GM
~急遽PC2とPC3でかけひきをやることになったのであった~
GM
どこかの救世主が統治する、堕落の国では珍しい比較的文明の残った箇所で御座います。
GM
で、文明あるところ澱みあり。その一つがゴミ捨て場。
GM
そこでなんだか……仲間を失ったばかり、できたてほやほやの疵を抱えた青年が、うずくまっているとかいないとか。
シュニーハ
疵ができたてほやほやなので鬱々ほやほや。
喧騒を離れてクソみてえなところに行きたい気分になるくらいには。
GM
足元ではすっかり青年の事を舐め腐ったドブネズミが生ゴミをかじっています。
GM
ゲッ生きてた、と言わんばかりにネズミは逃げていきました。
GM
堕落の国に堕ちたてほやほや、とある村に堕ち、亡者戦くらいは済ませたが……
GM
末裔の街に来るのは初めてな女子中学生が、村で出会った第一末裔に案内をうけていたとかいないとか。
モブ末裔
「これで街のだいたいは見て回りましたかね」
物語うみ
「……えーっと、ありがとうございます。なんとなくは覚えられたと思います」
モブ末裔
「あとこの辺はまぁ路地裏で、特になにも……げっ」
モブ末裔
と、3月兎の末裔が視線をやった先には、ゴミ捨て場で生ゴミとお友達になっている青年が。
物語うみ
「あっ、よかった~。すいません、こういうの慣れてなくて……」
モブ末裔
「いやーあの……救世主さま……ありゃああんまり関わり合いにならないほうが……というか……(小声)」
シュニーハ
微妙に焦点のあっていなさそうな赤い瞳がじっと少女を見つめる。
が、すぐに溜息を吐いて顔を逸らした。
モブ末裔
「死んじゃいないけども、見たとこ亡者になりかけですよありゃあ……(小声)」
物語うみ
「じゃあ大変じゃないですか。助けてあげたほうがいいんじゃないですか?」
シュニーハ
「フン、誰が亡者になるっていうんだ。責務ならこの間こなしたばかりだ」
モブ末裔
「ぴっ!聞こえてた!いや違うんですよあの言葉のアヤっていうかね」
物語うみ
「でも体調は悪そう……。どこか具合でも悪いんですか?」
シュニーハ
その責務の裁判で、こいつだけはと思っていた仲間が亡者化したので疵がぱっくりと開きましたとは言えない。
シュニーハ
「別に……こんなところで体調がいい奴なんかいない」
物語うみ
「それはそうかもしれませんけど……このままずっとそこに座ってそうな人を放っておくのはちょっと」
GM
放っておいてと宣う青年、放っておけない中学生。
果たしてこの二人が如何にして、旅の共連れになっていったのか。
GM
なにがどうなってこうなった。
それを知るための……かけひき!
シュニーハ
1d6+3 (1D6+3) > 5[5]+3 > 8
シュニーハ
隈の濃い眼がじっと少女を見つめている……。
シュニーハ
2d6+2 判定(+脅威度) (2D6+2) > 6[2,4]+2 > 8
物語うみ
2d6+2=>8 (2D6+2>=8) > 3[1,2]+2 > 5 > 失敗
[ 物語うみ ] 情緒 : 0 → 1
物語うみ
「えーっと……体は動きますか? 立てたりとか……」
物語うみ
「体を動かすと元気が出るかもしれないですよ!?」
物語うみ
「そんな……。久々にタマを打ちたいのに……」
GM
なんだか空気がいっそうと気不味くなってしまったような……
物語うみ
2d6+2=>7 (2D6+2>=7) > 3[1,2]+2 > 5 > 失敗
[ 物語うみ ] 情緒 : 1 → 2
シュニーハ
2d6+2=>7 判定(+脅威度) (2D6+2>=7) > 7[4,3]+2 > 9 > 成功
[ 物語うみ ] 情緒 : 2 → 3
シュニーハ
「お前のそれは亡者から教わったやつか。それとも自分の世界でか」
物語うみ
「あれ、意外と興味がおありですか? 私は元の世界で野球をしてました! ポジションはショート、打順は2番、右投げ左打ちです!」
物語うみ
「お兄さんは手足長いし良い球投げそうですね! ピッチャーですか?」
シュニーハ
「俺はボールを投げると後ろ向きに飛ぶんだ……」
シュニーハ
「後ろを向いて投げれば前に飛ぶということだからな」
物語うみ
「逆にすごい才能だ。やっぱり野球したほうがいいですよ! 私ピッチャーもやれますから!」
シュニーハ
「……専門用語は分からない。やっぱり、俺とお前で野球をしても楽しくないだろうさ」
物語うみ
「えー、絶対楽しいのに……。私、返球が後ろにしか飛ばない人と野球してみたいですよ……」
シュニーハ
「そもそもそんな気分じゃないんだ……あと後ろ向きに投げるのは集中が要るんだ」
シュニーハ
2d6+2=>7 判定(+脅威度) (2D6+2>=7) > 4[1,3]+2 > 6 > 失敗
[ シュニーハ ] 情緒 : 0 → 1
物語うみ
2d6+3=>7 (2D6+3>=7) > 7[1,6]+3 > 10 > 成功
[ シュニーハ ] 情緒 : 1 → 2
物語うみ
「とにかく、お兄さんは体格もよさそうだし、人にない才能があります! 一緒に堕落の国に野球チームを作りましょう!」
物語うみ
「あと7人集めて、夢の舞台に駆け上がりましょう!」
シュニーハ
「こんな国で7人も集めるなんて、到底無理な話だろう」
物語うみ
「想像してください。大観衆が集う堕落の国ドームで、私たちがアツい夏を過ごす姿を……」
シュニーハ
ふと、夢を語るその姿がめしいた目に眩しく感じられる。
物語うみ
2d6+2=>7 (2D6+2>=7) > 7[5,2]+2 > 9 > 成功
シュニーハ
2d6+2=>9 判定(+脅威度) (2D6+2>=9) > 8[6,2]+2 > 10 > 成功
[ 物語うみ ] 情緒 : 3 → 4
シュニーハ
「お前は……いかにもひよっ子救世主だな。こんな国でドームを目指すなんて……」
物語うみ
「確かに私はここに来たばかりだし、亡者を1人金属バットで殴りたおすぐらいしかしてませんが……」
物語うみ
「でも、どこにいても諦めなければ夢は実現できます!」
シュニーハ
「……その言い種もいかにもひよっ子だ。だが実力は確かなようだな」
物語うみ
「練馬ミリオンシニア、チーム訓その1! 夢を諦めない!」
シュニーハ
「応援だけはしておいてやろう。夢を追う姿は……俺の目にも悪くないように映る」
物語うみ
「お兄さんもやるんですよ!? 一緒に夢にときめき明日にきらめきましょう!」
シュニーハ
「俺ごときがきらめくわけがないだろうけどな」
シュニーハ
2d6+2=>7 判定(+脅威度) (2D6+2>=7) > 6[4,2]+2 > 8 > 成功
物語うみ
2d6+2=>8 (2D6+2>=8) > 4[1,3]+2 > 6 > 失敗
[ 物語うみ ] 情緒 : 4 → 5
物語うみ
「よっしゃ! じゃあ早速練習しますか! まずはランニングと声出し! ハイ立って!」
シュニーハ
でもまあ、立つくらいはしてやるかと立ち上がる。よっこいしょ。
物語うみ
「記念すべき堕落ミリオンズの初練習ですよ!! ハイお兄さんも声出して!! いい練習はいい声出しから!!」
シュニーハ
「だらくゥ……ファイッ(くしゃみ前)……オォ~(溜息)」
物語うみ
「ハイ声小さいよ~!! もっと出してこ~!!」
物語うみ
「む……これはまずお兄さんを野球ボーイに戻すためのリハビリが必要ですね」
シュニーハ
「分かっただろう。声も小さい、投球は後ろ向き、俺はお前の野球相手にはなれない」
物語うみ
「練馬ミリオンシニア、チーム訓その1! 夢を諦めない!」
物語うみ
「かつての夢を思い出してください。仲間とともにグラウンドで汗を流し、共に見た夢を!」
シュニーハ
グラウンドではなく荒野で汗を流した。あのひたむきな魂が目指す方に共に行けたらと思っていた、ついこの間までのことを思う。
物語うみ
「ほら! アツくなってきたでしょう! 目指せ! 確変!」
物語うみ
「え? 言いませんか? 確変。うちだと、気分が上向いてくることを確変って言ってるんですが……」
物語うみ
「ちなみに、実はすでに上向いてるのに隠してるときは潜伏確変って言います」
シュニーハ
気分が上向くという意味では、確かに先程までよりは随分と胸が軽いように感じる。
物語うみ
「いい顔になってきましたよ、お兄さん! さあ練習……と思ったけど、さきにメンバー集めたほうがいいのかなあ……」
シュニーハ
「……まあ、一人目になってやらんでもない」
シュニーハ
「お前は……他のやつより、多少マシな色をしている」
シュニーハ
虹色だったのは……(ここで浮かび上がる失った仲間の顔)
シュニーハ
「まあ、虹色ほどじゃなくても……マシなもんはマシだ」
シュニーハ
「ついていってやる。その辺で野垂れ死ぬよりはマシな結末に」
物語うみ
「まあ、私には色のことはよく分かりませんけど、一緒に頑張りましょう!」
物語うみ
「堕落~!! ファイっ!! オー!!」(走り去る)
シュニーハ
「やれやれ……」(夕日に向かって走り去る姿を追う)
モブ末裔
「…………」(隠れていた場所からひょっこりと頭を出す)
GM
そうして奇妙な巡り合わせにより、まるで違う毛色を持った二人の救世主は共連れを得る事になる……
GM
この後、更に全然全く違う毛色の存在が仲間に加わってくる事を……