ED

カズマ
「……ありがとう。助かった」
ミケ
「お役に立てて何よりです」
イレネ
「さて、一応勝ったわけだが」
イレネ
「こいつらのことも含めて、どうするつもりなんだ、これから?」
カズマ
「……イレネさんは、もう、おわかりでしょう」
カズマ
「僕はこういう人間だ」
イレネ
「……ミケ。一応聞くがお前は」
ミケ
「『ミケ』は……」
ミケ
自らが骨を砕いた心月の方を見ている。
ミケ
「皆様の、ご随意に」
イレネ
「……もう一度だけ聞いておくが、それでいいのか?」
ミケ
「……」
ミケ
カズマの方を見る。
カズマ
「僕は、君たちに、本当に感謝しています」
カズマ
「もし殺したくないというのなら、その意志を尊重したい」
イレネ
「ま、同情はしてるね」 ほんの軽く、肩を竦める。
ミケ
「慢月さまの『奥様』は──」
ミケ
「『亡者』にするのでしょうか」
カズマ
「それは譲れない」
ミケ
「では、それを伝えて」
ミケ
「お二人がどうするかを伺ってから、決めればよいのではないかと思います」
ミケ
思います、とアンドロイドは言った。
イレネ
「あいつは絶対に譲らねえと思うが」
カズマ
残酷だ、と思った。
カズマ
口にはしなかった。
ミケ
「はい」
イレネ
「……どうすっかな……」
イレネ
くちびるに触れて。
イレネ
「……ミケが気にしてんのは、まあ、心月のほうだろ」
カズマ
雨を見ている。
イレネ
「二人残すか、慢月を殺して一人で残すか、二人殺すか」
ミケ
「はい」
カズマ
「……復讐されるかもしれませんよ」
ミケ
「できるだけご希望に沿いたいと思います」
カズマ
僕ならする。
ミケ
「復讐とは自分に害を与えた相手に対して、それに見合う害を返すこと。」
ミケ
「はい」
イレネ
「心月は……向いてねえとは思うな。復讐心がどうじゃなく、人に斬ってかかるのに向いてねえ」
カズマ
「心の疵は変わる」
カズマ
「その形が猟奇をとるかもしれない」
カズマ
「……別にそれを僕は恐れているからやめろと言っているわけじゃないですよ」
カズマ
「それくらいのことをすると言っている」
ミケ
「はい」
イレネ
「わかってるよ。追い詰められりゃ、この国じゃなくたって人は変わる」
カズマ
「僕は――」
カズマ
「……あのとき死にたかったのか」
イレネ
「……なるほど?」
ミケ
視線を向けている。
ミケ
「おふたりに、話を伺ってもよろしいでしょうか」
カズマ
「いいよ」
ミケ
「ありがとうございます」
GM
心月の身体は、折れたところがあちこち修復されている。
GM
慢月はボロボロのまま。片腕のまま。
ミケ
昏倒している慢月を抱き上げて、心月の傍に運んだ。
ミケ
横たえて、揺り起こす。
心月
「………………」
心月
「…………」
ミケ
「おはようございます」
心月
「……おはよう、ございます」
心月
身体を起こす。
心月
隣に横たわる慢月を見て
心月
「ああ……」
心月
「彼は……負けたのですね。」
ミケ
「はい」
心月
その腕のないのを見止め
心月
そっと、頭に手をあてて。
心月
「慢月。」
ミケ
「慢月さまの奥様は」
ミケ
「『亡者』になっていただきます」
心月
「…………」
心月
「…………そう、でしょうね」
ミケ
「はい」
慢月
「やだ」
慢月
顔を伏せたまま。
カズマ
雨を見ている。
慢月
「やだよ……」
ミケ
「これは、変えられないことです」
心月
「…………」
心月
「慢月」
慢月
「…………」
心月
「あの……女は。」
心月
「お前など見ていなかった」
慢月
「…………」
慢月
「知ってる」
慢月
「それでも……僕は」
慢月
「彼女に、隣にいて欲しかった」
慢月
「あまりに、綺麗だったから……」
心月
「…………」
心月
慢月の懐から、刺繍の入った小袋を引っ張り出す。
慢月
「あっ!」
心月
それを、カズマに放る。
カズマ
受け取る。
心月
「コインです」
慢月
「あっ!!!」
慢月
起き上がる
慢月
倒れる
カズマ
「ありがとうございます」
ミケ
取り押さえようとして、止まった。
カズマ
「……回復は、必要ですか」
GM
中には六ペンスが15枚
心月
「よろしいのですか?」
カズマ
「僕の考えじゃない。これは、ミケが決めたことです」
心月
ミケを見る
ミケ
「はい」
ミケ
「おふたりに伺って決めるのが良いと、『ミケ』が考えました」
心月
「そう……ですか」
心月
少し、微笑んで。
心月
「慢月」
慢月
「…………」
心月
「諦めろ」
慢月
「やー……だー……」
ミケ
「変えられないことです」
心月
「あれは」
心月
三人へ
カズマ
コインを分ける。
心月
「とんでもない性悪女で」
カズマ
二人に5枚ずつ手渡しながら聞く。
カズマ
袋は返した。
ミケ
コインを収納した。
心月
「私を殺させ、ご覧の通りの殭屍に。」
イレネ
聞きながら、指先で空中にコインを弾く。取り、弾く。
心月
「慢月には『不老不死の霊薬』を与え、不死に。」
慢月
むくれている
カズマ
「……それでも、愛しいものは愛しい」
慢月
「うん」
カズマ
まあ僕の妻は性格がいいですが……。
心月
「あれが欲したのは私です」
慢月
「だからあげた」
心月
「…………」
心月
「まあ、そう。この……」
心月
「…………」
ミケ
所有権が慢月から慢月の奥方へ移動する図を描いています。
心月
「慢月は、諦めさせますから」
慢月
「えっ、やだ!」
ミケ
「変えられないことです」
イレネ
「お前懲りねえな」
心月
「黙ってろお前は」
心月
「諦めさせますから、殺さないでやってください」
心月
「これでも、一応。大事な友で。」
心月
「義兄なんです。」
ミケ
「心月さまが、それでよいのなら」
ミケ
カズマとイレネの方を見た。
イレネ
「だとよ」 カズマを見る。
カズマ
「わかりました」
ミケ
「ありがとうございます」
心月
「ご厚意に感謝します」
カズマ
「……僕は、妹を失ったとき」
カズマ
「かわりに僕が死ぬべきだったと思った」
カズマ
「死んでしまいたいと思ったんです」
カズマ
「あなたがたを殺してやるべきだと僕は思っていました」
カズマ
「僕は、こうして、生きているから……」
カズマ
「そんなことは思っていなかった、と、これまで考えていましたが」
カズマ
「……その考えは考え直したほうが、よさそうですね」
カズマ
だから今も、雨は降り続けている。
イレネ
「ま……自分じゃどうしようもねえことってのはある」
イレネ
「どうしようもねえんだよ」
イレネ
「死に損なうのも含めてな」
カズマ
「はい」
カズマ
この男の心にも、雨は降り続けるのだろうか。
カズマ
これから。ずっと。
カズマ
あるいは案外けろりと忘れるか。
カズマ
「身体の手当をします」
慢月
「…………」
カズマ
「あなたたちは、生きています」
カズマ
「生きているっていうのは」
カズマ
「遺されるって、ものなんですね」
カズマ
傷が癒える。
慢月
わからない。
慢月
人間は、難しいことを考えすぎる
慢月
どうして、己より他者を優先できるのか。
慢月
どうして、確かめられない他人の内を確かめようとするのか。
イレネ
「で。そこの死に損ない二人はこれからどうする?」
慢月
「…………」
慢月
「ここは消える。」
慢月
「彼女の力だから」
慢月
「雨もやむ。」
慢月
「もう、数日で、彼女が亡者になるから」
ミケ
「はい」
慢月
「ねえ」
慢月
カズマを見る
カズマ
見返す。
慢月
「どうして、死ぬべきだと思うなんて、言うんだい?」
カズマ
「それは僕の昔の話ですか」
慢月
「うん。だって」
慢月
「君が死んでたら、ここで僕は負けなかったし」
慢月
「死んだ日から君が出会った人、交わした言葉、食べたもの、得た物、喪った物、与えた物……」
慢月
「そういうのは全部、なかった方がよかったって……言ってるようなものじゃないか」
カズマ
「僕の心には雨が降り続けている」
カズマ
「ちょうど、こんなふうに、じっとりと重たい雨です」
カズマ
「妹が死んだ日の雨が、ずっと」
カズマ
「その雨で、見えなくなっているんでしょう。色々なものが」
慢月
「じゃあ……」
慢月
「その雨も、止むといいね。そうじゃなきゃ……僕は、納得できない。」
カズマ
「そう、ですか」
カズマ
懐から紙片を取り出す。
カズマ
裏返し、書き記す。
カズマ
『大網一真は、心から雨が去るように善処いたします』
カズマ
「これで」
慢月
「…………?」
カズマ
「まあ、そうですね」
カズマ
「出来る限り頑張りますってことです」
慢月
「…………」
慢月
「そう」
カズマ
約束はできない。
慢月
「なら、ひとつくらい譲ってあげてもいいか。」
カズマ
自分の心の疵を、自分で舐めることはできない。
慢月
イレネを見る
カズマ
「ありがとうございます」
慢月
「せっかくお姫様にしてあげようと思ったのに」
慢月
「ここがなくなっちゃったら、大変だよ?」
慢月
手を翳す。
慢月
「うん。傷がなければすごく綺麗なのに。」
イレネ
「お前な。お姫様はお姫様で大変なんだぞ」
イレネ
軽く笑う。
イレネ
「疵がねえってのは大事だ。顔にも身体にも、本当は心にも、ないほうがいい。
 『お姫様』以外のことは何も知らねえほうがな」
イレネ
「で。もうぜんぶ疵がある」
慢月
「それなら……」
慢月
「君は、どうなの?」
慢月
「自分のそれも、ない方がよかったと……思ってる?」
イレネ
「いや?」
イレネ
「言ったろ。あんまり困ったこともない」
イレネ
「痛いとか辛いとか。そういうのは、ま、あったりなかったりだけど」
イレネ
「死んだほうがいいとか、死にたいとか」
イレネ
「それはあんまり」
慢月
「それならさ」
慢月
「『本当は』なんて言わないで」
慢月
「最初からそういえばいいのに」
慢月
「うーん……」
慢月
「急に傷も、お洒落に見えてきたから」
慢月
「僕のお嫁さんにしてあげてもいいよ」
イレネ
「お前ちょっと懲りろよ」
心月
返す言葉もない
慢月
「えっ」
慢月
心底何で?という顔
イレネ
「まあいいけどよ……」
慢月
「いいの?」
イレネ
「お前。今何が良いって言われたと思ってんだ」
慢月
「えっ?」
慢月
「お嫁さんに……」
カズマ
「この人面白いですね」
慢月
「えっ??」
イレネ
「嫁は却下」
慢月
「なんで???」
イレネ
「それがわからねえうちはダメだろ」
心月
「すみません……」
慢月
「なんで????」
慢月
釈然としない顔で
慢月
ミケを見る
ミケ
微笑んでいる。
慢月
「僕の」
慢月
「僕の、満たされた生は保障してくれないの?」
ミケ
「『ミケ』はあなたの孤独ではない満たされた人生を保障しますが──」
ミケ
「『ミケ』にも『嫌』なことはあります」
ミケ
「バラバラにされることなどが相当します」
ミケ
「それから」
ミケ
「慢月さまには、心月さまがおられるので……」
ミケ
心月の方を見た。
心月
「…………」
心月
「ああ」
ミケ
「慢月さまも、心月さまのことを、親友で兄弟だと」
ミケ
「……『道具』ではなく」
慢月
「思ってるよ!」
ミケ
「心月さまに心があって」
ミケ
「『ミケ』はよかったと思っています」
心月
思ってるんだよな……これでも……
慢月
「…………そんなの」
慢月
「わかってるし」
慢月
「だって、心月……」
慢月
「何でも言う事聞いてくれるから……」
ミケ
「『嫌』なことは『嫌』と言うことをおすすめします」
心月
「そうします」
慢月
「えっ?」
慢月
「嫌な事とかあるの?」
心月
「たまに」
ミケ
「『NOと言えないあなたへ』などの書籍の購入はいかがですか?」
心月
「検討します」
ミケ
「オンライン書店でご購入……」
ミケ
「…………通信回線がつながらないのでした」
ミケ
「検討いただけて幸いです」
心月
「お気持ちだけうけとります」
ミケ
「ありがとうございます」
慢月
「むう」
ミケ
「はい」
ミケ
微笑んで、慢月の方を見た。
ミケ
「慢月さまには、孤独ではない満たされた人生が」
ミケ
「すでに保障されていると『ミケ』は思います」
慢月
「…………」
慢月
「…………そっか」
慢月
「そうかも」
ミケ
「はい」
GM
雨はもうしばらく止むことはない
心月
「…………よろしければ」
心月
「あと、数日とはなりますが。」
心月
「お世話、させてください。そのあとは……」
心月
「我々も、向かうところはありませんので」
心月
「まあ、暫くは。私が……」
心月
「なんとか」
カズマ
「……」
カズマ
「そのときになれば」
カズマ
「さきほどいただいたコインは、お返しいたします」
慢月
「えっ、ほんと?」
カズマ
「僕の分はね」
イレネ
「返してほしけりゃこっちの5枚もやるよ。
 コイン無しで放り出すならここで殺しても変わんねえ」
心月
「甘やかさなくてもいいんですよ?」
慢月
「えっ」
ミケ
「『ミケ』は皆様のご随意に」
イレネ
「心月。どっちにしたって苦労するのはお前だ」
カズマ
「それとも共に行きますか?」
心月
「えっ」
慢月
「えっ」
カズマ
だいたいの救世主は多勢に無勢ですし。
心月
「…………大変ですよ?」
心月
御守りが
カズマ
「善処しますといった手前」
カズマ
「それを証明せずにいるのが居心地悪いだけです」
心月
「…………どうしますか?」
慢月
「え?えー……」
慢月
「僕、そういう風に誘われるのって」
慢月
「初めてだから」
カズマ
そうだろうなあ
慢月
「いいの?」
ミケ
微笑んで話を聞いている。
イレネ
どっちにしても心月が苦労するだろうな……と思いながら見ています。
心月
「…………」
心月
「皆様が、よろしいのなら」
カズマ
ことあるごとに嫁にしてあげるっていうんだろうなあ
心月
言いそうですね
カズマ
「それではあらためて、よろしくお願いいたします」
心月
「…………」
ミケ
その辺りのことは『ミケ』の理解が及ばないので微笑んでいます。
心月
「ジンロン」
心月
「藍染の藍に静かな龍と書いて、藍 静龍 (ラン・ジンロン)と言います。」
慢月
「心月っていうのは、僕がつけたの」
慢月
「兄弟っぽいでしょ」
カズマ
「そうですね」
ミケ
「はい」
ミケ
「静龍さま」
イレネ
「ジンロンのほうが名前?」
心月
「ええ」
イレネ
「ん。覚えた」
ミケ
書き込み音がしている。
カズマ
カズマも手帳に書きました。
ミケ
「よろしくお願いいたします」
心月
「……ええ」
心月
「よろしくお願いします」
慢月
「うん」
カズマ
「……イレネさん、ミケさん、ありがとうございました」
カズマ
「僕の判断でしたら、殺してしまっていたと思いますので」
カズマ
「そうしなくてよかったな、と今は思います」
イレネ
「決めたのはミケ。礼はあいつにだけでいいよ」
ミケ
「お二人のご希望に添えてよかったです」
ミケ
「ありがとうございます。カズマさま、イレネさま」
ミケ
「『ミケ』は皆様のために働きますので、何でもお申し付けくださいませ」
GM
*雨が降り続いている
GM
しかし、それもあと僅かな間だけ。
GM
数日もすれば、最後に、一際大きな悲鳴と共に。
GM
ぴたりと雨は止むだろう。
心月
屍は灰へ、灰は土へ。
心月
地下の棺はひとつずつ。
心月
屋敷の外に葬られ。
慢月
その日を前に、あれやそれや。
慢月
持ち出せるものはひとまとめ。
ミケ
お手伝いいたします。
GM
日が昇りおちて、またのぼり。
GM
ぽたりぽたりと、最後の雫が落ちたあと。
GM
雨はやみ、空には虹が……
GM
GM
振り返れば、屋敷は跡形もなく。
慢月
「あーあ……」
心月
「まあ、運び出せるものは運び出しましたし」
カズマ
「それでは、こちらを」
カズマ
コインを渡……5渡すと一人だけ多くなりすぎるな……。
カズマ
5枚渡します。
イレネ
「カズマ。お前ちょっと多めに持っとけ」
イレネ
「コイン10枚であれ続けてると死ぬぞ」
心月
「私も」
カズマ
「えっそうですか?」
ミケ
腹部からコインを5枚取り出しています。
カズマ
生きますけど……。
心月
「本来は盾になる方が、得意でして……」
心月
「半分こしましょうね」
イレネ
「だろうな。お前らで割れ」
カズマ
「……わかりました」
ミケ
きょろきょろ見回していったんカズマさまに渡しました。
カズマ
「まあ金勘定はイレネさんの方が上手ですからね」
慢月
「僕は痛いのやだからね」
カズマ
「素直に従いましょう」
イレネ
適当に配分しつつ。
慢月
コインを10枚受け取ります
慢月
「やった~」
カズマ
コインを受け取り、しまう。
慢月
「この袋可愛いでしょ。都で……」
心月
「あとでな」
カズマ
「まずは街道まで歩きましょう。商人に拾ってもらえれば楽できるかもしれません。歩きでも、夜には街につけるかと……」
ミケ
「はい」
心月
「ええ」
慢月
「商人?馬車探せばいいの?」
カズマ
「ええ。あんまり小さいのはだめですけどね、この大所帯だし……」
イレネ
「5人だからな……」
慢月
「じゃ、僕ちょっと見てくる」
心月
「あ」
イレネ
「馬鹿」
慢月
言うなり、背に翅をはやして飛んでいく、
心月
「…………すみません」
カズマ
「……飛べるんでしたね」
ミケ
見上げている。
イレネ
「……苦労するな、これは……」
ミケ
現在の慢月の高度と、上空の風速を読み上げている。
心月
「まあ……あの……」
心月
「嘘がつける男では、ないので……その……」
心月
「おおめに……」
カズマ
「面白いからいいんじゃないですか」
イレネ
「いいか、ジンロン。適切な嘘がつけない馬鹿はよりたちが悪い」
心月
「はい……」
ミケ
「南南東の風です」
カズマ
僕のことか……?
イレネ
「これもそう」
イレネ
「お前もちょっと考えろ」
カズマ
「善処します」
カズマ
コインが増えたら才覚が増えます。
GM
堕落の国の暗い空に、虹。
GM
大荷物を抱えた大所帯の。
GM
騒がしい旅。
GM
キラキラと輝く月の鱗粉が、その道筋を照らしていた。
GM
Dead or AliCe 『耳鳴り峠の吸血鬼』
GM
おしまい