マリア=ロドリーゴ
4d6 
Kamigakari : (4D6) > 12[1,1,4,6] > 12
イザンナ
4d6 
Kamigakari : (4D6) > 11[1,1,4,5] > 11
月花 柘榴
4d6 
Kamigakari : (4D6) > 8[1,2,2,3] > 8
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
[ ??? ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
[ ??? ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
[ ??? ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
GM
*
GM
──前日譚(ぜんじつたん):ある物語よりも前に起こっていた出来事。
GM
◆プロローグ:月花柘榴
GM
月花柘榴は、母から人外の血を受け継いだ。
GM
月花胡桃は、母から人間の血を受け継いだ。
GM
月花柘榴と月花胡桃。二人は、腹違いの姉妹である。
GM
GM
GM
GM
──体育用具室──
GM
ぞろぞろと、柄の悪い男子生徒たちが部屋を出ていく。
GM
立ち上る、埃とマット、それから人間の匂い。
GM
ひとり残された胡桃は、緩慢な動作で立ち上がり、服を着る。
GM
これは、ささやかな対価だ。苛めから身を守るための。
GM
自分に言い聞かせる。この状況を望んだのは自分だ。
GM
強い者たちと繋がりを維持すれば、他の者たちは手を出してこない。
GM
何よりも──姉と、お揃いで居られる。
GM
体の奥底に残る痛痒にも慣れた。殴られる痛み、脅かされる恐怖、侮辱される悲しみに比べれば遥かに良かった。
GM
体が冷たくなることもない。息が詰まることもない。帰り道や休日の外を怯えて歩く必要もない。
GM
姉が同じような生き方を続ける限りは、怖くない。寂しくない。
GM
──月花胡桃は幸福だろうか?
GM
胡桃に優しさを向けてくれる父は、同じように柘榴のことも愛していたはずなのに、ある日突然柘榴を捨て、逃げるように関わりを断とうとした。
GM
それからずっと、父の優しさが怖い。母は優しいが無力で、胡桃の力にはなってくれない。
GM
穏やかな父と母、聞き分けのよい娘。しかし娘には、両親を信用することが、どうしてもできなかった。
GM
にもかかわらず、その帰路、胡桃の足取りは軽い。
GM
僅かに笑みすら浮かんでいる。
GM
だって今日は約束の日。
GM
大事な姉と、二人で居られる日なのだから!
GM
GM
GM
GM
──柘榴の自宅──
GM
誰もいない部屋で、ゆっくりと布団から起き上がる。
GM
かなり長い間眠っていた。すでに日は傾き始めている。
GM
母は出かけている。父は胡桃の家に住んでいる。
GM
噎せ返る血の匂い。昨晩、錯乱した母によってつけられた傷。
GM
腹部にぽっかりと大きな喪失感。胸部の穴は塞がったものの、未だ息苦しさは残る。
GM
右掌の穴は塞がった。右目は霞んでいるが、なんとか見える。
GM
乾いた血で張り付いた布団と体を引き剥がす。真っ赤に染まっているが、なんとか人体の形は取り繕えそうだ。
GM
腹部の空洞を塞ぐように、体の中を何者かがうねうねと這い回っている。
GM
それは時折気まぐれに体を突き破ったり、あるいは気まぐれに肉片となって体を修復したりなどしながら、宿主の身を弄ぶ。
GM
これらすべて日常のできごと。とある女子中学生の平凡な一日。
GM
学校を無断欠席した不良娘がまさかこんな事になっているとは、教師たちの誰も予想だにするまいが。
GM
──月花柘榴は幸福だろうか?
GM
父は、妻が人外だと知るや、家庭を捨てて逃げ出した。
GM
柘榴は父について行った。しばらくは胡桃と一緒に暮らしていた。
GM
けれどやはり、柘榴の身体も人間のそれとは違うものだった。やがて柘榴も、母の元へと送り返された。
GM
母は、自身に流れる化け物の血を憎んだ。あるときは自身を執拗に傷つけ、あるときは娘にその怒りを、恐怖を、後悔をぶつけた。
GM
人外と人間を繋ぐ希望の架け橋となるはずだった柘榴は、しかし父にとっても母にとっても、化け物側の存在だった。
GM
母は、娘を人間に産んであげられなかった自分を憎んだ。娘は、父にも母にも、望まれぬ存在だった。
GM
しかし、その足は、かつて暮らした家の元へと向かっている。
GM
父に会うためではない。父の目を盗んで、胡桃と会うためだ。
GM
だって今日は約束の日。
GM
大事な妹と、二人で居られる日なのだから!
GM
GM
GM
GM
──胡桃の部屋にて──
月花胡桃
「私、幸せだな」
月花胡桃
恋人のような距離感で、べったりと張り付く。
月花胡桃
「学校も家もきらいだけど、ざくろちゃんが居るから幸せ」
月花胡桃
頭を預けて甘える。
月花 柘榴
「……うん」
月花胡桃
「うん」
月花 柘榴
ひとつ、息を吐き出して。
月花 柘榴
「……あたしも、」
月花 柘榴
「…………」
月花 柘榴
なんとなく顔を背ける。
月花胡桃
「しあわせ?」
月花 柘榴
「…………、」
月花 柘榴
なにかいうのも恥ずかしくて、こくりと頷く。
月花胡桃
「なに?」
月花胡桃
「わかんないよ」
月花胡桃
「しあわせなの?しあわせじゃないの?」
月花胡桃
「私なんかと一緒じゃいや?」
月花 柘榴
「ぁ、……う、」
月花 柘榴
「……しあ、わせ」
月花胡桃
「へへ」
月花胡桃
嬉しそうな笑顔。
月花胡桃
先のわかった答えでも、聞かずにはいられない。
月花胡桃
不安で。怖くて。受け入れてくれる場所が欲しくて。
月花 柘榴
一緒でうれしい。こうして、おなじ秘密を抱えて。
月花 柘榴
うれしいから、やめられない。
月花 柘榴
いつかかくしごとがばれてしまうのがこわい、このときが壊れるのが怖い、それなのに。
月花 柘榴
胡桃にはこんなことしないでほしくて、でも、
月花 柘榴
……こうして一緒になってくれる胡桃がすきで。
月花 柘榴
だから。
月花 柘榴
今日もぐちゃぐちゃになった心と身体を火照らせて。
月花 柘榴
……手を伸ばして、胡桃の手とつなぐ。
月花 柘榴
もう片方の手で、じぶんの腹を撫でる。
月花 柘榴
……だいじょうぶ。
月花胡桃
水の中を絡み合い、蕩けて一つになるような心地。
月花胡桃
地上が怖い。日の光は、空を飛ぶ鳥たちは、眩しすぎる。
月花胡桃
こうやって沈んで沈んで、水底のような場所を漂うのが、自分には一番合っている。
月花胡桃
この生き方に相応しい、相応の幸せを貰えている気がする。
月花胡桃
「ざくろちゃん、すき」
月花胡桃
不満はひとつ。たったひとつだけ。
月花胡桃
自分は胸の中をさらけだして、素直に、心から、姉を求めているのに……
月花胡桃
……姉は抱えた秘密を、苦しみを、分かち合ってくれないことだ。
月花胡桃
「だけど、ちょっときらい」
月花胡桃
姉がちらりと気にした腹部を探り、それをちょっぴり乱暴につねる。
月花 柘榴
「っ、……!」
月花 柘榴
呻き声。どくんと、心臓がひとつ大きく鳴る。
月花 柘榴
「な、……」
月花 柘榴
「…………」
月花 柘榴
「……ごめん」
月花 柘榴
わかっている。
月花 柘榴
でも、だって、どうしても。これだけは秘密のままでいたかった。
月花 柘榴
母はバケモノであったから、捨てられた。
月花 柘榴
きっとこれが知られたら、同じになる。
月花 柘榴
……腹部の、その奥。体の中で蠢くもの。
月花 柘榴
決して見られてはいけないもの。
月花 柘榴
「ごめん……」
月花胡桃
「謝られても」
月花胡桃
「けっきょく教えてくれないんでしょ」
月花胡桃
姉のことが、わかる。
月花胡桃
姉は自分を好いてくれている。自分は姉にとって、必要な存在だとわかる。
月花胡桃
けれど、姉は自分をどこか遠ざけようとしている。それも、わかってしまう。
月花胡桃
姉のことが、わからない。
月花胡桃
わかっているような気がしているのに、掴もうとすると、広く深い闇に行き当たる。
月花胡桃
わかっているような気がしているからこそ、それがとてもつらく苦しい。
月花胡桃
だから、こんな暗い昼、姉にぶつける気持ちは……
月花胡桃
……辛い気持ちを慰めて欲しいという甘えと。
月花胡桃
……癒してあげようという愛と。
月花胡桃
……ひとさじの悪意。
月花胡桃
姉のことが大事で、だけれど憎いから、こうやって一緒に沈もうとしてる。
月花胡桃
姉へと噛み付く。
月花胡桃
いつか置いていかれるような気がして。
月花胡桃
怖くて、痕を残すみたいに。
月花胡桃
人間の胡桃が、人外の柘榴にどんなに強く噛み付いたところで、姉の身体に残す傷は作れない。胡桃は、それを知らない。
月花 柘榴
「……っ、う」
月花 柘榴
それは人外にとって、あるいはカミガカリにとって、ごくごく軽い傷。
月花 柘榴
けれど、どんな大怪我よりも、痛い。
月花 柘榴
心臓が痛む。
月花 柘榴
うわごとのように、ごめん、と。
月花 柘榴
……今まで何度謝っただろう。
月花 柘榴
いくら謝っても足りないくらいの罪を抱えて。
月花 柘榴
その罪はいつまでたっても消えることがなく。
月花 柘榴
苦しくて、でも、
月花 柘榴
そうしてくれることが、うれしい。
月花胡桃
それを許すはずもない。
月花胡桃
なら教えてくれ。それが全てだ。
月花胡桃
これでこの話は終わり。
月花胡桃
なんど訪ねても、ここで止まってしまう。
月花胡桃
ずっと、ずっと、ずっと。
月花胡桃
そこまで立ち入ることは、許されない。
月花胡桃
胡桃は、聞き分けのいい子供でも、パートナーを尊重できる大人でもない。
月花胡桃
ただ、突き放されるのが悲しい。
月花胡桃
体はこんなに近いのに、心が完全に交わることは、決してない。
月花胡桃
自分だけが曝け出しているという事実が辛い。
月花胡桃
カーテンの閉じた、暗い部屋。
月花胡桃
カーテンの隙間から小さく漏れる日光は、部屋全体を照らさない。
月花胡桃
姉の上に覆いかぶさる。
月花胡桃
さらに、上から布団を乗せて。
月花胡桃
狭い真っ暗な部屋のなかに、更に狭い真っ暗な部屋をつくる。
月花胡桃
表情も見えない漆黒。
月花胡桃
息遣いだけがわかる距離で、自分の悲しみを覆い隠しながら。
月花胡桃
怒りを、不満を、悲しみをぶつけた。
月花胡桃
月花胡桃
月花胡桃
月花胡桃
「そういえばね」
月花胡桃
服を着ながら、立ち上がる。
月花 柘榴
「ん」
月花 柘榴
「なに?」
月花胡桃
「……んー」
月花胡桃
部屋のすみっこ、おもちゃ箱を漁る。
月花胡桃
小学校の頃に遊んでいたような、おもちゃが色々と入った宝箱。
月花胡桃
中学生になってから、胡桃がそれに触るところを見るのは初めてかもしれない。
月花胡桃
昔は、人形遊びが好きな娘だった。
月花胡桃
小学生になって、少ししてから、ゲームで遊ぶことが増えた。
月花胡桃
彼女の興味は、おもちゃや人形から、小さな画面の中へと移っていった。
月花胡桃
だから、ここに入っているのは、小さな子供向けの人形ばかり。
月花胡桃
ごちゃごちゃのおもちゃ箱。
月花胡桃
それを漁って、やっぱり、とつぶやいて首を傾げる。
月花胡桃
「ない」
月花 柘榴
「え?」
月花胡桃
「いや、大したことじゃないんだけどね……」
月花胡桃
「……思い出の品ってわけでもないし。お父さんが昔買ってくれただけのやつで……」
月花胡桃
要領を得ない語り出し。
月花 柘榴
「……うん」
月花胡桃
たどたどしい言葉を繋ぎ合わせて聞いてみると、つまりはこういう事らしかった。
月花胡桃
「……って、何言ってんだろね!」
月花胡桃
「変な話!」
月花胡桃
「でも、ちょっとおもしろい話のタネかなって」
月花 柘榴
「……」
月花 柘榴
ちょっと不服そうな顔。
月花 柘榴
なんというか、嫉妬みたいな。そういう表情。
月花 柘榴
「ふーん……」
月花 柘榴
もう少し胡桃に近づく。
月花胡桃
「…………?」
月花 柘榴
「…………」
月花 柘榴
胡桃の腕に手をまわす。
月花 柘榴
そのまま胡桃の手を弄ぶ。
月花胡桃
「なに?」
月花胡桃
無防備に、されるがまま。
月花胡桃
目の前の相手を怖いと感じた事がないから。
月花 柘榴
胡桃の肩に頭をのせる。
月花 柘榴
「…………」
月花 柘榴
耳元で、小声で。
月花 柘榴
ずるい、とささやく。
月花胡桃
「……」
月花胡桃
嬉しそうに顔を崩す。
月花胡桃
「ざくろちゃん、かわい」
月花 柘榴
「え、」
月花 柘榴
胡桃のほうがかわいいだろ、とも言えずに。
月花 柘榴
なんでそんなことを言われたのかもわからずに。
月花 柘榴
返事のかわりに、胡桃にもうすこし体重を預けた。
GM
*
GM
◆プロローグ:"常夜帝"イザンナ
逆月衣織
「戻ったぞ」
逆月衣織
不機嫌そうな顔をしながら、その男は扉を後ろ手に締める。
逆月衣織
そこは彼の研究室だ。コートを脱ぎ、ハンガーへ。
逆月衣織
普段は一人きりの彼の居場所。しかし最近は一名の先客がいる。
イザンナ
「うむ、ご苦労。」
イザンナ
並べていた書類から顔をあげることなく、後方へと声をかける。
逆月衣織
「ふん」
逆月衣織
反抗的な目を向け、すぐに逸らす。
逆月衣織
逆月衣織(さかづきいおり)。
逆月衣織
魔術師の家系である逆月家の次男坊であり、魔術結社連盟の理論者(セオリカス)の位階に位置する魔術師。
逆月衣織
強い向上心と自尊心を持ち、魔術一筋に人生を懸けてきた。
逆月衣織
彼自身は実戦経験を持たない一介の研究者に過ぎないが、魔術学校時代に彼が残したマレビト召喚理論はカミガカリたちの間でも高く評価されている。
逆月衣織
魔術学校卒業後、理論者となった彼は、自身の仮説に基づき異界へと干渉し、高次元の存在の召喚を試みた。
逆月衣織
しかし分不相応な対象を呼び寄せようとしたために、呼び寄せたマレビトと自身の霊力を混濁させる召喚事故を起こしてしまう。
逆月衣織
この結果として、互いに本来の力が発揮できない不十分な状態での召喚を成立させてしまった。
逆月衣織
霊力コントロールのできない今の彼は、小学生男子程度の戦闘力しかない。
イザンナ
目を細める。
イザンナ
今しがた検めていた魔術協会に関する書類を小学生くらいの小さな両手でまとめ、とんと机に叩き揃えた。
GM
※逆月は魔術結社連盟から情報を仕入れてきているものの、イザンナにはあまり協力的ではない。
GM
※PC④は、任意のタイミングで判定を3度試みることができる。
GM
※情報を入手するための[魅了【精神】]判定 難易度:8
GM
※道具の調達をさせるための[魅了【精神】]判定 難易度:12
GM
※その他、PCの任意の目的のための[魅了【精神】]判定 難易度:16
GM
※必ず8→12→16の順で試みなければならない。
イザンナ
「報告。」
イザンナ
揃えた書類を机の端へ。
座り心地の悪い椅子からゆっくりと立ち上がり、ようやく振り返る。
逆月衣織
「……」
逆月衣織
不服そうに眉をしかめる。
逆月衣織
「頼み方というものが、あるだろう」
イザンナ
一歩。
イザンナ
二歩、三歩。
イザンナ
小学生ほどの歩幅でゆっくりと近づく。
イザンナ
そのさなか、立てかけてあった手製の杖を手に取って。
イザンナ
イザンナの杖は魔力を持つ。
イザンナ
しかし
逆月衣織
「……」わずかに体が強張る。
イザンナ
今この時、魔王の力はあまりにも弱っており
イザンナ
人の姿で、作った杖は何の力を持つこともなかった。
イザンナ
それでも……
イザンナ
『哲学者』にも満たない人間を殴るには『少し硬い』くらいでちょうどいい。
逆月衣織
「お、おい」
逆月衣織
沈黙と緊張に耐えかねて、口を開く。
イザンナ
「ん?」
逆月衣織
「……っ、いや……」
逆月衣織
続く言葉はない。
イザンナ
重たい杖を片手で握り、先端についた角飾りを自分よりだいぶ高い位置にある鼻先に突きつける。
逆月衣織
「! …………」
逆月衣織
ごくりと息を飲む。
イザンナ
「おう……可愛い顔をするではないか。」
逆月衣織
「も、もういいだろう!」
逆月衣織
誤魔化すように視線を外す。
逆月衣織
「研究に専念したい。出ていってくれないか」
イザンナ
「ほう?」
イザンナ
尖った先端を横にして、頬を叩く。
逆月衣織
「っ!」
逆月衣織
頬を押さえて飛びのく。
イザンナ
杖を扉の方に投げつける。
イザンナ
そして、次の瞬間にはイオリの目の前にその姿はある。
イザンナ
転移魔術。
イザンナ
「頼み方というものが、あるだろう?」
逆月衣織
もはや怯えも隠せない。
イザンナ
タイを掴んでぐいと頭を引き寄せる。
イザンナ
「なぁ?」
逆月衣織
「ま、待て………………!」
逆月衣織
視線を逸らす。
イザンナ
魅了判定をします
イザンナ
2d6+3>=8 
Kamigakari : (2D6+3>=8) > 10[5,5]+3 > 13 > 成功
イザンナ
5と1を交換して9
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
イザンナ
「待てぇ?」
逆月衣織
「いやっ……違、わかった、わかったから……」
逆月衣織
「ひとつ……聞け、聞いてくれ」
イザンナ
暫し、闇色の瞳で見つめ。沈黙。
イザンナ
タイを掴んだままさらに下へと引き、耳元へ。
イザンナ
「よし、話せ。」
逆月衣織
「…………今日は……大したニュースは無いんだ。本当だ」
逆月衣織
「だが、ああ。一応、話せることが全くないわけではなくて……だから……」
逆月衣織
「これを……お前が気に入るかはわからない……んだが……」
イザンナ
「ふぅん?」
逆月衣織
予防線のように早口で並べたててから、続ける。
逆月衣織
情報②:逆月衣織の情報
逆月衣織
確かに、彼が手に入れた情報は、多くの者が──少なくとも逆月は──興味を抱かないような、小さなニュースに過ぎなかった。
イザンナ
「…………ふむ。」
イザンナ
「…………それで。」
イザンナ
「気に入ったと思うか?」
逆月衣織
「え?」
逆月衣織
思わぬ切り返しに戸惑う。
イザンナ
タイはつかんだまま、距離を取ることを許さない。
逆月衣織
「あ、いや……」研究者の性か。正解の存在する質問に、返すべき答えを求めて迷ってしまう。
イザンナ
掴んでいるのは、右手。
左手で眼鏡の後ろから耳までを撫でる。
逆月衣織
「でっ」
逆月衣織
「できることなら、気に入って欲しいと思う」
逆月衣織
「そうしてそのまま外へと飛び出してくれれば、それが一番いい」
イザンナ
「怯えずとも……」
イザンナ
指先が頬を伝い、首へと。
柔らかな指に少しだけ力が入る。
イザンナ
「首を折ったりはせぬわ。」
逆月衣織
「怯えてなど!」
逆月衣織
とっさに顎を引いて抜け出す。
イザンナ
楽し気に離してやる。
逆月衣織
「さ、触られるのが不快なだけだ。こちらの世界では、そう軽々しく人に触れるものではない」
イザンナ
「なんだ、この姿では不服か?」
逆月衣織
「っ……ど、んな、姿だろうと、不快なものは不快だ!」
イザンナ
「…………常であればもう少し、外であさりもできようものを。」
イザンナ
「こうしてお前で我慢してやっておるのだ。」
逆月衣織
「僕にとっては最悪だ」
イザンナ
「それはこちらも同じこと。」
イザンナ
「未熟な男、哀れでかわいい男よ。」
イザンナ
「そこに膝をつけ。」
逆月衣織
「…………」
逆月衣織
視線が落ちる。目線の先が、床の上を泳ぐ。
イザンナ
魅了【精神】判定2回目をします
イザンナ
2d6+3>=12 
Kamigakari : (2D6+3>=12) > 6[1,5]+3 > 9 > 失敗
イザンナ
この1は4
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 1 に変更しました。
イザンナ
「どうした?」
イザンナ
「従わされたいのか?」
逆月衣織
「……」
逆月衣織
その言葉に小さく肩が跳ねる。
逆月衣織
泳いでいた視線が、まっすぐと前へ。
逆月衣織
今度はまっすぐとイザンナの目を見つめ。
逆月衣織
反抗の意思を伝えるように睨みながらも、従って腰を下ろした。
イザンナ
にこりと、満足そうな笑み。
イザンナ
両手で頭を抱きしめて、撫でてやる。
イザンナ
「…………答えがわかったなぁ。」
逆月衣織
「…………………………それは、何よりだ」
逆月衣織
皮肉を込めて。
イザンナ
「ヒヒ……」
イザンナ
「イオリ。」
逆月衣織
「…………」
イザンナ
細い髪を指先に絡める。
逆月衣織
指から逃げるように首が傾く。
イザンナ
「愚かなイオリ。可愛いイオリ。」
イザンナ
「死なせはせんよ。今のお前はこのイザンナの魂と混ざり合っておるのだ。」
イザンナ
髪を、掴む。
逆月衣織
愚か、可愛い、と──不本意な形容詞で呼ばれるたびに、眉が小さく動く。
イザンナ
ぐいと、後ろに引いて頭をのけぞらせ
逆月衣織
そう。この事故は、極めて不本意な結果ではあるが……同時に、これが命綱でもある。
イザンナ
喉の林檎に口づける。
逆月衣織
だからといって…………
逆月衣織
…………怖くないはずは、ない。
イザンナ
魅了【精神】3回目
イザンナ
霊紋燃焼します。1d
イザンナ
1d 
Kamigakari : (1D6) > 3
[ イザンナ ] 霊紋 : 22 → 19
イザンナ
3d6+3>=16 
Kamigakari : (3D6+3>=16) > 8[1,2,5]+3 > 11 > 失敗
イザンナ
1と2を5にしましょう
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 1 に変更しました。
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
イザンナ
18であるな
イザンナ
「わかっておるよ。」
逆月衣織
「何がっ」
イザンナ
「お前が優秀であることも、成長途中であることも。」
イザンナ
「このイザンナを呼び出したのだ。」
イザンナ
「誇れ。そして……委ねよ。」
イザンナ
「その知は常夜帝イザンナのものであり」
イザンナ
「我が知もお前に授けよう」
イザンナ
「おいで。」
逆月衣織
「う…………」
逆月衣織
未熟者の心は、恐怖と褒美の狭間に揺さ振られる。
イザンナ
「イオリ。」
逆月衣織
こうして続く揺さ振りによって、少しずつ支配に絡めとられてゆくことを、薄々どこかで感じながら……
逆月衣織
「…………」
イザンナ
「その魂も、身体も……」
イザンナ
「イザンナであり、イザンナもまた……」
イザンナ
「お前なのだよ。」
逆月衣織
頷かない。
逆月衣織
言葉は返さない。
イザンナ
その姿は一瞬
イザンナ
あの日の姿と重なる。
逆月衣織
それが、未熟者にできる、最後の小さな反抗だった。
逆月衣織
あの日の姿に心奪われ。
逆月衣織
その知に敗北を知った時から。
逆月衣織
既に、覆せない上下の位置を、彼は分かっていた。
イザンナ
言葉でなくとも、仕草でなくとも。
イザンナ
魂が魔術師を縛り上げる。
イザンナ
腹が減ったなぁと、口には出さずに。
イザンナ
唇を重ねた。
GM
GM
※入手[アムリタ]
GM
※入手[深淵の魔導書/幸運+4:2000G(効果値:4)]
GM
◆プロローグ:“聖モニカ”マリア・ロドリーゴ
GM
教会の一部屋。外は雪が降っている。
GM
静謐の空間に、訪れるシスターが二人。迎えるシスターが一人。
テレサ・カラス
「来てくれてありがとう」
テレサ・カラス
二人のシスターを迎えたのは、かつて“聖ゲオルギウス”と呼ばれた聖堂騎士団の副長、テレサ・カラスである。
マリア=ロドリーゴ
「"聖モニカ" マリア=ロドリーゴ、参りました」
マリア=ロドリーゴ
赤毛の女が応じる。姿勢を正し、背筋を伸ばしている。
フェアリー・ブルダン
「“聖ヴェロニカ”フェアリー・ブルダン……参りました」
フェアリー・ブルダン
緊張を顕にぎこちなく一礼するのは、“聖ヴェロニカ”フェアリー・ブルダン。
フェアリー・ブルダン
ブルダン家の現当主であるが、今の彼女は聖堂騎士と当主の重責に追われ、常に余裕のない顔をしている。
フェアリー・ブルダン
“聖モニカ”と“聖ヴェロニカ”。二人は共に聖堂騎士団の聖堂騎士である。
フェアリー・ブルダン
二人は同輩であり、幼馴染であり、ライバルであり、血の繋がらない遠縁の親戚にあたるのだ。
マリア=ロドリーゴ
ロドリーゴ家は神成神器を受け継ぐ家柄。
マリア=ロドリーゴ
マリアは神器を扱うために引き取られた養子である。
マリア=ロドリーゴ
弱々しい声を聞き、じろりと横に立つブルダンを睨んで、
マリア=ロドリーゴ
再び、マリアはテレサ・カラスへと視線を戻した。
フェアリー・ブルダン
縮こまりかけていた長身が、隣からの視線に反応してぴしゃりと真っすぐに立つ。
マリア=ロドリーゴ
気配を感じて、ため息を噛み殺す。
テレサ・カラス
「さっそくで悪いけれど、アラミタマについての話よ」
テレサ・カラス
「前々からうちが追っていたターゲットがいてね。それの処理をあなたたちにお願いしたいの」
マリア=ロドリーゴ
顎を引く。
フェアリー・ブルダン
「……アラミタマ」
フェアリー・ブルダン
さっきまで落ち着かない様子だった彼女が、アラミタマという言葉を聞いて目を細くする。
マリア=ロドリーゴ
横に立つブルダンの声がわずかに低いものへと変わる。
フェアリー・ブルダン
「アラミタマの討伐は、われわれ聖堂騎士の使命です」
マリア=ロドリーゴ
こうしてアラミタマについて語る幼馴染の声がいっそう昏い色を帯びるようになったのは、
マリア=ロドリーゴ
前の当主である彼女の親がアラミタマとの戦いで命を落としてからだ。
マリア=ロドリーゴ
妙に意気込むような声を聞きながら、視線はテレサ・カラスへと向いている。
マリア=ロドリーゴ
「私たちふたりで、ですか?」
テレサ・カラス
「……そうよ」
マリア=ロドリーゴ
「……」
マリア=ロドリーゴ
わずかに沈黙。横のブルダンの息遣いに耳をそばだてている。
テレサ・カラス
「今回は、他の組織との連係は取っていません」
テレサ・カラス
「最終的な判断は現場に任せるけれど、可能ならば迅速に、二人で処理をお願いしたいわ」
マリア=ロドリーゴ
「──かしこまりました」
テレサ・カラス
「もちろん、理由はあるわ。あなたたちを、ただ危険に放り込もうってわけじゃない」
テレサ・カラス
「説明するわね」
テレサ・カラス
※入手[情報③:アラミタマの正体][情報④:聖堂騎士団の任務]
テレサ・カラス
「できる限りのサポートはするけれど、戦闘は二人」
テレサ・カラス
「もちろん、状況が変わったら、そこはあなたたちで判断してちょうだい」
マリア=ロドリーゴ
「了解です。できるだけ……迅速に」
フェアリー・ブルダン
「はい、確実に」
マリア=ロドリーゴ
「我々二人にお任せを」
フェアリー・ブルダン
「必ず、良いご報告を持ち帰ります」
マリア=ロドリーゴ
小さく礼をする。
テレサ・カラス
「汝らに神のご加護があらんことを」
フェアリー・ブルダン
「……失礼します」
フェアリー・ブルダン
隣のマリアに続いて礼。
フェアリー・ブルダン
二人は、部屋を後にする。
マリア=ロドリーゴ
「…………」
マリア=ロドリーゴ
歩きながら、横を歩くブルダンを見ている。
フェアリー・ブルダン
「あの……“聖モニカ”……私の顔に何か……?」
マリア=ロドリーゴ
「……………」
マリア=ロドリーゴ
「ブサイク」
マリア=ロドリーゴ
言い放って、顔に手を伸ばした。
フェアリー・ブルダン
「ひどい!」
マリア=ロドリーゴ
「お前また寝てないだろ。何時間睡眠だ?」
フェアリー・ブルダン
「いえ、それは……」
フェアリー・ブルダン
「……だって。忙しいんだもの」
マリア=ロドリーゴ
「完全に隈出てるし肌荒れてる」
マリア=ロドリーゴ
「それでシスター・テレサの前に出て、なんか思わなかった?」
マリア=ロドリーゴ
肌を痛くない程度につねりあげる。
フェアリー・ブルダン
「いたい、いたい」
フェアリー・ブルダン
「なんで意地悪な言い方するの」
マリア=ロドリーゴ
「ああ~?」
マリア=ロドリーゴ
「二人任務だぞ二人任務」
マリア=ロドリーゴ
「迅速・確実・的確な判断を求められる」
フェアリー・ブルダン
「あ……」
マリア=ロドリーゴ
「そのパートナーが寝不足で疲れてんだから、ムカつくに決まってんだろ」
マリア=ロドリーゴ
べっと手を離した。
フェアリー・ブルダン
「それは、その……はい……」
フェアリー・ブルダン
「……あの、すみませんでした。“聖モニカ”」
マリア=ロドリーゴ
「分かればいい」
マリア=ロドリーゴ
「”聖ヴェロニカ”」
フェアリー・ブルダン
「はい」
マリア=ロドリーゴ
「お前の実力は私がよく分かってる」
マリア=ロドリーゴ
「成績で敵ったことねえからな、腹立つけど」
フェアリー・ブルダン
「う……」
マリア=ロドリーゴ
「だから、今回の任務は我慢してその不健康面のお前とやってやる」
フェアリー・ブルダン
気まずそうに目を伏せる。
マリア=ロドリーゴ
「終わったら寝ろ」
マリア=ロドリーゴ
「二十四時間は何もしない時間を作れ」
フェアリー・ブルダン
「し、しかし、それはですね……」
フェアリー・ブルダン
いや、お互いわかっているのだ。
フェアリー・ブルダン
家の事情に追われていることも。
フェアリー・ブルダン
それが体を蝕んでいることも。
マリア=ロドリーゴ
だからこうして、押し合いへし合いして休め休めぬと。
フェアリー・ブルダン
けれど、それを止めると、別の誰かに迷惑が掛かることも。
フェアリー・ブルダン
そういう枷が、自分を休ませずに働かせ続ける。
フェアリー・ブルダン
だから、いよいよ限界となる前に、この人はこうやって、強い言葉で私を止めるのだ。
マリア=ロドリーゴ
無理にでも寝かせる。そうしないと死ぬまでやりかねない。
マリア=ロドリーゴ
まじめで責任感があって、何より有能な奴なのだから。
フェアリー・ブルダン
強い言葉で言われると従ってしまう。だから、この人のこういう言い方に、私は弱い。
フェアリー・ブルダン
褒められるのは苦手だ。それなのにこの人は、信じないという逃げ道を先回りして潰してくる。
フェアリー・ブルダン
そうやって、この人は強引に私を守る。
フェアリー・ブルダン
「……はい。わかりました」
マリア=ロドリーゴ
そうしないと、ムカつく優等生の、ブルダン家の後継ぎであるリサが、
マリア=ロドリーゴ
どこにもいなくなってしまうからだ。
マリア=ロドリーゴ
「ああ。──さっさと行くぞ」
マリア=ロドリーゴ
視線を切って大股に歩いていく。
フェアリー・ブルダン
その後ろをついていく。
マリア=ロドリーゴ
当主の重圧、
マリア=ロドリーゴ
行われなかった引継ぎ、
マリア=ロドリーゴ
それで、休めないブルダンが消耗していくのが腹立たしい。
マリア=ロドリーゴ
無理矢理にでも休んでもらって、少しでも元気になってもらわなきゃ困る。
マリア=ロドリーゴ
昔のままではいられない、子供のままではいられない。
マリア=ロドリーゴ
ただ、少しでも繋ぎ止めたいものがある。…………いいや。
マリア=ロドリーゴ
やっぱこいつがムカつくだけかも。
マリア=ロドリーゴ
余計な思考を振り切って、後ろをついてくるブルダンの気配を感じながら、
マリア=ロドリーゴ
マリアは足早に二人きりの任務へと向かって行った。
GM
GM
◆プロローグ:三善清次郎
GM
日が傾きかけてきた頃。
GM
室内に、キーボードを叩く音が聴こえる。
GM
パソコンに映し出されるのは、どこにでも転がっているような下らないオカルトの与太話。
GM
だらだらと文字を打ち込む男の名は、三善清次郎。
GM
その部屋には、他の者の姿はない。
GM
──はずだった。
メフィスト・フェレス
「ごきげんいかがです、ダンナ」
GM
陽気な少女の声が、室内に響く。
三善清次郎
「まって!!!!」
三善清次郎
「まって!!!あと3分待って!!!」
メフィスト・フェレス
「お元気そうで何よりです。はあ、こりゃ何ですか」
GM
無遠慮に画面を覗き込む。
メフィスト・フェレス
「なるほど、人の不安を煽る文章ですか。実在の超常現象をもとに、人の不安につけこむように、あるいは説得力を付け加えるために、それらをウソで盛りつけていらっしゃる」
メフィスト・フェレス
「まるで悪魔のようなことをなさいますね、ダンナは!」
メフィスト・フェレス
白々しく軽い言葉ばかりを吐き出すこの娘は、紛うことなきアラミタマ──大悪魔だ。
三善清次郎
「いかがでしたかあ!?!」
GM
メフィスト・フェレス。彼女は人へと憧れ、人へと至るために、自らの力を使わずにアラミタマを倒し続けるという試練を背負っているらしい。
GM
ひとまずは無償でアラミタマの情報を提供してくれる有益な存在である。
三善清次郎
打ち終えたキーボードから荒々しく手を離す。
GM
彼女がここに現れるということはつまり──
メフィスト・フェレス
「いえ失礼。今日も新鮮なネタを握ってきましたんで、ぜひご賞味いただこうかとね」
GM
──新たな情報があるということだ。
三善清次郎
腕を上げて軽く伸びをするとパキポキメキィ!みたいなすごい音が鳴った。
メフィスト・フェレス
「美味しくぺろりと頂ける話なはずです。鮮度が落ちる前であればですが」
メフィスト・フェレス
「ダンナぁ。聞いてますか?寂しいですよ」
三善清次郎
「聞いてる!聞いてます……はい、聞いてる……」
メフィスト・フェレス
「忠実なしもべにこんな冷たい仕打ち!」
三善清次郎
頭を掻き毟る。
三善清次郎
「忠実なしもべは仕事中の男の部屋に突然現れたりしないと思うんですがあ……」
メフィスト・フェレス
「あっ、誤字」
三善清次郎
「ああっ」
三善清次郎
ダカダカダカ。
三善清次郎
「で、なに、」
三善清次郎
「新鮮なネタ……?」
メフィスト・フェレス
「何でしたっけ」
メフィスト・フェレス
「ああ、そうそう」
メフィスト・フェレス
「いつものやつですよ。もっと早く、もっと儲かるお仕事の話です」
三善清次郎
いぶかしげな視線を向ける。
三善清次郎
「君がそう言って”まともな”案件だったこと、ないんじゃない……?」
三善清次郎
少女めいた姿の上から下まで視線を送る。
三善清次郎
信じてないですよ~ という。
メフィスト・フェレス
「刺激は無料でプレゼント!適度な緊張が人生に張りを持たせるのです!」
メフィスト・フェレス
「いえ、知りませんが。そうなんですか、人間は?」
三善清次郎
煙草に火をつけてぐるりと椅子を回す。
身体を労わるちょっといいゲーミングチェア。
三善清次郎
「それはそうだと思うけど……」
三善清次郎
「そうかも。で、何、詳しく聞かせて」
三善清次郎
口ぶりは対等で軽いようでいて、煙草を吸うのは僅かな緊張のあらわれだ。
メフィスト・フェレス
「ええ、ええ。てっとり早く本題に行きましょう」
メフィスト・フェレス
「というわけで、今回のターゲットはこちら!」
メフィスト・フェレス
※入手[情報③:アラミタマの正体][情報⑤:アラミタマとモノノケ]
三善清次郎
「………………………………」
三善清次郎
沈黙。
メフィスト・フェレス
「どうです? いつもより、美味しそうな予感がしませんか?」
三善清次郎
紫煙がくゆる。
三善清次郎
「……うん……まあ、うん」
三善清次郎
「なるほどね」
メフィスト・フェレス
「そりゃもう、当然のことですが、騎士団の連中が追っかけてます」
メフィスト・フェレス
「スピード勝負です。手柄を独り占めする機会なんて、そうそうありませんよ」
三善清次郎
「ま、困ってる子がいるならほっておくのもおにーさんの信条に反しますし~?」
三善清次郎
「ていうかメッフィーちゃん、断れないってわかってて持ってきてるでしょ」
三善清次郎
「俺がこういうの絶対断らないってわかってるんだもん~~やだ~~!!」
三善清次郎
煙草を置いて椅子をぐるぐる回す。ぜんぜん可愛くないダダを捏ねる。
メフィスト・フェレス
「心が通じ合ってますねえ。光栄な事です」
三善清次郎
「アラミタマと通じ合いたくないよ~~!!」
メフィスト・フェレス
「心無い発言」
メフィスト・フェレス
「悪魔も深く傷つきました」
三善清次郎
「えっ、」
三善清次郎
「ごめん」
メフィスト・フェレス
「それでは、狩りは引き受けていただけるということで」
三善清次郎
「一応訊くんだけど、」
三善清次郎
「……………嫌って言ったらどうなるの?」
メフィスト・フェレス
「悪しき神の犠牲者が増えるやもしれません。とても悲しい事です」
三善清次郎
「ストレートに脅迫してきたな~」
三善清次郎
「うん……うん、はい、わかった、わかりましたよ」
三善清次郎
「やりゃ~いいんでしょ、やりゃ~!」
メフィスト・フェレス
「よっ!頼もしい!男前!」
三善清次郎
「ああ~うれしくないけどちょっとうれしい自分が腹立たしい~~」
三善清次郎
頭を抱える。
三善清次郎
生来的に――弱いのだ。”人間以外のもの”に。
三善清次郎
表の職業として底辺の底辺webライターなんてやって、下品で猥雑なオカルト記事を適当に書いているのも、結局一般人が”ほんものの””そういうもの”を脅かさないため。
三善清次郎
他でもない”ほんもの”の”そういうもの”の頼みを断れるはずもないのだった。
メフィスト・フェレス
「ダンナは、あたしが憧れた人間らしい人間そのものです」
メフィスト・フェレス
「あたしは、そういうものを大変愛しく思います」
メフィスト・フェレス
「それでは、良い報告をお待ちしてますよ!」
GM
返事も待たずに、影は消える。
三善清次郎
「あ~、お茶くらい飲んでけよ~」
三善清次郎
「………………はあ……」
GM
前ぶれもなく現れ、前ぶれもなく去る。
GM
人の奥底まで見透かしているようでいて、心の機微に疎い仕草は、いかにも悪魔らしい。
GM
部屋には、清次郎の溜息だけが響いた。
GM
GM
◆プロローグ:???
GM
本日は2020年、2月23日。
GM
冬も終わりが近づいているとはいえ、この時期は未だ冷え込む。
GM
滑るアスファルトの上を、時折チェーンを巻いた車たちがゆっくりと通り過ぎてゆく。
GM
そんな田舎道に、一台の自販機がぽつんと佇んでいた。
GM
車の通りはまばらで、多くの車たちは、その存在を気にも留めない。
GM
「お、ラッキー。自販機じゃん」
???
声に、同行者が僅かに顔を上げる。
GM
けれどこうして、時折だれかの役に立つ時もある。
GM
「ちょうど、目的地もこの付近だ。停めるよ」
GM
運転手は隣の同乗者の返事も待たず、自販機の近くに車を寄せる。
GM
「折角だし、何か飲んで行こうぜ」
GM
ドアを開く音。
GM
次いで雪靴が、かき氷のような地面を踏み鳴らす音。
GM
再び、ドアを閉める音。
GM
一人の女性が、白い地面の上に立つ。
???
「ひゃ~! やっぱ寒いなあ、こっちは!」
GM
そういって、隣を見て。
???
少し遅れて、同様にドアを開く音。雪靴が地面を踏み鳴らす音。
???
男が、降りしきる雪を見上げている。
???
「私はホットのお茶にしよっと。お前は──」
???
「雪か……」
???
「雪は美しいが、災厄しか持ち込まない毒婦だ」
???
「具体的に言うと、寒い。ホットの何かがいい」
???
「お茶は、何がある?」

自販機を覗き込む。
???
「んー」
???
「お、ちゃんとあるぞ。烏龍茶、緑茶、焙じ茶!」
???
「──何にする? 悠希」
GM
妻──辰巳果子が、夫を見つめた。
辰巳 悠希
「じゃあ、ホットの何かだ」
辰巳果子
「んじゃ、私は焙じ茶、っと」
辰巳 悠希
夫──辰巳悠希が答えた。
辰巳果子
「……あ、やっぱ現金しか使えねえでやんの」
GM
自販機に硬貨を入れて、ボタンを押す。がこんと飲み物が落ちる音。
辰巳果子
「じゃ、もいっこはテキトーに」
GM
拾ってもう一度ボタンを押す。がこんと飲み物が落ちる音。
辰巳果子
「はいよ」
辰巳 悠希
現金しか使えない自動販売機をじっと見ている。
どうやら、この自動販売機は現金しか使えないらしい。
辰巳 悠希
「ありがとう」
GM
片方を渡して、もう片方の茶を喉に流し込む。
辰巳果子
「あ゛ー、生き返る! それじゃ、改めておさらいしようか」
辰巳 悠希
お茶を受け取る。温かいお茶だ。
辰巳 悠希
「頼む」
辰巳果子
「今回、こんな遠くまでやってきた理由の一つは、お仕事のためです」
辰巳果子
「任務内容はアラミタマの討伐。依頼主は、特対の黒衣さんだな」
辰巳 悠希
話を聞きながら、ペットボトルの蓋をひねる。
中身をこぼさずに開けられた。今日は調子がいい。
GM
※入手[情報③:アラミタマの正体]
辰巳果子
「話を聞く限りじゃ、ちょろそうな案件だった。ところがどっこい、何やら雲行きが怪しい」
辰巳果子
「そのイレギュラーの一つが、コレってわけ」
GM
果子が手元の端末を操作する。
GM
すると、目前の何もない景色に、おもちゃのような小さな城が浮かび上がった。
GM
法則障害だ。
辰巳 悠希
お茶を飲もうとしてやめる。
果子の持つ端末を覗き込んだ。
GM
魍魎の巣
察知:12/14
強度:3
必要人数:全員
消去:【知性】12
対象:地域
特殊ダメージ:2d(装甲無効)
ペナルティー:【幸運】-2(累積)
その他の影響
A:【霊紋】を[強度]+2分[回復]する。
B:「PCの[世界干渉LV]の平均-1(最低1)」以下の[LV]を持つ任意のモノノケを3体従える。
特定のモノノケなどを生み出し続ける[法則障害]。この効果によって生み出されたモノノケは、[術者]の命令に従って邪悪な行動を繰り返す。
辰巳 悠希
「なるほど……」
辰巳 悠希
「詳しいことはわからんが、それを壊せばいいんだな」
辰巳果子
「どうだ、いけそうか?」
辰巳果子
えいやっと剣を振り下ろす仕草。
辰巳 悠希
「いけなくても、壊せばなんとかなる」
辰巳 悠希
「大体のものは、壊せば壊れる」
辰巳果子
「相変わらずだなこいつ」
辰巳果子
「まあ、今回に関しちゃ合ってる。頼んだわ」
辰巳 悠希
「果子は……どうする?
寒いから、無理についてこなくてもいい」
辰巳果子
「んじゃ、お言葉に甘えて車で待たせてもらおうか」
辰巳 悠希
「それがいい。お前になにかあったら大変だ」
辰巳果子
「忘れんなよ。終わったらすぐ移動だ」
辰巳 悠希
「……そうだったな。忘れてない」
辰巳果子
「よし、えらいえらい」
辰巳 悠希
忘れていた。
辰巳 悠希
忘れていたが、えらいと言われたのでえらいことにしておく。
辰巳果子
「あー、そうだ」
辰巳果子
「法則障害から残骸みたいなものが取れたら、持って帰ってきてくれ」
辰巳 悠希
「食えるのか?」
辰巳果子
「どう反応すりゃいいんだよ」
辰巳 悠希
「……何かに使う、んだな?」

ひらめいた顔
辰巳果子
「そうそう。調べ物に使うからな。ちゃんと持って帰ってくるんだぞー」
辰巳 悠希
「わかった」
辰巳果子
「はい、おさらい。そのお城を壊します。破片持って帰ってきます。車で待ってるからね」
辰巳 悠希
「城を壊して、破片を持って帰る。
果子は車で待ってる」

復唱。
辰巳果子
「食べちゃだめだぞ」
辰巳 悠希
「食べるのはだめ」
辰巳果子
「よし!行って来い!」
辰巳 悠希
「行ってきます」
GM
果子は背を向けて、車へと戻る。
GM
目の前には、小さな城が建っている。高さは100センチほどだろうか。
辰巳 悠希
扉が閉まるまで、車に戻る果子の姿を見つめた。
辰巳 悠希
ゆっくりと城に向き直る。
これを壊して、破片を持って帰る。
辰巳 悠希
2d6 
Kamigakari : (2D6) > 8[3,5] > 8
[ 辰巳 悠希 ] 霊紋 : 22 → 14
辰巳 悠希
4d6+2>=n 
Kamigakari : (4D6+2>=0) > 18[4,4,5,5]+2 > 20 > 成功
辰巳 悠希
・1と5を交換
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
辰巳 悠希
・2と5を交換
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
辰巳 悠希
・3を4に交換
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
辰巳 悠希
背中に背負った竹刀用バッグを開き、儀式に使うような大剣を取り出す。
辰巳 悠希
両手で大剣を振りかぶり、無感動に振り下ろした。
辰巳 悠希
剣を、城に振り下ろす。
辰巳 悠希
振り下ろす。
辰巳 悠希
振り下ろす。力任せに。
GM
振り下ろすたびに結界が割れる音が響き、だんだんと城が崩れていく。
GM
小さな城は、やがて砂となった。
辰巳 悠希
砂となった城に、剣を振り下ろす。
辰巳 悠希
どこまで壊せばいいんだ?
まだ少し城っぽさが残っている気がする。
辰巳 悠希
粉々になった城の破片を踏み潰す。
辰巳 悠希
城だと認識できるものがなくなるまで、踏み潰す。
GM
やがて、すべてがサラサラの砂のようになった。
辰巳 悠希
おそらくここまでやれば大丈夫のはずだ。
あとは、何か……何だったか?
何かを持ち帰らないといけない。
GM
砂しかない。
辰巳 悠希
周囲を見回す。
辰巳 悠希
砂を見下ろして、少し考えて掘り返す。
辰巳 悠希
砂と雪が混じって手に付く。困る。
GM
雪と砂が混じったものが採れた。
辰巳 悠希
「……破片、だったな。破片……」

手の中の、雪と砂が混じったものを見下ろす。
辰巳 悠希
「これでいいか」
辰巳 悠希
砂と雪が混じったものをポケットに入れて、車の方に足を向けた。
GM
砂のようなものを持って戻ってきた夫の姿を見て、妻は慌てて身振り手振り。
辰巳果子
「霊力結界、霊力結界」
辰巳果子
「こぼれてる、しまえ!」
辰巳 悠希
「しまう」
辰巳果子
「おまえ~」
辰巳果子
「ほれ、おつかれ」
GM
車のドアを開けて迎える。
GM
車内はヒーターが効いていて暖かい。
辰巳 悠希
導かれるまま、助手席に腰を下ろす。
辰巳果子
「ああいうのって解析して穴を突くような感じで崩すのが普通だと思うんだよな」
辰巳果子
「なんで上から力技でぶっこわせんのか、意味わからん」
辰巳 悠希
「俺もわからん」
辰巳 悠希
「でもできるから、やっている」
辰巳果子
「そういう奴だよな……お前は……」
辰巳 悠希
「やれているのは、お前がいるお陰だよ」
辰巳 悠希
「お前がいないと、俺は何もできない男だ」
辰巳果子
「それは私もだ。私はカミガカリじゃねーからな」
辰巳果子
「いつも助かってるよ、相棒」
辰巳 悠希
その言葉に答えることはなく、小さく微笑んだ。
辰巳果子
回収された砂を端末に通して観察する。
辰巳果子
「法則障害ってのはさ、まあ一言でいうと、術なんだよ、術」
辰巳 悠希
「じゅつ」
辰巳果子
「あの城も霊体だからさ。普通の人間には……こういう特殊な道具でも無きゃ、見えない」
辰巳 悠希
「ふつうはみえない」
辰巳果子
「今回採れた砂は、術じゃなくて、術に使われた媒体。儀式の道具の一部みたいなもんだ」
辰巳 悠希
「…………」
辰巳果子
「細かくは調べてみなきゃわかんないけど……まあ、こりゃ多分、特にひねりもなく普通にただの砂だな」
辰巳 悠希
「つまり……、それはただの砂ということ、か……」
辰巳果子
「だけど、役に立つ砂だ」
辰巳果子
「これをちゃんと然るべき設備とか見れる人とかに渡すと、残った霊力とか、術の癖とか、そういう痕跡から術者や術の効果が解析できる……ときもある」
辰巳 悠希
「ときもある」
辰巳果子
「要はお手柄だったねってことだな!」
辰巳 悠希
「ならよかった」
GM
※入手[情報⑥:法則障害について]
辰巳果子
「さて、少しわかったぞ」
辰巳 悠希
「なんだか大変そうだな」
辰巳果子
「他人事じゃないぞ~」
辰巳果子
「これはモノノケを呼び出すヤツだ。壊したからもう生まれてこないとはいえ……」
辰巳果子
「ま、何匹かは生んだな、こりゃ」
辰巳 悠希
「全部壊せばいいんだろ」
辰巳果子
「そういうこと」
辰巳果子
「それじゃ、調査の再開だ」
辰巳 悠希
「あとは、モノノケがどこにいるか探さないといけない……な?」
辰巳果子
「そうそう、やることは……」
辰巳果子
「アラミタマ探しつつ、配下らしきヤツを見つけたら成敗!」
辰巳果子
「わかりやすくていいだろ?」
辰巳 悠希
「わかりやすい」
辰巳果子
「よし、いこうか」
辰巳果子
「頼りにしてるぜ、相棒!」
辰巳 悠希
相棒という言葉に、再び小さく微笑んだ。
辰巳 悠希
──本当なら、自分がいなければ果子はこんなことをしなくても済むはずだ。
しかし、それを言っても困らせる。
辰巳 悠希
だから、ただ微笑む。
GM
アクセルを踏む。
GM
エンジンの音とともに、チェーンが地面を引っ掻き、車は立ち去っていった。
GM
そこは田舎道。
GM
木々が立ち並ぶ銀世界に、自販機だけが一台。
GM
そんなどこにでもある景色を、車がまばらに通り過ぎてゆく。
GM
GM
友を拒み、友に飢えた少女。
GM
その背を狙う、変化の影。
GM
打ち払うは、煌めく騎士の剣。
GM
──この剣は、親愛の証だ。
GM
死を待つばかりだった私の心に、キミが勇気を灯してくれた。
GM
愛しいクララ。恩義に報いてみせよう。君を生涯守り続けよう。
GM
誰よりも近い場所で、我が命を懸けて。
GM
騎士たれと命じてくれ。騎士の名を銘じてくれ。
GM
立ちふさがるは、七つ首の鼠。
GM
私は剣を掲げ、道を切り開く。
GM
我が親愛なる家臣よ、友よ、兄弟よ。
GM
この厳しい戦闘で、私に味方して戦ってくれるか?
GM
武装伝記RPG『神我狩』──『在りし日のリバース、明くる日のリバース』前日譚
GM
『シュヴァリエの儀礼剣』
GM
──前日譚(ぜんじつたん):ある物語よりも前に起こっていた出来事。
GM
この物語は、『在りし日のリバース、明くる日のリバース』本編の“前日譚”である。
GM
[ 辰巳 悠希 ] 霊紋 : 14 → 19
GM
◆シーン6:大乱戦
GM
シーンプレイヤー:PC②
月花胡桃
「また明日ね、ざくろちゃん!」
GM
もうすぐ、父が戻る時間だ。
GM
家の前で、胡桃が柘榴を見送る。
月花 柘榴
「ん」
月花 柘榴
「またあした」
GM
幸せなひと時は短い。けれど次がある。
GM
胡桃も柘榴も、次のひと時を楽しみに、繋ぎの人生を送るのだ。
GM
二人が離れる。
月花 柘榴
なんどか振り返って手をふって、そうして。
GM
二人が……、離れた。
モノノケ
「キ!」
GM
それは一瞬の出来事だった。
GM
モノノケが胡桃へと飛び掛かる。
月花 柘榴
「え、」
月花 柘榴
――なにか、考える前に。
月花 柘榴
脚が動いた。
月花 柘榴
バネのように、跳ねる。
GM
※達成値に-10のペナルティを受け、目標値:?の【看破】判定を行います
月花 柘榴
2d6+2-10>=n 看破 
Kamigakari : (2D6+2-10>=0) > 5[2,3]+2-10 > -3 > 失敗
月花 柘榴
まわりなんか見えていない。
月花 柘榴
*1と2を交換
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
GM
その足元に、影が割り込む。
月花 柘榴
それを見る余裕もなく、瞳はまっすぐ胡桃のほうに向けられている。
GM
柘榴の動きに合わせて一撃。その体勢を崩す。
GM
《梯子の一撃》:物理攻撃/5マス/範囲
  対象に[形状:槌]2d+25の物理ダメージ。対象が[受動判定]失敗時、使用者は対象を現在のマスから任意の2マス内に[設置]。
GM
2d+25 
Kamigakari : (2D6+25) > 11[5,6]+25 > 36
月花 柘榴
「――くる、」
月花 柘榴
叫ぼうとして。
月花 柘榴
それが影に遮られる。
月花 柘榴
*エレメントガープ 2
月花 柘榴
*治癒の神宝 2
月花 柘榴
C(36-6-2) 
Kamigakari : 計算結果 > 28
月花 柘榴
C28 
Kamigakari : 計算結果 > 28
月花 柘榴
C(28/2) 
Kamigakari : 計算結果 > 14
[ 月花 柘榴 ] 生命力 : 57 → 43
[ 月花 柘榴 ] 生命力 : 43 → 57
GM
胡桃が自体を理解するよりも早く、モノノケの中の一匹が胡桃へと口を開ける。
GM
それらは、大きな鼠の姿をしていた。
GM
胡桃を口に含むと、一目散にその場を去ろうとする。
月花胡桃
「やっ、やだっ。なに!」
GM
鼠の口の中で、胡桃が叫ぶ。
月花 柘榴
「っ、」
GM
柘榴の前にもモノノケの影。
月花 柘榴
「くるみ……!」
GM
それは人形の姿をしていた。
GM
人形が現れる。一体、二体、三体……もっと、もっとたくさんの群れが現れ、カタカタと歯を鳴らす。
GM
統率された軍隊のように、人形は一気に襲い掛かった。
GM
柘榴へ──そして、鼠たちへ。
モノノケ
「ヂ!」
GM
鼠たちも人形へと反撃をする。
GM
あっというまに、そこは戦場となった。
月花 柘榴
「っ、くるみ、……くるみ!」
GM
混沌とした場の中、足を断たれた柘榴の眼に映ったのは──
GM
──鼠たちに連れ去られる胡桃の姿と、
少年
「……っ!」
GM
それを追いかける少年の人影だった。
GM
GM
◆シーン7:不思議な王子
GM
マスターシーン
月花胡桃
いやだ、いやだいやだいやだ!
月花胡桃
何が何だかさっぱりわからない。
月花胡桃
カピバラみたいな大きさの鼠が、私をさらっていく。ざくろちゃんの姿はとっくに見えなくなっていた。
月花胡桃
「やだ!やだ!ざくろちゃん、ざくろちゃんっ!」
月花胡桃
私、どこへ連れていかれるの?何をされるの?この鼠たちは、いったい何なの!?
月花胡桃
怖い。怖い。怖い!
月花胡桃
「助けて!!」
月花胡桃
悲鳴をあげた。
少年
「──ああ。助けよう」
月花胡桃
……どこか聞き覚えのある声が聴こえた。
少年
「君が求めてくれるなら、私はどこへでも駆け付けよう」
月花胡桃
その時、何が起こったのかは、よくわからない。
月花胡桃
次に目を開けたときには、鼠たちは倒れていて、私は抱えられていたから。
少年
「大丈夫?」
月花胡桃
私と同い年くらいの男の子が、私を抱えていた。
月花胡桃
「…………ぁ」
月花胡桃
わからないことだらけ。
月花胡桃
だけど一つだけわかることがある。
月花胡桃
この子が、私を助けてくれたんだ。
月花胡桃
「……………………あなたは、誰?」
少年
「……“デュマ”」
“デュマ”
「私の名前は、“デュマ”だ。会いたかったよ、クララ」
GM
月花 柘榴
2d6 霊力  
Kamigakari : (2D6) > 6[3,3] > 6
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
GM
◆シーン8:カミガカリ、集結
マリア=ロドリーゴ
2d6+3>=8 
Kamigakari : (2D6+3>=8) > 4[1,3]+3 > 7 > 失敗
GM
シーンプレイヤー:PC⑤
月花 柘榴
2d6+2>=8 
Kamigakari : (2D6+2>=8) > 7[3,4]+2 > 9 > 成功
イザンナ
月花 柘榴
4と3交換!
辰巳 悠希
2d6+{幸運}>=8
マリア=ロドリーゴ
いや、3と6を交換して成功します
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
マリア=ロドリーゴ
こっちの方が必要だった
イザンナ
2d6+1>=8 
Kamigakari : (2D6+1>=8) > 3[1,2]+1 > 4 > 失敗
イザンナ
ポマンダーを使用します。
辰巳 悠希
2d6+2>=8 
Kamigakari : (2D6+2>=8) > 11[5,6]+2 > 13 > 成功
辰巳 悠希
これが幼稚園パワー
マリア=ロドリーゴ
ダイスを振ると出目が出ると分かっているから高い出目が出るのか?
三善清次郎
幼稚園児なのにかしこいなあ~
辰巳 悠希
ダイスを振ると出目が出る、簡単なことだ。
月花 柘榴
でねーんだよな……
イザンナ
やる気があるなぁ
辰巳 悠希
幼稚園児なので5を6にすることができる
マリア=ロドリーゴ
えらい
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
辰巳 悠希
既婚者です
GM
戦場は入り乱れる。
GM
あるものは、法則障害の霊力を辿って。
GM
あるものは、アラミタマの霊力を辿って。
GM
そしてあるものは、鼠を探して。
GM
そうして、付近を駆け回っていたカミガカリたちが
GM
モノノケたちがぶつかり、霊力が乱れる場所へと辿り着くのは、そう不自然なことではなかった。
三善清次郎
「ビンゴ!……ッて、うわっ、!」
月花 柘榴
胡桃を追おうとして、モノノケ達に道を塞がれて。思うように進めない。
三善清次郎
「なんっじゃこりゃ、……!」
モノノケ
「ギッ……!」
辰巳 悠希
いつものように、力任せに霊力結界に入り込んだ。
イザンナ
「ほう、これはこれは……」
GM
鼠のモノノケたちは目的を果たしたからか、その場を退こうとしているようにも見える。
辰巳 悠希
周囲を見回す。モノノケがいる。
三善清次郎
モノノケの大乱闘の中に、年端もいかぬ少女の姿を見留める。
月花 柘榴
「っ、は、……誰、」
月花 柘榴
「なあ、胡桃は、」
イザンナ
遅れてやってくると、先に駆け込む人々の姿を見て一呼吸。
三善清次郎
「お嬢ちゃん!だいじょぶか!」
イザンナ
「大丈夫ですか!」
辰巳 悠希
「ネズミ……」
マリア=ロドリーゴ
結界の中に立ち入って、周囲を睥睨した。
イザンナ
少年の声で結界内に駆け込む。
月花 柘榴
「あたしじゃなくて」
月花 柘榴
「胡桃が」
月花 柘榴
「あの鼠、どこいった……!?」
マリア=ロドリーゴ
手ぶらの女の手元から銃声が鳴り、
マリア=ロドリーゴ
銃弾が戦場へ降り注ぐ。
イザンナ
「胡桃?」
モノノケ
カタカタと歯を鳴らす。手にはそれぞれ、楽器や梯子や、さまざまなものを持って。
三善清次郎
「くるみ?、……おやつ?」
マリア=ロドリーゴ
「カミガカリがいるな」
辰巳 悠希
「城、ネズミ……くるみ割り人形」
月花 柘榴
「ちが、胡桃は、そんなんじゃなくて!」
三善清次郎
人がわらわらと集まってくる。ここにいる時点で"お仲間"だ。
月花 柘榴
「妹、が」
モノノケ
「ガ!」
月花 柘榴
「でかい鼠に……!」
モノノケ
銃弾を避ける。
モノノケ
かたかたと首が動き、マリアの方を向いた。
三善清次郎
「いもうとォ!?そりゃやべえ」
マリア=ロドリーゴ
「人形」
フェアリー・ブルダン
「これは……」
マリア=ロドリーゴ
「“デュマ”の人形だ、当たりだな」
イザンナ
手もとの指輪が光る。
フェアリー・ブルダン
「はい……敵ですね」
辰巳 悠希
「女王、王子、チャイコフスキー……」
三善清次郎
とはいえとりあえず、此処をしのがにゃあ……
月花 柘榴
「…………、」
辰巳 悠希
「デュマ?」

マリアの発言に顔を上げる。
マリア=ロドリーゴ
「おう」
フェアリー・ブルダン
「説明は後で。あれはアラミタマの軍勢です」
月花 柘榴
わからない。どうしてこんなことになっているのかも、なんで胡桃が狙われたのかも。
辰巳 悠希
「わかった。後で聞く」
辰巳 悠希
「まずはあれを壊す」
三善清次郎
「デュマ!あんたらもその名前で来たクチか。話が早くて助かるなァ!」
マリア=ロドリーゴ
「本命はいねえな、さっさと片付けよう」
フェアリー・ブルダン
「はい。あの人形を破壊しましょう」
イザンナ
(物騒な奴らよな)
月花 柘榴
どうして私ではなかったのかも。
モノノケ
人形たちの注意がカミガカリへと向かったスキに、鼠たちはその場から逃げ出す。
イザンナ
「あっ!」
月花 柘榴
「…………あ、」
イザンナ
「逃げられたか……」
マリア=ロドリーゴ
なんだか分からんが、敵の数が減ってくれるならありがたい。
三善清次郎
「あっちは一旦ほっといていいから!」
辰巳 悠希
「デュマ……、ネズミ」

そちらに意識が向いたが、男の言葉に止まる。
イザンナ
(まあ、こちらの方が事情はきけそうか)
辰巳 悠希
「ほっといていい、わかった」
月花 柘榴
「くそ、逃がすかよ……!」鼠を追おうとする。
イザンナ
「待って、おねえちゃん!」
イザンナ
「一人だとあぶないよ……!」
月花 柘榴
「……は、」
月花 柘榴
「…………っ、」
イザンナ
情報は一つでも多い方がいい
辰巳 悠希
「そうだ、一人は危ないぞ」
マリア=ロドリーゴ
なんだあの男?
月花 柘榴
確かにさきほど攻撃を受けたばかりだ。一撃は耐えきれたが、次は同じようにはいかないだろうし。
月花 柘榴
「…………、」
月花 柘榴
立ち止まる。
三善清次郎
「落ち着きなって、焦ったら死ぬぞ」
月花 柘榴
「……、わかっ、た……」
三善清次郎
「いいこだねえ!」
辰巳 悠希
「えらい」
月花 柘榴
「……なんなんだ、こいつら……」つぶやく。
モノノケ
※識別:煙突掃除夫×2
マリア=ロドリーゴ
2d6+3>=n 
Kamigakari : (2D6+3>=0) > 6[2,4]+3 > 9 > 成功
月花 柘榴
2d6+2>=n 
Kamigakari : (2D6+2>=0) > 8[4,4]+2 > 10 > 成功
辰巳 悠希
2d6+2 
Kamigakari : (2D6+2) > 9[4,5]+2 > 11
イザンナ
2d6+7 
Kamigakari : (2D6+7) > 11[5,6]+7 > 18
三善清次郎
2d6+7+2>=n 
Kamigakari : (2D6+7+2>=0) > 10[4,6]+7+2 > 19 > 成功
イザンナ
5と1を交換します
月花 柘榴
4と3交換!
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
煙突掃除夫×2A
種別:機械 LV:3(1)
サイズ:1  知能:通常  感覚:魔力  会話:不可  反応:敵対
知名度:12 弱点:[火炎][磁力]   移動:歩行
固定値:命15、回10、発9、抵13、判8
行動値:8(5)
生命力:53
装甲:10
結界:2
[武器攻撃]:肉弾攻撃/近接状態/1体
 対象に[形状:槌]2d+15の物理ダメージ。
[追加効果]:1戦闘中1回、自身を現在のマスから任意の3マス内に[設置]。
《物理耐性付与》:開始/3マス/1体
 対象は受けた[ランク:2(2d)]以下の[物理ダメージ]を[半減]。
《梯子の一撃》:物理攻撃/5マス/範囲
  対象に[形状:槌]2d+25の物理ダメージ。対象が[受動判定]失敗時、使用者は対象を現在のマスから任意の2マス内に[設置]。
スカラムッチャ×3
※識別:スカラムッチャ×3
マリア=ロドリーゴ
2d6+3 
Kamigakari : (2D6+3) > 7[2,5]+3 > 10
イザンナ
2d6+7 
Kamigakari : (2D6+7) > 9[3,6]+7 > 16
辰巳 悠希
2d6+2 
Kamigakari : (2D6+2) > 5[2,3]+2 > 7
月花 柘榴
2d6+2>=n 
Kamigakari : (2D6+2>=0) > 7[2,5]+2 > 9 > 成功
三善清次郎
2d6+7+2 
Kamigakari : (2D6+7+2) > 10[4,6]+7+2 > 19
イザンナ
3と1を交換します
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
三善清次郎
4を2に。
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
スカラムッチャ×3
種別:機械 LV:3(1)
サイズ:1 知能:通常  感覚:通常  会話:不可  反応:敵対
知名度:7  弱点:[火炎]       移動:歩行
固定値:命16、回11、発9、抵18、判8
行動値:10(5)
生命力:58
装甲:10
結界:5
[武器攻撃]:射撃攻撃/10マス/2体
 対象に[形状:射撃]3d+12の物理ダメージ。
《戦術指令》:開始/戦闘地帯/2体
 [種別:機械]のNPCは【行動値】と[ダメージ]に+5。
《大言壮語》:特殊/戦闘地帯/1体
 ダメージ減少時に使用。1ターン中1回、対象の[攻撃行動]を[対象:1体]に変更、[ダメージ]と効果を使用者が代わりに受ける。
《臆病者》常時/使用者
 対象は[未行動]中、受けた[ダメージ]をー10。また、対象は[戦闘移動]後も[射撃攻撃]が可能。
パンタローネ
※識別:パンタローネ
マリア=ロドリーゴ
2d6+3 
Kamigakari : (2D6+3) > 11[5,6]+3 > 14
辰巳 悠希
2d6+2 
Kamigakari : (2D6+2) > 9[3,6]+2 > 11
月花 柘榴
2d6+2 
Kamigakari : (2D6+2) > 7[3,4]+2 > 9
イザンナ
2d6+7 
Kamigakari : (2D6+7) > 5[1,4]+7 > 12
三善清次郎
2d6+7+2 
Kamigakari : (2D6+7+2) > 8[4,4]+7+2 > 17
マリア=ロドリーゴ
3と5を変えとくか
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
三善清次郎
4を1に
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
パンタローネ
種別:機械 LV:3(1)
サイズ:1  知能:通常  感覚:魔力  会話:不可  反応:敵対
知名度:12 弱点:[風圧][磁力]   移動:歩行
固定値:命15、回10、発9、抵13、判8
行動値:8(5)
生命力:53
装甲:4
結界:7
[武器攻撃]:肉弾攻撃/近接状態/1体
 対象に[形状:槌]2d+15の物理ダメージ。
《吹き飛ばしⅡ》:物理攻撃/近接状態/1体
 対象に[形状:槌]2d+20の物理ダメージ。使用者は、この物理攻撃によって1点でも[ダメージ]を受けた対象を現在のマスから任意の2マス内に[設置]。
《老商人の機智》:防御/3マス/1体
 ダメージ減少時に使用。対象が受けた[ダメージ]と効果を使用者が代わりに受ける。[攻撃行動]が[射撃武器・魔法武器]によるものなら、対象は受ける[ダメージ]をー10。
鼓手
※識別:鼓手
イザンナ
2d6+7 
Kamigakari : (2D6+7) > 9[4,5]+7 > 16
マリア=ロドリーゴ
2d6+3 
Kamigakari : (2D6+3) > 9[3,6]+3 > 12
辰巳 悠希
2d6+2 
Kamigakari : (2D6+2) > 4[1,3]+2 > 6
月花 柘榴
2d6+2 
Kamigakari : (2D6+2) > 5[1,4]+2 > 7
三善清次郎
2d6+7+2 
Kamigakari : (2D6+7+2) > 6[1,5]+7+2 > 15
マリア=ロドリーゴ
3と6を交換
辰巳 悠希
俺は太鼓叩きマンのことが分からない……
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
イザンナ
1と5を交換します
三善清次郎
「趣味の悪いお人形がいっぱいだ~」
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
鼓手
種別:機械 LV:3(1)
サイズ:1  知能:通常  感覚:熱   会話:可能  反応:時々
知名度:14 弱点:[火炎]       移動:歩行・飛行
固定値:命16、回11、発9、抵16、判10
行動値:10(5)
生命力:63
装甲:10
結界:10
[武器攻撃]:肉弾攻撃/近接状態/1体
 対象に[属性:幻覚/形状:射撃]3d+14の物理ダメージ。
《栄光のリズム》:開始/戦闘地帯/戦闘地帯
 [種別:機械]のNPCは[タイミング:攻撃/対象:2体以上]([範囲・戦闘地帯]を含む)の[攻撃行動]を受けた際[装甲]と[結界]に+20。
《ドラムロール》:防御/使用者
 ダメージ減少時に使用。対象は[距離:7マス/対象:1体]に[属性:幻覚/形状:射撃]2d+12の物理ダメージ(回避不可)。
《勇猛なる鼓舞》常時/使用者
 対象が[死亡]しない限り、[戦闘地帯]内に存在する[ボス]以外の[種別:機会]のNPCは[ダメージ]に+2d。
ツィター奏者×2
※識別:ツィター奏者×2
マリア=ロドリーゴ
2d6+3 
Kamigakari : (2D6+3) > 7[1,6]+3 > 10
辰巳 悠希
2d6+2 
Kamigakari : (2D6+2) > 10[4,6]+2 > 12
イザンナ
2d6+7 
Kamigakari : (2D6+7) > 5[2,3]+7 > 12
月花 柘榴
2d6+2 
Kamigakari : (2D6+2) > 6[3,3]+2 > 8
三善清次郎
2d6+7+2>=n 
Kamigakari : (2D6+7+2>=0) > 2[1,1]+7+2 > 11 > 成功
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 1 に変更しました。
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 1 に変更しました。
三善清次郎
ツィタ―という言葉に過敏なおにいさんだった
イザンナ
3と5を交換します
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
イザンナ
14
ツィター奏者×2
種別:機械 LV:3(1)
サイズ:1  知能:通常  感覚:通常  会話:可能  反応:時々
知名度:9  弱点:[火炎][磁力]   移動:歩行
固定値:命15、回11、発9、抵16、判10
行動値:11(5)
生命力:48
装甲:5
結界:5
[武器攻撃]:物理攻撃/10マス/2体
 対象に[属性:幻覚/形状:射撃]2d+12の物理ダメージ。
[追加効果]:1戦闘中1回、[ダメージ算出]後に[武器攻撃]を1回行う。
《射程操作》:準備/使用者
 対象は[攻撃行動]の[距離]を+4マス。
《劈きの音色》:物理攻撃/2マス/1体
  対象に[属性:幻覚/形状:射撃]2d+14の物理ダメージ。対象が[受動判定]失敗時、使用者は対象を現在のマスから任意の1マス内に[設置]。
GM
戦闘開始
GM
タイミング:開始
辰巳 悠希
結晶変身を使用
辰巳 悠希
突如、悠希の左胸から黒い鉱石が生える。
結晶変身。
辰巳 悠希
黒曜石のような輝きが体を包む。
辰巳 悠希
人の姿が、失われてゆく。
辰巳 悠希
熱い呼気が、冷えた空気を濁らせる。
辰巳 悠希
「……やるか」
イザンナ
3で霊威精錬を使用します。
三善清次郎
ワーーッ!竜脈保有者だ!初めて見た~かっこいい!!
月花 柘榴
「…………」
イザンナ
両手の指を合わせ、詠唱する。
口から零れるのは耳慣れない異世界の呪文。
イザンナ
手を開けば、何もない空間から2本の杖が出現し、地面に突き刺さる。
イザンナ
『錬金・霊杖』を2本所持します。
イザンナ
風もないのに髪が軽くふわりと揺れる。
三善清次郎
4・4で【戦闘力増強】!
三善清次郎
異端の詠唱。唇だけがなぞる呪。一音も発することなく式が作動する。
三善清次郎
霊力を最大効率で発揮する特殊なインクで印刷された霊符が光を帯びた。
三善清次郎
辰巳悠希の物Dランク+1!
鼓手
《栄光のリズム》:開始/戦闘地帯/戦闘地帯
 [種別:機械]のNPCは[タイミング:攻撃/対象:2体以上]([範囲・戦闘地帯]を含む)の[攻撃行動]を受けた際[装甲]と[結界]に+20。
スカラムッチャ×3
《戦術指令》:開始/戦闘地帯/2体
 [種別:機械]のNPCは【行動値】と[ダメージ]に+5。
スカラムッチャ×3
choice[スカラムッチャ,パンタローネ,煙突掃除夫,ツィター奏者,鼓手] 
Kamigakari : (CHOICE[スカラムッチャ,パンタローネ,煙突掃除夫,ツィター奏者,鼓手]) > 鼓手
スカラムッチャ×3
choice[スカラムッチャ,パンタローネ,煙突掃除夫,ツィター奏者] 
Kamigakari : (CHOICE[スカラムッチャ,パンタローネ,煙突掃除夫,ツィター奏者]) > 煙突掃除夫
煙突掃除夫×2A
《物理耐性付与》:開始/3マス/1体
 対象は受けた[ランク:2(2d)]以下の[物理ダメージ]を[半減]。
煙突掃除夫×2B
それぞれ自身に使用
イザンナ
標的把握を使用します。
対象を+2、命中、発動を-2
イザンナ
極戦装衣で開始を使用。
モノノケにダメージ+5、生命点-5
イザンナ
はた目には見えない装束の棘が皮膚に突き刺さる。
イザンナ
僅かに顔を歪め、そして微笑む。
[ イザンナ ] 生命力 : 49 → 44
鼓手
1d3 
Kamigakari : (1D3) > 3
鼓手
[武器攻撃]:肉弾攻撃/近接状態/1体
 対象に[属性:幻覚/形状:射撃]3d+14の物理ダメージ。
命中16
辰巳 悠希
結晶変身の5を使い忘れていたので使いました
マリア=ロドリーゴ
マリア=ロドリーゴ
あ。そっか。
三善清次郎
2d6+3 
Kamigakari : (2D6+3) > 4[2,2]+3 > 7
マリア=ロドリーゴ
では、あらためて《エレメントロンド》1,1消費!
鼓手
5d+12+5 
Kamigakari : (5D6+12+5) > 20[1,3,4,6,6]+12+5 > 37
マリア=ロドリーゴ
C(37-5) 
Kamigakari : 計算結果 > 32
[ マリア=ロドリーゴ ] 生命力 : 55 → 23
鼓手
鼓手がドラムを持ち、清次郎へと殴りかかる。
マリア=ロドリーゴ
血がしぶいた。
三善清次郎
「っわ、!?」
マリア=ロドリーゴ
「……、ッ!」
三善清次郎
避けきれなかった。が、衝撃はない。
三善清次郎
「お姉さん!」
マリア=ロドリーゴ
ただし、殴りかかられた男ではなく、遠く離れた女の体から。
マリア=ロドリーゴ
衝撃を受けてよろけかけた体が踏み止まる。
フェアリー・ブルダン
「……大丈夫です!手を止めないで!」
マリア=ロドリーゴ
「そっちはそっちの仕事をやれ!」
三善清次郎
「わーっ、すみませんすみません!!」
煙突掃除夫×2A
休む暇もなく、猛攻は止まらない。次に動き出すのは梯子を持った人形。
煙突掃除夫×2A
《梯子の一撃》:物理攻撃/5マス/範囲
  対象に[形状:槌]2d+25の物理ダメージ。対象が[受動判定]失敗時、使用者は対象を現在のマスから任意の2マス内に[設置]。
煙突掃除夫×2A
しかしその動きは影に絡め取られる。
フェアリー・ブルダン
《影破り》特殊/戦闘地帯/1体
 対象が《タレント》宣言時に使用。対象が指定した[タイミング:攻撃]の《タレント》の効果を1つ消滅する。
煙突掃除夫×2A
動きが止まる。首が周り、フェアリー・ブルダンの方を見る。
フェアリー・ブルダン
「っ、そのまま攻撃を!」
三善清次郎
三善の霊力は戦闘向きではない。出来ることと言えばこうして行き合わせたカミガカリたちを癒すこと、そして更に戦いに向かわせること。
三善清次郎
「竜脈のお兄さん、強化しといたから、よろしく!」
辰巳 悠希
「たすかる」
辰巳 悠希
「が、まだだな」
三善清次郎
「っぽいね!」
フェアリー・ブルダン
「"聖モニカ”!」
辰巳 悠希
鱗が蠢く。結晶が定着していない。
イザンナ
戦況を把握する。状況に合わせて動くために。
マリア=ロドリーゴ
もう一人のシスターの声に応えるように、女が一歩足を踏み出す。
マリア=ロドリーゴ
わずかに腕の曲がった女の手には、何も握られていない、ただ、風を切るような音。
マリア=ロドリーゴ
魔弾の効果を使用、対象+1
マリア=ロドリーゴ
《破滅の魔眼》6で使用
マリア=ロドリーゴ
攻撃します。対象はスカラムッチャと煙突掃除夫どちらも。
マリア=ロドリーゴ
2d6+8>11 
Kamigakari : (2D6+8>11) > 5[1,4]+8 > 13 > 成功
マリア=ロドリーゴ
4と5を交換します
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
マリア=ロドリーゴ
C(5*1+29) 
Kamigakari : 計算結果 > 34
マリア=ロドリーゴ
+7!
スカラムッチャ×3
《大言壮語》:特殊/戦闘地帯/1体
 ダメージ減少時に使用。1ターン中1回、対象の[攻撃行動]を[対象:1体]に変更、[ダメージ]と効果を使用者が代わりに受ける。
マリア=ロドリーゴ
魔弾が人形を射抜く。
マリア=ロドリーゴ
霊威の衝撃使用
マリア=ロドリーゴ
煙突掃除夫2体とツィター奏者を狙います
マリア=ロドリーゴ
魔弾の効果を使用
マリア=ロドリーゴ
2d6+8>11 
Kamigakari : (2D6+8>11) > 12[6,6]+8 > 20 > 成功
パンタローネ
《老商人の機智》:防御/3マス/1体
 ダメージ減少時に使用。対象が受けた[ダメージ]と効果を使用者が代わりに受ける。[攻撃行動]が[射撃武器・魔法武器]によるものなら、対象は受ける[ダメージ]をー10。
マリア=ロドリーゴ
C(6*1+29) 
Kamigakari : 計算結果 > 35
マリア=ロドリーゴ
C(1*10+29) 
Kamigakari : 計算結果 > 39
マリア=ロドリーゴ
《霊光昇華》使用!
マリア=ロドリーゴ
超過霊力を得てランク+1
マリア=ロドリーゴ
C(2*10+29) 
Kamigakari : 計算結果 > 49
パンタローネ
C(49-4-20-10) 
Kamigakari : 計算結果 > 15
[ パンタローネ ] 生命力 : 53 → 38
マリア=ロドリーゴ
もう一度、霊威の衝撃
マリア=ロドリーゴ
パンタローネとツィター奏者に武器攻撃
マリア=ロドリーゴ
2d6+8>11 
Kamigakari : (2D6+8>11) > 6[1,5]+8 > 14 > 成功
マリア=ロドリーゴ
C(5*1+29) 
Kamigakari : 計算結果 > 34
パンタローネ
《老商人の機智》:防御/3マス/1体
 ダメージ減少時に使用。対象が受けた[ダメージ]と効果を使用者が代わりに受ける。[攻撃行動]が[射撃武器・魔法武器]によるものなら、対象は受ける[ダメージ]をー10。
パンタローネ
C(34-4-20-10) 
Kamigakari : 計算結果 > 0
マリア=ロドリーゴ
魔弾が三度戦場を走る。
マリア=ロドリーゴ
銃声とともに降り注ぐ銃弾が人形たちを打倒していく。
マリア=ロドリーゴ
だが、最後の一撃、
スカラムッチャ×3
軍人のような姿の人形が、怯えたような高笑いとともに消える。
煙突掃除夫×2A
梯子の人形が、穿たれ消えていく。
マリア=ロドリーゴ
もっとも近くにいた人形たちを狩り取ろうとした銃弾が、
マリア=ロドリーゴ
手応えのなかったのを見て、顔をしかめた。
マリア=ロドリーゴ
「撃ち漏らした!」
パンタローネ
老人の姿をした人形が、いやらしい笑みを浮かべ、かたかたと歯を鳴らす。
マリア=ロドリーゴ
叫び声は、同じ戦場にいるものに事実だけを伝える。
辰巳 悠希
D9に移動
辰巳 悠希
「見ればわかる」
マリア=ロドリーゴ
見てねえ奴に言ってんだよ!
辰巳 悠希
人間からかけ離れた脚力で、地を蹴る。
辰巳 悠希
目の前の男に声をかける。

「動くなよ」
辰巳 悠希
破神滅砕使います
三善清次郎
「はひっ」
辰巳 悠希
2d6+9 
Kamigakari : (2D6+9) > 7[1,6]+9 > 16
三善清次郎
ドキドキしないわけがない!男の子だもん!
辰巳 悠希
結晶変身 ランク+1
破神滅砕 ダメージ算出時に+敏捷*2の修正(剣装備時)
貫通結晶 ダメージ算出時に、物理攻撃の対象の装甲を半減。
辰巳 悠希
クレイモアと援護もありました
辰巳 悠希
ランク4だ~わ~い
マリア=ロドリーゴ
ランクが高くてえらい
三善清次郎
かっこいい!
辰巳 悠希
C(6*4+25+18) 
Kamigakari : 計算結果 > 67
鼓手
C(67-(10/2)) 
Kamigakari : 計算結果 > 62
[ 鼓手 ] 生命力 : 63 → 1
鼓手
《ドラムロール》:防御/使用者
 ダメージ減少時に使用。対象は[距離:7マス/対象:1体]に[属性:幻覚/形状:射撃]2d+12の物理ダメージ(回避不可)。
鼓手
choice[1,2,5] 
Kamigakari : (CHOICE[1,2,5]) > 5
鼓手
4d+12+5 
Kamigakari : (4D6+12+5) > 17[3,3,5,6]+12+5 > 34
月花 柘榴
*エレメントロンド! 4
辰巳 悠希
身の丈ほどの大剣が、清次郎の真横を通過した。
月花 柘榴
*エレメントガープ 4 
月花 柘榴
ダメージ半減!
月花 柘榴
C(34-6-2) 
Kamigakari : 計算結果 > 26
月花 柘榴
C(26/2) 
Kamigakari : 計算結果 > 13
辰巳 悠希
龍人の攻撃は人形を貫いたが、反撃が飛ぶ。
月花 柘榴
*治癒の神宝 2
[ 月花 柘榴 ] 生命力 : 57 → 44
鼓手
人形の胴体にぽっかりと大穴が空く。
月花 柘榴
生命力20回復!
[ 月花 柘榴 ] 生命力 : 44 → 57
鼓手
狂ったように太鼓を打ち鳴らす。
鼓手
鳴らす、鳴らす、鳴らす!それは清次郎へと向けていたはずが。
鼓手
首を突如、柘榴の方へと転換する。
三善清次郎
防ぐことも避けることもできない。
本来後衛なのだ、このような乱闘には向いていない。
三善清次郎
退がっておくべきだった――!
三善清次郎
そう思った時。
辰巳 悠希
龍人は男を守らない。
そのような戦い方は知らない。
月花 柘榴
「…………大丈夫」
月花 柘榴
つぶやく。
月花 柘榴
肉が千切れ、赤が滴り落ちて、
月花 柘榴
腹から触手が出てくる。
月花 柘榴
それは少女の身体に収まるとは思えない質量で、
月花 柘榴
――鼓手の一撃を遮る。
マリア=ロドリーゴ
「!」
イザンナ
「ほう。」
月花 柘榴
「…………」
三善清次郎
息を呑む。
辰巳 悠希
触手を攻撃しようとして、手を止める。
これは敵、ではない。
イザンナ
これが『カミガカリ』か
マリア=ロドリーゴ
禍々しい、と形容するに相応しい有様を見て、女が目を見開く。
鼓手
霊力の力によって一点に集められた爆音の波。それは射撃の一撃のように、したたかに柘榴を打つ。
フェアリー・ブルダン
「っ……!」
マリア=ロドリーゴ
「……あれは……」
フェアリー・ブルダン
「いったい……!」
月花 柘榴
「…………」目を背ける。
月花 柘榴
鼓手につけられた傷は、かすり傷すらのこさずに修復されていく。
マリア=ロドリーゴ
動揺するブルダンの声を聞きながら、おぼろげに、
マリア=ロドリーゴ
感じ取れる気配に、眉根を寄せた。
月花 柘榴
重い。いつもこれが出る感覚が嫌なんだ。
月花 柘榴
……どうでもいいけど。
月花 柘榴
これが出る感覚も、知らないやつらの反応も、全部、全部嫌だ。
月花 柘榴
胡桃がいない。それがこんなにも怖い。
フェアリー・ブルダン
「アラミタマじゃない。モノノケ……でもない……?」
フェアリー・ブルダン
神成神器とは、神の武器のこと。
フェアリー・ブルダン
たとえば神が作った武器。あるいは出所不明の宝物。
フェアリー・ブルダン
そして例えば……
フェアリー・ブルダン
「……聖遺物?」
マリア=ロドリーゴ
「ああ」
フェアリー・ブルダン
とても、善良な神には見えないが。
月花 柘榴
「……み、るなよ。嫌なら。怖いなら」
マリア=ロドリーゴ
女の手元では、魔弾が唸りを上げている。
フェアリー・ブルダン
あれは、あの少女の肉体とはまた違う。得体のしれないものの肉片だ。
月花 柘榴
「あたしだって」
月花 柘榴
「脅すためにやってんじゃねーんだ」
マリア=ロドリーゴ
「……」
フェアリー・ブルダン
それを、あの質量を、体に飼うことができるのは、どう考えても人外の仕業だけど。
イザンナ
アレの美しさを理解できぬか、人は。
月花 柘榴
「だから」
イザンナ
おびえたように一歩後ずさる
月花 柘榴
龍と人形に挟まれた男を見る。
月花 柘榴
「今のうちに、逃げたら」
三善清次郎
「ばっか、」
イザンナ
「お、おねえちゃん……」
三善清次郎
「おんなのこ置いて逃げらんないよ」
辰巳 悠希
「…………」
イザンナ
「頑張って……!僕も、頑張る……!」
三善清次郎
符を引っ掴んだ手が震えるのは、恐怖よりも痛ましさに。
月花 柘榴
「……わかんねー」
月花 柘榴
どうだっていいだろうに。知らない子供のことなんか。
辰巳 悠希
「いくら姿が醜くとも」
辰巳 悠希
「お前には力がある」
三善清次郎
「怪我は治す、俺ァ後衛!攻撃はお嬢ちゃんとおねえさんと竜の人に任せた!」
辰巳 悠希
「それは敵を倒す力だ」
月花 柘榴
「…………知ってる」
イザンナ
醜いか。なるほどな。
マリア=ロドリーゴ
唐突なデリカシーなし発言に驚いています。
三善清次郎
「おんなのこに醜いはやめなよお!?」
三善清次郎
「それはっ、それ、っ言っちゃダメなやつでしょ今!」
辰巳 悠希
「そうか?」
月花 柘榴
そうだろうな。わかっている。そうなんだ。
フェアリー・ブルダン
うわあ。
辰巳 悠希
「俺も同じだ。言う権利がある」
フェアリー・ブルダン
きゅっと心臓が締め付けられる感じがした。
月花 柘榴
「…………」
イザンナ
「竜のお兄さん、ひどいです!」
辰巳 悠希
「俺は醜い、が、力がある」
辰巳 悠希
「だから、それでいい」
マリア=ロドリーゴ
そっか……
三善清次郎
「も~っ!竜の人もお嬢ちゃんもカッコいいから!!!!」
イザンナ
あれも醜いのか?
三善清次郎
「……痛そうだけど……」
イザンナ
わからぬ……人は難しいな……
辰巳 悠希
「そうか」
辰巳 悠希
「だ、そうだ」

少女の方を見る。
月花 柘榴
「…………」
月花 柘榴
「…………そう……」
月花 柘榴
「……いや、どうでもいいだろ」
月花 柘榴
「今は」
イザンナ
それもそうだ。
マリア=ロドリーゴ
そうだな。
辰巳 悠希
「そうだな」
フェアリー・ブルダン
「あの、みなさん!戦闘中ですから……!」
三善清次郎
そうだね!今はかなりどうでもいいかも!?
辰巳 悠希
「そうだった」
月花 柘榴
*鋭の一撃 3
月花 柘榴
対象は鼓手!
月花 柘榴
2d6+9 命中判定 
Kamigakari : (2D6+9) > 5[2,3]+9 > 14
月花 柘榴
あっ えっ? 待ってね…………
三善清次郎
待つよ~
月花 柘榴
おっけー! だいじょうぶ! このままで!
月花 柘榴
C(3*1+11+8) 鋭の一撃 
Kamigakari : 計算結果 > 22
月花 柘榴
C(3*1+25+8) 
Kamigakari : 計算結果 > 36
月花 柘榴
そのまま伸ばした触手で、人形を叩き割る。
月花 柘榴
強い力で。何度も叩きつけて。
月花 柘榴
それが壊れたおもちゃになっても、なおそのうごきは止まらずに。
月花 柘榴
そうしてしばらく叩いて、黒い液体が触手についたあたりで、止める。
GM
《ドラムロール》:防御/使用者
 ダメージ減少時に使用。対象は[距離:7マス/対象:1体]に[属性:幻覚/形状:射撃]2d+12の物理ダメージ(回避不可)。
GM
choice[1,2,5] 
Kamigakari : (CHOICE[1,2,5]) > 5
GM
4d+12+5 
Kamigakari : (4D6+12+5) > 16[2,3,5,6]+12+5 > 33
三善清次郎
三善清次郎
*
三善清次郎
C(33-5) 
Kamigakari : 計算結果 > 28
[ 三善清次郎 ] 生命力 : 47 → 19
三善清次郎
高位治癒 対象:自分と教会の赤いほうのおねえさん!
三善清次郎
2d6+9 
Kamigakari : (2D6+9) > 6[3,3]+9 > 15
三善清次郎
C(3*3+魔D})
三善清次郎
*
三善清次郎
*
三善清次郎
C(3*3+12) 
Kamigakari : 計算結果 > 21
[ マリア=ロドリーゴ ] 生命力 : 23 → 44
[ 三善清次郎 ] 生命力 : 19 → 40
三善清次郎
極限まで効率化された治癒式が自分と、先ほど傷ついた赤毛の女性を癒す。
三善清次郎
「ありがとね」
マリア=ロドリーゴ
傷が癒えていくのを感じ、あらためて地を踏みしめる。
マリア=ロドリーゴ
「ああ?」
三善清次郎
「いやっ、えっ?そんな睨まれる!!?」
三善清次郎
「さっきなんか、たぶん代わりに怪我してたからぁ!」
マリア=ロドリーゴ
「…………」
マリア=ロドリーゴ
「ああ、あれか。気にすんな」
イザンナ
向こうは治癒魔導士か……
三善清次郎
「おねえさん起源使いでしょ、なんか……そういうの見たことある」
三善清次郎
わやわやした手つき。
フェアリー・ブルダン
「ありがとうございます」
マリア=ロドリーゴ
あっ。
三善清次郎
えっ?
マリア=ロドリーゴ
「こら、私だって礼ぐらい言えるんだよ。取るな」
三善清次郎
「なかよしだな~!」
三善清次郎
「ってまた緩くなっちゃった、まだいる!まだいる!」
イザンナ
まだいるなぁ
辰巳 悠希
「まだいるな」
マリア=ロドリーゴ
「そうだった!」
イザンナ
「そうですね!」
ツィター奏者×2
《射程操作》:準備/使用者
 対象は[攻撃行動]の[距離]を+4マス。
ツィター奏者×2
[武器攻撃]:物理攻撃/10マス/2体
 対象に[属性:幻覚/形状:射撃]2d+12の物理ダメージ。
ツィター奏者×2
choice[1,2,3,4,5] 
Kamigakari : (CHOICE[1,2,3,4,5]) > 1
ツィター奏者×2
choice[2,3,4,5] 
Kamigakari : (CHOICE[2,3,4,5]) > 5
辰巳 悠希
2d6+11 
Kamigakari : (2D6+11) > 4[1,3]+11 > 15
三善清次郎
2d6+3 
Kamigakari : (2D6+3) > 9[4,5]+3 > 12
辰巳 悠希
1と6を交換します
三善清次郎
4を1に。
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 1 に変更しました。
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
ツィター奏者×2
2d+12 
Kamigakari : (2D6+12) > 3[1,2]+12 > 15
三善清次郎
装甲で-5で10!
[ 三善清次郎 ] 生命力 : 40 → 30
ツィター奏者×2
[追加効果]:1戦闘中1回、[ダメージ算出]後に[武器攻撃]を1回行う。
ツィター奏者×2
choice[1,2,3,4,5] 
Kamigakari : (CHOICE[1,2,3,4,5]) > 1
ツィター奏者×2
choice[2,3,4,5] 
Kamigakari : (CHOICE[2,3,4,5]) > 4
辰巳 悠希
2d6+11 
Kamigakari : (2D6+11) > 9[4,5]+11 > 20
イザンナ
2d6+5 
Kamigakari : (2D6+5) > 7[1,6]+5 > 12
辰巳 悠希
1と5を交換
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
イザンナ
1と5を交換します。
イザンナ
16!
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 1 に変更しました。
イザンナ
準備、盃の指輪の上に錬金・霊杖を装備します
イザンナ
呪具解放 1 標的把握 1体
イザンナ
対象 パンタローネ ツィター奏者×2
イザンナ
霊紋燃焼 1d
イザンナ
1d 
Kamigakari : (1D6) > 5
[ イザンナ ] 霊紋 : 19 → 14
イザンナ
3d6+6 
Kamigakari : (3D6+6) > 6[2,2,2]+6 > 12
イザンナ
杖を手に取る。
イザンナ
金色の輝きが失われる。
イザンナ
「…………。」
イザンナ
伝わらない。不完全だ。
イザンナ
杖を翳す。光らない。
パンタローネ
choice[2,3,4] 
Kamigakari : (CHOICE[2,3,4]) > 2
イザンナ
「ご……ごめんなさい!」
パンタローネ
明滅を繰り返す杖を見もせずに、まっすぐ柘榴へと向かう。
パンタローネ
《吹き飛ばしⅡ》:物理攻撃/近接状態/1体
 対象に[形状:槌]2d+20の物理ダメージ。使用者は、この物理攻撃によって1点でも[ダメージ]を受けた対象を現在のマスから任意の2マス内に[設置]。
月花 柘榴
2d6+7 
Kamigakari : (2D6+7) > 9[3,6]+7 > 16
パンタローネ
振りかぶって殴りかかる。
月花 柘榴
触手が横からその軌道を変え、受け流す。
月花 柘榴
「なに」
月花 柘榴
「邪魔すんなよ」
マリア=ロドリーゴ
3d6 
Kamigakari : (3D6) > 6[1,2,3] > 6
イザンナ
2d6 
Kamigakari : (2D6) > 10[4,6] > 10
三善清次郎
2D6 
Kamigakari : (2D6) > 9[4,5] > 9
月花 柘榴
4d6 
Kamigakari : (4D6) > 9[1,2,2,4] > 9
辰巳 悠希
3d6 
Kamigakari : (3D6) > 11[2,4,5] > 11
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 1 に変更しました。
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
三善清次郎
4・4で【戦闘力増強】!月花柘榴に。物Dランク+1!
月花 柘榴
こんなのはじめてかけてもらったな……
三善清次郎
霊符が光り、迸る霊力が柘榴の力を底上げする。
月花 柘榴
「…………、……なに、」
月花 柘榴
初めての感覚がする。痛みでもなく、快楽でもなく。
三善清次郎
「おまじない」
月花 柘榴
「………………うん」
月花 柘榴
「……あの」
月花 柘榴
「…………」
三善清次郎
「ま、自分じゃ直接殴れない卑怯ものの技だから、気に入ってもらえるかわかんないけどね」
月花 柘榴
「……ありがとう…………」
三善清次郎
「お礼が言えて偉い!」
マリア=ロドリーゴ
私もお礼ぐらい言えるが?
辰巳 悠希
「お礼を言うのは大事だ」
三善清次郎
さっき結局言ってもらってないよ~
イザンナ
お礼が言えるのは偉い。
月花 柘榴
なんなんだ………………。
イザンナ
次からレパートリーに加えるか
フェアリー・ブルダン
「崩します!畳み掛けましょう!」
フェアリー・ブルダン
《荒ぶる神威》:特殊攻撃/10マス/2体
 対象に3d+20の物理ダメージ。
フェアリー・ブルダン
>パンタローネ、ツィター奏者
命中16、hit
フェアリー・ブルダン
3d+20 
Kamigakari : (3D6+20) > 9[1,2,6]+20 > 29
フェアリー・ブルダン
パンタローネ
《老商人の機智》:防御/3マス/1体
 ダメージ減少時に使用。対象が受けた[ダメージ]と効果を使用者が代わりに受ける。[攻撃行動]が[射撃武器・魔法武器]によるものなら、対象は受ける[ダメージ]をー10。
パンタローネ
C(29-4-10) 
Kamigakari : 計算結果 > 15
[ パンタローネ ] 生命力 : 38 → 23
ツィター奏者×2
C(\29-5)
ツィター奏者×2
C(29-5) 
Kamigakari : 計算結果 > 24
[ ツィター奏者×2 ] 生命力 : 48 → 24
フェアリー・ブルダン
烈糸を振る。
フェアリー・ブルダン
それは自らの影へと溶け、人形たちの影へと抜け、人形の体を絡みついた。
マリア=ロドリーゴ
ブルダンの糸が人形を捉えるのを見て、手元で魔弾を唸らせ始める。
辰巳 悠希
F7へ移動
マリア=ロドリーゴ
とはいえ、動くのはあの無神経竜人のほうが早い。
辰巳 悠希
マリアが動く前に、鱗が駆ける。
辰巳 悠希
「子供、力を貸してくれ」
辰巳 悠希
陰式でイザンナ様のダイス4と5を交換。
イザンナ
「僕……?」
イザンナ
「うん!」
三善清次郎
可愛い子だな~
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
辰巳 悠希
「ありがとう」
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
マリア=ロドリーゴ
私も礼ぐらい言えるが?
イザンナ
「竜のお兄さん、がんばって……!」
三善清次郎
お礼が言えて偉いな~
辰巳 悠希
破神滅砕を使います
辰巳 悠希
2d6+9 
Kamigakari : (2D6+9) > 8[3,5]+9 > 17
辰巳 悠希
C(5*3+25+18) 
Kamigakari : 計算結果 > 58
辰巳 悠希
力任せに人形を大剣で薙ぎ払う。
マリア=ロドリーゴ
老爺の人形が破壊される音。
辰巳 悠希
動きを追うように、たてがみが揺れた。
マリア=ロドリーゴ
それを聞きながら、
マリア=ロドリーゴ
視線を目の前の人形たちへ向けた。
マリア=ロドリーゴ
ツィター奏者に武器攻撃!
マリア=ロドリーゴ
2d6+8>11 
Kamigakari : (2D6+8>11) > 4[1,3]+8 > 12 > 成功
マリア=ロドリーゴ
死亡させます。
マリア=ロドリーゴ
最後の人形を魔弾が撃ち抜く。
マリア=ロドリーゴ
戦場を睥睨して、まだ動いている人形がいないかを探す。
GM
転がるのは、がらくたと霊肉のみ。
イザンナ
「お姉さん、すごい……!」
マリア=ロドリーゴ
「足並みを乱してくれて助かったよ」
三善清次郎
「は~、いや助かった助かった」
三善清次郎
「みんな強い」
イザンナ
「ごめんなさい……僕、何もできなくて……」
イザンナ
地面に突き刺さった杖と手にした杖が消滅する。
フェアリー・ブルダン
「……大丈夫そうですね。お疲れ様でした」
三善清次郎
高位治癒 対象:自分とマリア=ロドリーゴ
三善清次郎
2d6+9 
Kamigakari : (2D6+9) > 8[3,5]+9 > 17
マリア=ロドリーゴ
「……………」
三善清次郎
C(5*3+12) 
Kamigakari : 計算結果 > 27
[ マリア=ロドリーゴ ] 生命力 : 44 → 55
[ 三善清次郎 ] 生命力 : 30 → 47
辰巳 悠希
「協力してくれて助かった
ありがとう」
マリア=ロドリーゴ
完全に傷の治ったのを確認して、お兄さんを睨みました。
三善清次郎
「?!」
マリア=ロドリーゴ
「…………」
三善清次郎
「………………」
マリア=ロドリーゴ
「ありがとよ」
フェアリー・ブルダン
「ふふっ」
三善清次郎
「あ、どういたしまして~」
辰巳 悠希
「今度はお礼を言った」
マリア=ロドリーゴ
「何だよ」
辰巳 悠希
「えらい」
イザンナ
「ありがとうございました!」
イザンナ
「皆さん、無事でよかったです。」
マリア=ロドリーゴ
「喧嘩売ってんのか」
辰巳 悠希
「売ってない」
月花 柘榴
「…………」
三善清次郎
「まっ、まあまあ!」
マリア=ロドリーゴ
そうだった。
月花 柘榴
お礼を言えるのってそんなえらいことだっけ?
三善清次郎
「……あ、そうだ!胡桃!」
三善清次郎
「だっけ、お嬢ちゃんの!」
イザンナ
「…………。」
月花 柘榴
「……うん」
[ 辰巳 悠希 ] 霊紋 : 19 → 25
[ 辰巳 悠希 ] 霊紋 : 25 → 22
[ イザンナ ] 霊紋 : 14 → 20
GM
煙突掃除夫×2
2〜8:なし
9〜:壊れた梯子/魔D+2:1000G(効果値:2)
辰巳 悠希
2d6 
Kamigakari : (2D6) > 5[2,3] > 5
月花 柘榴
2d  
Kamigakari : (2D6) > 9[4,5] > 9
マリア=ロドリーゴ
えらい
GM
スカラムッチャ×3
2~9:なし
10~:対超常存在装甲/装甲+2:1000G(効果値:2)
辰巳 悠希
えらい
マリア=ロドリーゴ
2d6 
Kamigakari : (2D6) > 7[1,6] > 7
マリア=ロドリーゴ
かなしい
GM
パンタローネ
2~9:なし
10~:好色老人の欠片/体力+2:1000G(効果値:2)
辰巳 悠希
かなしいな
イザンナ
2d6 
Kamigakari : (2D6) > 8[3,5] > 8
GM
鼓手
2~9:なし
10~:人形の歯/結界+2:1000G(効果値:2)
三善清次郎
2D6 
Kamigakari : (2D6) > 6[3,3] > 6
GM
ツィター奏者×2
2~9:壊れた機械/知性+1:500G(効果値:1)
10~:壊れた楽器/体力+2:1000G(効果値:2)
辰巳 悠希
2d6 
Kamigakari : (2D6) > 7[2,5] > 7
辰巳 悠希
ちせいがふえる
月花 柘榴
ちせいがふえるな……
辰巳 悠希
悠希の体から、結晶が剥がれてゆく。
辰巳 悠希
龍人の姿は、僅かな出血と共に人間の姿に戻った。
三善清次郎
2D6 
Kamigakari : (2D6) > 6[3,3] > 6
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
辰巳 悠希
2d6 
Kamigakari : (2D6) > 11[5,6] > 11
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
GM
フェアリー・ブルダン
「わ!」
フェアリー・ブルダン
「だ、大丈夫ですか……?」
三善清次郎
「うわっ」
月花 柘榴
「…………」
マリア=ロドリーゴ
「…」
イザンナ
「みなさん……大丈夫ですか!」
イザンナ
わたわたと柘榴に駆け寄っていく。
マリア=ロドリーゴ
同じように、戦場の真っただ中にいた少女の方へ。
月花 柘榴
腹の触手はいつのまにかしまわれており。
マリア=ロドリーゴ
大股にずかずかと歩いていく。
月花 柘榴
下半身が少し血で汚れているが、それだけ。
月花 柘榴
傷はひとつもない。
辰巳 悠希
今となってはただの少女の形をした者を、ぼんやりと見ている。
マリア=ロドリーゴ
「おい、さっきなんて言ってた」
三善清次郎
視線を走らせる。とりあえず全員意識はある。
出血している者はいるが目立った怪我もなさそうだ。
マリア=ロドリーゴ
無遠慮に声をかける。
マリア=ロドリーゴ
「何があった?」
月花 柘榴
「…………、」
月花 柘榴
「胡桃が、……あたしの、妹が」
月花 柘榴
「鼠に……」
マリア=ロドリーゴ
「逃げたやつか」
三善清次郎
「いもうとォ!?そりゃ大変だ」
マリア=ロドリーゴ
舌打ちする。敵の数が減るなら都合が良い、と思ったが。
マリア=ロドリーゴ
「狙われる理由に心当たりは?」
イザンナ
「鼠……?そんなはずは……」
マリア=ロドリーゴ
自らの身元も明かさないまま、矢継ぎ早に質問をする。
月花 柘榴
「はやく追わないと、胡桃が……あいつは、何も知らなくて、……」
フェアリー・ブルダン
「……何かご存知なんですか?」少年の方へ。
月花 柘榴
「……あたしのせい……」
月花 柘榴
「……なのかな……」
イザンナ
面倒だな。
辰巳 悠希
「お前のせいだろうな」
三善清次郎
「こらっ!!!!!」
マリア=ロドリーゴ
「あ?」
イザンナ
「あっ、えっと……僕は鼠を探してて……」
三善清次郎
「まだ決まったわけじゃないでしょ!」
月花 柘榴
「……いや、わかってた」
フェアリー・ブルダン
「鼠……?さっきの鼠ですよね」
辰巳 悠希
「決まってはいないが、8割9割そうだろう」
イザンナ
「攫ったのが鼠なら、たぶん……大丈夫だと思うんですが」
フェアリー・ブルダン
「あれは、ただのモノノケじゃないんですか?」
イザンナ
「はい。なので、あの……」
マリア=ロドリーゴ
「あー」
イザンナ
「話を、聞いてもらえますか?」
三善清次郎
「大人なんだから不安にさせるようなこと言うんじゃありません!」
マリア=ロドリーゴ
声を上げる。
辰巳 悠希
「大人が子供に嘘を教えるのもいけない」
辰巳 悠希
「話を聞こう」
マリア=ロドリーゴ
こいつ……
月花 柘榴
あたりを見回す。胡桃はどこにもいない。鼠の姿も見えない。
三善清次郎
「嘘じゃなくて、まだわかんないことだし、そもそも今それを言ったって……」
イザンナ
やれやれだ。
マリア=ロドリーゴ
「この無神経野郎」
三善清次郎
「……ごめんね」
フェアリー・ブルダン
「どういうことでしょうか」
月花 柘榴
それを自力で探せるだけの知性もなければ、運もない。
月花 柘榴
「…………」
イザンナ
情報②を公開します。
マリア=ロドリーゴ
だがとにかく、情報を交換することは必要だ。
GM
情報②:逆月衣織の情報
この町は古来より、多数の鼠のモノノケが生息していることで知られている。
かつて超常存在の血を宿す鼠が繁殖したことによって生じたこの軍勢は、しかし人とは互いに干渉せず、平穏で中立的な関係を保っていた。
ところが数日前からその様子がおかしい。鼠たちは殺気立った様子で、何かを捜すように町中をうろつき回っているようだ。
彼らの多くは低級のモノノケだが、中には知性を持ち意思の疎通ができる者もいる。鼠たちに直接事情を聞くことができれば、何かわかるかもしれない。
月花 柘榴
だから黙って、話をきく。
イザンナ
「お兄ちゃんから聞いたんですが、鼠達は本来悪い者ではないようなんです。」
辰巳 悠希
「ネズミ」
マリア=ロドリーゴ
「…………」
マリア=ロドリーゴ
「その鼠が探してるのは──」
イザンナ
「だから、話をすれば……もしかしたら、その、妹さんの居場所も教えてくれる子もいるかもしれないですし。」
マリア=ロドリーゴ
「さっきの”人形”たちだろう」
フェアリー・ブルダン
「……!」
マリア=ロドリーゴ
腕を組む。
マリア=ロドリーゴ
「私たちが追ってる奴。そいつの人形だ」
三善清次郎
「あ、そのネズミの話俺も聞いてるよ。多分縄張り荒らされて参ってるんだと思う」
マリア=ロドリーゴ
先にこっちの情報を公開するか。
マリア=ロドリーゴ
えーと、情報の…③ですね。
GM
情報③:アラミタマの正体
アラミタマの〈神名〉は“デュマ”という。
怨念や憎悪を吸い取り変貌した、くるみ割り人形の邪神である。
彼は多数の人形の軍勢を従えていたが、その大半も既に聖堂騎士団によって討ち取られている。
“デュマ”自身もまた聖堂騎士団との交戦で深手を負っており、既に満身創痍となっている。
マリア=ロドリーゴ
「手負いのアラミタマだ。二人で何とかなるって話だったが……」
三善清次郎
「はあん」
マリア=ロドリーゴ
「まだちょっとは力が残ってるみたいだな」
辰巳 悠希
頷いている。
フェアリー・ブルダン
「…………ほとんど討ち取られた軍勢の残党にしては……」
フェアリー・ブルダン
「数が、多かった気がしますね」
三善清次郎
ではこちらも情報⑤を共有します。
マリア=ロドリーゴ
「どっかで体力回復でもしたのかも」
イザンナ
「やはり、アラミタマか……」
GM
情報⑤:アラミタマとモノノケ
“デュマ”は逃げ延びた先で現地のモノノケと衝突しており、今や騎士団だけでなくモノノケからも追われている始末だ。
最後の目撃情報は数日前。現在“デュマ”は付近のどこかへと身を隠している。
モノノケたちは鼠の姿をしている。彼らは人間には中立的な存在だが、アラミタマ討伐という共通の目標のため協力を要請することができそうだ。
フェアリー・ブルダン
「っ、いえ、しかし」
三善清次郎
「騎士団が絡んでるって話は聞いてたけど、おねえさんたちほど強いひとらが来るとは、結構本腰入れてんだねえ」
辰巳 悠希
「……?」
月花 柘榴
「……え、じゃあ、なんで……」
フェアリー・ブルダン
「現に人を攫っているわけでしょう!?」
月花 柘榴
「なんで胡桃が攫われてんだよ」
フェアリー・ブルダン
「そ、そうですよ。なんで……」
マリア=ロドリーゴ
「……」
イザンナ
「攫ったのは、本当に鼠だったんですか?」
月花 柘榴
頷く。
マリア=ロドリーゴ
「考えられることとしては……」
イザンナ
「…………なるほど。」
辰巳 悠希
しばし考えている。
マリア=ロドリーゴ
「鼠がやはり本当に凶暴化していて、子供を攫った──もしくは」
マリア=ロドリーゴ
「もしくはだ」
マリア=ロドリーゴ
「人形から護るために子供を攫った」
フェアリー・ブルダン
「…………!」
イザンナ
イオリめ。重要な情報を取りこぼしおって。
月花 柘榴
「…………」
辰巳 悠希
「よくわからん。見てくれ」

モバイルを取り出して、メモアプリのテキストを見せた。
辰巳 悠希
情報⑥を開示します。
マリア=ロドリーゴ
見ます。
GM
情報⑥:法則障害について
数日前、傷を負った“デュマ”が、この町へと逃げ込んできた。
当初、“デュマ”が傷を癒し、再び活動を再開するまでは早く見積もっても一月を要すると見込まれていた。
しかし現在、町内には真新しい法則障害が設置され、モノノケが生み出されている。
この法則障害には膨大な霊力が消費されている。いくらアラミタマとはいえ、満身創痍の状態でこれを組み立てることは困難だ。
この法則障害を組み立てたのは本当に“デュマ”なのか?だとしたら、どのような手段を用いて術を行使しているのか?
改めて調べる必要がありそうだ。この情報を知った者は情報⑧:法則障害の術者についてを調べることができる。
月花 柘榴
見ます。背伸びする。
イザンナ
みるぞ。
三善清次郎
見てる。
イザンナ
「ふむ…………。」
辰巳 悠希
「法則障害を組み立てたのはネズミかと思ったが……違うのか?」
マリア=ロドリーゴ
「鼠は……人形と戦ってたように見えた」
イザンナ
「敵対しているという事は違……うと思います。」
辰巳 悠希
「なら、他にもいるのか」
マリア=ロドリーゴ
「分かんねえな……」
三善清次郎
「おにいさんちょっと血拭いた方がいいよ」ハンドタオルを渡した。
月花 柘榴
「…………人形、」
マリア=ロドリーゴ
「“デュマ”が力を取り戻しているにしても……」
月花 柘榴
「……そういえば、」
月花 柘榴
「胡桃が」
マリア=ロドリーゴ
「そこには何か理由があるはずだがな」
辰巳 悠希
「あ、ああ……」

ハンドタオルを受け取る。
フェアリー・ブルダン
「?」
イザンナ
「僕は、鼠から事情を……聞こうかなって思ってて。でも逃げちゃったし……」
マリア=ロドリーゴ
少女を見る。
月花 柘榴
「……いや、わかんないけど、」
月花 柘榴
「変な夢を見たって……」
三善清次郎
「お。いいね。情報共有は大事よ」
GM
情報①:おもちゃの剣と人形について
数日前、胡桃は変な人形を拾った。
その晩、人形は胡桃の夢に出てきて「君を守り、恩に報いたい」と言って、おもちゃの剣をねだったのだという。
何かの縁を感じた胡桃は、夢の中で子供の頃に使っていたおもちゃ箱から人形に似合いそうな剣を見繕って、渡してみた。
翌朝になって起きてみると、玩具箱にしまっていたはずの剣も、それを持たせるべき人形の姿も、何処にも見当たらなかったのだという。
マリア=ロドリーゴ
「それだ」
三善清次郎
うわーっ、呪いの人形!……と思ったが、口にはしなかった。大人なので。
辰巳 悠希
タオルで顔をフキフキしている
イザンナ
「…………デュマとやらの形、ありようは……わかっているんですか?」
辰巳 悠希
「剣」
イザンナ
お姉さんたちに
マリア=ロドリーゴ
「いや、見た目に関しては」
月花 柘榴
拭いているのを睨んでいます。眺めているともいいます。
フェアリー・ブルダン
「人形のアラミタマとしか」
辰巳 悠希
睨まれているのに気がついた。
マリア=ロドリーゴ
「……ほかには何かなかったか?」
辰巳 悠希
「?」
マリア=ロドリーゴ
少女に聞く。
月花 柘榴
「……いや、それだけ」
月花 柘榴
睨むのをやめて向き直る。
マリア=ロドリーゴ
具体的に言うと、胡桃と鼠を追いかけていった少年の話を
イザンナ
「……『人形』……『恩に報いたい』。」
マリア=ロドリーゴ
共有してもらいたいという空気を出します。知らないので。
月花 柘榴
「…………あ、」
マリア=ロドリーゴ
む。
月花 柘榴
「そういえば、なんか……」
月花 柘榴
「あたしと同い年くらいの、男が」
イザンナ
「殺すなら、この場で殺していそうなものを……奪うか……」
月花 柘榴
「追いかけてた、……ような……」
フェアリー・ブルダン
「私たちの他にもカミガカリが?それとも……」
月花 柘榴
知性2なのであんまり見る余裕はありませんでした。
辰巳 悠希
柘榴の容姿を見る。中学生くらいだ。
同年代ということは、中学生くらいの男だろう。
イザンナ
「妹さん、きっと無事ですよ。」
マリア=ロドリーゴ
「……ふむ」
マリア=ロドリーゴ
「人形でも、鼠でもなくて、子供か」
月花 柘榴
「……なんか、すごいはやくて」
月花 柘榴
「ほとんど見えなくて、」
月花 柘榴
「よく見えなかったんだけど……」
三善清次郎
「いきなりで焦っただろ。しかたないよ」
イザンナ
惜しいな。
辰巳 悠希
「よくできた人形は、人間と見分けがつかない……こともある」
イザンナ
「えっ、じゃあ……それがアラミタマの可能性もあるんですか?」
辰巳 悠希
「わからん」
三善清次郎
「うーん。見えるようで見えない話だな」
イザンナ
「でも……連れて行ったって事はきっと……大丈夫ですよ。」
フェアリー・ブルダン
「やはり、どちらにせよまずは鼠を探すべきでしょうか?」
マリア=ロドリーゴ
「カミガカリなら、鼠と今頃合流して情報を得てる可能性もある」
辰巳 悠希
「俺はネズミ語はわからない……」
イザンナ
「知性のあるモノノケならきっとお話しできますよ、お兄さん。」
三善清次郎
「そうそう」
辰巳 悠希
「なるほど、たすかる」
マリア=ロドリーゴ
「方針としては」
イザンナ
「助かるのは僕の方です。皆さんとお会いできてよかったです。」
マリア=ロドリーゴ
「そうだな……敵と味方をはっきりさせたい」
フェアリー・ブルダン
「不確定要素は、鼠と少年、ですか」
マリア=ロドリーゴ
「そういうこった。よし──じゃあ」
マリア=ロドリーゴ
ぎろりとその場に集まっている人々を睨みました。
フェアリー・ブルダン
「そうですね。みなさん」
マリア=ロドリーゴ
「自己紹介するか!」
イザンナ
「はい!」
月花 柘榴
「じこしょうかい」
月花 柘榴
「……」
辰巳 悠希
「自己紹介は大事だ」
フェアリー・ブルダン
「申し遅れました。私たちは、聖堂騎士団のカミガカリです」
月花 柘榴
みんなの顔を見まわす。
フェアリー・ブルダン
「私は"聖ヴェロニカ”フェアリー・ブルダン」
マリア=ロドリーゴ
「私が“聖モニカ”マリア=ロドリーゴだ」
イザンナ
にこにこしている
辰巳 悠希
「辰巳悠希」
フェアリー・ブルダン
「よろしくお願いします。辰巳さん」
辰巳 悠希
「よろしく、ブルダン」
フェアリー・ブルダン
「……はい!」
三善清次郎
「はいはい。お兄さんは三善です。これ名刺。」
なんの衒いもない名刺を人数分。身分は”フリーライター”だ。
聞いたこともないようなオカルトサイトの名前が踊っている。
マリア=ロドリーゴ
睨んでいます。
マリア=ロドリーゴ
名刺を受け取りました。
イザンナ
「僕は銃巳乃 尊(つつみの みこと)です。ミコトと呼んでください。」
辰巳 悠希
名刺を受け取って、文字を読んでいる。
フェアリー・ブルダン
「ありがとうございます。三善さん」一礼して名刺を受け取る。
マリア=ロドリーゴ
名前だけ順に頭に入れている。
月花 柘榴
名刺を受け取って、眺めて。自己紹介する皆をもういちど見て。
月花 柘榴
「……あ、……あの」
辰巳 悠希
「三善、ミコト」
マリア=ロドリーゴ
「おう」
月花 柘榴
「ほんとうに、協力してくれるのか……?」
イザンナ
「はい、ミコトです!よろしくおねがいします。」
イザンナ
丁寧に頭を下げた。
月花 柘榴
「あたし、なにもしてないし、なにか、返せるものもないかもしれなくて」
フェアリー・ブルダン
「はい。よろしくおねがいしますね、ミコトさん」
イザンナ
両手には3個ずつ盃の紋がはいった指輪をはめている。
マリア=ロドリーゴ
「あ?」
三善清次郎
ひとりひとり顔を見て、名乗られた名前を頭に入れて。
月花 柘榴
「…………だって、へんだろ、こんなよくわかんない子供にさ、命賭けて協力する、とか……」
三善清次郎
最後にまだ名乗っていない少女へ目を向ける。
辰巳 悠希
オラついているシスターの方を見る

「ロドリーゴ」
マリア=ロドリーゴ
「そうだぞ」
辰巳 悠希
「そうか」
マリア=ロドリーゴ
少女を覗き込む。
マリア=ロドリーゴ
「名前は?」
月花 柘榴
「…………、」
月花 柘榴
「……柘榴」
月花 柘榴
「月花、ざくろ」
マリア=ロドリーゴ
名前が名乗れてえらい。
フェアリー・ブルダン
「柘榴さん、ですね」
三善清次郎
えらいねえ~
辰巳 悠希
「柘榴」
辰巳 悠希
「別にお前のために命をかけたりはしない。
安心しろ」
月花 柘榴
「…………本当に、いいのかよ」
月花 柘榴
「死ぬかもしれないし、なんかいっぱい怪我するかもしれないし」
三善清次郎
「それ安心しろって言うとこ!?」
マリア=ロドリーゴ
「お前を守って命を懸けることはあるかもしれないが、お前のためじゃない」
辰巳 悠希
「俺は俺の目的があって動いている。
お前の気持ちは知らん」
マリア=ロドリーゴ
「こいつと意見が合ってめちゃくちゃムカつくが、そうだ」
辰巳 悠希
「意見が合ったのか」
三善清次郎
「ていうか、まあ、たぶんみんなそれぞれ自分の”お仕事”だし……」
辰巳 悠希
「気が合うな」
三善清次郎
ミコトの方を見る。
マリア=ロドリーゴ
「気は合わない」
イザンナ
「僕の力じゃ、あんまり頼りにならないかもしれないけど……。」
辰巳 悠希
「残念だ」
マリア=ロドリーゴ
「残念じゃない」
イザンナ
「がんばります。」
辰巳 悠希
「そうなのか……」
月花 柘榴
「………………、……そっ、か」
マリア=ロドリーゴ
「ええと、とにかくだ」
フェアリー・ブルダン
「柘榴さん」屈んで目線をあわせる。
フェアリー・ブルダン
「ごめんなさいね。大人になっても素直になれない人はいるんです」
フェアリー・ブルダン
「皆さん『一緒に頑張ろう』って言ってるんですよ」
マリア=ロドリーゴ
仕切り直そうとしたところで、ブルダンが屈みこむ。
マリア=ロドリーゴ
「………………」
月花 柘榴
「…………」ブルダンと目をあわせて。
月花 柘榴
「………………あ、」
月花 柘榴
「…………ありがとう……」
辰巳 悠希
「お礼が言えてえらい」
三善清次郎
お礼が言えてえらい!
フェアリー・ブルダン
「はい!」
マリア=ロドリーゴ
ブルダンの後ろ頭を何となく指で小突きました。
月花 柘榴
「…………よろしく」
フェアリー・ブルダン
「あたっ!?」
マリア=ロドリーゴ
私だって……話を綺麗にまとめられるが!?
三善清次郎
なかよしさんだな~
辰巳 悠希
「これ、ありがとう」

血まみれになったタオルを三善に返した。
洗って返すような知能はない。
イザンナ
お礼が言えて偉い
マリア=ロドリーゴ
でもこういう時はリサのほうがうまくやる。
三善清次郎
「あ、うんうん、気にしないで」
月花 柘榴
返されるタオルをじっと見ている。
三善清次郎
そのままポケットにくしゃくしゃ。
三善清次郎
「あ。」
辰巳 悠希
「あっちも血が出ている」
月花 柘榴
「…………あんたさ」辰巳に。
三善清次郎
「いや、おにいさんのタオルじゃいやかなーって」
月花 柘榴
「つらくないの」
イザンナ
「お洋服、着替えてから……話しますか?」
辰巳 悠希
「なにが」
月花 柘榴
「……その、血」
辰巳 悠希
「お前はつらいのか?」
月花 柘榴
首を横に振る。
辰巳 悠希
「なら、なぜ聞く」
月花 柘榴
「…………」
月花 柘榴
わかんない。
辰巳 悠希
「……昼過ぎに、自動販売機で、ホットのお茶を買った」
三善清次郎
「!?」
月花 柘榴
「……は?」
マリア=ロドリーゴ
急に雑談を始めたぞこいつ。
イザンナ
変な奴だな
辰巳 悠希
「自動販売機は、何かが使えない自動販売機だった……」
三善清次郎
何かって何??
辰巳 悠希
「釣り銭が使えないのか、ボタンが使えないのか、わからない」
イザンナ
わからないのか?
月花 柘榴
……え?
イザンナ
我でもわかるが?
マリア=ロドリーゴ
「おいお前、どうでもいい話をするなら移動を……」
辰巳 悠希
「さっきまでは、覚えていた」
マリア=ロドリーゴ
「…………」
三善清次郎
「…………?」
イザンナ
「…………。」
三善清次郎
なんかいい話してくれるのかな?という期待の眼差し。
辰巳 悠希
「俺はカミガカリの力を使うと、軽度の記憶障害を引き起こす。それに比べたら、出血くらいは、どうということはない」
月花 柘榴
「…………、……そっ、か」
イザンナ
そっちが先ではないか?
月花 柘榴
「……うん」
辰巳 悠希
「お前もそうだろう。目に見えないことの方が、重い」
月花 柘榴
「…………ぁ、」
月花 柘榴
「…………………………」
月花 柘榴
「…………うん……」
マリア=ロドリーゴ
「胡桃だったか」
マリア=ロドリーゴ
「鼠に危険がなくても、傍にいなきゃ気が気じゃねえだろ」
月花 柘榴
「…………」頷く。
マリア=ロドリーゴ
「さっさと探しに行こう。鼠を探せば、妹も見つかる」
辰巳 悠希
「ネズミに聞かなければ、状況もわからない」
三善清次郎
「……そだね」
イザンナ
「はい!」
イザンナ
「……でも、探さないといけないんですよね。」
フェアリー・ブルダン
「……待って」
マリア=ロドリーゴ
「ん」
GM
フェアリー・ブルダンが口元に指を当てる。
GM
物陰に気配。
マリア=ロドリーゴ
「!」

「あ」
イザンナ
「あ。」

「あっ あのっ」
辰巳 悠希
剣を振りかぶる
マリア=ロドリーゴ
魔弾が唸りを上げる。
月花 柘榴
「…………!」
イザンナ
「まってー!」
マリア=ロドリーゴ
撃ちません。
イザンナ
鼠に駆け寄る
辰巳 悠希
待った
三善清次郎
「わっ」

「ぴっ!?」
イザンナ
「だだだ、駄目ですよ……怖がらせたら逃げちゃいますって」
月花 柘榴
「喋っ、……」
辰巳 悠希
「……どのくらい待てばいい?」
三善清次郎
「そーだよ、さっき味方かもって言ったばっかでしょ」
イザンナ
「いいというまでだ愚か者!」
三善清次郎
「話終わるまで納めてて!」
三善清次郎
「……?」
マリア=ロドリーゴ
「?」
月花 柘榴
「…………え?」
辰巳 悠希
「?」
月花 柘榴
そんな口調だっけ?
三善清次郎
びっくりした。
フェアリー・ブルダン
「……」

「お おまえ おまえたち」

「うたない? ぶたない?」
マリア=ロドリーゴ
「あ~」
辰巳 悠希
ひとまず、いいと言われるまで剣を収めることにした。
イザンナ
「ぶたないですよ……!」
三善清次郎
「ああ~、うたないよ、ぶたないよ~」
マリア=ロドリーゴ
ぱっと両手を上げた。魔弾が消える。

「あっあっ あの」
辰巳 悠希
「それはお前次第だ」
マリア=ロドリーゴ
「いつでも殺せるからな」
三善清次郎
「しっ!!!」
月花 柘榴
「……胡桃が、無事なら…………」

「おまえたち おんなのこ」
月花 柘榴
いまだにあんまり信じられてない。

「ちっちゃいこ さがしてる……?」
月花 柘榴
「…………!」
月花 柘榴
「探してる」
イザンナ
「柘榴さん、胡桃さんの特徴を」
月花 柘榴
「あの」
マリア=ロドリーゴ
デリカシーなし男とまとめて叱られたので納得のいかない顔になりました。
月花 柘榴
「えっと、あたしと同じ髪の色で」
月花 柘榴
「ちっちゃくて」
月花 柘榴
「みつあみで」
辰巳 悠希
こちらは特に不服はない顔です。
月花 柘榴
「なんか、ゲーム機もってて」
月花 柘榴
「人としゃべるのがヘタで……」
月花 柘榴
「すぐ泣く……」
辰巳 悠希
「それは外見の特徴じゃない」

「それ それか たぶんそれ!」

「うちの ばかが つれてったこ!」
イザンナ
「あっ、知ってるんですか?」
三善清次郎
「ばか?」
マリア=ロドリーゴ
「うちのばか」
辰巳 悠希
「うちのばか」
イザンナ
ちらりと大人組を見る
月花 柘榴
「…………」

「あっあの おれ せつめい へた」
マリア=ロドリーゴ
私は…馬鹿じゃないが!?
三善清次郎
俺も!?
辰巳 悠希
俺は馬鹿かもしれない……
マリア=ロドリーゴ
あっちは自分の愚かさを認めている。負けた気がするな……

「うちの じょおうさま せつめい うまい!」
イザンナ
「女王様……」

「じょおうさまに あう いい……」
月花 柘榴
「……じょおうさま」
月花 柘榴
「……どこにいる?」
イザンナ
「あわせてくれるんですか?」
辰巳 悠希
「ネズミの、女王」
イザンナ
連れて行って大丈夫かこいつらは。

「じょおうさま こまってる」

「おれたち なかま ほしい」
月花 柘榴
「…………なかま……」
イザンナ
「ぼ、僕は……お話を聞きに行きたいと思います。」
月花 柘榴
「……うん、」
辰巳 悠希
「利害は一致している。気がする」
三善清次郎
「そうだね」
イザンナ
「えっと……辰巳お兄さん。」

「きて きて」
三善清次郎
「手掛かりなしじゃ探すに探せないし」
辰巳 悠希
「なんだ」
マリア=ロドリーゴ
「渡りに船ってやつだな」
イザンナ
「いいというまで武器は抜くなよ。」
辰巳 悠希
「わかった」
マリア=ロドリーゴ
あの子供……
辰巳 悠希
「よくなったらすぐに言え」
イザンナ
うむうむ
フェアリー・ブルダン
「……そうですね。行ってみましょうか……」
マリア=ロドリーゴ
なんか違和感があるなあ。
月花 柘榴
…………なんなんだ、このひと。
三善清次郎
「……ミコト君、何者?」
イザンナ
「えっ?」
イザンナ
「カミガカリです!」
マリア=ロドリーゴ
それはそうだな……
三善清次郎
「そ、そっか~」
月花 柘榴
「……それはわかんだろ、見れば」
三善清次郎
「小さいのにしっかりしてるねえ」

「きて きて」
マリア=ロドリーゴ
「そうだった」
辰巳 悠希
「いこう」
三善清次郎
「行こうか」
月花 柘榴
「……うん」

「くる」
イザンナ
「はい!」
辰巳 悠希
「いく」
GM
鼠が背を向けて走っていく。
GM
山を登り、森の中へ。
GM
GM
◆シーン9:"デュマ”
GM
マスターシーン
月花胡桃
さっきの、なんだったんだろう。
月花胡桃
あの鼠はなに?鼠はどうなったの?
月花胡桃
あのときの……
月花胡桃
ざくろちゃんは。……なんか、変だった。
月花胡桃
考えることが、多い。
月花胡桃
すごく疲れた。
“デュマ”
「大丈夫かい、クララ」
月花胡桃
「…………」
月花胡桃
自分の服に、手をかける。
“デュマ”
「……何してるんだい?」
月花胡桃
「お礼……。あなた、男子でしょ?」
月花胡桃
これで助けた借り、チャラにしてくれないかな。
月花胡桃
初対面の人相手。
月花胡桃
抵抗はあるけど、沈黙よりは怖くない。
月花胡桃
何もないまま二人で過ごす時間は、すごく嫌。
月花胡桃
私は、得体の知れない人が怖い。
月花胡桃
心の中を隠されるのが、いやだ。
月花胡桃
これで気をよくしてくれたらもっといい。
月花胡桃
そのままざくろちゃんを助ける手助けをしてくれたら、もっと。
“デュマ”
「…………お止し」
月花胡桃
“デュマ”は、私から目を逸らす。
“デュマ”
「勘違いをしないでくれ。君は何もしないでいい」
“デュマ”
「恩返しをしたいのは、私の方なんだ」
月花胡桃
「……?」
月花胡桃
やだな、こういうの。
月花胡桃
手札が通じないと、どうしたらいいんだろ。
月花胡桃
跳ね除けられるのは普通に嫌だし、滑ったみたいで気まずい。
月花胡桃
……言ってることもわかんない。恩を着せるつもりはないみたいだけど……じゃあ、なんのために?
月花胡桃
ざくろちゃん、どこかな……。
“デュマ”
「…………クララ」
“デュマ”
「緊張しないで。私の顔をもう一度、ちゃんと真っ直ぐ見て」
“デュマ”
「私の声を聴いてほしい。どこか、どこかで聞き覚えがないかい?」
月花胡桃
「……?」
月花胡桃
たしかに、聞き覚えのある声。
月花胡桃
顔を見てみる。
月花胡桃
色も薄い。外国の人みたい。
月花胡桃
まつげ長いな……。
月花胡桃
ほっぺたがちょっと赤い。
月花胡桃
……なんだか、どこかで見た気がする。
月花胡桃
どこで?思い出せない。
月花胡桃
こんな目立つ顔、会ったら覚えてそうなものだけど。
月花胡桃
「……なにもしないなら、休ませて」
月花胡桃
「疲れた。あんまり、考えたくない」
月花胡桃
ただでさえ、考えることがいっぱいなんだ。
“デュマ”
「私は、君に救われたくるみ割りの人形だ」
月花胡桃
「…え?」
“デュマ”
「夢で会っただろう。君は私に一振りの剣を与えてくれた」
月花胡桃
「え……え?」
月花胡桃
なんで、そのことを。
月花胡桃
デュマさんが、剣を見せる。
月花胡桃
私の手くらいの大きさの、ちっちゃなちっちゃなおもちゃの剣。
月花胡桃
プラスチックでできた、簡素な装飾の安っぽい剣。
月花胡桃
それを、デュマさんは大切そうに握る。
“デュマ”
「──この剣は、親愛の証だ。死を待つばかりだった私の心に、キミが勇気を灯してくれた」
月花胡桃
私の前に跪く。
“デュマ”
「愛しいクララ。恩義に報いてみせよう。君を生涯守り続けよう。誰よりも近い場所で、我が命を懸けて」
月花胡桃
デュマさんは、剣を私に握らせる。
月花胡桃
その剣は大きさを変えて、本物の剣のように私の手に収まった。
“デュマ”
「今一度、佩剣を許してくれ。私を君の騎士にしてくれれば、どんな願いも叶えよう」
“デュマ”
「作法はわかるかい?まずは私の肩に、その剣を当てるんだ」
月花胡桃
「……どんな願いも……」
月花胡桃
山ほどの疑問の中で、最初に出た質問は。
月花胡桃
「……私とざくろちゃんを、守ってくれる?」
“デュマ”
「もちろんだ」
月花胡桃
即答だった。
月花胡桃
本当に?
月花胡桃
本当にこの人は、私たちを助けてくれるの?
“デュマ”
「さあ。クララ」
月花胡桃
「騎士たれと命じてくれ。騎士の名を銘じてくれ」
月花胡桃
「…………」
月花胡桃
なんでだろう。
月花胡桃
声が、胸の奥まで染みてくる。
月花胡桃
だんだんと、穏やかな気持になってきた。
月花胡桃
落ち着く声。
月花胡桃
顔も……
月花胡桃
よく見たら、少し、かわいいかも?
“デュマ”
「クララ」
月花胡桃
彼は、私の手を取る。
月花胡桃
その手は暖かく、私を包んだ。
GM
GM
◆シーン10:女王、登場
GM
シーンプレイヤー:PC④
マリア=ロドリーゴ
2d6+3>=8 (2D6+3>=8) > 8[3,5]+3 > 11 > 成功
月花 柘榴
2d6+2>=n
辰巳 悠希
2d6+2 (2D6+2) > 8[2,6]+2 > 10
三善清次郎
2d6+6>=n
月花 柘榴
2d6+2>=8 (2D6+2>=8) > 9[4,5]+2 > 11 > 成功
マリア=ロドリーゴ
この3は1。登場成功。
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
三善清次郎
2d6+6 (2D6+6) > 7[2,5]+6 > 13
辰巳 悠希
2と6を交換
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
月花 柘榴
1と5交換!
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
三善清次郎
5を4と交換~
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。

鼠が、すんすんと鼻を鳴らす。

「ついた!ついた!」

「じょおうさま!じょおうさま!」
マリア=ロドリーゴ
白い息を吐き出して、あたりを見回した。
GM
導かれて着いた先には、たくさんの鼠たち。
辰巳 悠希
「ネズミだ」
GM
その中に囲まれて、鼠たちを撫でているものがいる。
イザンナ
「女王様……」
???
「おや。お客さんかね」
イザンナ
「あっ、えっと……」
GM
それは何処にでもいるような、ごく普通の少女だった。
GM
健康的な黄色い肌、ショートヘアに太い眉、半袖のシャツにショートパンツ。僅かに掠れた声。
マリア=ロドリーゴ
ネズミ……じゃないな。
三善清次郎
「どうも、お邪魔します」
GM
ただの人間のように見える。
イザンナ
「こんにちは!」
月花 柘榴
「…………」同い年くらい……?
辰巳 悠希
「お前がネズミの女王か?」
???
「やあどうもどうも!いらっしゃい!」
イザンナ
「僕、ミコトって言います。あなたが女王様ですか?」
三善清次郎
しゃっきりと背を伸ばしている。僅かな畏敬。
フェアリー・ブルダン
「女の子……?」
マリア=ロドリーゴ
「また子供か……」
???
「ちっす!あたしが女王様らしい!」
マリア=ロドリーゴ
「らしい?」
???
「羽村三空です。どうぞよろしく」
イザンナ
膝をついて頭を下げる。
イザンナ
「失礼いたしました、女王陛下。」
月花 柘榴
え、マジで?
マリア=ロドリーゴ
そういう感じか?
三善清次郎
おお……
羽村三空
「ふむ、くるしゅうない!」
羽村三空
「……いや、でもまあ、ここまでにしとこっかな」
辰巳 悠希
「女王、協力してくれ」
羽村三空
「うん。あの、待った待った」
辰巳 悠希
「待つ」
イザンナ
えらいぞ
三善清次郎
えらいな~
羽村三空
「あたし、ただの女子中学生なんですよ」
マリア=ロドリーゴ
音声入力式だなあ
イザンナ
「えっ、そうなんですか?」
羽村三空
「一般人。一般人。カミガカリとかじゃないの」
マリア=ロドリーゴ
「カミガカリの存在は知ってるのか」
月花 柘榴
「……え?」
イザンナ
ぴゃっと立ち上がる。
羽村三空
「ねずちゃんからかんたんには聞いた」

「ちう」
月花 柘榴
「ねずちゃん」
辰巳 悠希
「カミガカリの存在を知っている、一般人……」
マリア=ロドリーゴ
「何で女王なんかやってる?」
辰巳 悠希
「ねずちゃん」
羽村三空
「……事情説明した方がいいね」
羽村三空
「ま、座って座って!あたしも色々聞きたいな!」
羽村三空
「そんでもってぇー……」
羽村三空
ちらりと腕を見せる。
羽村三空
その腕には、黒い霊紋。
マリア=ロドリーゴ
「!」
辰巳 悠希
「む」
羽村三空
供物の極印が、刻まれていた。
月花 柘榴
「あ……」
イザンナ
「…………。」
羽村三空
「助けてくれると、嬉しいな」
三善清次郎
「極印……」
辰巳 悠希
「助ける」
イザンナ
「もちろんです!」
マリア=ロドリーゴ
今のは答えたのか? 復唱しただけか?
三善清次郎
「……」
辰巳 悠希
特に言葉を続けることもなく、スン……としている。
マリア=ロドリーゴ
「……」
イザンナ
「あっ、そうだ……!僕達、女の子を探してるんです。」
イザンナ
「ネズミさんたちから聞いてますか?」
羽村三空
「…………あー」
羽村三空
「うん」
月花 柘榴
「…………」
羽村三空
「きみが、あの子と一緒にいたお姉ちゃん?」
月花 柘榴
その間はなんだろう。すごい不安だ。
月花 柘榴
「……え、」
月花 柘榴
「うん」
月花 柘榴
「あの子って……胡桃を見たのか?」
羽村三空
「ううん。でも、」
羽村三空
「あたしたちは、ずっとあの子を探してた」
月花 柘榴
「…………なんで」
羽村三空
「……アラミタマを、匿ってたから」
イザンナ
「ふむ……」
月花 柘榴
「………………え?」
フェアリー・ブルダン
「……!」
月花 柘榴
「……、……どういう」
辰巳 悠希
柘榴の方を見て

「そうなのか?」
マリア=ロドリーゴ
「例の夢の話じゃないのか」
イザンナ
「であろうなぁ。」
辰巳 悠希
「夢じゃなかった訳か」
三善清次郎
「人形の……」
羽村三空
「そう。あの子は、人形を拾ったんだ」
月花 柘榴
「………………うん」
羽村三空
「それが、アラミタマの本体だった」
マリア=ロドリーゴ
「“デュマ”……」
月花 柘榴
「…………本体」
羽村三空
「あたしはさ、女王なんて呼ばれてるけど、数日前に偶然居合わせただけの、通りすがりなんだ」

「じょおうさま おれたち たすけてくれた」

「いのちの おんじん だから じょおうさま!」
マリア=ロドリーゴ
鼠たちを睨むように見下ろす。
月花 柘榴
「いや、でも、おかしいだろ、だってあの人形、なくしたって……」
三善清次郎
「ははは……」
辰巳 悠希
睨んでいる人を見ている。
マリア=ロドリーゴ
あんだよ。
辰巳 悠希
睨んでいるなぁと思った。
マリア=ロドリーゴ
睨んでない。見てるだけだ。
イザンナ
まったく、軽々しく王などと呼ぶでないよ。
羽村三空
「その、デュマっていうの?つい先日、ここに転がり込んできたんだ」
月花 柘榴
「……は?」
羽村三空
「それについては、あたしも聞いた話なんだけどね」

「いった」
辰巳 悠希
いったんだなぁと思っている
フェアリー・ブルダン
「騎士団がアラミタマをこの街へと追い立てた時のことですね」
マリア=ロドリーゴ
「傷ついて逃げてきて……何があった?」
イザンナ
イオリより優秀な臣下だな。
三善清次郎
「てっきり縄張り荒らされて気が立ってるものだと思ってたけど……」
羽村三空
「戦ったんだって」

「おれたち "ごしゅじんさま”に いわれた」

「アラミタマ てき」
辰巳 悠希
「ごしゅじんさま」
イザンナ
「ご主人様……誰かに使役されているんですか?」

「みつけても なかよく するなって」

「…………あっ」

「ち ちがう なんでもなかった!」
月花 柘榴
「……ご主人さまと女王って、別なのか?」
マリア=ロドリーゴ
「あ?」
イザンナ
「ほう……?」
月花 柘榴
全然わかんない。
マリア=ロドリーゴ
その鼠に手を伸ばす。
三善清次郎
「あっ」
マリア=ロドリーゴ
掴む。
三善清次郎
「こらっ」
イザンナ
「あっ、駄目ですよ」

「ぢ~!!!」
三善清次郎
「いじめないの!」
辰巳 悠希
俺は大人しくしているぞ
マリア=ロドリーゴ
「おいコラ、何言いかけた」
羽村三空
「あっ」
マリア=ロドリーゴ
「ご主人様ってのはなんだ。こら言え」
辰巳 悠希
ふわふわのネズミを触れていいな~
マリア=ロドリーゴ
胴体に拳をぐりぐり押し当てる。
イザンナ
「ああ~」

「あの あのっ」

「ぢ~~~!!!」
月花 柘榴
ねずみをじっと見てる。
イザンナ
同僚の人を見る
三善清次郎
「ちゃんと話聞いてあげて!」

「たっ たすけて たすけて!」
イザンナ
「お姉さん、やめさせて……!」

清次郎を見る。
フェアリー・ブルダン
「マリア……!」
三善清次郎
「おねえさん、ステイ!」
フェアリー・ブルダン
「やめてあげて。ね?」
月花 柘榴
…………しゃべってる……
マリア=ロドリーゴ
「………」
月花 柘榴
顔をねずみにぐっと近付けている。
マリア=ロドリーゴ
旗色が悪いので手を離した。
辰巳 悠希
「えらいな」
イザンナ
「ネズミさん……あの、僕達」
三善清次郎
「すぐ暴力に訴えかけるのはよくないよ~……」
月花 柘榴
「あっ……」

「ぢ!ぢ!ぢ!」

清次郎の後ろに逃げ込む。
マリア=ロドリーゴ
「隠し事をするのもよくないだろ」
イザンナ
「そのご主人様について聞かせて欲しいな……」
イザンナ
「教えてくれないかな~……」

「い いえない……」
三善清次郎
「この子たちにも事情ってもんがさあ」
辰巳 悠希
イザンナのほうを、ちらと見る。
辰巳 悠希
「まだか?」
マリア=ロドリーゴ
「ほら言わねえ」
三善清次郎
「……ご主人様、怖いの?」
イザンナ
「まだだ。」
辰巳 悠希
「わかった」

「…………」
三善清次郎
両手を上げて庇いながら後ろのネズミに声を掛ける。
イザンナ
「あなたから聞いたって、内緒にするから……」

清次郎の耳元で、小さく囁く。
月花 柘榴
逃げた鼠をじっと見てる。でかいな……

「(おまえ ごしゅじんさまの におい する…… なにもきいてない?)」
マリア=ロドリーゴ
耳打ちするさまを睨んでいます。
三善清次郎
「?!」
三善清次郎
小さく、ゆっくり首を振る。
マリア=ロドリーゴ
「?」

「しゅん……」
マリア=ロドリーゴ
次はあいつの腹に拳を当てる番か?
月花 柘榴
なんか喋ってるっぽいのはわかるけどなにもわかんないな。
三善清次郎
やめてえ!
フェアリー・ブルダン
「マリア、怖い顔しないの……!」
辰巳 悠希
イザンナを見る。
月花 柘榴
でかい。さわってみたいな……
月花 柘榴
いや……
イザンナ
「まだだ。」
三善清次郎
「いや、でも、そっか。アラミタマが敵ってのは、まあ。そりゃそうだ」
マリア=ロドリーゴ
「む……」
辰巳 悠希
頷いた。
マリア=ロドリーゴ
威圧が話をややこしくすることもある。視線を外した。
辰巳 悠希
えらい
三善清次郎
「でも、それと胡桃ちゃんを連れて行こうとしたのと、何か関係ある?」
羽村三空
「それについてはもうしわけない」
羽村三空
「なんか、ねずちゃんの若い子たちが勝手に先走っちゃったんだって」
マリア=ロドリーゴ
「”デュマ”の手先と思ったわけか」
イザンナ
「羽村さんが謝ることじゃないですよ。」
羽村三空
「そそ」
月花 柘榴
「…………」
三善清次郎
「……なるほど」
マリア=ロドリーゴ
「今どこに?」
イザンナ
「胡桃さんが無事に戻ってくればいいわけですし……」
月花 柘榴
「……そうだよ、だって、鼠たちが連れてったんじゃ……」
羽村三空
「…………」
羽村三空
「その若い子たちは、やられた」
羽村三空
「ごめん。アラミタマたちに連れてかれたんだと思う」
イザンナ
「……では、既にアラミタマの手に。」
月花 柘榴
「…………!」
イザンナ
「…………場所に心当たりはありますか?」
羽村三空
「ううん。だから相談なんだ」
羽村三空
「この子たちがいれば、この数で手当り次第に探すことができると思う」
三善清次郎
鼠海戦術……
羽村三空
「あと……ごめんだけど、あたしを一緒に連れてってほしい。たぶん、狙われるから」
マリア=ロドリーゴ
「極印がある以上は、そうなるだろうな」
羽村三空
「さっきさ、偶然居合わせたって言ったでしょ」
羽村三空
「あたしが見た時にはさ、ボロボロになったでっかい鼠がわらわら転がってたんよ」
羽村三空
「喋れる子がいたから、とりあえず止血の仕方を教えて、他に倒れてる子がいないか森を探し回って……」
イザンナ
「…………」
羽村三空
「とりあえず、それなりに役に立てたわけ」
フェアリー・ブルダン
「い、一般人なんですよね……?」
辰巳 悠希
「…度胸がある」
イザンナ
「なるほど……」
マリア=ロドリーゴ
「それで……?」
月花 柘榴
一般人って喋る鼠見てなんとも思わないのだろうか。
羽村三空
「度胸には自信があります!まあそれでさ」
羽村三空
「終わって、気づいたら、これが着いてたってわけよ」
月花 柘榴
胡桃なら絶対に怖がってると思うし。
羽村三空
再び手の刻印を見せる。
イザンナ
「じゃあ、それをつけたのも……」
月花 柘榴
今頃もっと怖い思いをしてるんだろうし……
マリア=ロドリーゴ
「いつの間にかか。鼠以外には何も見てないのか?」
羽村三空
「なんも!」
月花 柘榴
「……人形とか、見てない?」
フェアリー・ブルダン
「一般人が救助活動をしただけで供物の極印を……?」
三善清次郎
肝が据わりまくってるな……
羽村三空
「見てないねえ」
辰巳 悠希
「ネズミの親玉に付けられた可能性も、ゼロではない、が……」
三善清次郎
「……」
三善清次郎
「それはない……んじゃないか……な~?」自信はあんまりない。
イザンナ
「どっちにしても、倒せばわかりますよ。」
辰巳 悠希
「ネズミは中立的な存在らしいしな」
マリア=ロドリーゴ
「しかし、胡桃という子がアラミタマの手にすでに落ちてるなら……」
マリア=ロドリーゴ
「先に片付けなきゃならんことがでてきたな」
月花 柘榴
「……うん、そう、」
月花 柘榴
「はやく」
月花 柘榴
「いかなきゃ……」
フェアリー・ブルダン
「ええ。探しましょう」
イザンナ
「はい!」
辰巳 悠希
「ひとまず胡桃を探す方向で問題はなさそうだ」
月花 柘榴
視線はずっと泳いでいて、指先が震えている。
辰巳 悠希
「女王、頼む」
羽村三空
「おまかせよ!」
フェアリー・ブルダン
「足を使うのは鼠さんがやってくれる。私たちは情報を探りましょう」
マリア=ロドリーゴ
「ああ、先ずは法則障害だ」
月花 柘榴
こくこくと頷く。
マリア=ロドリーゴ
「デュマは力を取り戻してる……って線もありそうだが」
辰巳 悠希
「術者は別にいそう、ではある」
三善清次郎
「調べ物得意だから、任せて」
辰巳 悠希
「そういえば、三善はネズミから何を聞いていたんだ」
イザンナ
頼もしいな。
マリア=ロドリーゴ
「ああ……」
フェアリー・ブルダン
「では、そのようにしましょうか。あちらから来る可能性もあります。残った方が三空さんの護衛を」
三善清次郎
「えぇっ?おにいさんもわかんない!」
マリア=ロドリーゴ
じり……と近づく気配を見せた。
辰巳 悠希
イザンナを見る。
フェアリー・ブルダン
「もう、マリア」
マリア=ロドリーゴ
「だってよお」
三善清次郎
「いやほんとほんと、知らない!心当たりないこと訊かれたんだって!マジで!」
イザンナ
「それは落ちない程度ならしめてもいいのでは?」
三善清次郎
「なんで!?ミコトくん!?」
辰巳 悠希
三善の頭を掴んでホールド。まだ極まっていない。
マリア=ロドリーゴ
あっ

「ぷるぷるぷるぷる」
辰巳 悠希
「話すなら今のうちだ」
月花 柘榴
「……ミク」
マリア=ロドリーゴ
…………
フェアリー・ブルダン
「ちょ、ちょっと!」
月花 柘榴
「あの、ほかに、なにか」
イザンナ
「だってお兄さんが話してくれないから……」
三善清次郎
「ぎぶぎぶぎぶぎぶぎぶぎぶ」
月花 柘榴
「なんでもいいから、なんか、なんか……」
辰巳 悠希
「話したら離す」
三善清次郎
「ほんとになんもしらないって!マジで!まじまじ!!!」
月花 柘榴
「なんかわかること、ない?」
辰巳 悠希
イザンナを見る。
イザンナ
「…………離してやれ。」
辰巳 悠希
離した。
羽村三空
「……きみ、お名前は」
月花 柘榴
「……柘榴。月花柘榴」
月花 柘榴
「胡桃は、あたしの妹」
月花 柘榴
「……だけど、何もしらないんだ。カミガカリのこととか」
羽村三空
「ざくろちゃん」
月花 柘榴
「…………ぁ、」胡桃とおなじ呼び方だ。
羽村三空
「大丈夫。あたしも数日前まで、なーんも知らなかった」
羽村三空
「んでもって、あたしも狙われてる。イザなったら、あたしも共倒れだ」
羽村三空
「くるみちゃんに、この印、ついてた?」
月花 柘榴
「…………さらわれる直前には、ついてなかったと、思う」
羽村三空
「ってぇことは、だ」
羽村三空
「狙われたのは、あたしが先! あたしが生きてる間は、きっと大丈夫ってこと!」
月花 柘榴
「……………………」
マリア=ロドリーゴ
肝が据わりすぎてないか?
三善清次郎
タダものじゃないな……
イザンナ
「…………羽村さんは、怖くないんですか?」
羽村三空
「大丈夫大丈夫、なるよーになるさ!」
イザンナ
「……そうですね。なんとかしましょう!」
羽村三空
「あたしは天性のラッキーガール。今までず~っと、幸せに生きてきた」
辰巳 悠希
「……」

なぜ胡桃が先に攫われたのだろう。
羽村三空
「……んでもって、万一のことがあっても、後悔しないような生き方をしてきた」
羽村三空
「みんなに期待してるよ! 命懸けちゃおう。なんつって!」
マリア=ロドリーゴ
逆に、アラミタマが狙いたくなるのも分からんでもないな……
三善清次郎
「ははは。一般人が命懸けるってのに俺たちが日和るわけにゃいかんねえ」
イザンナ
幸運か。あやかりたいものだな。
マリア=ロドリーゴ
ま、怖がらないというのは助かる。守りやすいしな。
三善清次郎
「柘榴ちゃん、だいじょぶ。おにーさんたちもがんばるからさ」
辰巳 悠希
「全力を尽くそう」
月花 柘榴
同い年くらいなのに全然ちがうな、と思う。胡桃とも、あたしとも。
羽村三空
「んじゃ、れっつごー! ねず太郎、ここからは別行動だ! よろしく頼むぜい!」
イザンナ
「辰巳お兄さん。」
辰巳 悠希
「なんだ」

「ぢう!」
イザンナ
「人形が出てきたら壊していいですよ。」
辰巳 悠希
「わかった」
マリア=ロドリーゴ
音声入力式だなあ。
三善清次郎
ミコトくんはほんとなんなんだ?
月花 柘榴
「…………うん……」清次郎に頷く。
マリア=ロドリーゴ
あっちの子供も肝が据わってる……といえばそうなんだが。
マリア=ロドリーゴ
なんか違う気がすんだよなあ。
イザンナ
どうせ無傷で捉えても情報は得られなかろう。
月花 柘榴
「……胡桃を、守らないと」
月花 柘榴
「あたしが……」
辰巳 悠希
「デュマはどうする?人間のような見た目らしいが」
マリア=ロドリーゴ
「アラミタマは斃す」
フェアリー・ブルダン
「あ。そうか。柘榴さんの話に出てきた少年が、たぶんデュマだってことになるんですね」
イザンナ
「胡桃さんの安全を確保してからですね。」
辰巳 悠希
「わかった」
月花 柘榴
「…………!」
辰巳 悠希
マリアに頷いたが、一拍置いて、イザンナの方を向く。
辰巳 悠希
「……安全を確保してからだな」
イザンナ
「うむ。」
フェアリー・ブルダン
「……そう、ですね」
三善清次郎
確保できるといいんだけど、とは、言わなかった。
マリア=ロドリーゴ
「ん」
フェアリー・ブルダン
「…………みなさん、一般人を巻き込むわけには行きません」
フェアリー・ブルダン
「かならず胡桃さんと三空さんを助けましょう」
月花 柘榴
「……うん」
月花 柘榴
「うん…………」
フェアリー・ブルダン
「そして、アラミタマは必ず……」
イザンナ
「人命優先、というやつですね。」
マリア=ロドリーゴ
ブルダンの背を叩いた。
フェアリー・ブルダン
「わ!」
マリア=ロドリーゴ
「そのために来た」
フェアリー・ブルダン
「ぁ……」
マリア=ロドリーゴ
「現場判断で協力者も得た」
フェアリー・ブルダン
「は、はい、そうですね!」
マリア=ロドリーゴ
「やろう」
辰巳 悠希
「ああ」
フェアリー・ブルダン
「はい。あと一息です!」
月花 柘榴
「……うん」
GM
鼠たちは足で胡桃を探しに。カミガカリたちは情報を集めに。
GM
それぞれが散っていく。
GM
情報⑦:“デュマ”と鼠たちの関係
鼠たちは、新たに転がり込んできた邪神の君臨を良しとしていない。
“デュマ”がこの街に逃げ込んだ際、鼠たちは彼と一戦を交えている。
既に満身創痍だった“デュマ”はそこから逃げ出し、鼠は“デュマ”の復活を阻止すべく、その御神体を探していた。
胡桃が鼠たちに狙われた理由は、胡桃が“デュマ”を匿っていたことに気付いたためだ。
GM
マリア=ロドリーゴ
月花 柘榴に「庇護」 辰巳 悠希に「親近感など感じてないが?」で取りました
辰巳 悠希
ロドリーゴに「信頼」、イザンナに「信頼」。
イザンナ
辰巳 悠希に「好感」、羽村三空にも「好感」
月花 柘榴
辰巳 悠希に「同類……?」、マリア=ロドリーゴに「頼もしそう」
三善清次郎
月花柘榴に「庇護」、マリア=ロドリーゴに「コワ……」
マリア=ロドリーゴ
怖がるな
三善清次郎
怖いよ!!
イザンナ
突然鼠を掴んだりするからぞ?
月花 柘榴
でもなんかちょっとわかるなって思っています。
マリア=ロドリーゴ
あいつが隠し事するから悪い
月花 柘榴
素直になれないのは心当たりがありすぎる
三善清次郎
書く仕事の人間なもので……
フェアリー・ブルダン
"聖モニカ”に「信頼」アラミタマに「敵意」
柘榴さんと三空さんに「庇護」
マリア=ロドリーゴ
助けて
三善清次郎
助からないよ
辰巳 悠希
信頼されているな
マリア=ロドリーゴ
当然だが……
GM
GM
[情報⑧:法則障害の術者について]
[察知【幸運】]判定 難易度:14
GM
GM
◆シーン11:情報収集
GM
シーンプレイヤー:PC⑤
マリア=ロドリーゴ
2d6+3>=8 (2D6+3>=8) > 6[1,5]+3 > 9 > 成功
月花 柘榴
2d6+2>=8 (2D6+2>=8) > 7[2,5]+2 > 9 > 成功
イザンナ
2d6+1>=8 (2D6+1>=8) > 3[1,2]+1 > 4 > 失敗
辰巳 悠希
2d6+2>=8 (2D6+2>=8) > 5[1,4]+2 > 7 > 失敗
マリア=ロドリーゴ
2と5を変更
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
辰巳 悠希
5を4へ
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
辰巳 悠希
調査をするということになったので、モバイルで果子に連絡を取る。
三善清次郎
妻帯者?マジ?
辰巳 悠希
急にスマホ取り出して電話をかけています。
マリア=ロドリーゴ
急に電話をかけ始めたな……
三善清次郎
マイペースだな……
イザンナ
スマホだな。
月花 柘榴
電話かけてるな……誰に?
辰巳 悠希
何か話している。場所を伝えているようだ。
マリア=ロドリーゴ
飼い主かな。
GM
しばらくして、近くに車が停まる。
辰巳 悠希
車の方に歩いていく。
辰巳 悠希
運転席のドアを開ける。
辰巳果子
「お、どーもどーも」
三善清次郎
かわいい子きたな~~!!!
辰巳 悠希
果子が車から降りると、ドアを閉めた。
三善清次郎
会釈。
マリア=ロドリーゴ
顎を引く。
イザンナ
頭を下げる。
月花 柘榴
じっと見てる。
三善清次郎
「どうも、えーと、お世話に……なってます?なってるな、助けてもらったし」
辰巳 悠希
「妻だ。難しい話はこっちにしてくれ」
辰巳果子
「あ、どうも。こいつの妻です」
マリア=ロドリーゴ
…………
イザンナ
妻帯者だったんだ。
三善清次郎
「妻…………………………」
辰巳 悠希
妻帯者です
マリア=ロドリーゴ
妻!?
月花 柘榴
「妻」
三善清次郎
フリーズ。
イザンナ
「はじめまして、ミコトです。よろしくお願いします!」
辰巳果子
「皆さん、全員カミガカリ?」
辰巳 悠希
「そうだ」
羽村三空
「あたし以外かな?」
マリア=ロドリーゴ
「おう……」
辰巳 悠希
「あれ以外だった」
三善清次郎
「はい……」
マリア=ロドリーゴ
「あんたは……違うんだろうな」
三善清次郎
「俺ァフリーランス、あっちのおふたりさんは見ての通り教会……」
マリア=ロドリーゴ
カミガカリだったらさっきの戦闘にも参加してるはずだからな。
辰巳果子
「ん」
辰巳果子
「あたしはー、調査役、兼、こいつの……」
辰巳果子
「……通訳?」
マリア=ロドリーゴ
三善の言葉に頷いてから。
イザンナ
通訳。
三善清次郎
そういえばこの子たち所属ないのか?なさそう。
辰巳 悠希
「果子がいないと俺は何もできない」
マリア=ロドリーゴ
「必要な役割だな……」
月花 柘榴
通訳かあ……
三善清次郎
「ま、まあ、戦闘は出来てたし……」
イザンナ
「待てもできてましたよ、お兄さん!」
辰巳 悠希
「戦闘はできる。戦闘しかできない」
マリア=ロドリーゴ
軽度の記憶障害、という言葉を思い出している。
辰巳果子
「あ、そっちの二人は知ってるぞ。聖堂騎士団の"聖モニカ”と"聖ヴェロニカ”。だろ?」
辰巳 悠希
「……そうだな」
辰巳 悠希
「俺は、待てもできたのか……」
マリア=ロドリーゴ
「…………」
三善清次郎
できることいっぱいあってえらいね~
マリア=ロドリーゴ
「あ、ああ。そうだ」
フェアリー・ブルダン
「……はい、合ってます……」
辰巳 悠希
「果子、俺は待てもできた」
マリア=ロドリーゴ
なんか言ってるな。
イザンナ
「あ……僕は、えっと……フリー……なのかな。お兄ちゃんのお手伝いをしています。」
月花 柘榴
「…………フリー……?」こちらはいつもトラブルに巻き込まれるから、それに対処してるだけ。別に何かの依頼をこなしたりはしていない。なのでフリーと言えるかもよくわかんない。
三善清次郎
「……ミコトくんのお兄ちゃんは、今日は?」
イザンナ
「お兄ちゃんはカミガカリじゃないので、お家で待ってます。」
マリア=ロドリーゴ
「へえ……」
三善清次郎
「へえ……」ほんとにしっかりした子だな。しっかりし過ぎかも。
月花 柘榴
しっかりしてるなあ……。
イザンナ
「へへへ……」
三善清次郎
「おにいさん……辰巳君もかぁ」
マリア=ロドリーゴ
特対も連盟も動いてない、って話だったが、こんなにフリーランスが揃うなんてな。
三善清次郎
珍しいこともあるよね~。
辰巳 悠希
「所属……?」
マリア=ロドリーゴ
お前には難しい概念だろう……
月花 柘榴
あ、もしかしてこの人もわかってねーな。よかった……
辰巳果子
「うちは今回、特対からの依頼を受けて来てる」
辰巳 悠希
「難しい話はこっちにしてくれ」
三善清次郎
「あ、なるほどね」
三善清次郎
むずかしかったね~ ごめんね~
イザンナ
依頼……そういうのもあるのか。
辰巳果子
「情報は夫から聞いたと思うけど……あ、聞いた?メモみたいなの持たせたと思うんだけど」
マリア=ロドリーゴ
「法則障害の話だな」
辰巳 悠希
「見せた」
三善清次郎
「いやね、俺たち今回の法則障害について調べようってんで……旦那さんがおねえさんを呼んでくれたんだけど」
辰巳果子
「それそれ!」
マリア=ロドリーゴ
「法則障害の術者は“デュマ”じゃねえ可能性が……まあ、まだある」
三善清次郎
「相当ボロボロみたいだからね」
辰巳果子
「そうそう。その確認をしたくてさ」
辰巳果子
「一応ね、サンプルと調査用の端末は借りてきたんだ」
辰巳 悠希
「果子はできる女だからな」

ちょっとだけ得意げだ。
イザンナ
「辰巳お兄さんは、さっきの話をお姉さんに話したんですか?」
辰巳 悠希
「連絡はした」
マリア=ロドリーゴ
えらい
辰巳 悠希
「わかるところまで」
イザンナ
それなら話は速かろうな。
マリア=ロドリーゴ
ちょっと不安だな…
三善清次郎
奥さんしっかりしてて良いな~
マリア=ロドリーゴ
「サンプル……っていうと」
辰巳果子
「月花胡桃ちゃんの拾った人形が怪しいっぽいとこ。あとはネズミの話と、ネズミの女王様の話だろ?」
三善清次郎
「ネズミの女王様は、こっちね」ミクを示す。
マリア=ロドリーゴ
「伝わってそうで安心した」
辰巳 悠希
「あれだ」
羽村三空
「うむ!よろしくである!」
三善清次郎
いつのまにか大所帯だなあ
マリア=ロドリーゴ
動じねえなあ。
辰巳果子
「おう!よろしく」
辰巳果子
「でだ」
辰巳 悠希
二人とも元気よく挨拶ができてえらいなぁと思っています。
辰巳果子
「こいつが一足先に破壊した法則障害。術者の霊力が籠もった触媒を回収してね」
辰巳果子
「まー調べようとしてるんだが、こいつがわけわからん。機械に強い自信はあるんだが、これ専門的すぎるんだわ」
三善清次郎
「はーん」
三善清次郎
「ちょっと見せて」
辰巳 悠希
「果子でも分からないというのは相当だ」
辰巳果子
「おっ。わかるかい?」
辰巳 悠希
「果子でも分からないということは……果子ですら分からないということだ……」
マリア=ロドリーゴ
トートロジー
イザンナ
そうだな
月花 柘榴
「……じゃあ、えっと」
月花 柘榴
「どうしたら……?」
辰巳 悠希
「俺にはどうにもできない……」
イザンナ
「三善お兄さん、わかるんですか?」
三善清次郎
「まあ任せなって~」
三善清次郎
霊紋1個燃やします
三善清次郎
1D6 (1D6) > 5
[ 三善清次郎 ] 霊紋 : 22 → 17
三善清次郎
2d6+6>=14 (2D6+6>=14) > 8[2,6]+6 > 14 > 成功
三善清次郎
1D (1D6) > 5
辰巳 悠希
「果子ですら分からないことを……?」
イザンナ
専門分野というわけか
マリア=ロドリーゴ
睨むように調べるさまを見ています。
フェアリー・ブルダン
どきどき……
月花 柘榴
同じくじっと見ています。
三善清次郎
「いやいや、ちょっと齧ってるだけ。俺ァフィジカルだめだめだからね、機械に頼りっぱなし」
マリア=ロドリーゴ
「で、分かったのか。分からないのか」
辰巳 悠希
「どうなんだ」
三善清次郎
なんか”””圧”””があるよ~
三善清次郎
「おん」
イザンナ
「おん。」
三善清次郎
「……こりゃ、”デュマ”……本人だね……」
辰巳果子
「早っ」
辰巳果子
「すげーな。どうやったの?」
三善清次郎
「なんかたぶん、似たやつを……師匠んとこで使ったことある、これ」
月花 柘榴
「……師匠?」
三善清次郎
「俺のカミガカリの師匠様。まあ今ァほとんど破門みたいなもんだけどね」
マリア=ロドリーゴ
「ふーん」
マリア=ロドリーゴ
こんな顔してなんかやらかしたのか? と思っている。
辰巳果子
「すげー師匠様だなあ。で、えっと……」
三善清次郎
「いや~、クソガキだった頃から世話になったんだけどね~」
GM
情報⑧:法則障害の術者について
モノノケを生み出す法則障害を調べた結果、霊力の残滓から、術者は“デュマ”本人であると断定された。
その仕組みはシンプルで、やはり膨大な霊力を注いでモノノケを生み出す作りとなっているようだ。
つまり、“デュマ”は既に元の力を取り戻している。それはモノノケを生み出す法則障害とは別の法則障害による効果だ。
この情報を知った者は情報⑨:もうひとつの法則障害についてを調べることができる。
辰巳 悠希
「もうひとつ……」
マリア=ロドリーゴ
「匿われているうちに力を取り戻していた、か……」
イザンナ
「…………元の力を……ふむ……」
辰巳果子
「え、完全復活してる?マジ?」
月花 柘榴
「……そんな早く回復するもんなのかよ」
マリア=ロドリーゴ
「ふつうはない……はずだがな」
三善清次郎
「……いや、フツーの回復速度じゃない」
フェアリー・ブルダン
「邪法に邪法を重ねて……」
三善清次郎
「もうひとつ、なんか別の仕組みがあるんじゃないかねえ」
月花 柘榴
「じゃあなんか、すげー回復するやつがあるってことだよな?」
イザンナ
「そんなことができるものなのか……?」
月花 柘榴
……あたしみたいだな。
三善清次郎
「そうそ。飲み込みが早くて助かる」
辰巳果子
「……しかし、どう調べたもんかね」
マリア=ロドリーゴ
「……」
フェアリー・ブルダン
「……」
フェアリー・ブルダン
マリアの方を見る。
マリア=ロドリーゴ
肯いた。
マリア=ロドリーゴ
「聖堂教会から、もう一人情報解析役が派遣されてる」
フェアリー・ブルダン
頷く。
三善清次郎
「おっ、教会の解析班。ほんとに腰入れてんだなァ」
マリア=ロドリーゴ
「戦闘には参加しないがな。そっちの方面では専門家だ」
イザンナ
「それって……もうひとつの法則障害について、わかるかもしれないってことですか?」
マリア=ロドリーゴ
情報④について共有しちゃうか。
GM
情報④:聖堂騎士団の任務
PC③たちの任務は、数日前に聖堂騎士団の手から逃げ延びたアラミタマの始末だ。
聖堂騎士団はアラミタマ追討のため、聖堂騎士2名(PC③と“聖ヴェロニカ”)の派遣に加え、情報解析に優れた騎士長1名に協力を要請した。
情報⑧⑨⑩いずれかの情報収集をPC③が行った場合、1セッション中1回のみ、判定を[登場判定/目標値:8](ポマンダー可)へと変更する。
フェアリー・ブルダン
「……位階は"騎士長(ナイトチーフ)”。私たちの2つ上に当たります。実力は信用できるかと」
イザンナ
「すごい人なんですね!」
三善清次郎
「騎士長!!」
辰巳 悠希
「つまり……強い奴だな」
マリア=ロドリーゴ
何でお前がテンションそんなに上がってるんだ?
月花 柘榴
すごいひとなんだな……わかんないけど……
三善清次郎
「そう簡単にお目にかかれる位階じゃないよぉ!うわ~っ、お目にかかりて~」
月花 柘榴
ふたつうえってどれくらいなんだろう……
フェアリー・ブルダン
「必ずしも位階が強さに直結するわけではありませんが……そうですね、高位のカミガカリに当たるかと思います」
イザンナ
ほう
マリア=ロドリーゴ
「顔合わせしてねえから、私もお顔は見てないけどな」
辰巳 悠希
「つよい」
三善清次郎
「名刺だけでももらってない?連絡先とかでもいいんだけど……」
フェアリー・ブルダン
「あ、あの、そういうのは……」
マリア=ロドリーゴ
「あってもお前にゃわたさん」
三善清次郎
「えー」
イザンナ
是非お目にかかりたいものだな。
マリア=ロドリーゴ
隠し事してるし……
三善清次郎
「まあ高嶺の花だからいいんだけどさ……」ぶつぶつ言ってる
イザンナ
たかねのはな?
辰巳果子
「しかし、そりゃありがたい話だ。その調査、そっちにお願いしていい?」
GM
[情報⑨:もうひとつの法則障害について]
[探索【幸運】]判定 難易度:16 後、[知識【知性】]判定 難易度:18
[情報⑩:胡桃の居場所について]
[追跡【敏捷】]判定 難易度:16
マリア=ロドリーゴ
「ああ、こちらから連絡しておく」
マリア=ロドリーゴ
私もスマホを取り出すか……
三善清次郎
スマホ持ってるんだ……
フェアリー・ブルダン
「承りました」
月花 柘榴
シスターがスマホ持ってるの、なんか不思議な感じがするな……
マリア=ロドリーゴ
坊さんはスクーターに乗るし、シスターだってスマホぐらい持ってる
イザンナ
スマホ、便利だな。
三善清次郎
それはそう
辰巳果子
「じゃ、みんなは引き続き胡桃ちゃんの捜索か」
辰巳果子
「私は各所と調整して資料をまとめておくよ。ちょっと時系列順に整理したくなってきたしな」
月花 柘榴
「……うん」
三善清次郎
「有能!ありがたい」
辰巳 悠希
「果子は有能なんだ」
辰巳果子
「兄さんもかっこよかったぜ!」
イザンナ
「ありがとうございました。」
辰巳 悠希
「俺も胡桃の捜索の方か?」
辰巳果子
「おう、任せた」
辰巳 悠希
「……わかった」
辰巳 悠希
果子と別行動でちょっとさみしいな、と思っています。
辰巳果子
「兄さん、ちょっとの間、こいつの面倒見てやってくれる?」
辰巳 悠希
「見てくれ」
マリア=ロドリーゴ
マジかよ
三善清次郎
「あっはい」
三善清次郎
俺か~ まあ俺か……
イザンナ
ニコ
三善清次郎
「ま、なんとかうまくやるよ」
イザンナ
「辰巳お兄さんは待てができるから大丈夫ですよ!」
辰巳 悠希
果子が頼んだので、これは完全に信頼できるなと思っています。
マリア=ロドリーゴ
何だろうこのやり取り、と思いながらスマホを下ろしました。
辰巳果子
「連絡先交換しよ、連絡先。後で集まるときにまた呼んでくれ」
辰巳 悠希
「そうだ、俺は待てができる」
月花 柘榴
「連絡先」
三善清次郎
「はいはい」
マリア=ロドリーゴ
連絡先交換は初めてか?
三善清次郎
名刺渡しとこ。
辰巳 悠希
果子の連絡先が交換されてゆくな……と思っています。
月花 柘榴
胡桃以外だとはじめて知るかもしれない。人の連絡先。
辰巳果子
「どうも、どうも」同じく名刺を返す。全員に渡しておこう。
イザンナ
受け取っておこう。
辰巳 悠希
俺の妻は有能なので名刺交換ができる。
月花 柘榴
名刺を見ています。
マリア=ロドリーゴ
片手でビジネスマナーのなってない受け取り方をして、裏表を確認した。
月花 柘榴
あれ? なんかふたりの名前がかいてあるな……
三善清次郎
ほんとに夫婦なんだ……と思っている。
辰巳果子
「果子は私、悠希はこっちな」
辰巳 悠希
「俺が悠希だ」
マリア=ロドリーゴ
「さっき聞いたよ」
辰巳 悠希
「さっき言った」
マリア=ロドリーゴ
「こちらは問題なさそうだ。調べが付いたら向こうから連絡をくださるだろう」
マリア=ロドリーゴ
礼儀がなっていないので、自分の上司に尊敬語を使います。
月花 柘榴
「じゃあ、あとは」
月花 柘榴
「胡桃を」
三善清次郎
「うん」
イザンナ
「はい」
辰巳果子
「よっし」
辰巳果子
ぱん、と手を叩く。
辰巳果子
「それじゃ、解散!」
GM
辰巳 悠希
三善に超信頼
マリア=ロドリーゴ
三善清次郎に「仕事はしてるが怪しい」
イザンナ
三善清次郎に興味
月花 柘榴
三善清次郎に「このメッセージアプリのつかいかたわかんないんだけど……」
三善清次郎
銃巳乃尊に興味
フェアリー・ブルダン
三善清次郎に「信用」
GM
GM
◆シーン12:シュヴァリエの儀礼剣
GM
シーンプレイヤー・PC③
イザンナ
2d6+1>=8 (2D6+1>=8) > 7[2,5]+1 > 8 > 成功
辰巳 悠希
2d6+2>=8 (2D6+2>=8) > 7[3,4]+2 > 9 > 成功
月花 柘榴
2d6+2>=8 (2D6+2>=8) > 6[2,4]+2 > 8 > 成功
三善清次郎
2d6+6>=8 (2D6+6>=8) > 4[2,2]+6 > 10 > 成功
イザンナ
2と5を交換します
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
辰巳 悠希
6を4に
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
GM
[情報⑨:もうひとつの法則障害について]
[登場]判定 難易度:8
[情報⑩:胡桃の居場所について]
[追跡【敏捷】]判定 難易度:16
マリア=ロドリーゴ
2d6+3>=8 (2D6+3>=8) > 9[4,5]+3 > 12 > 成功
月花 柘榴
霊紋切ります! 1d!
月花 柘榴
1d6 霊紋 (1D6) > 1
[ 月花 柘榴 ] 霊紋 : 22 → 21
月花 柘榴
3d6+8>=16 (3D6+8>=16) > 14[4,4,6]+8 > 22 > 成功
月花 柘榴
6と4交換!
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
フェアリー・ブルダン
「……合流地点は、ここですか」
マリア=ロドリーゴ
辺りを見回す。
GM
騎士長から指定された場所。目印は榛の大木。
GM
さほど歩いたわけではない。先程の森から出たわけでもない。
辰巳 悠希
マリアが辺りを見回しているので、自分も辺りを見回してみている。
三善清次郎
そわ…… そわ……
フェアリー・ブルダン
「皆さん、ありがとうございます。それでは私たちはこれで」
フェアリー・ブルダン
「また後ほど、よい報告をお持ちします」
マリア=ロドリーゴ
「任せた」
月花 柘榴
「……うん」
辰巳 悠希
「任せろ」
イザンナ
「よろしくおねがいします」
マリア=ロドリーゴ
「というわけで、そこのお前」
マリア=ロドリーゴ
三善を指した。
マリア=ロドリーゴ
「そわそわしてても騎士長は現れん。さっさと行け」
三善清次郎
「でしょうね!」
マリア=ロドリーゴ
しっしっ。
辰巳 悠希
「そうだ。俺の面倒を見ろ」
三善清次郎
「はい……」
マリア=ロドリーゴ
こいつマジか……
羽村三空
「あっはっは!」
三善清次郎
「謹んで見させていただきます……」
羽村三空
「それじゃあくるみちゃん捜索隊、作戦再開!である!」
月花 柘榴
駆け出す。

「ちっち~!」
辰巳 悠希
柘榴に並走する。
モノノケ
「ヂ!」他のネズミたちも散らばっていく。
辰巳 悠希
183cmの男は146cmの少女を追い抜いた。
マリア=ロドリーゴ
走ってるうちに目的忘れたりしないだろうなあいつ
イザンナ
「あっ」
三善清次郎
焦る気持ちは痛いほどわかる。わかるが……
三善清次郎
お、追いつけね~~!!!はやすぎ!
イザンナ
「じゃあ、僕も探してきます!」
マリア=ロドリーゴ
「ああ」
フェアリー・ブルダン
「はい」
三善清次郎
原付乗ってくりゃよかった!
フェアリー・ブルダン
背中を見送る。
フェアリー・ブルダン
「……いいものですね。人と人外とモノノケが手を取り合うというのも」
マリア=ロドリーゴ
「ん」
マリア=ロドリーゴ
「まあ……」
マリア=ロドリーゴ
「できる奴同士でならな」
フェアリー・ブルダン
「……彼らの前では言えませんでしたが、同じく人でない者として、彼らとともに戦えることを嬉しく思います」
マリア=ロドリーゴ
「…………」
マリア=ロドリーゴ
頬をつついた。
フェアリー・ブルダン
「んっ!」
マリア=ロドリーゴ
「いいこと言ってんじゃねえよ~」
フェアリー・ブルダン
「も、もう。マリア、また意地悪言う……」
マリア=ロドリーゴ
「フン」
マリア=ロドリーゴ
「でもまあ、そうだな」
マリア=ロドリーゴ
「……協力できるってのは悪くない」
フェアリー・ブルダン
「ええ」
フェアリー・ブルダン
「そして、どうやら、また一人」
フェアリー・ブルダン
空を見上げる。
GM
鳩が飛んでいた。
GM
空高く舞いながら、くるくると周囲を旋回。使い魔だ。
マリア=ロドリーゴ
「──来たか」
GM
ふたりの聖堂騎士のもとへと、ゆっくり降りてくる。
マリア=ロドリーゴ
手を差し出した。
GM
止まる。
フェアリー・ブルダン
「──騎士長、"聖カタリナ”。ご協力いただき、ありがとうございます」
GM
『情報だ』
GM
鳩が低い声を出す。
フェアリー・ブルダン
「はい。ありがとうございます」
GM
足元にくくりつけられた書類をほどき、受け取る。
GM
『……状況は把握している。“聖カタリナ”は、現状の戦力で対応可能と判断した』
GM
『増援は送らない。現地のカミガカリと協力し、事に当たれ』
マリア=ロドリーゴ
「承知しました」
フェアリー・ブルダン
「は、はい」
GM
二人の返事を確認し、鳩は飛び立つ。
フェアリー・ブルダン
「……どのような内容でしょうか」手紙を開く。
マリア=ロドリーゴ
横から覗き込んだ。目を通す。
マリア=ロドリーゴ
「…………」
マリア=ロドリーゴ
「──なるほどな。『物語』の筋が通ってるじゃねえか」
フェアリー・ブルダン
「う…………」
マリア=ロドリーゴ
苦いものを噛み潰したように顔をしかめる。
マリア=ロドリーゴ
「この情報をきっちり持って来るんだから、騎士長は伊達じゃねえな」
フェアリー・ブルダン
「この情報を知った上で『増援は送らない』ですか……」
フェアリー・ブルダン
「噂通り、お厳しい方ですね。やるしか、ありませんが」
マリア=ロドリーゴ
「あの連中──」
マリア=ロドリーゴ
「クセは強いが、頼りになるのはさっき見てる」
フェアリー・ブルダン
「……はい」
マリア=ロドリーゴ
「“聖カタリナ”がやれると言ったんだから、まあやれるんだろうが」
マリア=ロドリーゴ
「私とお前に奴らがいれば、私も大丈夫だと判断するぜ」
フェアリー・ブルダン
「…………」大きく深呼吸。
フェアリー・ブルダン
「……はい」
フェアリー・ブルダン
「でも一番は、あなたが一緒に居てくれるからです」
マリア=ロドリーゴ
「………………」
マリア=ロドリーゴ
「当然だ」
フェアリー・ブルダン
「頑張りましょう、"聖モニカ”。どうやら最後のひとふんばりです」
マリア=ロドリーゴ
「ああ、あの女王様をきっちり守って、アラミタマをぶっ倒す!」
マリア=ロドリーゴ
あとは、胡桃の居場所だが……
マリア=ロドリーゴ
まあ、あっちも上手くやるだろ。
マリア=ロドリーゴ
さっき交換した連絡先に、情報⑨を送っておこう。
GM
情報⑨:もうひとつの法則障害について
“デュマ”は「解放儀式」という法則障害を行使することができる。
これは、特定の条件を満たすことで自身の力を増幅させる外道儀式だ。
儀式の条件は“騎士を演じること”。
主君から剣を受け取るという行為は、騎士叙任の儀式のひとつ。
騎士の力を失ったアラミタマは、再び騎士となることでその力を取り戻した。
この話にはまだ続きがある。
戦場で主君のために剣を振り、敵を打ち払うのが騎士の役割だ。
羽村三空に供物の極印を刻んだ理由は、三空を主を脅かす敵の軍勢の首魁に見立てて、その剣で殺すことで自身の力を増幅させるためだ。
マリア=ロドリーゴ
傷ついた騎士を少女が拾い、剣を与えて復活させる。
マリア=ロドリーゴ
そうして悪いネズミの女王を斃してハッピーエンド──のつもりだろうが。
マリア=ロドリーゴ
くだらねえ。アラミタマはしょせんアラミタマだ。
マリア=ロドリーゴ
悪事をかましてんのは向こうの方。
マリア=ロドリーゴ
気取った筋なんかぶっ壊してやるさ。
GM
一方。
GM
カミガカリたちは散り散りに、胡桃とアラミタマを探している。
イザンナ
そのカミガカリの中にミコトの姿はない。
一匹のふさふさとした黒い猫が屋根をちょっとありえない距離を飛びながら走り回っている。
辰巳 悠希
柘榴を追い抜いて、そのまま何となくの方向に駆けている。何となくで見つかることもあるし、見つからないこともある。今の所、あやしいものは見つからない。
辰巳 悠希
立ち止まった。

「……ここはどこだ」
辰巳 悠希
道路標識を見上げている。
なんと道路標識を見る知性がある。
三善清次郎
辰巳の姿を完全に見失った。名刺に霊力追跡を仕込んでおいてよかった~と思っている。距離はどんどん離れて行くが、まあ先回りすれば合流出来なくもないだろう。
三善清次郎
「あ、止まった」
三善清次郎
「おじちゃん、次の信号右」
三善清次郎
なんと大人なのでタクシーを使う財力がある。
月花 柘榴
走る。辰巳を見失ったので、すこし道を逸れて。なんとなくあの人は真っ直ぐ行くだろうなと思って。
月花 柘榴
血が乾いて少し固くなった服が、地面を踏みしめるたびに腹を擦る。
月花 柘榴
傷はふさがっているけど、ズボンも足も血まみれだ。
月花 柘榴
……こんな姿で会ったら、なんて言われるかな。
月花 柘榴
それが怖くて、
月花 柘榴
それでも、
月花 柘榴
じぶんが嫌われるより、胡桃が傷付くのがもっと嫌。
月花 柘榴
だから、走る。
GM
走る。
GM
走り続ける。
GM
並ぶ木々を抜ける。
GM
見覚えのある場所へ出る。
GM
先程まで、自分がいた場所。
GM
胡桃の家の前だ。
月花 柘榴
「…………」
GM
雪にわずかに混じった、赤い足跡。
GM
森の中から続いている。
GM
胡桃の家へ。
月花 柘榴
「……!」
月花 柘榴
駆け出す。胡桃の家の、扉を引く。
GM
扉が開く。
月花 柘榴
あいている。
GM
靴がある。胡桃の靴と、見覚えのない男物の靴。
月花 柘榴
靴を脱ぐことも忘れて、家の奥へ。
GM
扉を開けて、胡桃の部屋へ。
GM
誰もいないが、わずかに霊力の歪みがある。
月花 柘榴
交換したばかりの連絡先があつまったグループに。
月花 柘榴
震える指で、たどたどしいうごきで、メッセージを送る。
GM
情報⑩:胡桃の居場所について
“デュマ”の痕跡が見つかった。
彼は胡桃の家の中に時空の裂け目を作り、そこに立てこもっているようだ。
月花 柘榴
現在地をおくるやつ、このボタンかな。
月花 柘榴
はじめて使った。
イザンナ
カミガカリ達が集まっていくのを感じとる。
月花 柘榴
……さっき会ったばっかりのひとたちに。
三善清次郎
「いまいく」簡素な返事。
イザンナ
次の瞬間、猫の姿は消えて。
辰巳 悠希
地図アプリを見ていると、通知が入る。
現在地が送られている。
なんと地図を見ることができるので、指定された場所に駆け出した。
イザンナ
暫くすると、柘榴の目の前に闇が開き。
その深き場所からミコトの姿が現れる。
イザンナ
「柘榴さん!」
月花 柘榴
「う、わっ!?」
月花 柘榴
「な、」
月花 柘榴
「……え、は?」
月花 柘榴
「…………なんなんだよ」
イザンナ
「え?」
月花 柘榴
「えっ……?」
イザンナ
「あの、皆さん集まってらしたので……」
月花 柘榴
「いや、」
月花 柘榴
「どうやって入ってきたんだ」
マリア=ロドリーゴ
『来た。この家入っていいのか?』
月花 柘榴
「なんなんだ……」
フェアリー・ブルダン
「失礼します!」
イザンナ
「転移魔法ですが……あ。」
マリア=ロドリーゴ
あっ。
辰巳 悠希
到着して、玄関で靴を脱ごうか迷っている。
マリア=ロドリーゴ
リサを追ってずかずか入りました。
イザンナ
「カミガカリなので……!」
月花 柘榴
廊下には土足で入ったっぽい足跡があります。
三善清次郎
タクシーから飛び降りて家に駆け込む。
フェアリー・ブルダン
「あの、状況は?」
辰巳 悠希
少し考えて、他の足跡の上を踏んで上がりこんだ。
イザンナ
転移魔法はカミガカリでも一般的ではないのだな……
イザンナ
「みなさん!」
月花 柘榴
知らないよ、他のカミガカリそんな詳しく見たことねーし……
羽村三空
「おっす!」
月花 柘榴
「……あの」
辰巳果子
「わり、遅れた!」
月花 柘榴
「ここ」
マリア=ロドリーゴ
「ああ」
辰巳 悠希
「果子だ」
三善清次郎
一応靴を脱いで駆け入る。「ざくろちゃん!」
マリア=ロドリーゴ
「妙な感じがする。よく見つけた」
月花 柘榴
……本当に集まってきてくれた。
月花 柘榴
なんか、びっくりするな……
辰巳 悠希
三善の方を見ている。やはり靴を脱いだ方がよかったか?知らない人の家だし……。
月花 柘榴
「……えっと」
月花 柘榴
「ここは、胡桃の家」
辰巳果子
「……ああ」
辰巳 悠希
知り合いの妹の家なら、後で掃除を手伝えばギリギリセーフかもしれない。
辰巳果子
「くそ。もっと早く気づくべきだったんだ」
マリア=ロドリーゴ
「最初に力を取り戻した場所が、ほんとの城か」
辰巳果子
「聞いてくれ」
月花 柘榴
「玄関に、あたしの知らない……家族のものじゃない靴があって」
三善清次郎
言い方に少し引っかかったが、今は些細なことだった。
月花 柘榴
「……うん」
辰巳果子
「事の時系列をまとめてたんだ」
辰巳果子
「今日は2020年、2月23日」
辰巳果子
「最初の出来事は7日前。騎士団が"デュマ”と戦った日」
辰巳果子
「そこから"デュマ”は逃げ出した。3日間かけてこの街へ」
辰巳果子
「2月19日。現地の鼠とぶつかる。鼠たちに傷を負わせつつ、自分もさらに傷を悪化させて潜伏」
辰巳果子
「三空ちゃんが鼠を助けて、極印刻まれたのもその日だ」
辰巳果子
「そのまま逃げて、胡桃ちゃんに拾われる。で、その晩」
辰巳果子
「胡桃ちゃんが寝静まったのを見て、"解放儀式”の法則障害を構築した」
辰巳 悠希
「夢の話か」
月花 柘榴
「胡桃が、みた夢」
辰巳果子
「……正解だけど、厳密には少し違う」
辰巳果子
「あの法則障害に、夢を見せる力はない」
辰巳果子
「ここに、法則障害が、2つあるはずだ」
月花 柘榴
「…………え?」
辰巳 悠希
「2つ?」
イザンナ
「ふむ……」
辰巳果子
「ボロボロのあいつが、わざわざここを抜け出して術を書いたとは考えにくい」
辰巳果子
「ここにあるんだ」
辰巳果子
「だから、あいつは……術の効果を最大限に受けられる場所、つまりここに」
辰巳果子
「今も、いるはずだ」
三善清次郎
「……」辺りを見回す。僅かな時空の裂け目の気配の他には、なにも。
マリア=ロドリーゴ
「話が早ぇじゃねえか」
イザンナ
「…………」
GM
真相
邪神“デュマ”は、聖堂騎士団と闘い、深手を負って逃げ延びたところを胡桃に拾われた。
そして"デュマ”は“解放儀式”(特定の条件を満たすことで自身の力を増幅させる法則障害)を展開する。これによって“デュマ”は、英雄的振る舞いを演出することで力を増す特性を得た。
夢の中で胡桃に剣を乞うことも、モノノケから彼女を護ることも、すべては自身の霊力を取り戻すための儀式であり、そして胡桃を信用させ傀儡とするための布石であった。
すでに法則障害は役目を追え、“デュマ”は元の力を取り戻している。
次なる“デュマ”の行動は、その剣で羽村三空を殺すこと。そしてその後、胡桃に“魂の契約”を持ち掛け、人間の体を奪うことだろう。これが果たされれば、“デュマ”は強大な力を手にするはずだ。
後に“デュマ”が討ち取られたとしても、体を奪われた胡桃はもはや元に戻ることはない。なんとしても、ここで“デュマ”を止め、そして今度こそ完全に滅ぼさねばならない。
マリア=ロドリーゴ
「ここに法則障害があって、”デュマ”もいる」
マリア=ロドリーゴ
「あとは法則障害を破って、アラミタマをぶっ殺すだけでいい」
辰巳 悠希
「殺すだけでいいんだな」
イザンナ
「つまり……」
三善清次郎
「…………アラミタマは敵、ね」
イザンナ
尊の姿が闇に解ける。
フェアリー・ブルダン
「ええ。アラミタマは敵です」
マリア=ロドリーゴ
「奴の儀式の最後の鍵、ネズミの女王はここにおわすわけだから……」
マリア=ロドリーゴ
「は?」
イザンナ
「もう、気を使う必要はないというわけだ。」
三善清次郎
「いいんじゃない、わかりやすく……て……」
マリア=ロドリーゴ
「アラミタマか?!」
月花 柘榴
「…………」
イザンナ
「一緒にするでないわ!」
辰巳果子
「なに!?」
辰巳 悠希
イザンナを見ている。これでもびっくりしている。
三善清次郎
「えっスパイ!?」
マリア=ロドリーゴ
話の途中だがアラミタマだ!
イザンナ
「お前達は『マレビト』と呼ぶのだろう?」
辰巳果子
「……あー」
月花 柘榴
……普通の人のフリして隠してたのか。
辰巳 悠希
念の為に果子を庇う位置に移動しておく。
イザンナ
「常夜の国の魔王、イザンナ……今は力が不完全であるが、お前たちに手を貸そう。」
三善清次郎
「ま、まおう」
マリア=ロドリーゴ
「…………」
辰巳 悠希
「まおう」
三善清次郎
「魔王……!」
イザンナ
「ヒヒ……そう構えるでない。」
フェアリー・ブルダン
「………… …… …………」困惑。
辰巳 悠希
「常夜の国の……魔王」
マリア=ロドリーゴ
「テンション上げてんじゃねーよ!」
イザンナ
「『王』ならそこにもおろうよ。」
三善清次郎
「だって本物の稀人だよお!?」
フェアリー・ブルダン
「あの、"聖モニカ”、こういう場合、どうすれば……?」
月花 柘榴
「…………なんで隠してたんだ、いままで」
マリア=ロドリーゴ
「あ~……」
羽村三空
「王!」
羽村三空
「王仲間じゃん!かっこいい~!」
羽村三空
ハイタッチを求める。
イザンナ
「うむ!王仲間であるぞ」
イザンナ
ハイタッチ
マリア=ロドリーゴ
動じねえなあ~
羽村三空
「いぇい!」
三善清次郎
こっちも大物だなあ~~~
辰巳 悠希
王同士のハイタッチ初めて見た。
マリア=ロドリーゴ
「まあ、あれだ」
三善清次郎
こんな機会じゃなきゃ一生見れないよね……
マリア=ロドリーゴ
「異界のカミガカリが協力者になるケースは聞いたことはあるけど」
マリア=ロドリーゴ
「魔王……」
マリア=ロドリーゴ
魔王かあ……
月花 柘榴
「…………」
マリア=ロドリーゴ
「まあ、あれだ」
羽村三空
「て、ゆーかさ」
月花 柘榴
じっと見ている。
羽村三空
「お互いをよく知らないのは、あたし達も一緒じゃん?」
マリア=ロドリーゴ
「“デュマ”を斃すために集まった、で揃っちゃいる」
辰巳 悠希
「果子、魔王は敵か?」
イザンナ
「先ほども言ったが、力が不完全でな。」
辰巳果子
「んー……」
イザンナ
「……驚かせたくなかったというのもある。お前も同じだろう?」
イザンナ
柘榴に向けて微笑む。
月花 柘榴
「…………、」
マリア=ロドリーゴ
一番驚くタイミングで明かしてねえか?
月花 柘榴
頷く。
辰巳果子
「味方にしちゃえ」
辰巳 悠希
「わかった」
イザンナ
「味方であるぞ」
月花 柘榴
「あたしは」
辰巳 悠希
「味方だったのか」
月花 柘榴
「今でも、怖い」
辰巳 悠希
果子の方を向き。

「味方だった」
イザンナ
声は落ち着いた青年の声。
見た目は少女にも見える。
辰巳果子
「おう。それでいい」
月花 柘榴
「胡桃に、あたしのこの姿が見られるのが」
辰巳 悠希
柘榴の血で汚れた体を見る。
月花 柘榴
「どんな顔して会ったらいいか、わかんない」
イザンナ
「何故、怖い。」
辰巳果子
「……」
月花 柘榴
「…………だって、絶対あたしのこれ、怖がるだろ……」
羽村三空
「怖いかなあ」
イザンナ
「そうかもしれぬ」
イザンナ
「しかし、怖いと好きは……両立しないのか?」
月花 柘榴
「……………………」
月花 柘榴
「……わかん、ない」
イザンナ
「ザクロ。」
イザンナ
「人の短い一生で、すべてを手に入れることは出来ぬ。」
イザンナ
「その手にある物を大切に思うのならば……選択しなければならんのだよ。」
辰巳 悠希
「……怖い時でも、逃げられないことはある」
辰巳 悠希
「逃げられるなら、逃げればいい」
マリア=ロドリーゴ
「──」
三善清次郎
「……大事な人のこと、何も知らないままっていうのも、けっこうつらいもんだからさ」
三善清次郎
「まあ、知られたくない気持ちはわかるけど――信じてみても、いいんじゃないかな、大事な”胡桃ちゃん”のこと」
イザンナ
「……お前にはここで逃げるという選択肢もある。」
イザンナ
「我らの手でクルミを取りもどし、送り届けることもできるやもしれぬ。」
イザンナ
「だが、ザクロよ。」
イザンナ
「お前の大切なクルミと、あったばかりの我らと」
イザンナ
「一体どちらの方が信用できるかな。」
イザンナ
「それは、クルミも同じこと。」
イザンナ
「誰に、助けに来てほしいだろうなぁ。」
マリア=ロドリーゴ
「もともと逃げるつもりはねえだろ」
マリア=ロドリーゴ
「真っ先に走り出してここに来てんだから」
マリア=ロドリーゴ
「妹を取り戻すための、こっからが大詰めだ」
マリア=ロドリーゴ
「手を貸してやる」
フェアリー・ブルダン
「柘榴さん」
フェアリー・ブルダン
「私も、人間ではありません」
フェアリー・ブルダン
「体質に悩まされた事もありますし、人に……恐れられた事もあります」
フェアリー・ブルダン
「……あなたを見て、少しだけわかった事があります」
フェアリー・ブルダン
「きっと、あなたは胡桃さんを見捨てられない。そこはあなたの退路ではないのでしょう」
フェアリー・ブルダン
「だけど、忘れないでください。あなたは逃げられないわけじゃない」
フェアリー・ブルダン
「この場を放棄することだけが、逃げることじゃない。きっと、あなたなりの逃げ道があるはずです」
辰巳果子
「……だな」
羽村三空
「ざくろちゃん」
羽村三空
「ざくろちゃんはいいこ!」
羽村三空
「がんばってる!えらい!」頭を撫でる。
月花 柘榴
「………………ぁ、」
月花 柘榴
抵抗せず、撫でられながら。
月花 柘榴
「…………、……あたしは、」
月花 柘榴
「あたしはあんまり、ぜんぜん、いい姉じゃなくて」
月花 柘榴
「いっぱい悪いこととかしてて」
月花 柘榴
「胡桃をいっぱい傷つけて」
月花 柘榴
「……人間じゃなくて」
月花 柘榴
「だから、もしかしたら、っていうかたぶん、嫌われたり、怖がられたり、すると思う」
月花 柘榴
「でも」
月花 柘榴
涙を拭う。
月花 柘榴
「あたしは……あたしが、胡桃を守りたい」
月花 柘榴
「ほかの誰かじゃなくて、あの人形でもなくて、あたしが」
月花 柘榴
「ちゃんと」
月花 柘榴
「……だから」
月花 柘榴
ひとりひとり、皆を見上げて、目をあわせていく。
月花 柘榴
「協力して、ほしい」
辰巳 悠希
「わかった」
三善清次郎
「もちろん」
フェアリー・ブルダン
「ええ」
マリア=ロドリーゴ
「おうよ」
イザンナ
「うむ。」
月花 柘榴
「……あり、がとう」
マリア=ロドリーゴ
「求めよ、されば与えられん、だ」
イザンナ
「礼が言えてえらい。」
辰巳 悠希
「あまり悩むな。逆に全て受け入れられた方が苦しいこともある」
イザンナ
「……のだろう?」
辰巳果子
「……」
マリア=ロドリーゴ
こいつデリカシーねえな……
三善清次郎
「ま、後衛は任せてよ。安心して戦って」
辰巳 悠希
「礼が言えるのはえらい」
マリア=ロドリーゴ
「それじゃあ行くか」
イザンナ
「うむ。先にアラミタマを消し炭にせねばな。」
月花 柘榴
「うん」
辰巳 悠希
「分かりやすい」
辰巳 悠希
「行くか」
イザンナ
「タツミ、旦那よ。」
辰巳 悠希
「なんだ」
イザンナ
「『安全確保が先』だぞ。」
辰巳 悠希
「……そうだったな」
イザンナ
「ヒヒヒ」
GM
◆シーン13:法則障害
GM
シーンプレイヤー:PC②
マリア=ロドリーゴ
マリア=ロドリーゴ
2d6+3>=8 (2D6+3>=8) > 9[4,5]+3 > 12 > 成功
イザンナ
2d6+1>=8 (2D6+1>=8) > 8[3,5]+1 > 9 > 成功
辰巳 悠希
2d6+2>=8 (2D6+2>=8) > 10[4,6]+2 > 12 > 成功
三善清次郎
2d6+6>=8 (2D6+6>=8) > 9[4,5]+6 > 15 > 成功
三善清次郎
2d6+9 高位治癒 (2D6+9) > 5[2,3]+9 > 14
イザンナ
3と5を交換します
[ イザンナ ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
三善清次郎
C(3*3+12) c(3*3+12) > 21
[ イザンナ ] 生命力 : 44 → 49
三善清次郎
いや~っ、タダ者じゃないとは思ってたけどガチ稀人とはね!
GM
胡桃の部屋、その突き当りの壁小さな歪みがある。
GM
察知判定 全員!
辰巳 悠希
2d6+2 (2D6+2) > 7[3,4]+2 > 9
月花 柘榴
月花 柘榴
2d6+2 (2D6+2) > 7[1,6]+2 > 9
イザンナ
2d6+1 (2D6+1) > 7[2,5]+1 > 8
三善清次郎
2d6+6+2 (2D6+6+2) > 9[3,6]+6+2 > 17
マリア=ロドリーゴ
2d6+3 (2D6+3) > 8[2,6]+3 > 11
GM
解放儀式
察知:14/17
強度:4
必要人数:全員
消去:【知性】13
対象:地域
特殊ダメージ:20(装甲無効)
ペナルティー:【体力】-1
その他の影響
A:【霊紋】を[強度]+2分[回復]する。
B: 【生命力】の最大値+30(累積)。
特定の条件を満たすことで強大な封印を解放したり、儀式魔術を発動させたりする[法則障害]。
条件を満たすことで[術者]は強大な力を手に入れ、さまざまな効果を得られる。
マリア=ロドリーゴ
4と6を交換しとこ
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
イザンナ
2d6+1 (2D6+1) > 7[2,5]+1 > 8
マリア=ロドリーゴ
こっちに運気の導きしちゃうか
マリア=ロドリーゴ
あ、そっか
三善清次郎
壁に触れる。電脳眼鏡が薄く光を帯びる。
マリア=ロドリーゴ
2d6+3 (2D6+3) > 6[3,3]+3 > 9
辰巳 悠希
2d6+2 (2D6+2) > 7[3,4]+2 > 9
三善清次郎
2d6+6+2 (2D6+6+2) > 6[1,5]+6+2 > 14
月花 柘榴
2d6+2 (2D6+2) > 9[3,6]+2 > 11
三善清次郎
1を5に。
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 1 に変更しました。
GM
暴君の領域
察知:12/14
強度:5
必要人数:3体
消去:【敏捷】12
対象:判定参加者
特殊ダメージ:7d
ペナルティー:【体力】-1(累積)
その他の影響
A:【霊紋】を[強度]-2分[回復]する。
B:任意の《ボスタレント》をさらに1つ取得する(累積)
特定の場所やコミュニティに影響を与える[法則障害]。指定された地域では[術者]が望む超常現象が発生する。また、特定のコミュニティであれば、任意のNPCに一定の感情や想いが集中したり、[術者]が指定するできごとが気にならなくなったりする。
マリア=ロドリーゴ
敏捷は私と辰巳と柘榴だな
フェアリー・ブルダン
「……」
フェアリー・ブルダン
「これを使って、夢を見せていた……」
辰巳 悠希
フェアリー・ブルダン
「あるいは、洗脳をするにも使ったのかもしれませんね」
マリア=ロドリーゴ
「なるほどな」
マリア=ロドリーゴ
《神器変形》使用します。
月花 柘榴
「洗脳……」
GM
その霊力の歪みを見つけると、それは大きな本へと形を変えた。
GM
表紙に、勇敢なくるみ割り人形の絵が描かれている。
マリア=ロドリーゴ
知性判定は……心霊カメラ!
イザンナ
「アラミタマとは小賢しいことをする。」
辰巳果子
「……これは、あいつの英雄譚ってわけか」
マリア=ロドリーゴ
「しゃらくせえやつだぜ」
辰巳果子
「つーかな」
三善清次郎
「いじらしいねえ」
辰巳果子
「あいつはそんな大層なもんじゃないんだよ」
辰巳果子
「……昔々。ヨーロッパに小さな墓地があった」
辰巳果子
「そこには騎士たちの怨霊が集まっていた。何百年もの時間をかけて、何人もの怨念を集めたものだ。もちろん、よくないものだった」
辰巳果子
「騎士たちは生前、人を殺して奪う略奪者だった。現実の騎士は、英雄譚に語られるような綺麗なもんじゃなかった」
辰巳果子
「それでも怨霊は憧れたそうだ。気高い騎士に」
マリア=ロドリーゴ
「美しい話だ」
辰巳果子
「人になりたい。人に戻って、栄光を掴みたいってな」
辰巳 悠希
「人に、なりたい」
月花 柘榴
「…………」
イザンナ
「騎士か。」
辰巳果子
「200年ほど前のことだ。ちょうどくるみ割り人形が流行りはじめた時期」
三善清次郎
「……………」
辰巳果子
「奴らは羨んだ。騎士の英雄譚が」
マリア=ロドリーゴ
「少女に叙勲をされて、憧れの騎士様に、か……」
辰巳果子
「だから騎士の人形を、自分たちの魂の器にした」
辰巳果子
「ま、要は、偽物なんだ、あいつは」
イザンナ
「それは面白い……騎士か。ヒヒヒ。」
三善清次郎
「なりたいものに、なりたいだけ、か。……夢、ってやつだねえ」
辰巳果子
「ただの騎士の怨霊。物語とは何の関係もねえ」
イザンナ
「騎士は好物だ。」
マリア=ロドリーゴ
こいつ悪役っぽいな……
辰巳 悠希
「人間の、偽物の、人形か」
マリア=ロドリーゴ
「憧れるぐらい、怨霊にだって権利はあるだろうよ」
マリア=ロドリーゴ
「だが、奴らは誤った。人間を傷つけ──」
マリア=ロドリーゴ
「少女を騙し、そして、敵を作り上げて殺そうとしている」
辰巳 悠希
「美しい器に、邪悪な怨霊が宿り、姫君を守る騎士を演じている」
マリア=ロドリーゴ
「迷惑な自己陶酔だ」
辰巳 悠希
「泣ける話だ」
辰巳 悠希
マリアの方を見た。
羽村三空
「ってことは、あたしがデュマくんにとってのラスボスかー」
マリア=ロドリーゴ
目を逸らし、手のひらを上に向ける。
マリア=ロドリーゴ
手の上に現れた魔弾がかたちを変え、カメラとなって落ちてくる。
イザンナ
「…………言うてやるな。元は同じ人ではないか。」
月花 柘榴
……人になりたいとか、考えたことなかったな。
マリア=ロドリーゴ
「人間は人間同士でも殺し合うもんだぜ」
マリア=ロドリーゴ
シスターの言うセリフではない。
月花 柘榴
はじめからなれないものだと思ってたし。思ってるし。
マリア=ロドリーゴ
「覚ましてやった方がいい夢もある。映画館に鏡があるみたいにな」
辰巳 悠希
「デュマに同情はするが、殺さない理由にはならない」
フェアリー・ブルダン
「囚われた魂をこうして解き放つのも、必要なこと」
三善清次郎
「、……」
マリア=ロドリーゴ
カメラを構えて、くるみ割り人形に向けた。
イザンナ
「マリアは優しいが遠回りであるな。」
辰巳果子
「……ああ。個人的には嫌いじゃないけどな。相容れない以上は仕方がねえ」
三善清次郎
「ま。うまくやれなかったやつは駆除されるだけだね」
イザンナ
「我らが女王を守らねばならぬしな。」
マリア=ロドリーゴ
「そういうこった」
三善清次郎
「……」微かに、溜息。
月花 柘榴
でも、普通の人間だったらカミガカリになって胡桃を助けにいけたか、わかんないから。
月花 柘榴
……今だけはたぶん、これでいい。
イザンナ
知性判定、連紋燃焼 1d
マリア=ロドリーゴ
1d 霊紋燃焼 (1D6) > 3
[ マリア=ロドリーゴ ] 霊紋 : 22 → 19
イザンナ
1d6 (1D6) > 6
[ イザンナ ] 霊紋 : 20 → 14
イザンナ
3d6+7>=13 (3D6+7>=13) > 11[1,4,6]+7 > 18 > 成功
マリア=ロドリーゴ
3d6+3+1>=14 (3D6+3+1>=14) > 7[1,2,4]+3+1 > 11 > 失敗
月花 柘榴
2d6+2>=13 (2D6+2>=13) > 5[1,4]+2 > 7 > 失敗
マリア=ロドリーゴ
この1は5
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 1 に変更しました。
月花 柘榴
太古の記憶を使います! 2!
辰巳 悠希
1d 霊紋燃焼 (1D6) > 4
三善清次郎
2d6+7>=13 (2D6+7>=13) > 8[4,4]+7 > 15 > 成功
[ 辰巳 悠希 ] 霊紋 : 22 → 18
辰巳 悠希
3d6+2>=13 (3D6+2>=13) > 10[2,3,5]+2 > 12 > 失敗
辰巳 悠希
5と6を交換します
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 5 に変更しました。
月花 柘榴
霊力変更はなし!
マリア=ロドリーゴ
:
[ イザンナ ] 霊紋 : 14 → 20
[ 月花 柘榴 ] 霊紋 : 21 → 22
[ マリア=ロドリーゴ ] 霊紋 : 19 → 22
[ 辰巳 悠希 ] 霊紋 : 18 → 22
[ 三善清次郎 ] 霊紋 : 17 → 22
マリア=ロドリーゴ
とりあえず振っちゃうか
マリア=ロドリーゴ
2d6+7>=12 (2D6+7>=12) > 3[1,2]+7 > 10 > 失敗
辰巳 悠希
2d6+9>=12 (2D6+9>=12) > 8[2,6]+9 > 17 > 成功
マリア=ロドリーゴ
えーと、2と6を変更して成功。
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
月花 柘榴
2d6+8>=12 (2D6+8>=12) > 8[3,5]+8 > 16 > 成功
イザンナ
「タツミ旦那よ」
辰巳 悠希
剣を取り出す。
辰巳 悠希
「壊すか」
イザンナ
「壊してよいぞ」
月花 柘榴
斧を持つ。
辰巳 悠希
「わかった」
三善清次郎
ヒェ……
イザンナ
「そこと、そこと、そこがもろいぞ。」
イザンナ
指さす。
辰巳 悠希
指さされた部分を、大雑把に剣で殴る。
切るではなく、叩き壊す動き。
月花 柘榴
なんとなくわかる。身体の中でうごめくなにかが、どこを壊せばいいかを教えてくれる。
辰巳 悠希
振りかぶる。殴る。
振りかぶる。殴る。
三善清次郎
ひとんち……
イザンナ
「ミヨシもやらぬか。」
辰巳 悠希
思ったよりも本が大きい。
マリア=ロドリーゴ
本に向けて何度かシャッターを切る。
三善清次郎
「えっ、いや俺ァ後衛で……」
イザンナ
「やれ。」
三善清次郎
「ええーー!?」
月花 柘榴
斧を突き刺す。
マリア=ロドリーゴ
撮った写真を確かめた後で、カメラを放り投げた。
月花 柘榴
なんども、同じ場所を。
マリア=ロドリーゴ
カメラは空中で再び銃弾の姿を取り戻し、本へ殺到する。
辰巳 悠希
柘榴とマリアの攻撃に合わせるように、もう一度振りかぶる。
フェアリー・ブルダン
壊れた先から修復を進めようとするページ。そこへ影を伸ばし、漆黒へとうずめてゆく。
月花 柘榴
身体を突き破って触手が伸びる。
マリア=ロドリーゴ
銃弾の雨が本を穿ち、焦げたページの破片を舞い上げる。
月花 柘榴
ページを破き、食べる。
三善清次郎
魔D16しか出ないけど……
イザンナ
指図するだけで見ている。
三善清次郎
圧倒的破壊を前に、僅かな羨望。
三善清次郎
みんな強いな~……
辰巳 悠希
攻撃で脆くなっている箇所、頁の綴じ目の箇所、指定された箇所を、力任せに壊す。
マリア=ロドリーゴ
破壊された本を銃弾が穿ち、さらに細切れに灼いてゆく。
GM
ばらばらと破れていく本。ごみのような欠片が中に舞い、消える。
GM
その本の裏側、隠れていた壁面に、時空の裂け目があった。
フェアリー・ブルダン
「……ここですね」
マリア=ロドリーゴ
「ああ」
三善清次郎
「お見事」
辰巳 悠希
頁に大剣を突き立てる。
薙ぎ払う。
突き立てる。
薙ぎ払う。
辰巳 悠希
裂け目に気がついていない。
イザンナ
「さらば、英雄譚。世に仇為すは悪の所業……」
イザンナ
「もう良いぞ。」
辰巳 悠希
止まった。
月花 柘榴
破れたページををすべて食えば、触手は満足そうに名状し難いゲップ的なものをひとつして、腹に収まった。
イザンナ
かわいいではないか
月花 柘榴
そうか?
マリア=ロドリーゴ
行儀は悪いな。
辰巳果子
「……報告と事後処理の準備、人払い……」
辰巳果子
「残ろう、私は」
辰巳 悠希
「頼んだ」
マリア=ロドリーゴ
頼もしい。
三善清次郎
「うん、よろしくお願いします」
辰巳果子
「おう。戦いじゃ役に立てねえからな」
三善清次郎
「危険だと思ったら、逃げてね」
月花 柘榴
「……よろしく」
辰巳 悠希
「俺も、その方が安心する……」
イザンナ
「女王陛下はどうされるかな?」
フェアリー・ブルダン
「三空さんは、着いてきていただいた方がよいですね。もし外に人形を残されていたら一気に状況が引っくり返ってしまう」
マリア=ロドリーゴ
「ああ、目の届く場所にいてくれた方が守りやすい」
三善清次郎
「だね」
羽村三空
「お?おお」
羽村三空
「いやあ、たすかりますな!」
マリア=ロドリーゴ
「いざとなったら私が盾になる。安心しろ」
羽村三空
「マリアちゃんかっこいい!」
マリア=ロドリーゴ
「ちゃん」
三善清次郎
大物~
フェアリー・ブルダン
フェアリー・ブルダン
「……ふ、ふふっ」
マリア=ロドリーゴ
ブルダンの頬をつつきました。
フェアリー・ブルダン
「いっ!」
マリア=ロドリーゴ
「笑ってねえで行くぞ“聖ヴェロニカ”」
フェアリー・ブルダン
「は、はい!失礼しました、"聖モニカ”」
マリア=ロドリーゴ
「今度こそ大詰めだ」
羽村三空
「出発しんこ~!」
辰巳 悠希
軽く果子の頬に口づけた。
辰巳 悠希
「行ってくる」
辰巳果子
「おう。夕飯、何がいい?」
辰巳 悠希
「そうだな……クリームシチュー」
辰巳果子
「わかった」軽く悠希の頬に口づける。
辰巳果子
「行ってらっしゃい」
辰巳 悠希
「ああ」
三善清次郎
なんか…… 急にさみしくなってきた……
三善清次郎
晩飯どうしようかな……
三善清次郎
メッフィーちゃん晩飯付き合ってくれっかな…… 無理か……
イザンナ
「さて……」
三善清次郎
「……し。」軽く頬を叩く。
イザンナ
「食事の時間だ。」
三善清次郎
「行きますか」
マリア=ロドリーゴ
悪じゃねえか?
三善清次郎
プレイアブル悪かも。
イザンナ
良い魔王ぞ!
月花 柘榴
「……いこう」
月花 柘榴
「……待ってろ、胡桃」
月花 柘榴
「いま、いくから」
月花 柘榴
ちゃんと、あたしが守るから。
月花 柘榴
……正直、あんまり見ないでほしいけど。
月花 柘榴
この姿は醜い。
月花 柘榴
でも。
月花 柘榴
力がある。
月花 柘榴
だから、それでいいんだ。
月花 柘榴
醜い、人ではない、この力で。
月花 柘榴
胡桃を守る。
月花 柘榴
――一歩、踏み出す。
GM
今まで隠し続けてきた秘密。
GM
おぞましい力。醜い力。
GM
けれど、あの子を守れるかもしれない力。
GM
それをあの子は、受け入れてくれるだろうか。
GM
カミガカリたちが、足を踏み入れる。
GM
いざ、騎士と姫の居る場所へ。
GM
月花 柘榴
1d6 霊力 (1D6) > 3
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
[ イザンナ ] 霊紋 : 20 → 22
GM
◆シーン14:望まれざる叙任
GM
最終戦闘
月花胡桃
「………………あれ?」
“デュマ”
「どうかした?」
月花胡桃
「……私は」
月花胡桃
「鼠に襲われて、デュマさんに助けられて…………?」
“デュマ”
「クララ。夢でも見ているのかい」
“デュマ”
「気持ちはわかるよ。ここは幻想的な場所だ」
GM
そこは雪降る西洋の町並み。遠くには古城が見える。
月花胡桃
「…………う、うん…………」
“デュマ”
「……これも、キミがくれた力のおかげだ」
GM
"デュマ”が握った剣が、白銀の輝きを放つ。
“デュマ”
「この剣で、魔を祓う」
“デュマ”
「そして君に安寧の時を与えよう」
月花胡桃
「……」
“デュマ”
「戦いが終わったら、共にここで過ごそう」
月花胡桃
「……え?」
“デュマ”
「ここ白銀の雪が振る世界。たくさんのお菓子が食べられる世界」
“デュマ”
「争いはない、平和な世界。傍らには、常に私がいる」
月花胡桃
「……いや、え?」
“デュマ”
「邪魔はどこにも入らない。降りかかるあらゆるすべてから、私は君を守ってみせる」
月花胡桃
「え……」
月花胡桃
「…………やだ…………」
“デュマ”
「…………何だって?」
月花胡桃
「……や、やだよ。私はざくろちゃんと一緒に過ごしたい」
月花胡桃
「二人で過ごすんなら、ざくろちゃんとがいい」
“デュマ”
「………………あれ?」
“デュマ”
「うん。あれ?うん、おかしいなあ。クララがそんな事を言うはずないんだけど」
“デュマ”
「おかしい、なあ…………」
月花胡桃
「…………っ……?」
月花 柘榴
胡桃の目の前に、空間の歪み。
月花 柘榴
それは裂け目になって、
月花 柘榴
そこから、目の前に降り立つ人影たち。
月花胡桃
「いっ……!?」
“デュマ”
「…………キミたちは……」
月花 柘榴
顔をあげる。
月花 柘榴
「くるみ」
月花 柘榴
笑って。
月花 柘榴
「遅くなってごめん」
月花胡桃
「ざくろちゃん…………!」
辰巳 悠希
硬い靴音を立てて、地面に降り立つ。
月花胡桃
「なに?なにこれ……?」
マリア=ロドリーゴ
周囲を睥睨し、少女を確認し、
マリア=ロドリーゴ
“デュマ”の方へ目を向ける。
GM
胡桃は混乱を隠せない。何もない場所から現れる姉と、見知らぬ人々に動揺している。
イザンナ
皆の後に続いてふわりと降り立つ。
フェアリー・ブルダン
「……たどり着きました」
辰巳 悠希
デュマを見る。胡桃を見る。
安全が確保、されているとは言い難い。
辰巳 悠希
かもしれない。
イザンナ
「ほう……いい趣味をしておるな。」
辰巳 悠希
イザンナを見る。
月花 柘榴
「…………これは……」
月花 柘榴
「悪い夢かなんかだ」
月花胡桃
「…………ざくろちゃん…………?」
イザンナ
「…………暫し様子見だな。罠に警戒せよ。」
辰巳 悠希
「わかった」
羽村三空
「すっげー!ヨーロッパに来たみたい!」
マリア=ロドリーゴ
大物。
三善清次郎
「さむっ……」
羽村三空
「超さむい!!!」
辰巳 悠希
周囲を見回す。確かにヨーロッパみたいだ。
果子が来たら喜んだかもしれない。
“デュマ”
「……ああ、そうだ、私はクララの騎士」
“デュマ”
「ひとつ」三空を指す。
“デュマ”
「ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ……」マリアを、リサを、清次郎を、悠希を、イザンナを。
“デュマ”
「…………ななつ」そして、柘榴を。
“デュマ”
「悪しき鼠の影が、七つ」
GM
笛を鳴らす。人形達が集まる。
“デュマ”
「我が親愛なる家臣よ、友よ、兄弟よ……」
“デュマ”
「この厳しい戦闘で、私に味方して戦ってくれるか?」
GM
人形たちが、ケラケラと笑う。
月花 柘榴
「…………」
“デュマ”
「隊列を崩すな。パンタローネ、全員を守れるか?」
GM
人形がケラケラと笑う。
“デュマ”
「よし。あとは手筈通りに」
月花胡桃
「ちょっ、ちょっとまってよ」
月花胡桃
「あれは人だよ、鼠じゃないよ。ざくろちゃんも混じってる!」
月花胡桃
「ざくろちゃんのこと、助けてくれるって言ったじゃん!」
“デュマ”
「クララ。何よりもまず、私はキミを守らなければ」
マリア=ロドリーゴ
「はん……」
三善清次郎
「うわー、これはまた、見事な”舞台”で……」
マリア=ロドリーゴ
「うまいこと取り繕うもんだ、アラミタマが」
三善清次郎
「……」
月花 柘榴
「…………クララって誰だよ」
“デュマ”
「………………なんだって?」
マリア=ロドリーゴ
「舞台には上がってやったが、サービスはここまでだ」
辰巳 悠希
「俺はネズミじゃないぞ」
月花 柘榴
「胡桃はそんな名前じゃないし」
三善清次郎
「ま、……”悪役”の御指名を受けたとあっちゃね」
マリア=ロドリーゴ
「お前は少女を守る騎士ではなく、」
月花 柘榴
「……そうだ、あたしたちはネズミじゃないし」
三善清次郎
「ブチ壊すしかなさそう」
イザンナ
「ミク、下がっておれよ。王が最後までたっていた方が勝ちなのだからな。」
マリア=ロドリーゴ
「少女を誑かす悪鬼に過ぎないと知れ」
羽村三空
「あい!」
“デュマ”
「そうか、キミ達は」
“デュマ”
「私の儀式を、破ったのか」
マリア=ロドリーゴ
魔弾が唸りを上げる。
イザンナ
「愚かな。」
辰巳 悠希
イザンナの方を見る。
「ロドリーゴはいつも抜け駆けをする」
イザンナ
「偽りの忠誠など、この氷ひとかけらの価値もあるまいに。」
三善清次郎
「まあまあ、」
マリア=ロドリーゴ
私は節度をわきまえてるから“待て”は必要ねえんだよ!
月花胡桃
「なに」
月花胡桃
「なに、なに、なんの話!?」
月花胡桃
「ざくろちゃん、デュマさん!やだよ、この空気!」
“デュマ”
「…………」
“デュマ”
「ここまで、来たのに……」
“デュマ”
「また、私の騎士道は否定されるのか」
“デュマ”
「そんな……」
“デュマ”
「そんな、そんな、そんな」
“デュマ”
「そんな、そんな、ソンナこトが!」
GM
少年の顎がカタカタと動く。
月花胡桃
「ひっ……!」
月花 柘榴
「…………!」
“デュマ”
「あってタまるカ!ソンナこトが!」
GM
胡桃の胸ぐらを掴む。
月花胡桃
「やあああああ!!!」
三善清次郎
「……あ!」
マリア=ロドリーゴ
「!」
“デュマ”
「オれハ、いい獲物を見つケたハズなんダ!」
月花胡桃
「いやだ、やだやだやだ!」
辰巳 悠希
「獲物……」
“デュマ”
「寂しガりで弱っチイ、ちっぽケなちび!」
月花胡桃
「化け物っ!化け、化け物っ!!はなして!!」
“デュマ”
「騙しやすクて、心のスキ間だラケ!すぐに入リこめル!」
月花胡桃
「たすけて、ざくろちゃん!ざくろちゃんたすけて!」
“デュマ”
「またダ!テメェラを嬲り殺しテ!」
月花胡桃
「やだああ、ああ、あああああっ!」
“デュマ”
「コイツの記憶ヲ、消しテ!もう一度、やり直ス!」
月花胡桃
「あああああああ!」
月花 柘榴
胡桃の叫びにこたえるように。
辰巳 悠希
「柘榴」
少女の方を見る。
月花胡桃
「っ…………」
月花 柘榴
触手が腹を突き破って、
三善清次郎
「柘榴ちゃん……!」
月花 柘榴
デュマを突き飛ばす。
“デュマ”
「ギイ!!」
イザンナ
「構えよ、辰巳。」
GM
アラミタマは突き飛ばされる。
月花胡桃
「え……………………」
月花 柘榴
「――――、……」
GM
胡桃と、柘榴の目が合う。
辰巳 悠希
「いや、まだだ」
月花胡桃
「ざっ…………、ろ、ちゃ…………?」
イザンナ
「ザクロ、クルミを確保せい。」
月花 柘榴
その瞳は赤く。
辰巳 悠希
「柘榴が、胡桃を助けてからだ」
GM
目を見て、顔を見て、その下。体へと視線は移り。
月花胡桃
「かはっ」
月花胡桃
「は、ひ、はひっ、ひゅっ…………」
三善清次郎
「………………」息を呑む。
イザンナ
「だから構えよと言ったのだ。いつでも行けるようにしておけ。」
GM
その顔には怯えを顕に、苦しげに首を掻いて。
月花胡桃
「…………」
GM
気を失う。
“デュマ”
「弱い人間ダ」
“デュマ”
「おレは騎士。気高イ騎士。人の身になっても、こんなぶザまなモノにはならナい!!」
三善清次郎
「おしゃべりが過ぎるよ」
月花 柘榴
倒れた胡桃を両腕で抱える。なるべく血で汚さないようにして。
フェアリー・ブルダン
「…………とても、不快です」
マリア=ロドリーゴ
「ああ、そうだな」
月花 柘榴
ごめん、と囁く。
イザンナ
「ヒヒヒ……主君を持たぬ騎士の末路は野盗と相場が決まっておるわ。」
マリア=ロドリーゴ
「演じようとするなら最後までやれ」
“デュマ”
「ギ、ギ、ギ、ギ」
GM
その体が、ばきばきと音を立てて姿を変える。
“デュマ”
「皆殺シダ!ヤリ直しダ!」
GM
木材のような乾いた目をからからと回しながら、彼は光り輝く剣を握った。
辰巳 悠希
「……胡桃の安全が、確保できたな」
イザンナ
「うむ。」
辰巳 悠希
「壊そう。それが一番いい」
フェアリー・ブルダン
「はい」
イザンナ
「ザクロは……いけるか?」
三善清次郎
「俺たちにしてやれるのはそのくらいだね」
月花 柘榴
頭飾りを取る。
月花 柘榴
頷いて、
月花 柘榴
振り返って、ミクに歩み寄る。
月花 柘榴
「胡桃を、頼んでもいい?」
羽村三空
「任されよ!」
羽村三空
胡桃を担いで、後ろへと下がる。
月花 柘榴
「…………ありがと」
羽村三空
「いいってことよ。ざくろちゃんも頑張れ!」
羽村三空
そして背を向ける。
羽村三空
人並み外れた精神力を持っていても、一般人であることに変わりはない。
羽村三空
初めて目撃する殺し合いの予兆を感じ、みんなの視線から外れたところで、ひとり、顔を曇らせる。
GM
識別>"デュマ”
イザンナ
2d6+7 (2D6+7) > 10[4,6]+7 > 17
辰巳 悠希
2d6+2 (2D6+2) > 6[1,5]+2 > 8
マリア=ロドリーゴ
2d6+3 (2D6+3) > 6[1,5]+3 > 9
月花 柘榴
2d6+2 (2D6+2) > 3[1,2]+2 > 5
三善清次郎
2d6+7+2 (2D6+7+2) > 8[4,4]+7+2 > 17
月花 柘榴
2と3交換!
[ 月花 柘榴 ] がダイスシンボルを 2 に変更しました。
GM
種別:混沌 LV:5(1)
サイズ:2  知能:狡猾  感覚:魔力  会話:可能  反応:敵対
知名度:17 弱点:[火炎・閃光・魔毒] 移動:歩行
行動値:25(10)
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 4 に変更しました。
イザンナ
「ほう……人形にしては素早そうだ。」
マリア=ロドリーゴ
魔弾を唸らせ、見覚えのある人形たちを見回す。
三善清次郎
「ちっちゃいからねえ、小回りがきくってやつだ」
マリア=ロドリーゴ
老爺の人形が中央に配置されているのを見て、眉根を寄せた。
辰巳 悠希
「小さい的は当てにくい」
マリア=ロドリーゴ
「“デュマ”も厄介だが、あのパンタローネってのが面倒な位置にいるな」
フェアリー・ブルダン
「…………大丈夫です、"聖モニカ”」
フェアリー・ブルダン
「あれは私が引き受けます」
マリア=ロドリーゴ
「分かった」
マリア=ロドリーゴ
「任せたぞ、“聖ヴェロニカ”」
フェアリー・ブルダン
「あなたは有象無象の処理を」
マリア=ロドリーゴ
「ああ、問題ねえ」
GM
タイミング:開始
イザンナ
極戦装衣の効果を発動
[ イザンナ ] 生命力 : 49 → 44
辰巳 悠希
結晶変身を発動。
辰巳 悠希
5を消費
イザンナ
両手の指輪を合わせる
装束の金が僅かに赤みを帯びる。
三善清次郎
3・3で戦闘力増強。魔ランクに+1 
三善清次郎
対象は三善清次郎!俺だ!
辰巳 悠希
ばきばき、めきり。
硬質な音が響く。
心臓から結晶が成長し、肋骨を、肉を突き破る。
辰巳 悠希
結晶が鱗に。
鱗は人間をそれ以外に変える。
悠希は蒸気のような熱い息を吐いた。
フェアリー・ブルダン
両手を地面に。影が人形のうちの一つを捉える。
フェアリー・ブルダン
《影門跳躍》:開始/7マス/1体
 1ターン中1回、対象は[近接状態]を無視して、現在のマスから7マス内に移動させられる。[開始]を消費せず、対象は効果を拒否できない。
パンタローネ
人形は隊列を崩されて遠くへ。
鼓手
《栄光のリズム》:開始/戦闘地帯/戦闘地帯
 [種別:機械]のNPCは[タイミング:攻撃/対象:2体以上]([範囲・戦闘地帯]を含む)の[攻撃行動]を受けた際[装甲]と[結界]に+20。
スカラムッチャ×3
《戦術指令》:開始/戦闘地帯/2体
 [種別:機械]のNPCは【行動値】と[ダメージ]に+5。
スカラムッチャ×3
choice[煙突掃除夫A,煙突掃除夫B,ツィター奏者,パンタローネ,スカラムッチャ,鼓手] (choice[煙突掃除夫A,煙突掃除夫B,ツィター奏者,パンタローネ,スカラムッチャ,鼓手]) > スカラムッチャ
スカラムッチャ×3
choice[煙突掃除夫A,煙突掃除夫B,ツィター奏者,パンタローネ,鼓手] (choice[煙突掃除夫A,煙突掃除夫B,ツィター奏者,パンタローネ,鼓手]) > 鼓手
“デュマ”
"デュマ”が手を挙げる。鼓笛隊が音を鳴らす。
“デュマ”
《戦技Ⅱ》:物理攻撃/近接状態/1体
 使用者は【命中】+2、対象に[属性:閃光/形状:剣]3d+33の物理ダメージ。
“デュマ”
>清次郎
“デュマ”
命中17
三善清次郎
2d6+3 (2D6+3) > 5[1,4]+3 > 8
“デュマ”
3d+33 (3D6+33) > 12[3,4,5]+33 > 45
三善清次郎
通しで!
“デュマ”
素早く切り込み、輝く剣を振る。
三善清次郎
C(45-5) c(45-5) > 40
[ 三善清次郎 ] 生命力 : 47 → 7
三善清次郎
「っだ、!」
“デュマ”
《花のワルツ》:常時/使用者
 対象は[手番]の際、[タイミング:攻撃]を+1回。
“デュマ”
《人形の一口》:物理攻撃/近接状態/1体
 1戦闘中1回、使用者は【命中】+3、対象に[属性:魔毒/形状:槌]58の物理ダメージ。対象が[受動判定]失敗時、使用者は【生命力】を20[回復]。
“デュマ”
《散らばる霊弾》特殊/使用者
 対象の[手番]中なら、いつでも使用できる。1ターン中1回、対象は[攻撃行動]の[対象]を+3体。
“デュマ”
1d5 (1D5) > 3
辰巳 悠希
2d6+11 (2D6+11) > 6[2,4]+11 > 17
イザンナ
2d6+5>20 (2D6+5>20) > 6[1,5]+5 > 11 > 失敗
三善清次郎
2d6+3>=21 (2D6+3>=21) > 7[2,5]+3 > 10 > 失敗
月花 柘榴
2d6+7>=21 (2D6+7>=21) > 4[2,2]+7 > 11 > 失敗
月花 柘榴
*エレメントロンド 2
月花 柘榴
*エレメントガープ 6
月花 柘榴
C(58-6-2) c(58-6-2) > 50
月花 柘榴
C(50/2) c(50/2) > 25
月花 柘榴
C(25/2) c(25/2) > 12
[ 月花 柘榴 ] 生命力 : 57 → 44
月花 柘榴
*苦悶の咆哮!
[ “デュマ” ] 生命力 : 0 → -53
“デュマ”
皆の中に切り込んで、大きく口を開く。
“デュマ”
それを阻む肉の壁。
“デュマ”
「グガ!」
“デュマ”
構わずに歯を立てる。
月花 柘榴
噛み砕かれる。
月花 柘榴
肉片になって、血でも霊肉でもない色の液体を口の中にぶちまける。
“デュマ”
「ギ…………!」
“デュマ”
噛みちぎった"デュマ”は、苦々しげな声をあげる。
“デュマ”
「ゲエエエ!」
“デュマ”
「まずイ!マズい!ゴミみてエだ!」
月花 柘榴
「そうだな」
三善清次郎
「女の子にそういうこと言う!?」
月花 柘榴
毒液は触手の宿主も汚す。服と肌に毒がつく。
“デュマ”
「てめエラア……!!」
“デュマ”
「ブっ殺ス!殺シテヤル!!」
“デュマ”
《魔人の制空圏》特殊/近接状態/1体
 いつでも使用できる。1ターン中1回、対象に【命中】達成値17、[形状:剣/物理ダメージ:4d+49]の[物理攻撃]を1回行う。
“デュマ”
>清次郎
三善清次郎
2d6+3 (2D6+3) > 9[3,6]+3 > 12
三善清次郎
6と5交換。
[ 三善清次郎 ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
“デュマ”
4d+49 (4D6+49) > 20[3,5,6,6]+49 > 69
三善清次郎
「まあ、そりゃ、俺から狙うわな……!」
三善清次郎
勿論自力では避けられない。防護も間に合わない。
“デュマ”
輝く一閃。それは清次郎を捉えて。
三善清次郎
「……が、ッ」
三善清次郎
一撃で意識が飛ぶ。
三善清次郎
けれど――信じている。此処に集った者たちを。
“デュマ”
カタカタと笑う。
イザンナ
「ほう、少しは頭が働くようだな」
“デュマ”
「……カカ、ギギギギ!」
“デュマ”
「呑気なコトヲ言イヤガル!」
“デュマ”
さらに人形はその刃を返し。
“デュマ”
一閃。
“デュマ”
《邪法熟練》常時/使用者
 対象は《魔人の制空圏》を1ターン中、さらに+1回使用可能。
“デュマ”
《魔人の制空圏》特殊/近接状態/1体
 いつでも使用できる。1ターン中1回、対象に【命中】達成値17、[形状:剣/物理ダメージ:4d+49]の[物理攻撃]を1回行う。
“デュマ”
>イザンナ
イザンナ
2d6+5>18 (2D6+5>18) > 11[5,6]+5 > 16 > 失敗
イザンナ
「むぅ」
“デュマ”
4d+49 (4D6+49) > 14[1,3,5,5]+49 > 63
[ イザンナ ] 生命力 : 44 → 0
“デュマ”
輝きがイザンナの体を掻く。
イザンナ
「ぐ……」
マリア=ロドリーゴ
「……!」
辰巳 悠希
「……素早いな」
マリア=ロドリーゴ
頭を越えて、瞬く間に背後に立つふたりが襲われるのを見て、振り返りかける。
イザンナ
輝きが闇を貫き、不完全な身体が半壊する。
“デュマ”
輝きを赤く濡らしながら、ふわりと舞って一回転。
“デュマ”
再びカタカタと笑う。
月花 柘榴
「なんで、」触手からぼたぼたと液体を垂らしながら。
マリア=ロドリーゴ
が、その動きを堪えて、デュマの向こう側にいる人形たちを見据えた。
月花 柘榴
……はやすぎる。そう思う。
辰巳 悠希
「あの人形は任せろ。向こうの人形は任せた」
辰巳 悠希
マリアに、いまいち分からない指示語を言う。
マリア=ロドリーゴ
「ああ、任せたぞ」
マリア=ロドリーゴ
完全に心得ました。
マリア=ロドリーゴ
何度も喰らって戦線が耐えられる攻撃ではない。それは分かっている。
マリア=ロドリーゴ
だが、自分は自分の仕事を果たすだけだ。
スカラムッチャ×3
[武器攻撃]:射撃攻撃/10マス/2体
 対象に[形状:射撃]3d+12の物理ダメージ。
スカラムッチャ×3
>悠希、マリア
スカラムッチャ×3
命中16
マリア=ロドリーゴ
霊紋燃やす。1d。
マリア=ロドリーゴ
1d6 (1D6) > 1
[ マリア=ロドリーゴ ] 霊紋 : 22 → 21
辰巳 悠希
2d6+11>=16 (2D6+11>=16) > 7[1,6]+11 > 18 > 成功
マリア=ロドリーゴ
3d6+7=>17 (3D6+7>=17) > 15[4,5,6]+7 > 22 > 成功
マリア=ロドリーゴ
《死線の魔眼》
マリア=ロドリーゴ
《破滅の魔眼》
マリア=ロドリーゴ
2を使用。魔弾の効果使用。対象はスカラムッチャ、煙突掃除夫と煙突掃除夫。
マリア=ロドリーゴ
2d6+8=>11 (2D6+8>=11) > 9[4,5]+8 > 17 > 成功
マリア=ロドリーゴ
《霊光昇華》……
マリア=ロドリーゴ
やめておくか
マリア=ロドリーゴ
C(1*5+29+9) c(1*5+29+9) > 43
スカラムッチャ×3
《大言壮語》:特殊/戦闘地帯/1体
 ダメージ減少時に使用。1ターン中1回、対象の[攻撃行動]を[対象:1体]に変更、[ダメージ]と効果を使用者が代わりに受ける。
マリア=ロドリーゴ
霊威の衝撃
マリア=ロドリーゴ
武器攻撃します。対象はnが付いてる奴ら。
マリア=ロドリーゴ
魔弾の効果使います
マリア=ロドリーゴ
2d6+8 (2D6+8) > 2[1,1]+8 > 10
マリア=ロドリーゴ
ファンぶった。
マリア=ロドリーゴ
ゆふさん!
マリア=ロドリーゴ
ゆふさんつっちゃった
月花 柘榴
はい…………
月花 柘榴
*幸運の神器!
マリア=ロドリーゴ
C(6*1+29) c(6*1+29) > 35
マリア=ロドリーゴ
あ、そっか
マリア=ロドリーゴ
じゃあこの1を6にします。
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 6 に変更しました。
マリア=ロドリーゴ
霊紋が輝く。髪の奥に隠された邪眼が起動する。
マリア=ロドリーゴ
向かってきた攻撃を避けて、差し向けた指先に従って魔弾が戦場を疾走する。
マリア=ロドリーゴ
雨霰と降り注いだ銃弾が、背後に控えていた人形たちを破砕する。
モノノケ
ばらばら、ばらばら、ばらばらと。
モノノケ
魔弾に当てられて、踊るように破片が舞う。
マリア=ロドリーゴ
残った人形、それからデュマを睥睨した。
マリア=ロドリーゴ
「憂いは払った。“こっち”の人形は任せるぞ」
辰巳 悠希
「任された」
鼓手
鼓手が怒り心頭に地団駄を踏む。
鼓手
[武器攻撃]:肉弾攻撃/近接状態/1体
 対象に[属性:幻覚/形状:射撃]3d+14の物理ダメージ。
鼓手
>柘榴
鼓手
命中16
月花 柘榴
霊紋消費!
月花 柘榴
1d 霊紋 (1D6) > 3
[ 月花 柘榴 ] 霊紋 : 22 → 19
月花 柘榴
3d6+7>16 (3D6+7>16) > 15[4,5,6]+7 > 22 > 成功
鼓手
しかしその一撃は虚しく空を切り……
辰巳 悠希
アムリタを三善に使用
辰巳 悠希
「おい、起きろ」
[ 三善清次郎 ] 生命力 : 7 → 1
三善清次郎
「ふぁい……」
辰巳 悠希
「後ろを頼む」
三善清次郎
起きあがる。
三善清次郎
「うん……うん、ありがと」
辰巳 悠希
破神滅砕 4・4
辰巳 悠希
2d6+9 (2D6+9) > 7[1,6]+9 > 16
辰巳 悠希
対象はデュマ
辰巳 悠希
1を5に
[ 辰巳 悠希 ] がダイスシンボルを 1 に変更しました。
“デュマ”
回16 命中
辰巳 悠希
概念破壊しちゃうか~
辰巳 悠希
2D6 (2D6) > 5[2,3] > 5
[ 辰巳 悠希 ] 霊紋 : 22 → 17
辰巳 悠希
1D6 (1D6) > 2
辰巳 悠希
C(6*5+25+25) c(6*5+25+25) > 80
辰巳 悠希
C(6*5+25+18) c(6*5+25+18) > 73
[ “デュマ” ] 生命力 : -53 → -123
辰巳 悠希
貫通結晶をくらえー
“デュマ”
《絶望の霊威》常時/使用者
 対象は【生命力】の現在値が残り200以下となった際、[武器攻撃]や[タイミング:攻撃/コストn]の《タレント》によって受けた[ダメージ]を[半減]。
辰巳 悠希
三善を起こすなり、デュマに向かい跳躍する。
辰巳 悠希
全身に力が漲る。
心臓から龍脈の力が、異形の体を巡る。
辰巳 悠希
人形の動きは速い、が、追い付けない程ではない。
辰巳 悠希
「おおおっ!」
咆哮と共に、大剣が小柄なデュマの体を叩き割る。
“デュマ”
ぱきぱきと体が割れる音。
“デュマ”
体が吹き飛ばされる。
“デュマ”
「オ、オ、オオ!」
“デュマ”
霊威を放つ。輝く刀に似つかわしくない、アラミタマの禍々しい圧を。
辰巳 悠希
「デュマ……お前の気持ちは理解できる」
辰巳 悠希
「だからこそ、残念だ」
“デュマ”
「何ィ…………!」
“デュマ”
「お前なんかニ、おレの何がわかル!」
辰巳 悠希
「気高い騎士に、憧れたのだろう」
辰巳 悠希
「己が何かも忘れて」
“デュマ”
「おレは、オレは、気高い騎士だ!」
辰巳 悠希
「お前の気持ちは、理解できるんだ」
辰巳 悠希
「気高い騎士たろうとして、なれなかったお前の気持ちが……」
“デュマ”
「知ったヨうな口を!」
辰巳 悠希
「……そうだな。お前の苦しみは、お前のものだ」
辰巳 悠希
「俺の苦しみも……、柘榴の苦しみも」
辰巳 悠希
「だから、お前は壊す」
月花 柘榴
「…………」
辰巳 悠希
「俺達には、力がある」
辰巳 悠希
「そうだろう?柘榴」
月花 柘榴
「……っ、」
月花 柘榴
「……うん」
“デュマ”
「死ね!シネしネシネ!」
“デュマ”
「おレが誰ヨリモ気高い騎士ダ!最強の剣を持って、最強の剣技を使えル!」
イザンナ
「『騎士』の何たるかを知らぬと見えるな……」
三善清次郎
イザンナにアムリタを使用。
[ イザンナ ] 生命力 : 0 → 1
三善清次郎
「そのまま話したんじゃカッコつかないよ」
イザンナ
霊威精錬を使用します。 3
霊杖、霊神
イザンナ
「うむ、大義大義。」
イザンナ
両手を合わせると、闇から黄金が差す。
イザンナ
大地に突き刺さる金の杖と
イザンナ
膝をつく黄金の騎士。
イザンナ
「なぁ……サー・クロイツ。」
イザンナ
騎士の像の顎を撫でる。
三善清次郎
「派手なことするな~~!!」
三善清次郎
なんだあれ!あとで詳しく訊こ!
三善清次郎
こちらができるのは地味なものだ。
三善清次郎
高位治癒!なんと今ならお値段タダ! 対象:イザンナ・三善清次郎
三善清次郎
2d6+9 (2D6+9) > 11[5,6]+9 > 20
三善清次郎
極限まで効率化された霊力が廻る。
三善清次郎
詠唱もなく陰陽符が輝き、二人分の傷を癒す。
三善清次郎
C(6*4+12) c(6*4+12) > 36
[ イザンナ ] 生命力 : 1 → 41
三善清次郎
魔D16だった
[ 三善清次郎 ] 生命力 : 1 → 41
イザンナ
「……うむ。」
三善清次郎
「ま、もうちょっとなりたいものをお勉強するべきだったなあ」
三善清次郎
”人間になりたい”。”騎士になりたい”。"ヒーローになりたい"。
三善清次郎
願う事が。願いそのものを狂わせることがある。
三善清次郎
「見習ってほしいよ、まったく」
イザンナ
「ミヨシ、助かった。」
イザンナ
三善清次郎
未だ傷の残る――傷、といっていいものか。赤黒くうごめく内臓めいた器官を露わにした少女に目を向ける。
三善清次郎
「柘榴ちゃんには、もうちょっと頑張ってもらわわないといけないんだよねえ……」
三善清次郎
きっと、ずっと一人で戦ってきたのだろう、その後ろ姿。
三善清次郎
……不甲斐ないなあ、俺。
月花 柘榴
*鋭の一撃!対象はデュマ! 5!
月花 柘榴
霊紋切ります…………
月花 柘榴
1d6 霊紋 (1D6) > 5
[ 月花 柘榴 ] 霊紋 : 19 → 14
月花 柘榴
3d6+9>=16 (3D6+9>=16) > 11[1,4,6]+9 > 20 > 成功
月花 柘榴
概念破壊!
月花 柘榴
2d6 概念破壊 (2D6) > 8[2,6] > 8
[ 月花 柘榴 ] 霊紋 : 14 → 6
月花 柘榴
1d6 ランク+ (1D6) > 5
月花 柘榴
C(6*6+25+8) c(6*6+25+8) > 69
“デュマ”
C((69-5)/2) c((69-5)/2) > 32
[ “デュマ” ] 生命力 : -123 → -155
月花 柘榴
……私は何になりたかったのだろう。
月花 柘榴
胡桃に隠し事をしなくてもいいような身体でありたかった。
月花 柘榴
胡桃に同じことをさせなくてもいいくらいに、強くなりたかった。
月花 柘榴
気を失う前の胡桃の表情が焼き付いて離れない。
月花 柘榴
…………私は醜い。
月花 柘榴
胡桃が見たら失神してしまうくらいには。
月花 柘榴
皆を怯えさせ、恐れられるくらい。
月花 柘榴
騎士とか、そんなかっこいいものに憧れたことはない。
月花 柘榴
ただ。
月花 柘榴
龍の顔をした、私よりずっと背の高いひとが言った。
月花 柘榴
『俺達には、力がある』
月花 柘榴
そうだ。
月花 柘榴
だから、今は。
月花 柘榴
胡桃を守る力を。
月花 柘榴
……目の前の『騎士』に打ち勝つ力を!
月花 柘榴
「……デュマ!」
月花 柘榴
「本物の騎士は」
月花 柘榴
「姫の名前を間違えたりしねーし」
月花 柘榴
「姫のこと、もっと大事にするし」
月花 柘榴
「……姫に嫌われることもねーんだよ!!」
月花 柘榴
叫びにこたえるように、
月花 柘榴
触手が伸びて、質量を増して、人形に襲いかかる。
月花 柘榴
……騎士に襲いかかる天災のよう。
“デュマ”
「ガガガガ!!」
“デュマ”
すり抜けようとする人形の体を、肉の壁が絡め取る。
“デュマ”
「くだらネエ!」
“デュマ”
人形の体が軋む。
“デュマ”
「あいつハ、オれノ肉体にナルためのタダノ抜け殻ダ!儀式のタメに、煽てテ付き合ってやったダケダ!」
“デュマ”
「そうじゃなカったら、誰ガあんな強クモ気高くモないチビを!」
“デュマ”
その体はひどく堅い。
“デュマ”
しかしそれを、肉の鞭は、少しずつ、少しずつ。
月花 柘榴
触手に刻まれた傷から血と毒液が流れて、人形を汚す。
“デュマ”
汚され、侵食され。
月花 柘榴
「胡桃は!」
月花 柘榴
「ちっちゃいのがかわいいんだろ!!!」
月花 柘榴
「力は強くないかもしれねーけど」
辰巳 悠希
え?という顔で柘榴を見た
“デュマ”
「オオオオ」
“デュマ”
「おれが!本物の騎士ダ!騎士に…………」
“デュマ”
「無礼ヲ、働くなァ!」
“デュマ”
剣を振り、その拘束を抜け出す。
月花 柘榴
それを新たな肉の塊が追う。絡め取る。
月花 柘榴
「じゃあ姫にも無礼を働くなよ!!!!!」
月花 柘榴
「ばか!!!!!!」
月花 柘榴
「お前に胡桃は渡さねえ、」
月花 柘榴
本人の前じゃ全然言えなかったけど。
月花 柘榴
「胡桃を守るのはあたしだし!」
月花 柘榴
「胡桃とずっと一緒にいるのもあたしなんだよ!!!」
月花 柘榴
「お前よりあたしのほうが、」
月花 柘榴
「ずっとずっと、胡桃のことが好きなんだ!!!」
月花 柘榴
腹からひときわ大きな触手が出て。
月花 柘榴
人形の胴体を貫く。
“デュマ”
「ガアア!」
“デュマ”
「クソ、クソッ!クソッ!汚物ガァ!!」
“デュマ”
暴れ周り、身を貫く触手を切る。
“デュマ”
触手が体から抜け落ち、その胴体に空洞を空けながらもアラミタマは立ち上がった。
マリア=ロドリーゴ
武器攻撃……
マリア=ロドリーゴ
どうしようかな。対象はデュマ。
マリア=ロドリーゴ
2d6+8=>16 (2D6+8>=16) > 8[2,6]+8 > 16 > 成功
マリア=ロドリーゴ
2d6 概念破壊 (2D6) > 10[4,6] > 10
[ マリア=ロドリーゴ ] 霊紋 : 21 → 11
マリア=ロドリーゴ
1d6 (1D6) > 3
マリア=ロドリーゴ
悩む……
マリア=ロドリーゴ
《霊光昇華》
マリア=ロドリーゴ
使い捨て呪物
マリア=ロドリーゴ
1d6 (1D6) > 6
マリア=ロドリーゴ
C(6*5+29+6) c(6*5+29+6) > 65
“デュマ”
C((65-5)/2) c((65-5)/2) > 30
[ “デュマ” ] 生命力 : -155 → -185
マリア=ロドリーゴ
霊威の衝撃
マリア=ロドリーゴ
武器攻撃、デュマのみ
マリア=ロドリーゴ
2d6+8=>16 (2D6+8>=16) > 6[3,3]+8 > 14 > 失敗
マリア=ロドリーゴ
この3は6
[ マリア=ロドリーゴ ] がダイスシンボルを 3 に変更しました。
マリア=ロドリーゴ
2d6 概念破壊 (2D6) > 3[1,2] > 3
[ マリア=ロドリーゴ ] 霊紋 : 11 → 8
マリア=ロドリーゴ
1d6 (1D6) > 3
マリア=ロドリーゴ
C(6*3+29) c(6*3+29) > 47
マリア=ロドリーゴ
間違った、
マリア=ロドリーゴ
C(6*4+29) c(6*4+29) > 53
“デュマ”
C((53-5)/2) c((53-5)/2) > 24
[ “デュマ” ] 生命力 : -185 → -209
マリア=ロドリーゴ
「おい柘榴」
マリア=ロドリーゴ
魔弾が疾る。
マリア=ロドリーゴ
触手を振り払い、逃れるデュマを追撃する。
マリア=ロドリーゴ
「よく言った。爽快だったぜ」
マリア=ロドリーゴ
「そうだ、こんな奴の力を借りなくても──」
マリア=ロドリーゴ
「お前が妹を守れるってことを教えてやりゃいい」
マリア=ロドリーゴ
「私たちが、その手伝いをしてやる」
月花 柘榴
「……、」
月花 柘榴
「……うん」
マリア=ロドリーゴ
「舞台は、お前の勝ちで終いだ!」
マリア=ロドリーゴ
銃弾がデュマを穿つ。
マリア=ロドリーゴ
防がれても、逃げられてもなお、魔弾が追いすがる。
“デュマ”
体を砕かれながら、後ろに下がる。
“デュマ”
追尾する弾丸。剣を振る。
“デュマ”
その間隙を縫う背後からの魔弾。
“デュマ”
「ガ……」
“デュマ”
欠片を零す。
マリア=ロドリーゴ
仕留めるには至らない。
“デュマ”
「マタカ……」
“デュマ”
「マタ、あの屈辱ノ潜伏の屈辱ヲ…………!」
マリア=ロドリーゴ
だが、それでも、確実に削れているはずだ。
マリア=ロドリーゴ
「いいや、お前は逃がさねえ」
マリア=ロドリーゴ
「そのために、私と“聖ヴェロニカ”が来た」
マリア=ロドリーゴ
それに、ほかのカミガカリもな。
フェアリー・ブルダン
「魔弾は、一度捉えた獲物を逃さない」
フェアリー・ブルダン
「もう、逃げられませんよ」
イザンナ
「うむ、そうだなぁ……」
イザンナ
準備 再構成 3
錬金・霊杖を装備
イザンナ
呪具解放 5
イザンナ
霊紋燃焼 3d
イザンナ
3d (3D6) > 8[1,3,4] > 8
[ イザンナ ] 霊紋 : 22 → 14
イザンナ
錬金・霊杖の効果を使用ランク+1
イザンナ
呪具解放 錬金・霊神 ランク+1
イザンナ
5d6+8-2 (5D6+8-2) > 22[3,3,5,5,6]+8-2 > 28
イザンナ
強化法力 6
イザンナ
概念破壊
イザンナ
2d (2D6) > 6[1,5] > 6
[ イザンナ ] 霊紋 : 14 → 8
イザンナ
1d6 (1D6) > 3
イザンナ
C(6*8+13+7) アラミタマ c(6*8+13+7) > 68
イザンナ
C(6*8+21+7+5) c(6*8+21+7+5) > 81
[ 鼓手 ] 生命力 : 63 → 12
イザンナ
C(6*8+21+7+5) モノノケ c(6*8+21+7+5) > 81
[ 鼓手 ] 生命力 : 12 → 7
[ 鼓手 ] 生命力 : 7 → 12
イザンナ
「……そろそろよいか。」
イザンナ
杖を手に取り、高く翳す。
イザンナ
黄金の騎士の身体に金の針が無数に突き刺され、苦悶の表情と共に
イザンナ
杖の先端へと吸い込まれていく。
イザンナ
「騎士が何たるか、教えてやろう。」
イザンナ
杖に収束された光が太陽のような熱をもって騎士を名乗る愚か者を焼く。
イザンナ
「よいか、ザクロよ。」
イザンナ
「騎士はその身をもって、敵を倒さねばならぬ。」
イザンナ
「しかしなぁ……身を挺して盾になったところで」
イザンナ
「しのげるのは一撃よ。」
イザンナ
「…………ずっと共にいると、その言葉。」
イザンナ
「忘れるでないぞ」
イザンナ
杖を振る
イザンナ
「燃えろ、燃えろ!焼けて燃えおちよ!」
イザンナ
「このイザンナの前に立ちはだかったこと、後悔させてくれるわ!!!!」
イザンナ
「死ね!」
イザンナ
「ヒーッヒッヒッヒ!」
“デュマ”
「アアア、アアアアア!?」
“デュマ”
龍に切られた刀傷。
“デュマ”
化け物に穿たれた空洞。
“デュマ”
魔弾に削られた全身。
“デュマ”
ぼろぼろの身を、灼熱が焼く。
イザンナ
「あーっはっはっはっはっは!」
“デュマ”
「ふざけルな!バカな!オレが」
“デュマ”
「ヤメロ!ヤメテ、ヤメテクレ……!」
“デュマ”
「アア…………アアア………………」
イザンナ
「まとめて吸い尽くしてくれるわ!」
三善清次郎
「いや……えぐ……」
“デュマ”
崩れ、溶け、落ちて。
“デュマ”
ばらばらの木くずへと変わり。
“デュマ”
木くずは、青白い炎に包まれ。
“デュマ”
汚泥のような肉塊──霊肉へと変わる。
GM
人形のモノノケたちも崩れ落ち、世界へと亀裂が入る。
GM
輝く剣が、霊肉に突き刺さる。
月花胡桃
「…………う……」
羽村三空
「……」
羽村三空
「終わったよ、くるみちゃん」
GM
残された剣も、やがて光に包まれて消えてゆく。
GM
入れ替わるように、もうひとつの光。
GM
アラミタマを討ち取った証、クシミタマだ。
GM
景色が割れて、そこは胡桃の部屋。
辰巳果子
「お」部屋の壁に寄りかかっていた果子が、騎士たちの生還を迎える。
GM
部屋の中央には、今もなお光る玉。
マリア=ロドリーゴ
頷いてみせて、横のでかい男を見ました。
辰巳 悠希
悠希の体から、結晶が剥がれてゆく。
月花 柘榴
「……胡桃」
月花 柘榴
「くるみは?」
月花 柘榴
「……なんともない?」
辰巳果子
「そこ」
GM
部屋の隅に、胡桃と三空が、折り重なるように倒れ、寝息を立てている。
三善清次郎
「は~、終わった終わった」
辰巳 悠希
果子の方を向く。
「倒した」
マリア=ロドリーゴ
「結界の中は人間にでかい負担がかかるからな」
イザンナ
「はぁ……この程度か。」
辰巳果子
「ん、おかえり」タオルを取り出して、悠希の顔を拭く。
三善清次郎
「大活躍でしたよ、旦那さん」
イザンナ
「たりぬなぁ……帰るには。」
月花 柘榴
「……よかっ、た」
辰巳 悠希
「……ただいま」
辰巳果子
「でしょ。すげえんだ、うちの夫は」
マリア=ロドリーゴ
「……………」
マリア=ロドリーゴ
「?!」
辰巳 悠希
「果子の方がすごい」
マリア=ロドリーゴ
「なんかでかくなってねえか?」
三善清次郎
「?」
イザンナ
「……?」
辰巳 悠希
イザンナを見る。
三善清次郎
「あれっ ほんとだ!?」
辰巳 悠希
もう一度見る。
マリア=ロドリーゴ
「やっぱりアラミタマか?!」
月花 柘榴
「え」
イザンナ
「ようやく本来の姿まで戻れたと言ったところか。」
月花 柘榴
「…………え?」
辰巳果子
「わ!」
イザンナ
「皆、大義であった。」
三善清次郎
「いやっ、マレビトなんだからこのくらいは……いやっ、いやいや……」
月花 柘榴
やばい格好なのは変わらないのか?
辰巳 悠希
放り出された肌を見ている。
マリア=ロドリーゴ
そういやさっき吸い尽くすとかどうとか言ってたな……
マリア=ロドリーゴ
「いやお前のために戦ったわけじゃねえけど……」
三善清次郎
なんかとんでもないのを起こしてしまったのでは……
フェアリー・ブルダン
「……」不安げな目でイザンナを見ている。
マリア=ロドリーゴ
「おい、お前法則障害起こし始めたりしねえよなおい」
イザンナ
「む?案ずるな。」
辰巳 悠希
剣に手をかける。
イザンナ
「我は元の世界に帰りたいだけだ。」
三善清次郎
「まったまった」
辰巳 悠希
待つ。
マリア=ロドリーゴ
「……」
イザンナ
「カミガカリといったか。」
イザンナ
「そんなもの何度も相手をしてはきりがない。」
マリア=ロドリーゴ
「……まあ、帰るために今みたいにアラミタマを狩るってんなら」
マリア=ロドリーゴ
「それはいいんだけどよ……」
三善清次郎
「……まあそう……とりあえずは……分別がある……ある?みたい……だし……?」かっこいいし……
辰巳 悠希
「帰りたいだけなら大丈夫……か?」
イザンナ
「人の勇者を100人一度に相手にした方がまだましだ。分の悪い賭けはせんよ。」
辰巳 悠希
果子を見る。
月花 柘榴
相手に?
辰巳果子
「いんじゃね?」
三善清次郎
勇者を?
月花 柘榴
100人?
辰巳 悠希
「わかった」
三善清次郎
さっきの可愛い男の子は……
イザンナ
「うむうむ。」
辰巳 悠希
何か勇者が100人とか聞こえたが、果子がいんじゃね、というからにはいいのだろう。
マリア=ロドリーゴ
元の世界に返したら悪を成すやつでは? とぼんやり思ったが。
マリア=ロドリーゴ
まあ今はそれよりも、事後処理をすべきだろう。
マリア=ロドリーゴ
「“聖ヴェロニカ”」
イザンナ
「……それより、良いのか?放っておいて。」
フェアリー・ブルダン
「はい」
マリア=ロドリーゴ
「“デュマ”は討伐した。私たちはクシミタマを回収した後、後処理をして退散だ」
フェアリー・ブルダン
「はい。いつもの通り、愚者の黄金として回収して帰還と報告、ですね」
辰巳 悠希
勇者100人を相手にするということは、魔王とかなのでは?と思っている。
三善清次郎
「お仕事おつかれさまでした!ってとこだね」
三善清次郎
魔王っぽいよな~
マリア=ロドリーゴ
「柘榴、これについては分かるか?」
マリア=ロドリーゴ
クシミタマを指す。慣れてねえみたいだったからな。
月花 柘榴
「……ありがと、大丈夫……わかる」
辰巳 悠希
そういえば笑い方が邪悪だったな~と思っている。
月花 柘榴
「何回か倒してる、から」
マリア=ロドリーゴ
「なら、いい」
マリア=ロドリーゴ
「……また何かあったら、交換した連絡先に報せろ」
三善清次郎
「あ、俺にも俺にも」
マリア=ロドリーゴ
「聖堂騎士団はこういう事件ではたいがい動くからな」
辰巳 悠希
「果子なら大体のことは解決できるはずだ。
……家のこととかも」
月花 柘榴
「…………!」
マリア=ロドリーゴ
「もちろん、フリーランスのカミガカリもだ」
フェアリー・ブルダン
「ぜひ、頼ってください」
イザンナ
「うむ、我も頼れよ。」
マリア=ロドリーゴ
大丈夫かな……まあ大丈夫かな……
辰巳 悠希
イザンナを見ている……
イザンナ
「アラミタマは大歓迎だ。」
三善清次郎
「超常現象以外のことでも、まあ困ったことがあったらなんでもね」
辰巳果子
「ははっ」
月花 柘榴
「…………う、ん」
月花 柘榴
「わかった…………」
イザンナ
「…………あのなぁ、我には魔術師の配下もいる。人の世で問題行動はせんよ。」
三善清次郎
「魔術師の配下が!?」
三善清次郎
大丈夫なのか?この人の配下で…… いや俺も人のこと言えないか……?
三善清次郎
いやでもメッフィーちゃんはもうちょっと可愛げが…… 
マリア=ロドリーゴ
まあ、怪しい行動してたのは今回はこの魔王よりもむしろこっちの奴だからな。
イザンナ
闇が包み、姿が変わる。
イザンナ
「……偽装はこんなところで足りるか?」
辰巳 悠希
そういえば、何か隠し事をしたままだったな……
三善清次郎
目を逸らす。ははは。
月花 柘榴
なんだったっけ……?
辰巳果子
「お、いいねえ!」
イザンナ
ふふん、
辰巳 悠希
「美人だ」
三善清次郎
「奥さんの前でそういうこと言う!?」
辰巳果子
「けどまだ若干傾国の美女感あるよな。表を歩くにはちょっと浮く」
イザンナ
「そうか?ふふん……」
マリア=ロドリーゴ
そういやしれっと女になってるな……
イザンナ
「む……」
イザンナ
「こうか?」
辰巳 悠希
「果子が先に言った……」
月花 柘榴
え…………? 何…………?
マリア=ロドリーゴ
うわっ
辰巳 悠希
「傾国の美女感がなくなった」
三善清次郎
マレビトってすげ~
マリア=ロドリーゴ
そりゃそうだけどよ。
辰巳果子
「すげえ!人相まで全然変わった!」
イザンナ
「傾国もなにも、魔王だがな」
イザンナ
「ふふん。」
イザンナ
「男にもなれるぞ?」
辰巳 悠希
「男になった」
月花 柘榴
「うわっ」
辰巳果子
「よっ!イケメン!」
イザンナ
気をよくしている
三善清次郎
……ちょっと好みかも知れなかった。
辰巳 悠希
果子を見ている……
辰巳果子
「お~? よ~しよしよし」悠希を撫でる
辰巳 悠希
腰を低くして撫でられる。
マリア=ロドリーゴ
夫婦ってああいうもんか?
三善清次郎
「と……」
イザンナ
サンプルの反応はとれたな……問題なさそうか。
三善清次郎
胡桃と三空の方を見る。
三善清次郎
「……そろそろ起きちゃうかもしれないけど」
三善清次郎
「どうしよっか」
三善清次郎
柘榴を見る。
月花 柘榴
「あ…………」
三善清次郎
見られるのを嫌がっていた、のだと思う。であれば。
月花 柘榴
「…………」
三善清次郎
「流石に夢だったよ~って誤魔化しは……利かないかなァ」
イザンナ
「だろうなぁ」
三善清次郎
あとは彼女の気持ち次第。
フェアリー・ブルダン
「柘榴さん」
イザンナ
「しかし、一般人の扱いに関しては教会とやらが……詳しいのでは?」
辰巳 悠希
「逃げたいなら、逃げればいい」
辰巳 悠希
「お前はどうしたい?」
フェアリー・ブルダン
「……ふふっ。ですね」
月花 柘榴
「…………、……うん」
月花 柘榴
ひとつ、深呼吸。
月花 柘榴
胸に手をあてて。それからその手を、少しおろして。
月花 柘榴
……顔を上げる。その手を、光のほうへ伸ばす。
月花 柘榴
――このまま、今回の何もかもを胡桃の記憶から消し去ろうと思っていた。
月花 柘榴
思っていたけど。
月花 柘榴
胡桃のことを遠ざけたくなくて。
月花 柘榴
……あと、あんな場所でもなければ、きっと素直になれないから。
月花 柘榴
…………目を閉じる。
月花 柘榴
夢だったよって誤魔化しは、きっと利かないのだろう。
月花 柘榴
クシミタマに願いでもしなければ。
月花 柘榴
だから、願う。
月花 柘榴
『胡桃に今日あったできごとすべてを、夢の中のできごとにしてほしい』
月花 柘榴
――光に、触れる。
GM
クシミタマは、光り輝く。
辰巳果子
「そう来たか」
イザンナ
「クシミタマ……か。」
辰巳 悠希
「実際に知った時の反応も伺える」
フェアリー・ブルダン
「素敵だと思います」
マリア=ロドリーゴ
「……ああ」
月花 柘榴
「……あのさ」
三善清次郎
「うん、……うん」
月花 柘榴
「胡桃から夢の話きいたとき」
月花 柘榴
「あたし、アレすっげー嫌で」
月花 柘榴
「だから……胡桃を守るのはあたしだって」
月花 柘榴
「ちゃんと……思ってほしくて……」
月花 柘榴
「…………」
フェアリー・ブルダン
「……ええ」
マリア=ロドリーゴ
「いいんじゃねえか」
三善清次郎
「……伝わったんじゃないかな」
マリア=ロドリーゴ
「お前は確かに、妹を守ったんだ」
イザンナ
悪夢でないとよいがなぁ
辰巳 悠希
「お前には力がある」
辰巳 悠希
「そして、やれることをやった」
三善清次郎
何にも知らないままいなくなられちゃうより、ずっといい。
辰巳 悠希
「悪くない」
月花 柘榴
「…………、うん」
月花 柘榴
「でも、」
月花 柘榴
「あたしだけの力じゃ、なくて」
月花 柘榴
「だから……」
月花 柘榴
「…………ありがとう」
マリア=ロドリーゴ
「おう」
マリア=ロドリーゴ
「助かったよ、こっちもな」
辰巳 悠希
「そうだな」
フェアリー・ブルダン
「はい。本当に」
辰巳 悠希
「俺も助かった」
イザンナ
「うむ。皆大義であったなぁ。」
辰巳果子
「ああ。お疲れさん」
三善清次郎
「お疲れ様!」
フェアリー・ブルダン
「では私たちは」
フェアリー・ブルダン
クシミタマへと触れる。虹色の光は、黄金へと姿を変えた。
マリア=ロドリーゴ
頷いて、踵を返す。
三善清次郎
「俺も帰んなきゃ~」さくっと黄金回収。
辰巳 悠希
クシミタマに触れる。黄金を手に入れ、そのまま果子へ。
イザンナ
「教会、また何かあれば我を呼べよな。」
マリア=ロドリーゴ
「報告は上げておく」
辰巳果子
「霊力結界、霊力結界」
辰巳 悠希
「そうだった」
しまう
マリア=ロドリーゴ
出ていく前に、振り返る。
マリア=ロドリーゴ
「お前たちがいてくれてよかった」
フェアリー・ブルダン
「……!」
マリア=ロドリーゴ
「また会うことがあったら、その時はよろしく」
辰巳 悠希
「正直に言えてえらい」
マリア=ロドリーゴ
「なんだよ」
三善清次郎
「あはは!おねえさんたちもありがとねえ。いっぱいお世話になっちゃって」
フェアリー・ブルダン
「ふっ、ふふっ、ふふふ」
月花 柘榴
「……!」
イザンナ
「うむ。またなぁ。」
月花 柘榴
「……うん」
辰巳 悠希
「こちらこそ、ロドリーゴがいてくれてよかった」
マリア=ロドリーゴ
なんだよ!
辰巳果子
「うんうん」
マリア=ロドリーゴ
ブルダンの肩を抱え込みました。
マリア=ロドリーゴ
「おら! 帰るぞ! さっさと!」
三善清次郎
なんだ~怖いお姉さんだと思ってたけど良い人だ!
フェアリー・ブルダン
「ふふっ、はい、帰りましょう!」
マリア=ロドリーゴ
「帰ったら休暇だからな! 分かってんだろうな……」
マリア=ロドリーゴ
言いながら、シスター二人が立ち去っていく。
三善清次郎
ひらひらと手を振る。
三善清次郎
ま、もう会うことはないだろうな、なんて思うんだけど。
三善清次郎
「じゃあ、俺もこれで!」
辰巳果子
「おう!」
辰巳 悠希
「世話になった」
三善清次郎
「いやいや、こちらこそ。おにーさんほんとかっこよかったよ」
辰巳 悠希
「……お前は変な奴だな。
人外が好きなのか?」
辰巳果子
「っひひ」
三善清次郎
硬直。
イザンナ
「そうなのか?」
三善清次郎
「……………………」
三善清次郎
「…………俺も……男の子だから……竜とか好きで……」
辰巳 悠希
「そうか……」
イザンナ
竜か……検討しよう。
三善清次郎
何を?
辰巳 悠希
小学生時代、ドラゴンのエプロンや裁縫箱を選んだ身からすると、分からない話ではない。
三善清次郎
俺も選んだ……
辰巳果子
「ああ、そうだ、柘榴ちゃん」
辰巳果子
「胡桃ちゃんの方は、任せていいか」
月花 柘榴
「……うん」
月花 柘榴
「大丈夫」
辰巳果子
「よし」
辰巳果子
「んじゃ、うちらは……こっちだな。おーい」
イザンナ
「…………。」
羽村三空
「ん、おう?」
イザンナ
「ミク。」
イザンナ
「印はどうだ、消えたか?」
羽村三空
「おお!おお?」
羽村三空
手を見せる。印はない。
羽村三空
「イザンナちゃんだ!イメチェンしたねえ!」
イザンナ
「うむ、わかるか。流石はミクであるな。」
羽村三空
「へっへっへ」
羽村三空
「どうやら終わったようですな」
イザンナ
「騎士は倒され、姫は強奪した。」
イザンナ
「皆、実によい働きであったぞ?」
羽村三空
「どっちが悪かわからんな~」
辰巳 悠希
「それはよかった」
イザンナ
「我は魔王であるからな。」
イザンナ
「……そうだ。」
辰巳 悠希
魔王……勇者100人……いんじゃね……
イザンナ
ミクにだけイオリの連絡先を渡す。
イザンナ
「困ったらここに連絡するとよい。」
羽村三空
「やった~!寂しくなったら電話かけていい?」
イザンナ
「うむ。」
イザンナ
「まあ、違うやつが出たらイザンナを出せと命令すればいい。」
羽村三空
「同居人さんがいらっしゃいますか」
イザンナ
「使えん配下でな。」
羽村三空
「使えん配下かあ」
辰巳果子
「……あ、イザンナさん」
イザンナ
「む?」
辰巳果子
「一応な。この世界じゃ、魔法とかアラミタマとか……のことは秘匿されてるんだが」
辰巳果子
「そっちの魔術師って、連盟繋がりじゃないのか?連盟はそのへん、特に気にすると思うぞ」
イザンナ
「連盟……確かにそんな話を聞いた気がするな。」
イザンナ
「なあに、上手くやるさ。ごらんのとおり、擬態は得意でな。」
辰巳果子
「三空ちゃんどうする?ちゃんと報告したら、国に記憶を消されると思うけど」
羽村三空
「マジすか」
イザンナ
「黙っておけば問題なかろう。アレにもそう言い聞かせておく。」
辰巳果子
「あたしの一存じゃ握り潰せねえよー。うち国と繋がってんだぞ」
イザンナ
「ほう?」
辰巳 悠希
国と繋がってるんだな……という顔をしている。
辰巳果子
「特対っつー組織の依頼で来てんだ、今回も」
月花 柘榴
国とつながってるんだ……
イザンナ
「ふぅむ……ミク」
イザンナ
「お前はどうしたい?」
辰巳 悠希
特対……聞いたことがあるな……という顔をしている。
羽村三空
「ふむ」
羽村三空
「あたしが何か口走ったりすると、ねずちゃんとかカミガカリのみんなが危なくなったりするってコトかい」
辰巳果子
「まあそうだ」
羽村三空
「じゃあ仕方ない!」
イザンナ
「良いのか?」
羽村三空
「イザンナちゃんは、あたしのこと覚えててくれるんでしょ?」
羽村三空
「じゃあ、また会ったら、また友達になれる!」
イザンナ
「…………うむ。」
イザンナ
「お前はイイ女だなぁ……。」
イザンナ
「女王の器だ。」
羽村三空
「女王だからね!」
羽村三空
「うむ。ではこの紙は返しましょう」紙にペンを走らせる。
羽村三空
「困ったら、連絡してくるがよい!」
イザンナ
紙を受け取り、燃やす。
イザンナ
「ヒヒヒ……」
イザンナ
「魔王は助けを求めぬ。」
イザンナ
「だが……」
イザンナ
「お前が困った時、この目に留まるよう……」
イザンナ
「気に留めておこう。」
羽村三空
「かっこいい!」
イザンナ
「魔王だからな!」
羽村三空
「王として負けていられませんな!」
イザンナ
「はははは」
羽村三空
「はははは!」
辰巳果子
「それじゃ、三空ちゃん」
辰巳果子
「そろそろ行くかい?」
羽村三空
「記憶を消されるのだな!?」
羽村三空
「どうやるの?ペンをかざしてピカッと?」
辰巳果子
「詳しくは知らないな~」
イザンナ
「カコといったか。」
辰巳果子
「おう」
イザンナ
「ミクを頼んだぞ。」
イザンナ
「辰巳旦那……ユウキもな。」
辰巳 悠希
「ああ」
辰巳果子
「……うん」
イザンナ
転移魔法、闇の扉が開かれる。
辰巳 悠希
柘榴の方を向く。

「俺達は行く」
月花 柘榴
「うん」
辰巳果子
「またね」
辰巳果子
悠希についていく。
月花 柘榴
「…………へへ」
辰巳 悠希
「……困った時に人を頼るのも、また力のうちだ」
辰巳 悠希
「いつでも頼っていい」
羽村三空
「ざくろちゃんも、また会おう!」
月花 柘榴
「……うん」
羽村三空
「そんときゃ、お互い自己紹介から!」
辰巳 悠希
そう言って、果子と共に踵を返した。
月花 柘榴
「またね」
羽村三空
手を振り、夫妻についていく。
イザンナ
「……縁があればな。竜と、小さく気高い騎士よ。」
イザンナ
魔王は闇の中へと溶けていった。
辰巳 悠希
柘榴にコネクション「庇護」
イザンナ
柘榴にコネクション「興味」
マリア=ロドリーゴ
2d6 (2D6) > 7[3,4] > 7
GM
煙突掃除夫×2
月花 柘榴
2d6  (2D6) > 6[1,5] > 6
GM
2〜8:なし
GM
スカラムッチャ×3
イザンナ
2d6 (2D6) > 4[1,3] > 4
GM
2~9:なし
GM
パンタローネ
三善清次郎
2D6 (2D6) > 5[1,4] > 5
GM
2~9:なし
GM
鼓手
辰巳 悠希
2d6 (2D6) > 10[5,5] > 10
GM
10~:人形の歯/結界+2:1000G(効果値:2)
GM
ツィター奏者×2
月花 柘榴
2d6  (2D6) > 10[4,6] > 10
GM
10~:壊れた楽器/体力+2:1000G(効果値:2)
月花胡桃
「う…………」
月花 柘榴
「!」
GM
胡桃が目を開ける。
月花 柘榴
小さく、息を吸って、吐いて。
月花 柘榴
「……おはよ」
月花胡桃
「!」わずかに怯えたように、少しだけ体が強ばるも。
月花胡桃
「……お、おはよ、ざくろちゃん」笑顔を作る。
月花 柘榴
「…………よく寝た?」
月花胡桃
「うん。なんか変な夢を見てた」
月花 柘榴
「どんな?」
月花胡桃
「…………」
月花胡桃
「わすれた」
月花 柘榴
「……そっか」
月花 柘榴
「……なんか、うなされてた? みたいだからさ」
月花 柘榴
「大丈夫なら、いいんだけど」
月花 柘榴
大丈夫なわけがなくて。
月花 柘榴
けど、直接聞けるはずもない。
月花胡桃
「だいじょうぶ」
月花胡桃
「ごめんね、せっかく来てくれたのに、いつのまにか寝ちゃってた」
月花 柘榴
「んーん」
月花 柘榴
「……いっぱい動いて疲れちゃったのかもなー」
月花胡桃
「…………なのかな?」
GM
安全な帰宅時間なんてとっくに超えていて、時計は父が帰ってきてもおかしくない時間を指していた。
月花 柘榴
「あ、やべ」
月花 柘榴
「時間!」
月花胡桃
「あ。うん……」
GM
わずかに手を持ち上げて。
GM
けれど、それは柘榴には触れずに、ゆっくりとまた降りてゆく。
月花胡桃
「…………」
月花 柘榴
……その手を見ていた。
GM
どこか余所余所しく、ぎこちない。
GM
いつもならば引き留めようとするその手は、柘榴を捕まえず。
GM
いつもならば玄関までついてゆく足は、動かず。
月花 柘榴
「…………」
月花 柘榴
「……また、あした」
月花 柘榴
「ゆっくり寝ろよ」
月花胡桃
「う、ん。またあした」
GM
部屋の中から出ずに、手を振る。
GM
言葉は少なく、会話はそこで終わる。
月花 柘榴
部屋を出る。
月花胡桃
「…………」
GM
胡桃自身、残酷な仕打ちをした自覚はあって。
GM
目を伏せる。
GM
ただの、小さな亀裂。
GM
ほんの少し、悪い夢を見ただけ。
月花 柘榴
長いみつあみが揺れて、部屋の向こうに消えていく。
月花 柘榴
まるで尻尾か、そうでなければ……触手みたいに、長くて、いきものみたいな、胡桃と同じ色の髪。
月花 柘榴
それが見えなくなれば、この部屋にのこるのはひとりだけ。
月花胡桃
ごくりと息を飲む。
月花胡桃
拳を握る。
月花胡桃
「…………、………………」
月花胡桃
胸に手を当てる。
月花胡桃
「~~~~っ!」
月花胡桃
部屋を飛び出した。
月花胡桃
「ざくろちゃんっ!!」
月花胡桃
玄関へ。立ち去る背中へ、大きな声をかける。
月花 柘榴
「!」
月花 柘榴
振り返る。
月花胡桃
「…………明日」
月花胡桃
「また、あした!」
月花胡桃
「絶対、ちゃんと来てね!」
月花 柘榴
「……」
月花 柘榴
「…………、」
月花 柘榴
「……うん」
月花 柘榴
「あした」
月花 柘榴
「また、あしたね」
月花胡桃
「…………」気が緩んで、また涙が溢れる。
月花胡桃
手で顔を拭いながら、しばらくその場に立っていた。
GM
GM
◆シーン15:人に憧れたものたち
GM
エピローグ:PC⑤
GM
胡桃の家を出て。
GM
そのまま帰路へ。
GM
いつもどおりの町並み。
GM
血の跡も、雪にすっかり流されている。
三善清次郎
大通りを目指しててくてく歩く。
三善清次郎
一件落着、アラミタマは消滅。被害もまあ……気絶一回。軽微な方だろう。
三善清次郎
アプリでタクシーの配車を頼んで、適当な目印になりそうな場所へ。
三善清次郎
「……さむ~」
GM
その肩を、ぽんと手が叩く。
三善清次郎
「うお」
メフィスト・フェレス
「さすがはダンナ。見事なお手並みでした」
三善清次郎
「うわ」
三善清次郎
「わ~お迎えだ~」棒読み。
メフィスト・フェレス
「お疲れ様でした、ダンナ」
三善清次郎
「どうも。調べ物の役くらいには立ったと思うよ」
三善清次郎
軽く辺りを見回す。あの教会の二人組の影は――なさそうだ。
メフィスト・フェレス
「あの状況から現地のカミガカリたちの信用を得られるとは」
メフィスト・フェレス
「これもダンナの人徳が為せる業ですね!」
三善清次郎
「しがないフリーランスのおにいさんですから~」
三善清次郎
「ていうかメッフィーちゃんもさあ、なんか噛んでるんだったら教えといてくれればよかったのに」
三善清次郎
煙草に火をつける。
メフィスト・フェレス
「すみません。今回は騎士団連中と鉢合わせる可能性が高いと判っていましたから、あたしに繋がる情報をあまり渡したくなかったんですが……逆効果でしたね」
三善清次郎
「ほんとだよ。怪しまれちゃって大変だったんだから」
三善清次郎
「コワ~~~~イおねえさんに」
メフィスト・フェレス
「直接見られなかったのが残念です」
三善清次郎
「めちゃめちゃ怖かったよあの人!?雑魚モノノケみんな瞬殺」
三善清次郎
「……ま、お陰でいろいろ楽に済んだけど」
メフィスト・フェレス
「あの方は聖堂騎士だそうですが……」
メフィスト・フェレス
「位を上げるのも時間の問題でしょう。ああ、恐ろしい!」
三善清次郎
「位といえば、おねーさんたち騎士長クラスのひとと連絡取っててさ」
三善清次郎
「いや~、見たかったな~騎士長……」
メフィスト・フェレス
「あたしはゴメンですからね」
メフィスト・フェレス
「聖堂騎士団の騎士長。考えるだけで恐ろしい」
メフィスト・フェレス
「できることなら関わりたくないもんです」
三善清次郎
「……にしちゃあ、……今回はなんか。変わった話持ってきたよね」
三善清次郎
「ねずみちゃんはメッフィーちゃんのお友達?」
メフィスト・フェレス
「……配下のようなものです」
メフィスト・フェレス
「情報源のひとつとして使っています」
メフィスト・フェレス
「ほら、噂をすれば」
三善清次郎
「ご主人様のにおいが~って言われちゃった……ん?」
GM
悪魔が指で示した先には、鼠たちの姿がある。
三善清次郎
指の先を目で辿る。

「あっ」
三善清次郎
「よ」
三善清次郎
「おつかれさん」

「おつ おつか」

「おつかれさん!」

煙草を吸うようなポーズを真似る。
三善清次郎
「もういじめられなくて済むねえ、よかったよかった」

「おまえ おまえたちのおかげで わるいやつ たおせた!」

「よかったよかった!」
メフィスト・フェレス
「…………」
三善清次郎
帽子の載った頭を片手でくしゃくしゃと撫でる。躊躇いのない手付き。

「おう、おうっ」
モノノケ
「ヂイ!ヂイ!」
GM
言葉を話せない鼠たちも、撫でて欲しそうにまとわりついてくる。
三善清次郎
「おわっ」
三善清次郎
「よーしゃよしゃよしゃ、順番順番」わしゃわしゃわしゃ
モノノケ
「チュイ!チュイ!」
モノノケ
頭を預けて目を細める。
三善清次郎
煙草は携帯灰皿へ。
三善清次郎
「ああ~ふわふわ?だねえ~~」
三善清次郎
両手にねずみまみれになりながらメフィストフェレスへ目を向ける。
三善清次郎
「この子たち、女王様だ~ってフツーの女の子祀り上げてたけど」
メフィスト・フェレス
「気に入られたみたいですね」
メフィスト・フェレス
「…………はい」
三善清次郎
「あの子、な~に?」
メフィスト・フェレス
「あたしも気になりましたけどね」
メフィスト・フェレス
「正真正銘、ただの人間のようです」
三善清次郎
メフィストに目を向けたままねずみの尻をぽんぽんぽんぽん叩いている……
三善清次郎
「そっか~」
三善清次郎
「肝の据わった子だったよ」

「くるる~」
メフィスト・フェレス
「異常な事態ですよ」
メフィスト・フェレス
「こいつらは、ずっと中立の存在でした。アラミタマに脅かされた時を覗いては、人間にもモノノケにも寄り添わず……」
三善清次郎
話をしながら両手でねずみの顎を撫でたり腹を撫でたり尻を叩いたりしている……
メフィスト・フェレス
「ですがここに来て」

「おまえ いいやつ!」
メフィスト・フェレス
「こうです」
三善清次郎
「だねえ」

「あいつ けん もった にんぎょうの やつ」

「やなやつだけど ひとつ いいとこ あった」
三善清次郎
「いいとこ」

「にんげんに なりたいとこ!」

「おれ にんげんすき! おれも にんげんに なりたい!」
三善清次郎
「…………………………」
モノノケ
「ヂ! ヂ!」
三善清次郎
「デュマの影響……?」
メフィスト・フェレス
「…………はあ」
メフィスト・フェレス
「失敗です」
メフィスト・フェレス
「ダンナにはあまり、こういう所は見せたくなかったんですが」
メフィスト・フェレス
モノノケへと手を向ける。
メフィスト・フェレス
「これはもう、手遅れですかね」
三善清次郎
「あ」
メフィスト・フェレス
「……止めますか?」

「ち?」

ころころと喉を鳴らしている。
三善清次郎
「……何するつもりかと、理由による」
三善清次郎
「何が手遅れなの」
三善清次郎
撫でる手は止めない。
メフィスト・フェレス
「…………"デュマ”をご覧になったでしょう」
三善清次郎
モノノケの、温もりとは言い難い温度。
メフィスト・フェレス
「人になろうとするものは危険です」
メフィスト・フェレス
「危険な思想を持った個体を、群れから除きます」
三善清次郎
「……」まじ、とその顔を見る。
三善清次郎
「メッフィーちゃんがそれ言う?」
メフィスト・フェレス
「構いませんよ」
メフィスト・フェレス
清次郎の手に触れる。
メフィスト・フェレス
そこには、いつのまにか霊符が握られていて。
三善清次郎
身が強張る。
メフィスト・フェレス
それを、自分の胸に押し当てる。
三善清次郎
「ちょ、っと……」
三善清次郎
手を引こうとする。
三善清次郎
「待って、何、急に」
メフィスト・フェレス
あっさりとその手は悪魔の体を離れる。
三善清次郎
「……どしたの」
メフィスト・フェレス
「ダンナには、出来ないだろうと思いました」
三善清次郎
「そういうこと言う」
三善清次郎
「なに、メッフィーちゃん。今更」
三善清次郎
「……人間になりたいんじゃなかったの」
メフィスト・フェレス
「その通りです。あたしはこんな場所で死ぬつもりはありませんよ」
三善清次郎
一度離れた手で、その耳を軽く摘む。ネズミと煙草の匂いの手。
メフィスト・フェレス
「おっ!?」
三善清次郎
「大悪魔が急にしおらしいこと言っちゃって~」引っ張る。うり~。
メフィスト・フェレス
「ああっ!ダンナ!いけません、こんな場所で!」
三善清次郎
「誤魔化さないでよ~」引っ張る。
メフィスト・フェレス
「ああ~」
三善清次郎
「なんか悩み事?気になることあった?」
三善清次郎
「言ってくれなきゃわかんないよ、おにーさん人間だから」
メフィスト・フェレス
「い、一応、善意で言ってるんですよ!」
三善清次郎
言いつつ、ねずみを後ろに庇っている。
メフィスト・フェレス
「あれには知恵がありません。何をしでかすか分かりゃしない!」
メフィスト・フェレス
「いいですか、あたしの立場からするとね、アラミタマなんて生まれてしまっても構わないんですよ!」
メフィスト・フェレス
「放置して誕生を待って、それから退治すれば、ノルマが溜まっていくわけです!」
三善清次郎
「メッフィーちゃんは賢いな~!」
三善清次郎
――願う事が。願いそのものを狂わせることがある。
メフィスト・フェレス
「それなのに、こうして未然に防ごうと愚考しているわけです。これは褒めていただきたい!」
三善清次郎
狂った者の願いは、再び狂いしか生まないのだろうか?
三善清次郎
「うん、えらい」
メフィスト・フェレス
「ほっ」
メフィスト・フェレス
「しかしダンナ。実際、どうされるんです。生かすとなると、あたしゃ責任取れませんよ」
三善清次郎
「残念だけど回復役なんていつだって後手後手だから、コトが起きてからのことしかわかんないんだよなァ~」
三善清次郎
ねずみを撫でる。
メフィスト・フェレス
「はあ。そういうものですか……」
三善清次郎
「人間なんてやめときな、ねず君。人間は愚かだよ」

「にんげんはおろか!」
三善清次郎
「な~んでかみんな、なりたがるよねえ~」
三善清次郎
わしゃわしゃ
メフィスト・フェレス
「まあ…………」
メフィスト・フェレス
「そうですね。こういう時、人間は……」
メフィスト・フェレス
「なかなか、殺すという選択を選べない」
メフィスト・フェレス
「わかりました。あたしも人間らしい判断に従うことにします」
三善清次郎
消すことを躊躇うなと、その場かぎりの感情で動くなと、そう教えられて。
三善清次郎
それが出来なかったから、今もこんなことをしている。
三善清次郎
「メッフィーちゃんもだいぶ人間がおわかりだね~」
三善清次郎
「どんどん愚かになってこ!」
メフィスト・フェレス
「ああっ、ダンナに堕落させられてしまう~」
メフィスト・フェレス
「まったく!悪魔のような方ですね!」

「ちい!」耳をぴくぴくと動かし、鼠たちが真っ直ぐ立ち上がる。
GM
遠くからタクシーのエンジンの音。
GM
鼠たちは散り散りに去っていく。
メフィスト・フェレス
「あーあ」
三善清次郎
「どうせ短い命だからね。目の前のものだけ、好きに守ってくさ」
三善清次郎
「……先のことなんてしーらない」
メフィスト・フェレス
「……ええ」
メフィスト・フェレス
「ダンナがそういう方だから、あたしは今もこうしてダンナと一緒に居られます」
メフィスト・フェレス
「これからもよろしくお願いしますよ、ダンナ」
三善清次郎
「 」
三善清次郎
「あ、え、はい、ふつつかですが」
三善清次郎
「……いやちがうな……」
三善清次郎
「…………」
三善清次郎
「メッフィーちゃん、今晩ごはん一緒に食べたりしない?」
メフィスト・フェレス
「…………少し訂正しましょう」
メフィスト・フェレス
「ダンナは、あたしが思った以上に変わったお方のようだ」
メフィスト・フェレス
「どこへなりとお供しましょう。ダンナの生き方を側で見られるなら、それも悪くない」
三善清次郎
「……マジで?」
三善清次郎
「ちょっ……ちょっと店探すから待って……」
メフィスト・フェレス
「素敵なエスコートを期待していますよ、ダンナ!」
GM
タクシーが停まる。
GM
2つの人影が、その中へ。
GM
車は発進する。清次郎の選ぶ行き先へと向かって。
GM
◆シーン16:取り戻された力、もたらされた変化
GM
エピローグ:PC④
GM
逆月衣織の工房の一室。
GM
イザンナが戻ると、そこには研究資料を漁る彼の姿があった。
イザンナ
闇が開く。
イザンナ
驚かせてはならぬと気を使ってか、その姿は元の白い髪に黒い肌。
イザンナ
ただ、以前とは異なる大人の姿。
イザンナ
「戻った。」
イザンナ
高いヒールがこつりと床を叩き、配下、従者、小間使い。そういう者へと歩み寄っていく。
GM
振り向いた彼は、驚きに目を開いて飛び上がる。
逆月衣織
「うわあ!?」
逆月衣織
そこには衣織がいた。
逆月衣織
イザンナとは逆に、小さな姿になって。
イザンナ
「……ん?」
逆月衣織
「な、なんだ、その姿は」
イザンナ
「何とは……元の姿だが?」
イザンナ
「…………なるほど。お前も力が戻って……」
逆月衣織
「そんなわけはないだろう!」
イザンナ
「?」
逆月衣織
「僕だって驚いてる!だからこうして調べてるんだ」
イザンナ
目の前にしゃがみ込み、見上げる。
GM
彼の机には資料が積み上げられていた。
逆月衣織
「……子供にするみたいな態度はやめてくれ」
イザンナ
「子供ではないか。」
逆月衣織
「子供では……」
イザンナ
頭を撫でる。
逆月衣織
「…………ないと言うのに」
イザンナ
「アラミタマを討伐した。」
逆月衣織
「……それで力が戻った?」
イザンナ
「そうだ。力がまじりあっているお前にも同じく、吸収した力は流れ込んだはずだが……」
逆月衣織
「………………それだ」
イザンナ
「ほう。」
逆月衣織
「……突然だが、年齢は?」
イザンナ
「数えてないなぁ」
逆月衣織
「大雑把でいい」
イザンナ
「お前達の年でいうと……ふむ。」
イザンナ
「200は超えているのではないか?」
逆月衣織
「…………僕は、長命の霊力を取り込んだ」
逆月衣織
「結果、その特徴を部分的に受け継いだのではないかと考える。細かい仕組みは、調べてみないとわからないが……」
イザンナ
「ふむ……つまり、我の力が流れこみ肉体に影響を及ぼしていると。」
イザンナ
「接続を切る方法は見つからずじまいか……まあいい。」
イザンナ
「よかったではないか。」
逆月衣織
「何がよかったと……」
イザンナ
「我が力は完全ではない。」
イザンナ
「さらにアラミタマの力を吸収すれば、お前の力も増そうよ。」
逆月衣織
「…………それは」
逆月衣織
「た、確かに、霊力や体質に変化は感じる。感じるが」
逆月衣織
「いや、それは………邪道じゃないか……?」
イザンナ
「お前の研究の最大の失敗はイザンナを召喚したことであるが……」
イザンナ
「力を得たという点では、成果といえるのではないか?」
逆月衣織
「…………しかし……」
イザンナ
頬を両手で包む。
逆月衣織
「!」
イザンナ
「力が欲しいのではないのか?」
逆月衣織
「それは、そう、だが」
逆月衣織
「自身の変容が恐ろしい。この体のことが分からない。何歳まで生きてしまうのかも分からない……」
逆月衣織
「……まだ連盟にも事情を説明できていない。これを何と言えばいいのか………」
イザンナ
「…………ふむ。」
イザンナ
「その、連盟とやらだが……秘密だなんだとうるさいらしいな。」
逆月衣織
「当然だ」
逆月衣織
「超常存在は、この世界の秘密だ。人々が知れば混乱を生む」
イザンナ
「教会、特対……カミガカリ……」
イザンナ
「この世界でも、人間は面倒なルールが好きなようだ。」
逆月衣織
「……秩序は嫌いか」
イザンナ
「いや。」
イザンナ
「複数の異なる為政者が存在するから争いごとが起きるのだろう?相反する秩序が存在するのであれば、それは秩序と言えるのか。」
イザンナ
「イオリ。」
逆月衣織
「……なにが言いたい」
イザンナ
「お前は連盟に所属しているのだったな。」
逆月衣織
「そうだが……」
イザンナ
「仮にアラミタマが全て討伐されたとき……カミガカリは、一枚岩でいられると思うか?」
逆月衣織
「……………………」
逆月衣織
「思わない」
イザンナ
「敵、障害、獲物……言い方は異なるが、剣先を向ける対象がなくなることはない。少なくとも、人間は……欲深いからな。」
逆月衣織
「……そう、だな」
イザンナ
「なれば、秩序とは何か……。」
逆月衣織
「…………秩序とは?」
イザンナ
「力だよ。」
逆月衣織
「それは」
逆月衣織
「……実態はそうかもしれないが…………」
イザンナ
「絶対君主が上に立ち、ひとつのルールのもと世界を維持する。」
イザンナ
「剣を向ける先はひとつとなり、下々の争いは君主が制すればいい。」
逆月衣織
「それが」
逆月衣織
「かつての"常夜帝"イザンナか?」
イザンナ
「未だ為されぬ目標だ。……我は太陽を手にし秩序になりたいのだよ。イオリ。」
逆月衣織
「……………いや、それ……」
逆月衣織
「世界征服………………」
イザンナ
「そうだが?」
イザンナ
「そして、そう」
イザンナ
「お前もその力の一端を手にできるのだ。」
イザンナ
「光栄に思えよな。」
逆月衣織
「……………………」頭を抱える。
逆月衣織
「とんでもないものを呼び出してしまった………………」
イザンナ
「ヒヒヒ」
イザンナ
「そうだ……今回の情報は当たりであった。」
逆月衣織
「……らしいな。アラミタマに会うとは思わなかったが」
イザンナ
「アラミタマの討伐に、カミガカリの知人が……5人か。」
逆月衣織
「現地のカミガカリに姿を見られたのか!?」
イザンナ
「うむ。」
逆月衣織
再び頭を抱える。
イザンナ
「ミコトの姿では力が上手く扱えんでな。」
逆月衣織
「それで協力を…………?」
イザンナ
「特対、教会……あとはフリーランスと言っていたか。」
逆月衣織
「もう早く接続を切る方法を見つけて帰って欲しい」
イザンナ
「腹から触手を出す女子もいてな。可愛かったぞ。」
逆月衣織
「化け物じゃないか!」
イザンナ
「竜になる男もな。」
逆月衣織
「化け物じゃないか!!」
イザンナ
「我はそちらのほうが馴染み深くてな。」
イザンナ
「本物を召喚できればよかったんだがなぁ。ヒヒヒ。」
逆月衣織
「……もう懲りた。迂闊な真似をした僕が馬鹿だった」
逆月衣織
「反省している。まさかこんな……」自分の姿を見て
逆月衣織
「こんな事になるなんて思わなかった……」
イザンナ
「ヒヒヒ……そう悲観するでないよ。」
イザンナ
「しかし、そうだな……今回の働きには何か褒美をやらねば。」
イザンナ
「何がいい?」
逆月衣織
「…………」
逆月衣織
「知識……」
逆月衣織
「欲しいものは、異界の知識だ。さっき聞いた、馴染み深い異界の化け物の話や……」
逆月衣織
「術、世界について、この体について……」
イザンナ
「…………ふむ。」
イザンナ
「できる限り質問に答えよう。期間はこの世界での1日。だが、その前に……」
イザンナ
「腹が減ったなぁ……」
逆月衣織
「…………?」顔を上げる。
逆月衣織
「!」
逆月衣織
「おい、それはまさか……」
イザンナ
「…………おいで、イオリ。」
逆月衣織
「………………」自分の腹部に手を触れる。喉をごくりと鳴らす。
逆月衣織
腹が減るという感覚を、理解できてしまって。
逆月衣織
反抗的な態度は示さずに、そのままイザンナの元へと近づいた。
イザンナ
黒い指先が髪を梳くように両手で頭を包み、幼い顔を豊かな乳房へと誘い込む。
イザンナ
指先が服の上から身体をなぞり、繋ぎ止めるように。
イザンナ
影がひとつに重なる。
イザンナ
「…………イオリ。」
イザンナ
「愚かなイオリ。可愛いイオリ。」
イザンナ
「その魂も、身体も……」
イザンナ
「ワタシのものだ。」
GM
GM
◆シーン17:任務を終えて
GM
エピローグ:PC③
GM
二人の聖堂騎士は、無事に報告を終える。
GM
そして解散。別れて、また次の任まで、待機。
GM
ではなく。
GM
マリアは、リサの部屋にいた。
マリア=ロドリーゴ
首根っこを掴むようにして家まで連れ帰り、
マリア=ロドリーゴ
無理矢理風呂場に放り込み。
マリア=ロドリーゴ
上がったリサを本人の自室に連れて行って、
マリア=ロドリーゴ
ベッドに押し込む。
マリア=ロドリーゴ
「よし寝ろ」
マリア=ロドリーゴ
そうして自分は横の椅子に座り込んで腕を組み、傲然と言った。
フェアリー・ブルダン
「ね、寝ろっていきなり言われても」
マリア=ロドリーゴ
「じゃあ、寝るまで見ててやる」
マリア=ロドリーゴ
「お前は放っておくとまた鍛錬だの修練だの勉強だの」
マリア=ロドリーゴ
「ぐだぐだ寝やしねえんだから」
フェアリー・ブルダン
「だって、それは……」
フェアリー・ブルダン
「しなきゃいけないことだから……」
マリア=ロドリーゴ
「限度ってもんがあるだろうが」
マリア=ロドリーゴ
「とにかく仕事は終わったんだ」
マリア=ロドリーゴ
「二十四時間何にもしねえ時間を作れ。今からだ」
マリア=ロドリーゴ
「休息だって、しなきゃいけないことなんだからな」
フェアリー・ブルダン
「…………うう、はい」
フェアリー・ブルダン
居心地悪そうにしながらも、一人ベッドに横たわる。
マリア=ロドリーゴ
「今回は、お前がいたおかげでうまいこといった」
フェアリー・ブルダン
「……それは」
マリア=ロドリーゴ
正確に言えば、今回も、か。
フェアリー・ブルダン
「違うよ、マリアが居たからだよ」
フェアリー・ブルダン
「みんな、マリアのことをすごいって言ってた」
マリア=ロドリーゴ
大げさにため息をつき、自分の髪を掻き回す。
フェアリー・ブルダン
「私には、あんなたくさんのモノノケを一網打尽にするなんて出来ないし……」
マリア=ロドリーゴ
「お前があの爺の人形を遠くにやったからだろうが」
マリア=ロドリーゴ
「そうじゃなきゃもっとずっと手古摺ってたし、怪我人も出てた」
フェアリー・ブルダン
「っ、でも…………」
マリア=ロドリーゴ
「倒れたやつが少なかったのも、手早く終わったのも」
マリア=ロドリーゴ
「お前がいたおかげだ」
マリア=ロドリーゴ
「ま、私とお前がいたおかげだがな」
フェアリー・ブルダン
「………マリア」
マリア=ロドリーゴ
「よくやってんだよ」
マリア=ロドリーゴ
「やりすぎるぐらいやってる」
フェアリー・ブルダン
「…………」
マリア=ロドリーゴ
「限界があるのは、当たり前だ」
フェアリー・ブルダン
「……うん」
マリア=ロドリーゴ
「誰も……お前の代わりにはなれない」
マリア=ロドリーゴ
「私も」
フェアリー・ブルダン
「うん……」
マリア=ロドリーゴ
「フェアリーの名前を継いだのはお前で」
マリア=ロドリーゴ
「誰もその役目を手伝ってやることはできない」
マリア=ロドリーゴ
「教えてやる奴もいないまま、三年も」
マリア=ロドリーゴ
「………………」
フェアリー・ブルダン
「……………っ、うん」
フェアリー・ブルダン
「それで、上手くやれなくて」
フェアリー・ブルダン
「ずっと、心配だった。みんなに迷惑かけて」
フェアリー・ブルダン
当主と聖堂騎士の二足の草鞋は、とても大変で。
フェアリー・ブルダン
当主のあり方を教えてくれるはずの人は、死んでしまって。
マリア=ロドリーゴ
そうして出来上がったのが、この寝る間も惜しんで働く“聖ヴェロニカ”だ。
フェアリー・ブルダン
やる事が、昔の倍になった。
フェアリー・ブルダン
できることが、昔の半分になった。
フェアリー・ブルダン
身を削って仕事に尽くしても、それは変わらずに。
フェアリー・ブルダン
ただ、体だけが疲弊している…………ことにすら、マリアに指摘されるまで気付けなかった。
マリア=ロドリーゴ
はあ、とため息をつく。
マリア=ロドリーゴ
「お前が今から一日寝ても、迷惑なんかかけねえよ」
マリア=ロドリーゴ
「かけたところで、大したことない。文句言う奴はカスだ」
マリア=ロドリーゴ
「だから寝ろ」
フェアリー・ブルダン
こうやって強引で、歯に衣着せず、ずけずけと踏み込んでくる彼女が居てくれるから。
フェアリー・ブルダン
「やっぱり、私、ダメだな」
マリア=ロドリーゴ
「……」
フェアリー・ブルダン
「マリアに頼ってばかり」
フェアリー・ブルダン
「心配させてばかり……」
マリア=ロドリーゴ
「ほんとだよ」
フェアリー・ブルダン
「うん」
マリア=ロドリーゴ
「まあ、別に……」
マリア=ロドリーゴ
「心配してるわけじゃない」
マリア=ロドリーゴ
「不甲斐ないからムカついてるだけだ」
マリア=ロドリーゴ
「……」
フェアリー・ブルダン
「ほんとに?」
マリア=ロドリーゴ
「……」
マリア=ロドリーゴ
「お前が不甲斐ない分は、私が何とかしてやる」
マリア=ロドリーゴ
「私とお前がいれば……」
マリア=ロドリーゴ
「どんな敵だってなんとかなる」
フェアリー・ブルダン
「ふふっ」
マリア=ロドリーゴ
「なんだよ」
フェアリー・ブルダン
「ううん」
フェアリー・ブルダン
「マリア、昔はあんなに意地悪で」
フェアリー・ブルダン
「いっぱい泣かされたな、って思い出して」
マリア=ロドリーゴ
「お前が勝手に泣いたんだろ」
マリア=ロドリーゴ
嘘だ。泣かせていた。
マリア=ロドリーゴ
あの頃はいじめがいがある奴だった。と思い返している。
マリア=ロドリーゴ
今じゃお互いこんなんだ。
フェアリー・ブルダン
「あの時は私も子供で、マリアの優しい所に気づく余裕もなかった」
マリア=ロドリーゴ
「は?」
マリア=ロドリーゴ
「いやっ何そこいい話にしようとしてんだお前」
マリア=ロドリーゴ
「あの頃はお前がふつうに気に食わなくてだなあ」
フェアリー・ブルダン
「そうだね」
マリア=ロドリーゴ
「~~」
フェアリー・ブルダン
「あの時の私は泣き虫で」
フェアリー・ブルダン
「マリアに虐められるたび、いっぱい泣いて」
フェアリー・ブルダン
「あの時とは少し変わったけど、やっぱり私たちは私たちでさ」
マリア=ロドリーゴ
「……」
フェアリー・ブルダン
「大人になって……私達らしいまま、いい関係になれたなって思う」
フェアリー・ブルダン
「だから、ちょっと泣きそうになっちゃった」
マリア=ロドリーゴ
「…………まあ、な」
マリア=ロドリーゴ
「お前がもうちょっと、ちゃんと寝りゃあな!」
フェアリー・ブルダン
「マリア。また私が寝付くまでそこで見守るつもりなの?」
マリア=ロドリーゴ
「当たり前だ」
マリア=ロドリーゴ
「そうでもしなきゃ寝ねえだろ。お前」
フェアリー・ブルダン
「私の寝顔なんて見ても、面白くないよ」
マリア=ロドリーゴ
「面白いからやってるわけじゃあねえんだよ……」
マリア=ロドリーゴ
「ああ、もう、昔話の寝物語は終わりだ、終わり」
マリア=ロドリーゴ
「リサ、そろそろ寝ろ」
マリア=ロドリーゴ
「見ててやっから」
フェアリー・ブルダン
「マリアだって、頑張った」
フェアリー・ブルダン
寝返り、マリアから離れる。一人分のスペースを空ける。
マリア=ロドリーゴ
は。
マリア=ロドリーゴ
「あ?」
マリア=ロドリーゴ
「いや、待て」
マリア=ロドリーゴ
「子供じゃないんだ、そんな……」
フェアリー・ブルダン
「……だって、ゲストルームじゃ寝てくれないんでしょ?」
マリア=ロドリーゴ
「そりゃ……」
マリア=ロドリーゴ
「あ~……」
マリア=ロドリーゴ
髪を掻き回す。
マリア=ロドリーゴ
椅子から立ち上がり、目を逸らしたままベッドに向かった。
マリア=ロドリーゴ
「ちゃんと寝るな?」
フェアリー・ブルダン
「うん」
マリア=ロドリーゴ
「仕方ねえな……」
マリア=ロドリーゴ
言って、横に潜り込んだ。…背を向けて。
マリア=ロドリーゴ
……
マリア=ロドリーゴ
少し考えた後で、寝返りを打ってリサに向き直る。
マリア=ロドリーゴ
「…………」
マリア=ロドリーゴ
「お疲れ、リサ」
フェアリー・ブルダン
「うん」
フェアリー・ブルダン
「お疲れ、マリア。お休みなさい」
フェアリー・ブルダン
嬉しそうに微笑んで。目を閉じる。
マリア=ロドリーゴ
それを、じっと見つめている。
マリア=ロドリーゴ
「……おやすみ」
マリア=ロドリーゴ
言った通りに、眠るまで。
フェアリー・ブルダン
「…………」安心したように体の力を抜いて。
フェアリー・ブルダン
すぐに、寝息が聴こえる。
フェアリー・ブルダン
深い、深い眠り。
マリア=ロドリーゴ
……そうだ。リサはいつも疲れている。
マリア=ロドリーゴ
いつも泣き言を言いながら、あんなに優秀だったリサが押しつぶされそうになるほど。
マリア=ロドリーゴ
疲れていても、頑張らなきゃいけないぐらい、仕事だの役目だの、それにまつわる重圧だの。
マリア=ロドリーゴ
それを完全に取り除いてやることは当然のことながらできない。
マリア=ロドリーゴ
こうやって無理矢理休ませるのを繰り返すことが、正解なのかも分からない。
マリア=ロドリーゴ
昔のまま、変わらない部分もある、そのままいい関係になれたとリサは言った。
マリア=ロドリーゴ
でも、変わったことがいいことなのかも、分からない。変化は変化で、受け入れるしかない。
マリア=ロドリーゴ
それに腹を立ててもしょうがない。
マリア=ロドリーゴ
……
マリア=ロドリーゴ
あの柘榴という少女が、妹に正体がばれるのを恐れているのを見た時、
マリア=ロドリーゴ
体感的に、自分にはいまいち理解しきれない部分があった。
マリア=ロドリーゴ
幼い頃からロドリーゴ家に引き取られて育てられてきた自分は、同時に魔眼の発現者とやらで、
マリア=ロドリーゴ
常にそばにはほかのカミガカリがいた。いつも神秘とともにあった。
マリア=ロドリーゴ
だから、一般人とともにいて、彼らとの付き合いについてあれこれ考えるというのはむつかしい。
マリア=ロドリーゴ
私にとっての悩みは、このリサだ。
マリア=ロドリーゴ
ほかの誰にもない、私の悩み。
マリア=ロドリーゴ
柘榴が妹のことで悩むこととか、
マリア=ロドリーゴ
辰巳が記憶を失い続けていることだとか、
マリア=ロドリーゴ
あのライターが何やら隠し事をしていること、
マリア=ロドリーゴ
もしかしたら、あの魔王様にも、なんか悩みがあるのかもしれない。
マリア=ロドリーゴ
“デュマ”は辰巳の理解を拒否したし、辰巳はその拒否を受け容れて、
マリア=ロドリーゴ
個人には個人の悩みがそれぞれあるという話をしていた。
マリア=ロドリーゴ
でも柘榴は、辰巳の理解を受け容れていた。──それが、たぶん、
マリア=ロドリーゴ
すごくいいことだったんじゃないかと、今にして思う。
マリア=ロドリーゴ
手を取り合って助け合えればいい。
マリア=ロドリーゴ
本当にその通りだ。そうしたら、いつか──
マリア=ロドリーゴ
リサのことも、うまく、
マリア=ロドリーゴ
……思考の段が飛んでる感じがする。私もまあまあ疲れてるからな。
マリア=ロドリーゴ
目を閉じる。リサの気の抜けた寝顔が、視界から消える。
マリア=ロドリーゴ
眠気はすぐにやってきた。
マリア=ロドリーゴ
昔のままではいられない。いつでも、未来はすぐにやってくる。
マリア=ロドリーゴ
変化は受け入れて、できることをやるしかない。でもどうか、
マリア=ロドリーゴ
どうか目を開けた時、この馬鹿がまだちゃんと眠っていますように!
GM
GM
◆シーン18:見せられない秘密
GM
エピローグ:PC②
月花胡桃
「ざくろちゃん、ざくろちゃん」
GM
あの日の翌日。
GM
そこは胡桃の部屋。
GM
胡桃は無防備にベッドに寝転がって、ゲーム機を触っている。
月花 柘榴
となりに寝そべって、画面を見ている。
月花 柘榴
「あ、なんかやばい魚じゃん」
月花 柘榴
「でかい!」
GM
ざばん!
GM
魚が釣り上げられる。
月花胡桃
「ゲット!」
月花 柘榴
「すげー!」
GM
金色に輝く魚を釣り上げる。
月花 柘榴
「超光ってる」
月花胡桃
「実在する魚らしいよ。このまえ検索したけど、ほんとに金色でぴかぴかしてた」
月花胡桃
「これは家に飾る用!」
月花 柘榴
「へえ~~、食えんのかな」
月花胡桃
「どうなんだろうね~」
月花胡桃
「なんか、不思議だなあ」
月花胡桃
「なんで金色なんだろね。こんなにぴかぴかにして」
月花胡桃
「私が知らないだけで、世の中には色んな変な生き物が居るんだろうな」
月花 柘榴
「……そーだなあ」
月花 柘榴
「生まれつき金色できらきらしてるの、でもなんか、ちょっといいな」
月花 柘榴
「かっこいいし」
月花胡桃
「ざくろちゃんが全身金色だったら、やだなあ」
月花 柘榴
「そっか~」
月花 柘榴
あはは、と笑う。
月花 柘榴
「眩しいしな」
月花胡桃
「ざくろちゃんはそのままの見た目が一番だよ」
月花 柘榴
「……そう?」
月花胡桃
「そう」
月花胡桃
頭を撫でる。
月花 柘榴
おとなしくなでられている。
月花胡桃
「顔はかわいいし、体も細くてきれい」
月花 柘榴
「え」
月花 柘榴
「あ……」
月花 柘榴
「…………え?」
月花 柘榴
「……う、うん……」
月花 柘榴
「…………??」
月花 柘榴
「…………なんだよ」
月花胡桃
「変なこと言ったかな?」
GM
昨日見せた、遠ざけるような態度が嘘のように。
GM
嘘だったことにするように。
GM
無防備な笑顔を見せて、無防備に近付く。
GM
胡桃は昔から演技が下手だった。
GM
だから、きっとその顔が示す通り、恐怖心はもう残ってはいないのだ。
GM
ただ、少し嫌な夢を見ただけ。
GM
それで姉への評価が変わるはずもない。
月花 柘榴
「…………」
月花 柘榴
手をのばす。
月花 柘榴
背中に腕をまわして、胡桃を抱きしめる。
月花胡桃
「ん」体を預ける。
月花 柘榴
「…………あたしは」
月花 柘榴
「くるみがすき……」
月花胡桃
「ん?へへ」
月花胡桃
「どんなところがすき?」
月花 柘榴
「……ふわふわのからだがすき」
月花 柘榴
「もちもちのほっぺがすき」
月花 柘榴
「あたしを呼ぶ声がすきで、」
月花 柘榴
「あたしにだけ、わらってくれて」
月花 柘榴
「さみしがりで」
月花 柘榴
「いっぱいがんばってて」
月花 柘榴
「……手があったかくて、その手でさわってくれて」
月花 柘榴
「あたしのこと、すきでいてくれて」
月花 柘榴
「……ちょっといじわるしてきて、」
月花 柘榴
「でも、いっしょに、こうして、いてくれて」
月花 柘榴
「…………」
月花 柘榴
「……そういう、ところ……」
月花 柘榴
あなたに軽く触れる頬はだんだん熱をもちはじめている。
月花胡桃
「ふふ、ふふふっ」恥ずかしそうに笑う。
月花胡桃
「そんなに一度に言われても、わかんないや。えっと……」
月花胡桃
「ふわふわの体」手を掴んで、脇腹を握らせる。
月花胡桃
「もひもひのほっへ」もう片方の手を自分の頬へ。
月花胡桃
「……ざくろちゃん」
月花胡桃
「……を、呼ぶ声」
月花胡桃
脇腹に触れさせた手と手が重なる。
月花胡桃
「……ざくろちゃんの手のほうが、ちょっと冷たい」
月花胡桃
「けど、どんな季節にくっついても気持ちいいからすき」
月花 柘榴
「…………うん」
月花胡桃
「笑顔だって向けるよ。ざくろちゃんがいないと寂しいし」
月花胡桃
「ざくろちゃんだっていっぱいがんばってる。恥ずかしそうに耳赤くして」
月花 柘榴
「…………うぅ」思わず耳を隠そうとして、どっちの手も離せなくて、やめる。
月花 柘榴
「…………きょうのあたし、なんか……へんで……」
月花 柘榴
「いつもならこんなこと、いわないのにな……」
月花胡桃
「うん」
月花胡桃
「へんだけど、うれしい」
月花 柘榴
「…………そっ、か」
月花胡桃
「ざくろちゃんばっかりずるい」手を伸ばす。
月花 柘榴
「…………ん」されるがまま。
月花胡桃
最初に触れるのは肩。
月花胡桃
そこから服の隙間をくぐって肘まで。
月花 柘榴
「…………ふ、ふふ」
月花 柘榴
「くすぐったい」
GM
ゆっくりと腕を露出させる。手は一度離れて腹部へ。
GM
外はまだ明るい。
GM
昨日の傷は……塞がっているだろうか?
月花 柘榴
「…………ぁ、」
月花 柘榴
その手をおさえる。
月花 柘榴
けれど、抗わず。
月花 柘榴
……昨日の傷はひどくはない。
月花 柘榴
へその近くに切ったような痕がいくつかあって、
月花 柘榴
手術痕のように、触るとちょっとへんで。
月花 柘榴
そしてそれを触るとき、身体がびくりと跳ねる。それだけ。
GM
服をめくる。白日に素肌が晒される。
GM
傷を、凹凸を指でなぞる。
月花 柘榴
「…………っ、……」
月花胡桃
「…………見たことない傷」
月花胡桃
指でそっと押す。
月花胡桃
「いたい?」
月花 柘榴
「っ、……ぁ、」
月花 柘榴
痛い。傷ではなく、心が。
月花 柘榴
心臓がぎゅっと苦しくなる。
月花 柘榴
……首を横に振る。
月花胡桃
「ほんとに?」
月花胡桃
その反応を見て誤解したのか、疑うような顔。
月花 柘榴
「…………ちが、くて、」
月花 柘榴
「……あの……」
月花 柘榴
痛いけど、でも同時に、うれしくて、
月花 柘榴
触られるだけで、身体がとろけそうになって。
月花 柘榴
だから、こたえるかわりに、胡桃の服をそっとひっぱる。
月花胡桃
「ざくろちゃん…………」
月花胡桃
「もしかして」
月花胡桃
ぎゅっと押す。
月花 柘榴
「っ、……」
月花 柘榴
ぴくり。
月花 柘榴
顔はずっと赤くて、
月花 柘榴
吐息は熱くて、
月花 柘榴
見つめるその赤い目は、うるんでいる。
月花胡桃
指を沈めながらなぞる。
月花胡桃
「やばい趣味だよ、ざくろちゃん……」
月花 柘榴
「……そう、いうのじゃ」
月花 柘榴
「…………だって」
月花 柘榴
「くるみの手、だし」
月花胡桃
「やっぱり、やばい趣味じゃん」交差する傷に、わずかに爪が引っかかる。
月花 柘榴
「ひ、」
月花 柘榴
身体が跳ねる。
月花 柘榴
「…………うぅ」
月花 柘榴
「……やだ?」
月花胡桃
「私にはわかんないけど」
月花胡桃
「声がかわいいから、いっか」
月花 柘榴
「…………かわ、……?」
月花 柘榴
わかんない。
月花胡桃
反応を探るように、体に触れていく。
月花 柘榴
「…………っ、…………」
月花 柘榴
明るい部屋で、顔を見られながら、こういうことをされるのは。
月花 柘榴
全然なれてなくて。
月花 柘榴
どこを触られても、おかしくなりそうだ。
月花胡桃
指の圧は、決して強くはない。
月花胡桃
生々しい傷跡に力を込めることはできない。
月花胡桃
「…………ねえ、ざくろちゃん」
月花胡桃
「なんでいつも、違う傷を作ってくるの?」
月花 柘榴
「…………」
月花 柘榴
なにかこたえようとして、考えて、指の感覚に思考が遮られて。
月花 柘榴
「…………いろいろ、」
月花 柘榴
「……いろいろ、あって……」
月花胡桃
「なにそれ?」被せるように、さらに詰め寄る。
月花胡桃
「危ないことしてない?」
月花 柘榴
「……、だいじょうぶ」
月花胡桃
「お腹に傷ができるような事って、何」
月花 柘榴
「………………」
月花胡桃
「…………ねえ」
月花胡桃
「何を隠してるの?」
GM
初めての問いかけではない。
GM
かつて、何度か繰り返されたやりとり。
GM
ずっと口を鎖し続けて、答えることはできず。
GM
やがて、尋ねられることもなくなった質問。
GM
それを今、久しぶりに問いかける。
月花 柘榴
隠してない、だいじょうぶ、なんにもなかった、ちょっと怪我しただけ。
月花 柘榴
いつもそう言って誤魔化して、
月花 柘榴
きっと誤魔化せてなかったけど、そのうち聞かれることもなくなって。
月花 柘榴
そのまま、曖昧に傷をつくって、癒えて、花が咲いては散るように、それを繰り返して。
月花 柘榴
……でも、初めてだった。
月花 柘榴
胡桃が、巻き込まれること。
月花 柘榴
胡桃にこの身体の中を見られること。
月花 柘榴
……胡桃を怖がらせたこと。
月花 柘榴
「…………」
月花胡桃
「ねえ」
GM
少しの沈黙も許さずに、続きを促す。
GM
顔に見えるのは、わずかな不安と苛立ち。
月花 柘榴
「…………、……もし」
月花 柘榴
「もしも」
月花 柘榴
「あたしが」
月花 柘榴
「……すっごい、悪くて、こわいやつで」
月花 柘榴
「いろんなものをいっぱい傷つけて、めちゃくちゃにする、みたいなことしてたら、」
月花 柘榴
「……どう思う?」
月花胡桃
「…………?」
月花胡桃
「ざくろちゃん、悪くてこわいやつなの?」
月花 柘榴
「……たとえばのはなしだけど」
月花 柘榴
「もしかしたら、そうかも」
月花胡桃
「それじゃあ、わかんないよ」
月花胡桃
「悪いかこわいか、決めるのは私だもん」
月花 柘榴
「……どんなだったら、悪くてこわいと思う?」
月花胡桃
「……………………」
月花胡桃
「っ……」
GM
一瞬、目を逸らす。
GM
明確なイメージがあるはずなのだ。
GM
"夢”を見た、胡桃には。
月花胡桃
「わかんない」
月花 柘榴
「…………」
GM
笑顔はどこかぎこちない。
GM
嘘を吐くのは、下手だった。
月花 柘榴
「……そっか」
GM
胡桃はもうそれ以上、話を追及することはなかった。
GM
話は中途半端なまま。
GM
この話は、これで終わり。
GM
一日が経てば、恐怖も癒える。
GM
夢から明けて一日。
GM
胡桃は、柘榴を恐れるような素振りは見せない。
GM
では、この話は綺麗に収まったのだろうか?
GM
あの夢は、何の影響も及ぼさなかったのだろうか?
GM
それは有り得ない。
GM
柘榴の秘密が暴かれた時、何が起こるか。
GM
あの時の胡桃の反応は、その先のイメージを抱かせるには十分だった。
GM
そして胡桃もまた、小さな夢をきっかけに。
GM
柘榴の身に起こっている出来事に、再び興味を抱き始める。
GM
胡桃は結局、柘榴に夢のことを話さなかった。
GM
姉が化け物になる夢。それを拒絶したという事実を、明かすことはできなかった。
GM
柘榴が胡桃に大事なことを隠し続けたように。
GM
胡桃もまた、柘榴への隠し事を手に入れた。
GM
表向きは、元通り。
GM
二人はこれからも仲良く、これからも触れ合い、これからも共に依存する。
GM
二人の間に出来た溝から、ずっと目を逸らしながら。
GM
◆シーン19:任務完了
GM
エピローグ:PC①
辰巳 悠希
悠希はまどろみの中にいた。
辰巳 悠希
たゆたう意識の中、夢を見ていると自覚する。
辰巳 悠希
これは昔の夢。
辰巳 悠希
──────────
辰巳 悠希
──2011年3月29日。
辰巳 悠希
それは、春休みが終わりに差し掛かる頃だった。
辰巳 悠希
住宅街が燃えている。
辰巳 悠希
まるで空爆でも受けたかのように建物は瓦解し、道路は割れている。
辰巳 悠希
この光景は現実のものではない。
ひしゃげた標識の文字は左右が反転しており、空には巨大な亀裂が走っている。
ここは霊力結界の中だ。
辰巳 悠希
死体が2つ、転がっている。
大人の女と、子供の女。
辰巳 悠希
その側にうずくまる少年と──異形の者。
黒曜石の鱗を持つ、龍。
辰巳 悠希
人に似た四肢を持つ、龍が口を開く。
「悠希」
辰巳 悠希
言葉と共に、血の泡が口から溢れる。
龍人はかろうじて生きているものの、満身創痍だ。
胸から血を流し、鱗の下の肉や骨が見えている。
辰巳 悠希
「お父……さん……?」
辰巳 悠希
悠希と呼ばれた少年が答える。
目の前の存在に見覚えはない。
辰巳 悠希
が、その声はよく知るものだった。
辰巳 悠希
悠希は普通の中学生だ。
大した取り柄もない代わりに、深刻な悩みもないような、普通の少年。
辰巳 悠希
「悠希、よく聞け。
父さんはもう長くない」
辰巳 悠希
「お前だけでも生き延びてくれ」
辰巳 悠希
生き延びろ、と言われても。
辰巳 悠希
父が何匹か退けたものの、周囲には巨大な化け物がいる。
辰巳 悠希
母も、妹も、そして父も、化け物の餌食になってしまった。
悠希一人で、逃げ出せるとは思えない。
辰巳 悠希
「無理……だよ……」
辰巳 悠希
「逃げるだけなら、無理じゃない。
父さんの、俺の断片の力を受け継げる」
辰巳 悠希
「断片……?」
辰巳 悠希
悠希にカミガカリの知識は無い。
辰巳 悠希
しかし、父に特別な力があることは、その姿を見れば明らかだ。
辰巳 悠希
「……どうしたらいいの?」
辰巳 悠希
死にたくない。それだけの一心で尋ねる。
辰巳 悠希
「俺の心臓を」
辰巳 悠希
「食え」
辰巳 悠希
「……は?」
辰巳 悠希
「辰巳家は、代々一つの断片を心臓に宿して受け継いで来た一族だ」
辰巳 悠希
「当主は先代の心臓を食うことで龍脈の力を継承する。
さほど適性が高くない者でも、肉ごと取り込むことで力を得られるよう呪いをかけてある」
辰巳 悠希
「お前は俺の心臓を食うことで、人間を失い、その代わりに力を得る」
辰巳 悠希
「む、無理、だよ」
辰巳 悠希
「お父さんの、し、心臓なんて」
辰巳 悠希
「……無理を言っているのは分かっている」
辰巳 悠希
「俺は子供に同じことをさせたくないから、辰巳の家を出た。家のしきたりに、従いたくなかった」
辰巳 悠希
「しかし、それでも……お前に生きて欲しい」
辰巳 悠希
「頼む……、生きてくれ」
辰巳 悠希
「そん……な、こと、言われても……」
辰巳 悠希
悠希が答えに迷っている間に、唸り声が聞こえた。
振り返ると、瓦礫の合間から巨大な化け物が姿を現していた。
辰巳 悠希
このまま何もしなければ──間違いなく殺される。
辰巳 悠希
「ぐっ……!」
辰巳 悠希
父は、鋭い爪と硬い指先で、自ら自分の心臓を抉り出した。心臓をその手に持ちながら、不思議と死ぬことはない。
震える手で、それを差し出す。
辰巳 悠希
「選べ、悠希。
地獄の生か、刹那の死か」
辰巳 悠希
あまりの事に頭がくらくらする。
辰巳 悠希
自分はただ普通に生きて、普通に死ぬはずだったのに。
辰巳 悠希
血の匂いに、化け物が飛びかかる。
辰巳 悠希
悠希は思わず父の心臓を庇ったが、足に噛みつかれる。
辰巳 悠希
「っ゛ぁあ゛あ゛!!」
辰巳 悠希
数匹の化け物が、悠希の肉に群がる。
肉が裂け、骨が軽い音を立てて割れた。
辰巳 悠希
父に助けを求めようとしたが、その龍にはもう意識がない。
辰巳 悠希
死にたくない。
辰巳 悠希
死にたくない!
辰巳 悠希
その思いから、父親の心臓を食い破った。
辰巳 悠希
咀嚼もろくにせずに、吐き気もろとも飲み込む。
辰巳 悠希
人間の心臓は意外と大きい。一口では終わらない。
辰巳 悠希
化け物が悠希の柔らかい内臓に牙を立てる。
辰巳 悠希
嫌だ、嫌だ、死にたくない!
辰巳 悠希
心臓を、飲み込む。
辰巳 悠希
筋肉が震える。
辰巳 悠希
体の内側が冷えるのを感じる。
辰巳 悠希
氷のように、水晶のように、黒曜石のように。
辰巳 悠希
熱を失った硬い心が、結晶を結び体を貫く。
辰巳 悠希
龍脈の力は鱗状になり体を包む。
辰巳 悠希
柔らかい体を、砕けた骨を鋼鉄のように覆い隠す。
辰巳 悠希
その姿は、もう人間ではなかった。
辰巳 悠希
襲いかかる化け物達を、素手で貫く。
辰巳 悠希
大したことはなかった。
父親の苦戦が、嘘のように思える程。
辰巳 悠希
路傍の反射鏡が悠希の姿を映す。
それは血に濡れた醜い怪物の姿をしていた。
辰巳 悠希
────
辰巳 悠希
「………はぁっ!」
辰巳 悠希
悠希は飛び起きた。
息が上がり、全身が汗に濡れている。
辰巳 悠希
不意に口を押さえて、部屋から駆け出す。
辰巳 悠希
トイレの扉を開き、便器に嘔吐した。
辰巳 悠希
肩で息をする。また胃から内容物がせり上がり、夕食がぶちまけられた。
辰巳 悠希
果子に申し訳ない、と思う。
辰巳 悠希
過去の夢にうなされるのは、珍しいことではない。特に、アラミタマと戦った後は。
辰巳 悠希
ぼろぼろと記憶を取りこぼし、果子に頼らなければ何もできず、満足に食べて寝ることすらできない。
辰巳 悠希
化け物を殺すことしかできない、血に濡れた醜い怪物。
辰巳 悠希
のろのろと立ち上がろうとして、またうずくまり、吐く。
辰巳 悠希
頬を、雫が濡らす。
辰巳 悠希
子供の頃の自分に、もっと力があればよかった。
父の心臓など食わなくてもいいような力があれば。
辰巳 悠希
そうしたらきっと
辰巳 悠希
家族は皆生きていて。
辰巳 悠希
果子にここまで負担を強いることもなくて。
辰巳 悠希
迷惑をかけることも、傷付けることもなくて。
辰巳 悠希
自分こそが、果子を幸せにできるただ一人の男だと自負して。
辰巳 悠希
今より幸福な自分になれていたかもしれない。
辰巳 悠希
そんな、ありもしない「もしも」の世界を思い。
悠希は目尻の雫を拭った。
辰巳果子
「悠希」
GM
浴衣姿の果子が、起きてくる。
GM
手には水の入った紙コップと、ペットボトル。それを手渡す。
辰巳 悠希
「果、子……」
辰巳果子
「うがい用。飲んじゃダメだぞ、また吐くから」
辰巳 悠希
目元を拭い、紙コップを受け取る。
辰巳 悠希
言われた通りに、素直にうがいをした。
辰巳果子
「よし」
辰巳 悠希
「……ごめん、起こしたな」
辰巳果子
「謝るなっての」
GM
吐いたことについては、何も言わない。
GM
初めてのことではない。
GM
アラミタマの討伐に行くとわかっていた。
GM
だから、こういう事が起こるのも、予想できていた。
辰巳果子
「なあ、空見たか?星がすげえんだ」
辰巳 悠希
「……星?」
辰巳果子
「おう」
辰巳果子
「冬の避暑地ってのは敬遠されがちだけどさ、スキー場は近いし、景色は絶景だ」
辰巳果子
「明日の予定、覚えてるか?」
辰巳 悠希
首を横に振る。
辰巳 悠希
「わからん」
辰巳果子
「ん」
辰巳果子
「明日はな、下見に行きます」
辰巳 悠希
「下見………、ああ」
辰巳 悠希
思い出した訳ではないが、思い当たることはある。
辰巳果子
「そう」
辰巳果子
「私たちの、もう一つの家候補を見に行く」
辰巳果子
「ちっと寒いけどな。こういう場所は冬にこそ下見するべきなんだよ」
辰巳果子
「断熱、暖房、凍結対策、それからアクセス。冬に来る可能性がある以上は、冬でも使える家じゃなきゃだからさ」
辰巳 悠希
「……そうだな。あまり寒すぎると、果子がかわいそうだ」
辰巳果子
「水道が凍ったら、口をゆすぐことも便器を流すことも出来ないかもしれないぞー?」
辰巳 悠希
「ふ、はは。それはちょっと困るな」
辰巳果子
「クリームシチューも作れない」
辰巳 悠希
「……そうだな」
辰巳 悠希
せっかく作ってもらっても、それを吐くかもしれないというのに。
辰巳 悠希
この妻は、このひとは、どこまでも優しい。
辰巳 悠希
明日は、活動拠点、兼、別荘の下見だ。
辰巳 悠希
カミガカリとして活動しやすくするため。
辰巳 悠希
そして、果子に少しでもできることをするため。
辰巳 悠希
金で買えるものくらいしか、果子に与えられるものはないから。
辰巳果子
「眠れそうか?」
辰巳 悠希
「大丈夫だ、慣れてる」
辰巳果子
「右側を下にして寝るんだよ。枕元にペットボトル置いとくから、飲めそうになったら飲むといい」
辰巳 悠希
「……わかった」
辰巳果子
「ん」
GM
ベッドへと寝かせて、自分も隣に横たわる。
GM
木下果子は、よく笑う。
GM
悠希が苦しんでいても、深く尋ねることはない。
GM
金のような形でも、好意は素直に受け取る。
GM
そして、夫のかわりに、それをいつまでも覚えている。
GM
大事なことを忘れても、不便をかけられても、不快そうな顔もしない。
GM
体を蝕むと知っても、カミガカリとして活動をするならば、黙ってそれを手伝う。
GM
近くに寄り添いつつ、少しだけ距離を開けて。
GM
それが木下果子の、妻として、相棒としての在り方だった。
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彼女は口には出さない。
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夫が体を蝕まれていくことに、何も感じないはずはないだろうが。
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黙ってそれに寄り添い続ける。
辰巳果子
「……おやすみ」
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子供をあやすように、頭を撫でながら。
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果子も、ゆっくりと目を閉じた。
辰巳 悠希
「うん」
辰巳 悠希
「おやすみ」
辰巳 悠希
言われた通りに右側を下にして、枕元のペットボトルを思いながら、悠希は目を閉じた。
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邪神が起こした、ひとつの事件。
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あの"煉獄の夜”以来は、珍しくもなくなってしまった事件。
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アラミタマを退治する。そのために力を使う。
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そして、そのたびに体を蝕まれる。
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…………よくある出来事だった。
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これは、騎士たちの話。
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これは、人に憧れた邪神たちの話。
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これは、家族が育む愛の話。
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武装伝記RPG『神我狩』──『在りし日のリバース、明くる日のリバース』前日譚
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『シュヴァリエの儀礼剣』
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美しい物語は、めでたし、めでたしで一先ずの区切りを告げる。
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この結末は、出会いは、変化は、未来にどのような爪痕を残すのか。
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雪降る避暑地に、恐ろしい騎士が降り立った。
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騎士は一振りのおもちゃの剣を輝かせ、邪法を用いて鼠と世界に牙を剥く。
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しかし、恐ろしい騎士は、カミガカリたちの手によって倒された。
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在りし日は終わり、明くる日が始まる。
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武装伝記RPG『神我狩』──『在りし日のリバース、明くる日のリバース』へ
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続く