GM
こんにちは、みなさん。
此処は素敵な堕落の国。
GM
荒野には新鮮な緑もなく、小鳥も子ネズミも子犬もなく。
GM
突然ですが。
そんな場所を皆さんは、まる2日くらい歩いています。
GM
それでは、軽く自己紹介をお願いいたしましょう。
GM
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
海獣
これはえーと……分類名というか、苗字のようなものです。
海獣
このへんの人、誰もこういう……刺青みたいなのないでしょ?
海獣
私たちの世界では、生まれつきこういう刺青を持った連中は、
海獣
こういうなんか中二病っぽい名前を付けられて、研究所に押し込められる運命なのです。
海獣
かぶってる刺青の人間が大量にいるので、番号もつけられてます。私は一五七七九。
海獣
研究所で教育を受けて、優秀な成績を収めていたので、研究者として働いていました。
海獣
凄惨な光景でした。目の前で、仲間が食われていくんです。
海獣
次は私の番、と思っていたら……いつの間にかこの国に。
海獣
なので、外に出たことがあんまなくて、死にそうです。
海獣
疵の説明もした方がいいかな?PC・PKには『心の疵』と呼ばれるデータが存在する。トラウマ、もしくは異常性。PCを表現する重要な要素であり、2ラウンドに渡るお茶会ではこの心の疵をお互い舐めたり抉ったりする。
海獣
『被食願望』──あり得ざることだけど、もしあの時食べられていたら、と、そう思うことがあります。
海獣
『罪悪感』──ほかの仲間が食われたにもかかわらず、自分が生き残っていることに対する罪悪感です。
GM
Choice[才覚,愛] (choice[才覚,愛]) > 才覚
悪魔
名前?なぜ教えてやらねばならんのだ。私を見て思い浮かんだ賛辞の言葉で我を呼ぶ事を許そう。
悪魔
悪魔なので人間と契約して何かしらを捧げられ何かしらを叶えてやり、それで破滅したりもっとよりデカい災害を起こす人間を見たり、人間から捧げられた珍品を家に飾ったりして遊ぶことを生業にしています。
悪魔
適当な人間に対価として貰った珍品としてもらった黒い招待状。ただならぬ気配があったので読んでみたら堕落の国に落ちてきてさあ大変。
悪魔
地元じゃなんでも出来る超ヤバヤバ最強高級悪魔として存在していましたが、今では人間の形を保つのも頑張らなきゃいけません。堕落の国の救世主の振るえる力は所持している六ペンスコインの枚数に縛られる。元の世界でどんな強大な存在であろうと関係はない。
悪魔
果てしなく傲慢。
見ての通り傲慢です。
その傲慢さは全能にも等しい力を持っていたが故の態度だったのですが、今はそのような力を大体失っています。
悪魔
でも我偉大な悪魔なんであまねく人間、いや生命、いや物体レベルで我を称えるべきなんだが?
悪魔
契約。
悪魔なので契約をすると契約を履行しなければなりません。
もっともこんな世界でうかつに契約をするわけがないのだが……
悪魔
契約をするには色々と保険会社の約定よりもクソ長めんどくさ長文を掻い潜って交渉せねばなりませんが、心臓でもある本に名前を書くと所有できます。
悪魔
もっとも我は心臓をメチャクチャ守っているのでそんな低級悪魔みたいなことされんが……
悪魔
とりあえずそんな感じです。人間を虐げたいぞ。
ナナギ
田舎で六匹のおにいちゃんおねえちゃん、そしておかあさんと暮らしてたの
ナナギ
でもね、ある日おかあさんがお買い物にいったの
ナナギ
そのときおかあさんは「誰が来ても、決してドアを開けてはいけませんよ」って言ってたの
ナナギ
だけど、狼がナナギたちを騙しておかあさんのフリをして扉を開けてって言ってきたの
ナナギ
最初は、騙されないぞ!っておにいちゃんもおねえちゃんも言ってたんだけど
ナナギ
みんないろんなとこに隠れたんだ、机の下とか、棚の中とか
ナナギ
そこで、おにいちゃんとおねえちゃんが狼の口の中に入っていくのを見てたの…
ナナギ
ナナギは震えてたんだけどね、時計の中になんか封筒があるのを見つけたんだ
ナナギ
それを読んだら、ここに堕落の国は奇跡の力を使い、異世界から救世主を招待し続けている。読んでしまったが最後拒否権はない。いたの
ナナギ
嘘をつく者、騙す者、それらはみんな狼だよ。扉を開けちゃダメ、絶対ダメ。
ナナギ
六匹の兄姉が狼の腹に入っていくのを見て、何もすることができなかった。ナナギは無力。
ナナギ
ちなみに、なんかこっちきたら時計と合体してたの
GM
見渡す限り、一面の荒野。堕落の国は滅びかけており、空は雲に覆われて日はほとんど差さず、土地も死んでいるため荒野が多い。
GM
果たして、最後に何かを口にしたのはいつだったろうか。
GM
そう、考えることも億劫になるほどの飢餓が救世主たちを襲う。
悪魔
どちらかをそろそろ食うか……と思っていたところ、甘い匂いに気づき視線を向ける。
GM
それは、焼き立てのアップルパイか。薄く焼いた焼き菓子か。はたまた……
GM
荒野にポツンと建てられた、『お菓子の家』に。
GM
『これより先、コインを放棄した者だけが侵入可能』
悪魔
我は知っている。こういうものはおおよそ魔のものが惰弱な人間を捕らえるための罠だ。
悪魔
だがあまりにも露骨すぎる募金スタイルではないか?
海獣
さすがに理性が首をもたげ、いやいや、と立ち止まる。
悪魔
「おまえらの片方がコインを入れて侵入し、もうひとりがコインを持ったまま侵入せよ」
悪魔
「1人が駄目でもどちらかが戻ってくればよかろう」
GM
そんなときほろりと、建物の扉部分の砂糖が崩れる。
海獣
それが善意からくるものなのか、空腹からくる発言なのかももはや分からないわけで……
悪魔
空腹は三千年ぐらい耐えられるが……?これは捧げものとして受け取るだけだが……?
悪魔
我は……偉大な悪魔なのでそんなものねじ伏せる事など容易いが~!?
GM
レンガの壁を超えたあたりでお菓子の家が視界から消えます。
海獣
顔面が崩壊した黒ギャルを横に腕を組んでいます。
GM
そうして、元気を吸い取られるような空腹感がましていく。
ナナギ
「なあなあ、黒山羊。どうするの」悪魔に呼びかける
悪魔
偉大なる我に……先に捧げものをせよと!?!?!
悪魔
「高貴な我をその辺の家畜と種別を一緒にするな!!!」
悪魔
「クソッ……我は偉大な悪魔だからわかるがコインを入れなければ餓死しうる!」
海獣
「どう考えても救世主からコインを奪う罠だと思うんですが、」
海獣
「コイン入れないとここで飢え死にだから、あんま変わりませんね」
悪魔
「我はあと三千年……3ヶ月……ぐらいは食わずともいられるが……?下僕がおらんとダサいでな」
悪魔
「下僕が餓死するのではなーっしょうがないからなーっ」チャリンチャリン
GM
煉瓦の壁を無事越えて、噎せ返るような甘い香りの家へと至るだろう。
悪魔
ただでさえ無くなった力がさらになくなる圧倒的不快感!!
ナナギ
「………!?」入っていく二人を見て衝撃を受ける
ナナギ
ちゃりんちゃりん、二人に続いてコインを入れる
悪魔
「こうなったからにはこの家を食した後破壊し、コインを取り返さねばならんな……」ザッザッザッ
GM
家具から壁から屋根まで、なんでもお菓子でできている。
海獣
とはいえ空腹ギリギリ限界なのは同じなので……
悪魔
「あっ人間の供物で見たことあるやつ。食お」棒状焼き菓子を拾い上げてムシャリサクサク。
ナナギ
「すきゅら!これ、これおいしい」アップルパイもぐもぐ
悪魔
丸いラムネを壁から剥いで笛にしています。スヒョーーーー。
GM
三人の頭の中を読み取ったように、食べたいお菓子が戸棚にたっぷり。
海獣
「そうですね、菓子だけじゃなくて肉も食べたいですもんね……」
悪魔
戸棚を開けると塩気のあるおかしがあった。食う。
GM
やがて、粉砂糖のように降り積もる、満足感とねむけ。
悪魔
悪魔にふさわしい寝床を探すか……という気分になりました。
海獣
と言いつつ、自分も座り込んでいる。眠いので。
悪魔
「私は高貴な理性があるから家探しをするが……」
海獣
「悪魔さん、外に出た方がいいですよこれ……私はもう無理ですけど……」
悪魔
ベッドで寝かせろ!という強い傲慢の意志で他の部屋に行こうとします。
海獣
下僕を連れ出して! 悪魔でしょ! と夢の中で言ってます。
ナナギ
はっ…!悪魔の呼び名を思いついたかもしれない…
悪魔
(サポート外ですね)夢の中に直接語りかけています……
悪魔
「まあその呼び名なら許してやらんこともないかの~」腕を組んで、鉄格子に触れようともしません。
悪魔
触れて破壊できない、牢が自ら開かないのが我慢ならないからです。
悪魔
「菓子の差し入れもないとはな」頬の糖分を拭いつつ。
海獣
「コインもなく、牢の中……かなりおしまってるな……」
ナナギ
「しゅゔぁるつ、なんとかして」べたべたの手で悪魔の裾を掴む
GM
それにともなって、ずるずると何かを引きずるような音。
悪魔
コインがなければベタベタを解決できない六ペンスコインと心の疵の力は戦闘以外にも様々な奇跡を起こせる。砂糖でべたべたした手をきれいにすることもできる。コインがないとできない。……!
ハンス
「…………や、おはよう。随分と賑やかな朝だね。」
悪魔
「なんだ貴様は」解ってはいるが不遜な態度をします。
ハンス
どのくらいかというと、コインを30枚くらい六ペンスコイン30枚、つまり脅威度3の救世主は、全体の10%ほどしか存在しない強力な存在だが…持っていそうな威圧感だ。
悪魔
「……」それはそれとして、人間に威圧されるのは非常におもしろくない。
ナナギ
黙っていた方が良い気配を感じたので静かになる
GM
周囲、他に牢はあるが三人以外に囚われている様子はない。
海獣
荒野を彷徨って囚われた間抜けは今のところ私たちだけかあ。
ハンス
「これはね、殺傷力の高い武器この場にはいないが、銃を知らない世界から来た救世主にも分かるように説明してくれている。だ。」
悪魔
ここから出せ!と言いたいところですが腕を組んで黙っています。こういうのは相手が自ら『申し訳ありませんでした!どうぞ出てください!』と言い出さないとプライドが満たされないからです。
悪魔
(は?我を出すんではないのか?せっかく下がってやったのに?)
悪魔
「さて」ナナギがぺちぺちしている少年を高い位置から見下ろしています。
悪魔
「あと2日で亡者になるというのなら始末しておいたほうがよかろう」
悪魔
ナナギにも高い位置から見下ろして発言しています。
悪魔
「こんな狭い所で亡者になられたら面倒がすぎるであろう」
悪魔
「何ぃ~ おい新下僕、何日殺しておらん救世主は30日間救世主を裁判で殺害しないでいると亡者となる。?」
悪魔
「クソッ舌がないとは!おい貴様数字の概念はわかるか!」
悪魔
地元だったらそのぐらいの叡智も舌を生やすも余裕なんだが!?
悪魔
「12日も2日も大差ないだろ」しら~~~んって顔。
海獣
「二日待ってみて、格子を破壊してくれるか賭けてみるのもいいかと思ったんですが……」
悪魔
10日ぐらい誤差だから、我は騙されて……ないが!?
悪魔
「ハァ~?ハァ~~~??我はゆとりある考えなだけだが~~?」
海獣
「ここで殺してもいい救世主ですって差し出されたのはラッキーではあるんですよね」
悪魔
「お誂え向きの無力な生き物であるからな、もってこいではあるな」
海獣
「向こうの意図も、私たちを今から30日持たせることにあると思います」
海獣
「あの管理者さんの思い通りになるってことですね」
悪魔
「ならばなんとかしてここから出ねばならんな」
悪魔
「対価を払わず我を思い通りにしようなどと思い上がりも甚だし…… 」
悪魔
「おい、誰かちょっとそこを……のぞいてこい」
ブラン
「ああ~、もう!なんなんですのあなた方!」
悪魔
「なんだとはなんだ。我は偉大なるーー」自分を褒め称える語が続く。
ブラン
首には金の輪がはめられているが、目の前の少年とは違い、きれいな服を着ている。
ブラン
「わたくしはブラン、ハンス様に仕える……ああ、それは今どうでもいいのですわ」
海獣
私の知ってる裁判所と違うそもそも堕落の国の『裁判』は救世主の殺し合いという独特の意味を持つのだが。な…………
悪魔
「これ勝手に死刑になる腐敗司法が蔓延ってるだろ 我知ってるぞ」
ブラン
「話がややこしくなりますわね……いいですこと」
ブラン
「ここにいる間、あなた達はハンス様の『奴隷』として扱われますの」
悪魔
「いいわけないだろ何を言っている」ややこしくするな。
悪魔
「これは [> はい を選ばぬと進まぬやつ「まだ自分たちの立場が分かっていないようですわね、いいですこと、もう一度言いますわ……」などと会話がループする。だ」 海獣の後ろでナナギに説明している。
ナナギ
「くわしいな、しゅゔぁるつ…さすが悪魔」こそこそ
GM
いつの間にか突き刺さっていたナイフ。
角度からいって、それは
ノワール
「あっ、でも……死体を片付けろって言われてたんだった」
ナナギ
「…ふーん」がり、がり、と鉄格子を爪でこする
海獣
「ここにいる間、奴隷として扱われるって言いましたけど」
悪魔
……大人しく従うフリでもすればいいんだろうが、プライドが……許さぬ!!!
ブラン
「この『裁判所』は、街にありますの。街には当然……救世主がいる。」
ブラン
「ここから逃げて、無事に街の外に出られるとは、思わないほうがいいですわよ」
ブラン
ポケットから刺繍の入った巾着を出してみせる。
ブラン
「わたくしはブラン。ハンス様の使用人頭にしてあなた達と同じ救世主なのですわ。」
ブラン
「この通り、コインもありますの。逆らおうとは思わないのが身のためですわ。」
ブラン
「そうですわね……わたくし達のように忠実であればコインもいただけますわ。」
ノワール
「使用人になれれば、『奴隷』として売られることもないんだよ~」
ブラン
「世話をさせるのも、責務の為に殺すのにも……奴隷はべんりでしょう?」
ブラン
「売られたくなければ、せいぜいハンス様に気に入られることですわね。」
悪魔
話を聞くだけで過剰なストレスを受けている顔をしています。
ナナギ
ここはナナギがしっかりせねばな、と思っている
ブラン
「仕方ありませんし、そこの男はあなた方が殺したことにしてあげますわ」
悪魔
全ての人間は我に頭を垂れて供物を差し出しその上でようやく浅ましき願い事を上奏するのだが!?
悪魔
おまえらが考えて我を褒めたたえんかい、と思いましたが……
「シュヴァルツ」とりあえず仮名を述べます。そのほうが早いので。
ナナギ
ナナギはもうシュヴァルツと呼ぶのめんどうになっています
ナナギ
「今ナナギが逃げ出そうとしたらどうする?」鍵の開いた鉄格子を見ている
シュヴァルツ
「なんでしんじられない…って顔しとるんじゃ」
ブラン
「でも、そうですわね……逃げる必要はありませんわよ」
ブラン
「『裁判所』のなかなら自由にしてかまいませんの。部屋は3人でひとつ。食事は朝夕2回、自由参加。」
ブラン
「ハンス様の呼び出しと命令に従っていれば……」
ブラン
そういうと、先導するように通路の方へと向かっていく。
GM
そうして、ブランは道すがら裁判所を案内し、救世主たちを部屋へと導く。
GM
裁判所、奴隷の売買をおこなう場所にしては豪奢な作りの広い建物だ。
GM
本当に此処は堕落の国なのだろうかと疑う程に豊かな光景と。