおよそ魔のものが惰弱な人間を捕らえるための罠だ。
ナナギ
ふらふらする
悪魔
だがあまりにも露骨すぎる募金スタイルではないか?
海獣
さすがに理性が首をもたげ、いやいや、と立ち止まる。
悪魔
「よし」
悪魔
「おまえらの片方がコインを入れて侵入し、もうひとりがコインを持ったまま侵入せよ」
海獣
「えっ」
悪魔
門の前で腕を組んでいる。
悪魔
「?」
海獣
あからさまにひとで試そうとしてる……
海獣
「いっ、いや、なんでもないです」
悪魔
「こういうのは罰則があると面倒だしな」
ナナギ
「なるほどね」
ナナギ
(わかってない)
悪魔
「1人が駄目でもどちらかが戻ってくればよかろう」
海獣
「……二人とも戻ってこなかったときは?」
悪魔
「残念だ~」棒読み
海獣
「あああ」
ナナギ
「………!?」
悪魔
前門の罠、後門の悪魔である。
GM
そんなときほろりと、建物の扉部分の砂糖が崩れる。
GM
中にはクッキーでできたテーブルに
GM
焼き立てのアップルパイ
海獣
罠~…………!!!
ナナギ
「よし」
海獣
とは言え空腹は限界です。
ナナギ
「まかせろ、ナナギがいく」
GM
リボンをかたどったカラフルなラムネ菓子と
海獣
「ちょ、ちょっとちょっと」
悪魔
「さすが供g…… ナナギだな」
GM
薄く焼いた焼き菓子。
ナナギ
「なぜなら、もう空腹なので」
海獣
「私も行きます、一人じゃあぶない」
海獣
それが善意からくるものなのか、空腹からくる発言なのかももはや分からないわけで……
悪魔
「その意気であるぞ」着いて行く気ですね。
GM
コイン入れるかな
悪魔
空腹は三千年ぐらい耐えられるが……?これは捧げものとして受け取るだけだが……?
悪魔
悪魔は入れないで侵入しようとします。
GM
いれないで侵入しようとすると
海獣
入れないで入ってみます。
悪魔
我は……偉大な悪魔なのでそんなものねじ伏せる事など容易いが~!?
GM
レンガの壁を超えたあたりでお菓子の家が視界から消えます。
ナナギ
黒いのがまた変な顔してるな〜、と見ている
悪魔
「 」
海獣
「……」
ナナギ
「?!」
ナナギ
「ばかな…」
ナナギ
「罠だというのか…」
海獣
「罠ではあるよ……」
海獣
「どうしようねこれ」
悪魔
募金箱を殴ります。壊れません(確定ロール)
海獣
顔面が崩壊した黒ギャルを横に腕を組んでいます。
GM
そうして、元気を吸い取られるような空腹感がましていく。
GM
ゴン
ナナギ
「なあなあ、黒山羊。どうするの」悪魔に呼びかける
悪魔
偉大なる我に……先に捧げものをせよと!?!?!
悪魔
「この家……生意気ではないか!?」
GM
そうだね
海獣
「生意気って言うか……」
ナナギ
「なーなー」悪魔の裾を引っ張る
悪魔
「ヤギ!!!」
悪魔
「高貴な我をその辺の家畜と種別を一緒にするな!!!」
ナナギ
「黒いし、ツノある」
ナナギ
「いっしょいっしょ」
悪魔
「貴様は角が短い!」
悪魔
「我は長い!」
悪魔
「我のほうが立派だが!?」
悪魔
募金箱を殴る。
海獣
張り合い始めた。
ナナギ
「はぁ〜、しょうがないなぁ」やれやれ
GM
ごん
悪魔
「クソッ……我は偉大な悪魔だからわかるがコインを入れなければ餓死しうる!」
海獣
「そうですね……」
海獣
「どう考えても救世主からコインを奪う罠だと思うんですが、」
海獣
「コイン入れないとここで飢え死にだから、あんま変わりませんね」
ナナギ
「アップルパイたべたい」
GM
そうだね
海獣
「コイン入れましょうか…………」
悪魔
「我はあと三千年……3ヶ月……ぐらいは食わずともいられるが……?下僕がおらんとダサいでな」
悪魔
「下僕が餓死するのではなーっしょうがないからなーっ」チャリンチャリン
GM
やさしいね
海獣
微妙に刻んだ。
海獣
チャリンチャリン
GM
コインをすべて入れた救世主は
GM
煉瓦の壁を無事越えて、噎せ返るような甘い香りの家へと至るだろう。
悪魔
ただでさえ無くなった力がさらになくなる圧倒的不快感!!
ナナギ
「………!?」入っていく二人を見て衝撃を受ける
海獣
たいへんだなあ。
ナナギ
「そういう、ことか…」
ナナギ
ちゃりんちゃりん、二人に続いてコインを入れる
海獣
そこからかあ。
GM
美味しい美味しいお菓子の家だよ。
悪魔
「こうなったからにはこの家を食した後破壊し、コインを取り返さねばならんな……」ザッザッザッ
GM
食べたいものはよりどりみどり。
海獣
「菓子かあ……」
ナナギ
「………!」周囲を見渡す
ナナギ
「てんごく!!!」
GM
家具から壁から屋根まで、なんでもお菓子でできている。
ナナギ
ぴゅーん!
海獣
「ああ~」
悪魔
「はしゃぎおる」
海獣
とはいえ空腹ギリギリ限界なのは同じなので……
海獣
食べますね……
ナナギ
ぱくぱくむしゃむしゃ
GM
溶けないアメのデキャンタにレモン水。
悪魔
「あっ人間の供物で見たことあるやつ。食お」棒状焼き菓子を拾い上げてムシャリサクサク。
海獣
ブドウ糖が脳に染み渡る~。
GM
どれも絶品。
ナナギ
「すきゅら!これ、これおいしい」アップルパイもぐもぐ
悪魔
丸いラムネを壁から剥いで笛にしています。スヒョーーーー。
海獣
「よかったねえ~」
悪魔
「お前らここで太っておけよ」善意だなあ。
海獣
パイはおなかにたまりそうでいいな……
GM
三人の頭の中を読み取ったように、食べたいお菓子が戸棚にたっぷり。
海獣
「そうですね、菓子だけじゃなくて肉も食べたいですもんね……」
悪魔
「左様」
海獣
「ごまかしすらしない」
ナナギ
「にく?!」
悪魔
「今ここにはないぞぉ」
悪魔
戸棚を開けると塩気のあるおかしがあった。食う。
海獣
貪ってるなあ。
GM
やがて、粉砂糖のように降り積もる、満足感とねむけ。
海獣
私が貪ってないかというと…貪ってますが……
ナナギ
次々とお菓子を貪るナナギに、天啓が…!
ナナギ
もしや、眠い?!
悪魔
悪魔にふさわしい寝床を探すか……という気分になりました。
海獣
この眠気絶対ダメな奴だよ~。
ナナギ
「ナナギは今、すごいことに気づいた」
海獣
「なにかな?」
ナナギ
「眠いかもしれない」
海獣
「そうだねえ、やばいねえ」
GM
ねむいねぇ
海獣
眠いな……
ナナギ
「空腹の時は、食べればいい」
ナナギ
「眠い時は、ねればいい」
海獣
「ああ~」
悪魔
「欲望に忠実だの~」
ナナギ
「寝ます」ふら〜〜〜
悪魔
「ああっ菓子の床に」
海獣
「べたべたになるよ~」
ナナギ
どべちゃ
海獣
と言いつつ、自分も座り込んでいる。眠いので。
悪魔
「私は高貴な理性があるから家探しをするが……」
海獣
「悪魔さん、外に出た方がいいですよこれ……私はもう無理ですけど……」
悪魔
ベッドで寝かせろ!という強い傲慢の意志で他の部屋に行こうとします。
海獣
「あ~」
悪魔
「うむ、我もそう思う」
悪魔
三歩歩き、壁によりかかり
海獣
だめだ~と思いながらもう瞼が落ちている。
悪魔
スヤ……
GM
おやすみ
海獣
グー……
悪魔
高貴なので立ったまま寝ます。
海獣
下僕を連れ出して! 悪魔でしょ! と夢の中で言ってます。
ナナギ
はっ…!悪魔の呼び名を思いついたかもしれない…
悪魔
(サポート外ですね)夢の中に直接語りかけています……
ナナギ
しゅゔぁるつ…、てんさいかもしれない
海獣
夢の中で会話成立しないで…………
ナナギ
すやぁ…
GM
まどろみ、ぐっすり、夢の中。
悪魔
かっこいいかもしれん……
GM
甘い香りに包まれて。
GM
*
GM
*
GM
そうして、目が覚めると……
GM
そこは、檻の中。
悪魔
「ほら~~~~!!!!」
GM
3人は同じ檻の中に入れられていた。
悪魔
我言ったじゃん!みたいな顔してます。
GM
前面は鉄格子で、壁は石造り。
ナナギ
「しゅゔぁるつっ…!!!」飛び起きた
GM
鉄格子の向こうは廊下のようになっている。
海獣
ほら~じゃないんだよなあ。
GM
勿論、鉄格子のカギは外れそうにない。
ナナギ
「………なるほど」周囲を見渡す
悪魔
「まあその呼び名なら許してやらんこともないかの~」腕を組んで、鉄格子に触れようともしません。
悪魔
触れて破壊できない、牢が自ら開かないのが我慢ならないからです。
ナナギ
「やはりか」
海獣
やはりだねえ
ナナギ
「ここは」
ナナギ
「お菓子の家ではないかもしれない」
GM
お菓子じゃないねぇ
海獣
あ~、服がまだ甘いにおいがする。
悪魔
「菓子の差し入れもないとはな」頬の糖分を拭いつつ。
海獣
「コインもなく、牢の中……かなりおしまってるな……」
ナナギ
「しゅゔぁるつ、なんとかして」べたべたの手で悪魔の裾を掴む
GM
かつんかつんと、硬い床を踏む足音。
GM
それにともなって、ずるずると何かを引きずるような音。
悪魔
「おまえ手がベタベタしておる!」
海獣
「菓子食べてたからねえ」
ナナギ
「なんてこと…」手を見つめる
海獣
堕落の国では手を洗う水もなかなかない……
GM
男がやってくる。
悪魔
コインがなければベタベタを解決できない六ペンスコインと心の疵の力は戦闘以外にも様々な奇跡を起こせる。砂糖でべたべたした手をきれいにすることもできる。コインがないとできない。……!
GM
金髪に、豪奢な装いの男。
ハンス
「…………や、おはよう。随分と賑やかな朝だね。」
ハンス
右手には大きな麻袋を引きずって。
海獣
うわ。
ナナギ
「ここから出してください!!!」どーん
悪魔
「なんだ貴様は」解ってはいるが不遜な態度をします。
ハンス
威圧感がある。
ハンス
どのくらいかというと、コインを30枚くらい六ペンスコイン30枚、つまり脅威度3の救世主は、全体の10%ほどしか存在しない強力な存在だが…持っていそうな威圧感だ。
海獣
それ私たちのコインじゃないですか?
ナナギ
もしや…めっちゃつよい
悪魔
あいつ我のパクってないか?
海獣
「どうも……」
悪魔
「……」それはそれとして、人間に威圧されるのは非常におもしろくない。
ナナギ
黙っていた方が良い気配を感じたので静かになる
ハンス
「私は此処を管理している者さ」
海獣
「管理」
海獣
馴染みのある言葉に、周囲を見回す。
GM
周囲、他に牢はあるが三人以外に囚われている様子はない。
GM
ただ、男の足元の麻袋がもぞりと動いた。
海獣
荒野を彷徨って囚われた間抜けは今のところ私たちだけかあ。
海獣
……お。
ハンス
男は銃を抜き、3人に向ける。
ナナギ
「………」
ハンス
「これはね、殺傷力の高い武器この場にはいないが、銃を知らない世界から来た救世主にも分かるように説明してくれている。だ。」
悪魔
ここから出せ!と言いたいところですが腕を組んで黙っています。こういうのは相手が自ら『申し訳ありませんでした!どうぞ出てください!』と言い出さないとプライドが満たされないからです。
海獣
両手を上げました。
ハンス
「死にたくなかったらはなれておいで。」
悪魔
大人しく下がる。
ナナギ
言われた通りに離れる。すすす…
海獣
下がります。
GM
男は鍵を開け、足元の麻袋を蹴りいれると
GM
再び鍵をかけなおす。
悪魔
(は?我を出すんではないのか?せっかく下がってやったのに?)
海獣
麻袋に近づいて、中のものを出す。
ナナギ
同じく近づく
少年
「…………」
少年
麻袋の中には、衰弱しきったひとりの少年。
悪魔
「供物か?」
少年
下半身がヤギのような足をしている。
海獣
…………
海獣
疎外感を感じてしまった……
ハンス
「供物……ほう、なるほど」
悪魔
イエ~イおまえ角無し~
ハンス
「ソレはあと2日もせずに亡者になる。」
ナナギ
「だいじょうぶかー?」ぺちぺち
ハンス
「命が惜しくば殺すといい。」
少年
「…………」
悪魔
「人間の割にはなかなか良い心がけだ」
ハンス
「ふふ」
海獣
「……」
ハンス
それだけ告げると、男は去っていく。
ハンス
重たそうなマントが翻った。
悪魔
腹立つマントだの……
海獣
重そう。
ナナギ
「………」じっと去っていく男を見ていた
少年
「…………」
少年
横たわったまま3人を見る。
悪魔
「さて」ナナギがぺちぺちしている少年を高い位置から見下ろしています。
ナナギ
「しゅゔぁるつ?」
悪魔
「あと2日で亡者になるというのなら始末しておいたほうがよかろう」
悪魔
ナナギにも高い位置から見下ろして発言しています。
ナナギ
「なんで?」
悪魔
「こんな狭い所で亡者になられたら面倒がすぎるであろう」
ナナギ
「それが、本当かわからないよ?」
海獣
「亡者になると……肉を食うからね」
ナナギ
「ちがったら、騙されちゃった悪魔だよ」
悪魔
「何ぃ~ おい新下僕、何日殺しておらん救世主は30日間救世主を裁判で殺害しないでいると亡者となる。?」
少年
「…………」
少年
口を開ける。
少年
舌がない。
悪魔
騙されちゃった悪魔は死ぬほどダサい!嫌だ!
海獣
たいへんだな……
ナナギ
「………」
悪魔
「クソッ舌がないとは!おい貴様数字の概念はわかるか!」
ナナギ
「数字だって、わかる?」
悪魔
地元だったらそのぐらいの叡智も舌を生やすも余裕なんだが!?
少年
ゆっくり瞬いて
悪魔
ダメか~?
少年
右手の指で、床に線を
ナナギ
「お」
悪魔
「おっ知能があるぞお」
少年
1、2、3……18本。
海獣
「お」
海獣
「まだ猶予がありそうですね」
ナナギ
「だってさ」
悪魔
「12日も2日も大差ないだろ」しら~~~んって顔。
海獣
「二日待ってみて、格子を破壊してくれるか賭けてみるのもいいかと思ったんですが……」
悪魔
10日ぐらい誤差だから、我は騙されて……ないが!?
少年
悪魔を見ている。
悪魔
「……」しらんが~???って顔をする。
ナナギ
「しゅゔぁるつ、数字ができないのか?」
ナナギ
「12日と2日は、ちがうんだぞ?」
悪魔
「ハァ~?ハァ~~~??我はゆとりある考えなだけだが~~?」
海獣
「……で、どうします?」
海獣
「私たち、コイン持ってませんからね」
海獣
「ここで殺してもいい救世主ですって差し出されたのはラッキーではあるんですよね」
少年
少年は衰弱している。
少年
抵抗できそうではない。
少年
悲鳴も出ない。
ナナギ
「………」
悪魔
「お誂え向きの無力な生き物であるからな、もってこいではあるな」
海獣
「向こうの意図も、私たちを今から30日持たせることにあると思います」
海獣
「あの管理者さんの思い通りになるってことですね」
悪魔
「ならばなんとかしてここから出ねばならんな」
GM
からん、と
GM
通路の奥から木製のバケツが転がる音。
ナナギ
「ふおっ…」びく
悪魔
「対価を払わず我を思い通りにしようなどと思い上がりも甚だし…… 」
海獣
「コインを取り返せれば……」
悪魔
「忌々しきはあのコインよ……」
ブラン
チラ
悪魔
「おい、誰かちょっとそこを……のぞいてこい」
悪魔
「あっちから来た」
海獣
「来ましたね」
ナナギ
「やっほ」
ナナギ
「敵ですか?」
ブラン
「ああ~、もう!なんなんですのあなた方!」
海獣
「え? すいません」
海獣
反射的に謝った。
ブラン
白い髪の少女が近づいてくる。
悪魔
「なんだとはなんだ。我は偉大なるーー」自分を褒め称える語が続く。
ナナギ
「これは無視してていいぞ」悪魔を指差す
ブラン
首には金の輪がはめられているが、目の前の少年とは違い、きれいな服を着ている。
海獣
「あなたは?」
悪魔
……
ナナギ
変な顔だ…
海獣
顔面が壊れてるなあ。
ブラン
三人全員を見て、横たわる少年を見て。
ブラン
「わたくしはブラン、ハンス様に仕える……ああ、それは今どうでもいいのですわ」
ブラン
「どうして誰も殺しませんの」
ナナギ
「え」
海獣
「難しいこと聞きますね」
ナナギ
「どう、して…?」
悪魔
「指図するつもりか?」
ブラン
「当たり前ですわ」
海獣
「ハンス様って、あのマントの人ですか?」
ブラン
「そうですわよ」
海獣
「あの人何なんです?」
ブラン
「この『裁判所』の管理者ですわ」
悪魔
「は?我に指図とか何様だ?」
海獣
「裁判所」
海獣
「裁判所?」
ナナギ
「ははーん」わかってない
海獣
私の知ってる裁判所と違うそもそも堕落の国の『裁判』は救世主の殺し合いという独特の意味を持つのだが。な…………
悪魔
「これ勝手に死刑になる腐敗司法が蔓延ってるだろ 我知ってるぞ」
ナナギ
「知っているのか、しゅゔぁるつ…!」
悪魔
「ウム」腕組み
ブラン
「話がややこしくなりますわね……いいですこと」
ブラン
「ここにいる間、あなた達はハンス様の『奴隷』として扱われますの」
ブラン
「よろしくて?」
海獣
「ふんふん」
海獣
「よろしいです」
ナナギ
「え、いいの?」
海獣
「話が進まないからね」
悪魔
「いいわけないだろ何を言っている」ややこしくするな。
悪魔
「そうだな」
海獣
「話が進みませんからね」
海獣
二度言った。
ブラン
「いい心がけですわ」
悪魔
悪魔はシステムに理解がある……
ナナギ
「ナナギも薄々気づいてた、なるほどね」
海獣
理解がある悪魔でよかった~!
ブラン
「その子、ハンス様に逆らったのですわ」
海獣
「ほうほう」
ブラン
「だから、そうなりたくなかったら……」
悪魔
「これは [> はい を選ばぬと進まぬやつ「まだ自分たちの立場が分かっていないようですわね、いいですこと、もう一度言いますわ……」などと会話がループする。だ」 海獣の後ろでナナギに説明している。
ブラン
「さっさと殺せばいいのですわ」
海獣
「殺さないと逆らった判定をされる」
ナナギ
「くわしいな、しゅゔぁるつ…さすが悪魔」こそこそ
ナナギ
「え?」
GM
話していると、突然足元から鮮血が上がる。
海獣
「あ。」
GM
少年の喉に、ナイフが突き刺さっていた。
悪魔
血を避ける。
海獣
「うわっ」
ナナギ
「………」
海獣
ナイフの出所は?
ノワール
「ブランちゃん~~!」
ノワール
奥から褐色の少女が走ってくる。
ノワール
「ハンス様が呼んでたよ~」
GM
いつの間にか突き刺さっていたナイフ。
角度からいって、それは
GM
今まさに少女が走ってきた通路から。
悪魔
「……」
ブラン
「…………」
ナナギ
つかつか、と鉄格子に近づき
ナナギ
鉄格子を掴む
ブラン
「まったく……」
ナナギ
「なあ」
海獣
ナイフを引き抜く。
ナナギ
「今やったのお前?」黒い少女に
ノワール
「うん」
ノワール
「お片付け、頼まれたから」
海獣
死んでるかな。
GM
少年は絶命している。
ノワール
「あっ、でも……死体を片付けろって言われてたんだった」
海獣
「お願いします」
ナナギ
「…ふーん」がり、がり、と鉄格子を爪でこする
ブラン
「黙っていてあげますわ」
ノワール
「ブランちゃんは優しいな~」
ノワール
三人を見る。
悪魔
片付けの時に出る隙はあるかな~?
ノワール
「新しい奴隷の人?」
ナナギ
行け!悪魔!試してみろ!
ノワール
問いかける
海獣
「ええ、そうです」
海獣
「ブランさん」
悪魔
あいつが開けた時にシュッと出ろナナギ!
海獣
「ここにいる間、奴隷として扱われるって言いましたけど」
海獣
「そのあとは?」
ブラン
「奴隷は奴隷ですわ」
悪魔
……大人しく従うフリでもすればいいんだろうが、プライドが……許さぬ!!!
ナナギ
ぐぬぬ…!
ブラン
「言っておきますわね」
ブラン
「この『裁判所』は、街にありますの。街には当然……救世主がいる。」
ブラン
「ここから逃げて、無事に街の外に出られるとは、思わないほうがいいですわよ」
悪魔
なんとかしてコインを得なければな……
海獣
そうじゃなきゃおしまいですねえ。私たち……
ブラン
ポケットから刺繍の入った巾着を出してみせる。
ブラン
中にはコインがはいっているようだ
ブラン
「わたくしはブラン。ハンス様の使用人頭にしてあなた達と同じ救世主なのですわ。」
ブラン
「この通り、コインもありますの。逆らおうとは思わないのが身のためですわ。」
悪魔
あれ我のだろ 我にはわかるぞ
ナナギ
「コインください」
悪魔
もっとも全部のコインは我のだが……
悪魔
「ナナギは正直だの~」
海獣
「コイン欲しいですね~」
ブラン
「そうですわね……わたくし達のように忠実であればコインもいただけますわ。」
ナナギ
「ナナギの、なくなっちゃったからなぁ…」
ナナギ
「お」
ブラン
「ここはそういう場所ですの」
ノワール
首の輪に触れる。
ナナギ
「…その首輪、なに?金色」
ノワール
「ハンス様の使用人の証なの」
ノワール
「使用人になれれば、『奴隷』として売られることもないんだよ~」
海獣
売られるんだ……
ブラン
「世話をさせるのも、責務の為に殺すのにも……奴隷はべんりでしょう?」
ブラン
「売られたくなければ、せいぜいハンス様に気に入られることですわね。」
ナナギ
「だってよ?」二人を見る
海獣
「だそうです」悪魔の方を見る。
悪魔
話を聞くだけで過剰なストレスを受けている顔をしています。
海獣
たいへんだなあ。
海獣
「覚えておきます。ありがとうございます」
ナナギ
ここはナナギがしっかりせねばな、と思っている
ブラン
「仕方ありませんし、そこの男はあなた方が殺したことにしてあげますわ」
悪魔
全ての人間は我に頭を垂れて供物を差し出しその上でようやく浅ましき願い事を上奏するのだが!?
ナナギ
ちら…と死んだ男を見る
海獣
「よろしくお願いします」
ノワール
「ブランちゃんはやさしいな~」
海獣
死体、片付けてもらえそうでよかったな……
ブラン
「あなた達、お名前は?」
ナナギ
「ナナギ」じとー
海獣
「スキュラと言います」
悪魔
おまえらが考えて我を褒めたたえんかい、と思いましたが……
「シュヴァルツ」とりあえず仮名を述べます。そのほうが早いので。
海獣
話を早くしてえらい。
ナナギ
えらいぞ
ブラン
えらいのですわ
ブラン
「よろしいですわ」
悪魔
ギーッ
ナナギ
ナナギはもうシュヴァルツと呼ぶのめんどうになっています
ナナギ
長いので
海獣
ながいねえ。
悪魔
きさま!
ブラン
そう言うと、ブランは鍵を外します。
ナナギ
「ちなみに、ブラン」
ナナギ
「今ナナギが逃げ出そうとしたらどうする?」鍵の開いた鉄格子を見ている
ブラン
「ノワが殺しますわ」
ナナギ
「!?」
海獣
「大人しくしておいた方がいいよ、ナナギ」
ナナギ
大人しくなります
シュヴァルツ
「なんでしんじられない…って顔しとるんじゃ」
海獣
「これ、返しておきます」
ブラン
「でも、そうですわね……逃げる必要はありませんわよ」
ノワール
「うん~」
海獣
少年の喉に突き立っていたナイフを返す。
ノワール
ナイフを受け取り
ブラン
「『裁判所』のなかなら自由にしてかまいませんの。部屋は3人でひとつ。食事は朝夕2回、自由参加。」
ブラン
「ハンス様の呼び出しと命令に従っていれば……」
ブラン
「…………」
ブラン
「大丈夫ですわ」
ナナギ
今の間は…
海獣
間があったな……
シュヴァルツ
絶対要求が大丈夫じゃないやつだぞ
ブラン
「ほらほら、案内しますわよ」
ブラン
そういうと、先導するように通路の方へと向かっていく。
シュヴァルツ
「よかろう」態度デカ男。
ナナギ
「ん、よろしくブラン」
海獣
「はい……」
GM
そうして、ブランは道すがら裁判所を案内し、救世主たちを部屋へと導く。
GM
裁判所、奴隷の売買をおこなう場所にしては豪奢な作りの広い建物だ。
GM
窓の外に見えるのは豊かな町並み。
GM
レンガで舗装された道に、立ち並ぶ樹木。
GM
噴水に、細い水路。
GM
本当に此処は堕落の国なのだろうかと疑う程に豊かな光景と。
GM
着飾った人々。そして。
GM
彼らに使役される奴隷たちの姿だ。